選挙の効果

総選挙の意味

植松の本   バリケイト伊東

2018-06-22 07:55:30 | 社会
  津久井やまゆり苑で19人を殺した植松が本を出版するそうだ。謝罪と懺悔の本なら許されるだろうが、今もって障がい者は生きるに値しない、社会から抹殺したほうがいいなんていうナチスの優生思想に影響を受けたような事を書くようだ。本が出版されれば、植松の考え方に同調する連中を勢いづけ、自信を与えてしまうだろう。おぞましい殺人を正当化してしまう。こんな本は出版すべきでない。出版不況の中で、売れる本がないから、出版社も出版を企画したのだろう。悪魔に魂を売るような事はすべきでない。出版差し止めの訴訟は、表現の自由が保障されてる日本では難しいであろう。良識のある人間はこんな本を買わない事だ。売る自由もあれば、買わない自由もある。全国の本屋もこんな本を陳列しない事だ。図書館も購入しない事だ。全国的な不買運動を展開すれば、おぞましい思想の拡がりを防ぐ事ができる。最近の日本の閉塞と虚構の中で、差別と排除の論理を進める連中が勢いを増してる。朝鮮民族に対してのヘイトスピーチや、障がい者に対しての差別、直接的な暴力が横行している。盲導犬のしっぽを踏みつけたり、車椅子使用者の入店拒否等、障がい者は社会から不当な差別を受けてる。明日は我が身なのだ。誰だって障がい者になる可能性があるのだ。障がい者になって不当な差別や、人間としての尊厳を著しく侵害される行為を受けたら、誰だっておもしろくないだろう。重度障がい者も人間なのだ。まったく寝たきりでも心臓は動き、呼吸をし、心は感じてるのだ。葉が紅葉すれば、秋を感じ、桜が咲けば。春を感じるのだ。社会的弱者の人権は守らなければならない。戦後、日本国憲法で基本的人権の尊重を掲げたが、日本の人権状況はさほど進歩してない。たくさんの人権侵害が横行している。障がい者ばかりでなく、職場でのパワハラ、セクハラ、学校でのいじめ、児童虐待、強制不妊、LGBTへの差別、、ハンセン病、女性に対しての性暴力、ブラック労働、小児性愛、誰でもいい殺人、ヘイトスピーチ、外国人労働者に対しての暴力的な扱い等、きりがない。山ほどの人権侵害なのだ。人権は民主主義の基本的理念なのだ。人権を守らない国家は、民主主義を破壊してしまう。人間が生活していく上での安心や幸福が侵害されるという事だ。あなたやあなたの家族、友人が障がい者になって、植松みたいな人間に殺されたらどんな気持ちを味わうか。地獄の気持ちになるであろう。障がい者の人権は最大限守らなければならないのだ。植松の書いた本は買わない事だ。興味本位で読んで、感化されるかもしれない。私は死刑廃止論者だが、植松だけは例外だ。早く裁判をして死刑判決を受けるべきだ。植松は天国に行けず、地獄に落ちて永遠に苦しむであろう。