川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

昭和と平成の違い  -桐蔭学園を例に-

2009年04月11日 | 野球
我が母校桐蔭学園では,毎朝8時半と,たしか夕方5時半,毎日国旗掲揚をしていた。広い学園の中に何本か国旗掲揚塔があって,上記定時になると国歌君が代のテープが流れ,全校生徒が,最寄の国旗掲揚塔に向かって直立不動の姿勢を取る。

この際に歩いたり喋ったりしているのが先生に見つかると,生徒手帳を取られて叱られる。部活でランニング中であっても停まる。トイレの個室でしゃがんでいた生徒がどうしていたかは知らない(息と屁をひそめていたに違いない)。

これはたしか僕が中一までだから,昭和63年3月までやっていた。だから,僕より年上の桐蔭の生徒はみんな国歌を聴いて国旗を拝んでいた。西川史子センセイ,デーモン小暮,やくみつる,織田裕二…

しかしなぜか僕が中2になったら廃止(昭和63年4月)。その後すぐに昭和天皇崩御(昭和64年1月)。

こう考えると,国旗掲揚はほとんど昭和と一致する。平成になってから毎日の国旗掲揚はやっていない。

これは日本社会の何かを示唆する。どういう経緯で国旗掲揚を廃止したのか知りませんが,やはり時代の風潮だろう。父母のクレーム? 

なぜ廃止したのか。不合理な制度だったから? そうだとしたら,建学以来やってると思うんだけど,四半世紀も「不合理な」制度を続けていたことを認めることになる。

平成の御世は,「媚びる」ことが一般となったという特徴を持つのかもしれない。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 土朝というか夜中 | トップ | GNH > GNP »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

野球」カテゴリの最新記事