ロールモデルはいますか。
ロールモデルってのは、私の中では、「尊敬する人」とはちょっと違う。業界の大先輩みたいな人。
会ったことがあってもなくてもいいが、例えば織田信長とか、遠すぎる人ではなく。
ロールモデルの直訳は「役割の模範」。まあ要するに、自分が置かれた境遇において、模範となる人物。
歴史上の人物が「尊敬する人物」で、自分と同じ業界の先輩/大先輩が「ロールモデル」と私は区別している。
このロールモデルを持つことは、尊敬する人物を持つのと同じくらい、大事だと思う。
キャリア形成に迷ったとき。大きな岐路に立ったとき。自分だけでは決めかねているとき。
「あの人ならどうするかな」と想像してみて、それで自分の行く道を決める。
私の場合は、あのガンディがロールモデルです。特に、家庭連合案件を引き受けたときは。
弁護士のガンディが、政府から家庭連合が虐められている状況で、「家庭連合が評判悪いから」って理由で受任を断るかな、と想像した。
アフリカで、弁護士として、そして後にインドで、身を賭して、実際何度も(調べると6度も)牢屋にぶち込まれて、差別と戦ったガンディが、「自分の評判が落ちて売上も減るから」って理由で受任を断るかな、と想像した。
否、だった。
だから引き受けた。
私が家庭連合案件を引き受けたのは、だからガンディのせいです。
なお、9年前に私が独立して中山国際法律事務所を設立したときも、ロゴに、ガンディの
You must be the change that you wish to see in the world
世界を変えたければ、まず自分が変われ
から取った Be the change を入れた。
法律事務所のロゴにこういう強いメッセージ性がある事務所は、日本で、いや世界で、私の事務所だけだと思う。
こういうロゴを入れたときから、9年後に家庭連合案件を引き受けることが、ある意味運命づけられていたとも言える。結果論ですが。
受任当初は家庭連合のことは何も知りませんでしたが、今は、戦前や戦後の軍部・共産主義跋扈になびいてしまった弱い日本国民と、家庭連合バッシングに明け暮れる日本国民は、変わっていないな、だから変えなきゃいけないな、と勝手に使命感を感じている。
数十年単位の、長い道のりだ。
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みなさまも、ロールモデルをお持ちになることをオススメします。
「だれをロールモデルとするか」は、その人の「軸」というか、本質というか、アイデンティティですね。