選挙の効果

総選挙の意味

誰でもいい殺人  バリケイト伊東

2019-02-26 08:41:11 | 社会
  まただ、渋谷区で誰でもいい殺人が起きた。40代の若い男性施設長が殺された。犯人、言わく誰でも殺したかったそうだ。最近、良く起きる動機不明の殺人だ。しかし、今回は少し事情が違う。事件が起きた児童保護施設に、犯人の若い男が入所してた事があるのだ。誰でもいいと言いながら、この施設と何らかのトラブルがあったのかもしれない。新幹線内での誰でもいい殺人であり、秋葉原での無差別殺人であり、荒川沖での無差別殺人であり、最近の日本では誰でもいい殺人が多発している。人を殺すには理由があるだろう。恨みだ、金を奪うとか、そんな簡単に人を殺せないと思うのだが。心を病む若者が多すぎる。バイトテロに見る幼稚でチャラい若者たちは、殺人すらゲーム感覚で行うのかもしれない。殺される方はたまったもんではない。殺された人間の家族の悲しみを、犯人は考えた事があるのだろうか。一時の感情に支配された行為がどれだけ残された家族を傷つけ、犯人家族も社会から冷たい態度を取られるのか、考えた事があるのか。心の中のモヤモヤ感やイライラ感を他人に向けて爆発させるのは、賢くない。愚かだ。もう少し、健全な解消法があるだろう。犯人達も、今の日本の社会的病理に犯されてるのだ。多くの日本人は心が病んでる。病んでる自覚はない。わけわからず、無意識に犯罪的な事をやってしまう。町をうろつく若者達は、上着のポケットにスマホとナイフを持ってる。すべての若者がナイフを所持してるわけではないが、若者の心は、ナイフのように人を傷つけやすさと、若者自身も心を傷つけられやすいのだ。若者よ、人を簡単に殺すな!自分の家族がたいした理由もなく殺されたら、いい気持ちはしないだろう。明日はあなたが被害者になるかもしれない。いや、あなたが加害者になる可能性すらある。そのぐらい日本人の心の闇は深い。