魂はいい。「たましい」はいい。
大和魂はいけない。「〜だましい」はいけない。
だまし
の要素が入るから。
これが、『チッソは私であった』の緒方正人さんの、日本語感覚。言葉の感覚。和の感覚。
理屈じゃないけど、濁点が入ると、濁る。作為が入る。言葉の美しさ、概念の美しさが失われる。
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似たようなことを、先日亡くなった、イトーヨーカドーの、伊藤雅敏さんがおっしゃる。
今朝の日経新聞。
ひらがなで話す人は知恵の人。
漢字で話すな。
カタカナで話すな。
難しい言葉で話すな。
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似たようなことを、私も先日のインテグリティ研究会で思いついた。
不正防止やカルチャー醸成などの文脈で、「違和感を共有する工夫」が話題になった。どうやったら、違和感をきちんとシェアできるようになるんでしょうか。
私は答えた。
「違和感」ではなく、「引っかかり」っていう言葉を使ってはどうでしょう。
日頃の生活、仕事の中で、いざspeak upすべきかの規範に直面するときに、我々は「違和感」って感じをイメージしない。
「ひっかかり」というひらがなとか、「モヤモヤ」っていうオノマトペをイメージする。
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ひらがなを使おう。漢字やカタカナではなく。