選挙の効果

総選挙の意味

もやもや   バリケイト伊東

2018-06-15 09:13:53 | 社会
  東京は曇り空、日本人の心を象徴してるような空だ。最近の日本には快晴な話はない。いつも日本人の心の中はイライラ、もやもやしている。テレビのバラエティー番組とディズニーランドだけは盛り上がってる。私に言わせれば、あんなの虚構の演出なのだ。日本人は虚構の演出に踊らされてる。日本社会は女性の感性で動いてる。相対的に男が草食化してダメだ。最近はさらに進んで去勢されてる。牙も爪も角もないような男が多い。テレビ番組の視聴者は90%ぐらい女だ。女が好むような番組が作られるのだ。ディズニーランドも女性と子供の感性に合うように作られてる。今の時代にあってるのだ。元々、大衆心理は女性的なのだ。社会からエンターテメントがなくなる事はない。いつの時代でも芸能、遊びビジネスは絶える事はない。人間は遊ぶ動物なのだ。人間は長くコメ一粒、水一滴、くぎ一本、糸一本の生産に人生の多くを費やさなければならなかった。しかし、産業革命以後、効率的な大量生産のおかげで、時間のゆとりができた。そこで、芸能や遊びビジネスが盛んになるようになった。今や芸能や遊びビジネスが生産の主流になってきたように見えるが、派手な演出でそう見えるだけだ。地味だが、人間はコメ一粒、水一滴、くぎ一本、糸一本の生産から逃れる事はない。こちらが王道なのだ。歌、踊りなんてなくても、人間は生きて行ける。しかし、食いものや水なしには生きていけない。国民の全員が芸能人になったらどうなるのだ。毎日、歌って、踊って、騒いで、楽しければいいのかもしれないが、食べ物を作る人間がいなければ餓えてしまう。医者がいなければ、病人を治療できない。電気がなければ生活が成り立たない。物を運んでくれる人がいなければ、生活が成り立たない。警官がいなければ、犯罪を防げない。消防士がいなければ、火事を消せない。家を建ててくれる人がいなければ、ホームレス生活だ。芸能や遊びビジネスを馬鹿にしてるのではない。今の日本人はイライラするこそ、もやもやするからこそ、芸能や遊びビジネスに依存してしまうのだ。芸能や遊びビジネスが主役ではない。地味なコメ一粒などの生産活動が主役なのだ。そこを忘れはいけない。最近の日本人はそこを忘れて、芸能、遊びビジネスに熱狂してるようだ。仕事をずる休みして、アイドルのコンサートに行ったり、仕事中にスマホでゲームに熱中したりするような人間がいるのだ。こんな人間ばかりになってしまったら、社会が成り立たない。社会の中で生きてる以上、社会での自分の役割を考えたほうがいい。特別に国家や社会に貢献しようなどと、国家主義的な哲学を強要する気はない。どのように生きようと自由なのだ。しかし、社会の中での地味な生産活動でも、少しは社会に役に立ってるという自覚は、本人の生きる喜びであろう。いくら地味な生産活動と言えども、ブラック企業、労働などの不条理な扱いに耐えろなどと言う気はない。正さなければいけない。日本は、今病んでる。芸能や遊びビジネスは日本人の病んだ心を癒してくれてる。その意味で芸能や遊びビジネスは社会に貢献している。