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骸骨の「考える人」が意味するもの!

2009年03月23日 | Weblog
■考えて行動することの大切さ!
 昨22日の日経新聞に、王国輝作・ブロンズ彫刻「考える人」の広告が出ていましたが、なんとこの「考える人」は骸骨なのです。作品の写真は日経新聞広告を見ていただきたいと思いますが、不気味でなかなか面白い彫刻です。
 「考える人」といえばロダンの代表作で、上野の国立西洋美術館にもある有名な彫刻。その「考える人」のパロディが、骸骨版「考える人」。広告文には「ロダンの考える人に想を得た、シニカルな現代美術作品」と紹介されていました。
 広告文にはまた、「本家ロダンの作品がパリで考え続けてすでに120年。その間、世界中で戦争は絶えず、環境破壊や貧困は増大する一方。ただ考えるだけではなく、次の行動に移らなければ、人類滅亡は免れないではーー。骨だけになっても考え続ける骸骨は、そんな警告を投げかけています」とも書いていました。
 確かに考えているだけでは、戦争も環境破壊も貧困も無くすことはできません。考える人から行動する人への呼びかけならば、この骸骨版「考える人」はたしかに「メッセージ・アート」でしょう。
 但し、熟慮もなしに行動したら単なる無定見、無責任。熟慮断行こそが求められます。私も考え、行動する一人として、先ずは定額給付金を社会的貢献活動に取り組んでいる団体へ寄付することにしましょう。また、某歴史館でのボランティアで、福沢諭吉や賀川豊彦のメッセージを、再発信していきたいと思います。
                                                       以上