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川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

侮辱に対する対処法

2025年07月26日 | 人間心理・心理学
侮辱されたときの、対処法。

無視するに限る。

なぜか。

侮辱する人は、下人。人間ができていない。嫉妬している。品がない。

人間が出てきている君子は、嫉妬せず、品があるから、批判しても侮辱しない。

下人つまりレベルの低い人とは同じ土俵に立たない。
侮辱から引き下がるのではなく、「引き上がる」。

砂かぶりに降りるのではなく、観客席に上がる。
上から目線で侮辱する輩は軽蔑すればよかろう。

人間は軽蔑されたと感じたとき最も怒る。
だから自信のある者は決して怒らない。

三木清

侮辱する人は軽蔑して相手にしないのがよかろう。
リア充は嫉妬しないから侮辱しない。

すべての侮辱は嫉妬から始まる。

「ハンロンの剃刀」も、侮辱を受け流すのにいい。

Never attribute to malice that which is adequately explained by stupidity.
愚かさで十分に説明できることを悪意のせいにしてはいけない。

陳勝の

燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや

を心で詠っておくのもいいだろう。

侮辱する人を相手にしてしまっては、自分の品が下がる

そういう矜持というか昂然とした自負を持っておけばいい。

と私は思っています。

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天定まりて人に勝つ

2025年07月26日 | 古典・漢籍
人衆き者は天に勝つ、天定まりてまたよく人を破る。
(人が一時的に天に勝っても、いずれ天が人に勝つ)

という史記の一節を、新渡戸稲造『自警録』で引用しているらしい。

と、桶谷秀昭か、新保祐司あたりが書いていた(一週間前に見つけたけど、一週間に10冊くらいいろいろ読んでいるので覚えていない)。

自宅蔵書から『自警録』を探すのに数日かかって(探し忘れたりして)、「あれ自警録から何を探すんだっけ」って思い出すのに時間かかって(自分のXでつぶやいていた)、いざこの史記の言葉を自警録で紐解いても見つからない、、、

ChatGPTによれば第8章にあるそうだけど、似た言葉はあるけど史記の言葉ではない。

佐藤一斎の言志耋録157条でこの史記の「天定まりて人に勝つ」をしっかり説明している。

罪無くして愆(あやまち・とが)を得る者は非常の人なり。
身、一時に屈して名は後世に伸ぶ。

罪有りて愆を免るる者は奸佞の人なり。
志を一時に得て、名は後世に辱められる。

古に謂う天定まりて人に勝つとは是れなり

史記でも佐藤一斎も新渡戸稲造も触れている、「天定まりて人に勝つ」。

さらに好きになりました。


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カール・バルト → 波多野精一 の縦・垂直

2025年07月26日 | 宗教
執行草舟さんが、人間と神との関係を「タテ」という。

執行草舟さんオリジナルではなくて、カール・バルト(20世紀最高の神学者とも)が「垂直」って使って、日本ではそれを波多野精一が広めたらしいね。

それを今は新保祐司さんが継いでいる。

取り急ぎ備忘のため。以下の本から。


 
 ※ 家庭連合さんの教義でも似た意味で「縦的」と言いますが、これがカール・バルト由来かは確認中、、
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コンプライアンスの大衆化

2025年07月26日 | 経営・インテグリティ
コンプライアンスは、30年前、経済原理として発達した。
企業が「どうするべきか」の論理だった。

ここ15年くらい、人権とかDEIとか、コンプラが「文化」化してきた。
だから「どうあるべきか」が重要になってきた。

さらに、ここ15年のSNSの発達で、コンプライアンスは「大衆」化している。
だから「どう見られるか」が重要。

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4種類の職場 -スゴい-キツい-ユルい-イタい

2025年07月26日 | 経営・インテグリティ
職場には4種類あります。

1️⃣スゴい職場(心理的安全性◯知的誠実性◯)
2️⃣ユルい職場(心理的安全性◯知的誠実性✕)
3️⃣キツい職場(心理的安全性✕知的誠実性◯)
4️⃣イタい職場(心理的安全性✕知的誠実性✕)

心理的安全性のみならず、知的誠実性も充実させて、スゴい職場にしましょう!
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天定まりて人を破る

2025年07月26日 | 古典・漢籍
人衆き者は天に勝つ、天定まりてまたよく人を破る。

(史記)

人が一時的に天に勝っても、いずれ天が人に勝つ。

ーーーーーー 

新渡戸稲造が自警録でも引用していたそうです。

論語の名解釈をした宮崎市定が好きだった文句。

Mills of God grind slowly.
神の石臼はゆっくり回る。

元の文は

The mills of God grind slowly, but they grind exceedingly fine
神の臼はゆっくり挽くが、非常に細かく挽く

エンペイリコス(2世紀ギリシャ哲学者)
 …19世紀のワズワース・ロングフェローが有名にした

日本語では「禍福は糾える縄の如し」「天は見ている」に近い。天を信じる、神を信じるということは、この語を信じるということ。

天を信じて我々はやるべきことをやるのみ。

 
 
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上から目線は飽きられる

2025年07月26日 | 人物
上から振らない雨はない。
上から目線ではないエイト発言もない。

批評とは上から目線のご託宣ではなく、新たな視点を問題提起するもの。

適度な知的指摘を与えつつ、読み手との対話姿勢を崩さないのが批評の妙。
対話姿勢には1%の自責と自虐が必要。

読み手のプライドに配慮しない上から目線ばかりだと、いずれ飽きられる。

自戒を込めて。

____________

鈴木エイト氏は上から目線の「いじる」ことしかしてこなかったので、上記のような本来の「批評」をすることはできていない。

これから彼が成長することを期待します。私も他山の石として学ばせていただいています。
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