選挙の効果

総選挙の意味

手柄は誰に  バリケイト伊東

2018-06-17 08:14:54 | 政治
   トランプとキムの会談は成功した。お互いに大幅に譲歩した。世界はひと安心だ。戦争は回避されたようだ。米韓合同軍事訓練は中止になるようだ。挑発するような事はするべきでない。次は安部とキムの会談が行われるかもしれない。拉致被害者の帰国に向けての協議をしたいのだ。今までも、何度も申し込んできたが、断れ続けてる。日本のマスコミは楽観的に9月頃、行われるような事をいってるが、わからない。そんなに甘くはない。状況ががらりと変わってしまったのだ。安部の圧力一辺倒の戦力は、今やなんの価値、意味もない。トランプの後を金魚のふんのように後追いして、圧力強化を言い続けてきた安部の態度は、キムにとって許しがたく映ってるであろう。さらに、戦前のファシズム体制を復活させたいと思ってるような安部を、キムは受け入れないであろう。トランプ、文、習近平、プーチン達の活躍に比べると、安部だけがかやの外だ。安部は日朝会談を成功させて、拉致被害者を帰国させたいのであろう。自らピッヨにンヤンに乗り込んで拉致被害者を帰国させれば、英雄になれる。支持率低下も一気に上昇に転じる事が出来る。手柄をひとり占めできる。仮に安部の思い通りになっても、日本側はかなりのお金を払わさられるであろう。一兆ぐらいか。ただでは返してくれない。それに加えて、敵視してきた事への反省と謝罪を求められるであろう。安部は応じるであろうか。今、安部がやらなければならない事は、キムとの友好のパイプを作る事だ。トランプやプーチンとの個人的なパイプは強いが、キムとの関係はまったくなしだ。国交回復と友好のためには、日本側から積極的にお友達になりたいメッセージを送る事だ。具体的には経済制裁を解除する事、人的交流を進める事、船、飛行機の寄港を認める事、安部以外の政治家が訪問するのもいい。安部はキムに嫌われてるから。野党の枝野代表とか、志位委員長とかが訪問、会談したらおもしろい。もし、拉致被害者の帰国への道筋をつけられたら、野党側にとっても支持率をあげられる。手柄をあげられる。しかし、手柄なんて誰でもいいのだ。北朝鮮で一日でも早く日本帰りたいと、思ってる拉致被害者を帰国させなければいけない。与党も野党も協力しなければならない。キムも本音は、日本との国交回復と友好を求めてるはずだ。貧しい国を豊かにしたいという思いは強いであろう。日本側からの投資と資金と技術力を求めてる。私の考え方は楽観的かもしれないが、試す価値はある。仮に投資した金がどぶに捨てるようになったとしても、拉致被害者だけは帰国させなければならない。政治の目的は富を増やすだけではない。人間に安心と幸福を与える事だ。緊張緩和と友好の流れの中から拉致被害者の帰国は実現する。早く実現させないと時間がない。日本で待ってる親族は高齢になってる。すでに亡くなってる家族もいるのだ。もたもたしてられないのだ。あのテレビタレントの言葉が思い起こされる。今でしょう、今しかない。日本の政治家、頑張ってください。