美辞麗句が会社を滅ぼす。
今日ひらめいた。
いや、美辞麗句が日本を滅ぼす。
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なぜか。
まず、美辞麗句について。
最近、気づく。年寄りは話が長い。
なぜか。
美辞麗句を覚えるから。この場ではこういう言葉を使って、話を取り繕っておけばいい、的な言葉を覚えるから。周りを何年も見てきて。
二度と会わないであろう人を前に「今回出会った、このご縁を活かして…」って「心にもない」言葉を言う。美辞麗句をのたまう。
他に、「下の人が自分の話を聴いてくれるだろう(聴くべきだ)」という傲慢さも、年寄の話が長い理由の一つ。
その美辞麗句、本音と建前の乖離、が、若者に伝播している。だから若者は「演技が上手い」。
1 on 1で上司に「はい、頑張ります☆」って言った1週間後に、シレッと退職する。
若者が演技上手になったのも、演技する大人の背中を見てきたから。美辞麗句を言ってその場のお茶を濁してきた大人からパクってきたから。
だから若者の体たらくは、大人のせい。
美辞麗句って、偽善ですよね。偽善の反対語はインテグリティです。
我田引水かもですが、インテグリティのなさが、今の諸方面の日本の体たらくの原因です。
美辞麗句を言わず、「借り物の言葉」で語るのはやめよう。
自分の言葉で、自分で考えて、喋りましょう。
そうやって自分で「考え」て、自分で「言語化」するには、相当のエネルギーを要する。
みんなそのエネルギー消耗から「逃げて」いるんですね。逃げない、のもインテグリティの重要な要素。
逃げずに、自分の言葉を。