選挙の効果

総選挙の意味

次の30年  バリケイト伊東

2019-01-05 08:23:05 | 政治
  いよいよ天皇の退位で、今年の4月に平成が終わる。新しい時代を迎えるという割には、わくわく感がない。扉を開けたら、希望に満ちた新世界が、待ち受けてるようなわくわく感がない。多くの日本人の心は平成や昭和に依存している。新しい時代に明るい展望を抱けないのだ。漠然とした不安が日本人の心を支配している。それでも、日本すごいのゆがんだ自画自賛ナショナリズムが横行している。日本人のあせりが浮きでている。中国の、のぼり龍ような勢いは日本にはない。過去にはあったが。社会全体の活力を失い、縮小、衰退の負の連鎖に入り始めてる。このまま行けば、これからの30年で日本は、国家消滅の危機を迎えるのではないか。ばかな事を言うなと怒られそうだが、さまざまな証拠が日本の未来の危機を暗示している。日本の人口減少、少子化、高齢化は深刻なレベルだ。人口総数は、今、約1億2千5百万人だ。当分1億人を維持するだろう。しかし、人口構成が問題だ。今、90歳以上の人間が200万人、これからさらに超高齢者が増える予想だ。2050年には100歳以上が50万人の予想がある。子供は年々少なくなってる。去年は約91万人は生まれた。後、5年もすれば50万人の時代が来る。今も労働力不足、今後さらに深刻な労働力不足になるのは、間違いない。生まれて20年ぐらいして、多くの人間は働き始める。今から30年後の2050年には、日本人労働者は、極端に少なくなる。外国人労働者が労働力の主流になる。その外国人労働者も日本に来てくれるのかもわからない。中国や新興国の賃金上昇によって日本には来なくなるのではないか。ITだ、ロボット化だといったところで、多くの分野で人間が手を動かし、頭を動かすのだ。働く人がいない社会は、衰退してゆくしかない。労働者が消費の担い手でもあるのだ。消費もしぼむ。消費がしぼめば、生産もしぼむのだ。日本は30年以内に確実に総生産10位内にも入らないであろう。今は中国に次いで3位だが、2050年頃には、過去の勢いのあった頃の数字になつかしさを覚える時代になるだろう。加えて、日本の若者の頼りなさだ。若者が新しい時代を作ってゆくのに、日本の若者は、幼稚でチャラくて保守的だ。若者の50%が安部を支持しているとは、日本的現象なのだ。世界では、若者は権力に逆らい、かみつくのが普通なのだ。日本でも50年前は、激しいデモや、暴動が起きていた。今、日本では激しい政権批判デモなんて起きない。政治暴動は健全な免疫反応なのだ。免疫反応が起きない国、社会は腐ってゆくだけだ。次に自然災害が落ち目の日本に襲いかかるだろう。日本にとって自然災害は、コンビニでジュースを買うぐらい普通の事なのだ。自然災害のない年などないのだ。あまりにも普通ゆえに、その破壊力を軽く考えてしまうようだ。30年以内に南海トラフ地震が起きたら、日本は起き上れるのか。32万人が死ぬと予想されてる。2011年に起きた東日本大地震どころではない。復興を担う若者達が知恵も意欲もなければ、体力もないでは、日本は復興できない。太平洋側の膨大な土地に、膨大ながれきと人間の死体が積み上がり、日本は歴史の闇に消えてゆく運命なのかもしれない。私はかなり楽観的な人間だが、日本の近未来を考えると、うつになる。国力とは人間力なのだ。安部政権が今やっている武器で重武装したところで、国力の衰退を防げない。今の日本人は骨なしの軟体動物だ。クラゲでは国の衰退を防げない。時間は止まる事はない。今は過去からのつながりであり、今は未来につながってるのだ。今を直さないと、今を正さないと、明るい未来は開けない。日本人よ!しっかりしてください。危機はすぐそこにあるのだ。