川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

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後法は前法に勝る 2  

2024年10月10日 | 法律・海外法務
先日、「後法は前法に勝る」って論考を書きました。こちら

その続編です。

家庭連合に対する、献金裁判。要するに、「信仰辞めた金返せ」訴訟です。

信仰辞めたからって、献金を返せというのはそもそも無理筋ですが、霊感弁連さんは、これを、「正体隠し」とかのロジックを使って、30年間、ねじ込んできて、いくつかの勝訴判決を得てました。


しかし。

最近は、むしろ、家庭連合が、押し返して、勝ち越している。

これも、「後法は前法に勝る」流れといえます。

つまり、昔、反統一教会の運動が激しかったころに、霊感弁連さんは家庭連合を相手に勝訴したことがあった。

しかし、時が経って、冷静になってみれば、

「ん? 正体隠し? 何が悪いん? 最初に正体を明かさなくても、いざ入信するときにはみんな家庭連合だって分かっているよね」

的に、裁判所も、霊感弁連を負けさせて、家庭連合を勝利させている判決が増えています。

データ的には、家庭連合は、令和になってからは:
  1. 4勝2敗
  2. 直近3つは3連勝中
のようです。相手は全て霊感弁連です。

◆ 家庭連合の勝訴判決(全て地裁)
 
令和6(2024)年3月7日
 令和5(2023)年5月10日 
 令和3(2021)年5月16日
 令和3(2021)年3月1日


◆ 家庭連合の敗訴判決(全て地裁)
 令和3(2021)年3月26日
 令和2(2020)年2月28日

ちなみに、これらみんな、最近の献金ではなく、10年とか20年前の平成時代の献金を、令和になって争っています。

取り急ぎ!
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