川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

たましい と だまし

2023年03月14日 | 言葉
魂はいい。「たましい」はいい。

大和魂はいけない。「〜だましい」はいけない。

だまし

の要素が入るから。

これが、『チッソは私であった』の緒方正人さんの、日本語感覚。言葉の感覚。和の感覚。

理屈じゃないけど、濁点が入ると、濁る。作為が入る。言葉の美しさ、概念の美しさが失われる。



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似たようなことを、先日亡くなった、イトーヨーカドーの、伊藤雅敏さんがおっしゃる。

今朝の日経新聞。


ひらがなで話す人は知恵の人。
漢字で話すな。
カタカナで話すな。
難しい言葉で話すな。

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似たようなことを、私も先日のインテグリティ研究会で思いついた。

不正防止やカルチャー醸成などの文脈で、「違和感を共有する工夫」が話題になった。どうやったら、違和感をきちんとシェアできるようになるんでしょうか。

私は答えた。

「違和感」ではなく、「引っかかり」っていう言葉を使ってはどうでしょう。

日頃の生活、仕事の中で、いざspeak upすべきかの規範に直面するときに、我々は「違和感」って感じをイメージしない。

「ひっかかり」というひらがなとか、「モヤモヤ」っていうオノマトペをイメージする。

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ひらがなを使おう。漢字やカタカナではなく。


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