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小沢一郎民主党代表の「第七艦隊で十分」発言!

2009年03月03日 | Weblog
■「駐留なき安保」論を思い出す!
民主党の小沢一郎代表が日本の安全保障政策を巡り、「米国の極東におけるプレゼンス(存在)は第七艦隊で十分」と発言したことが、内外で波紋を呼んでいます。自民党はさっそく批判していますし、民主党の中も複雑なようです。
 発言の詳細が解りませんし、安全保障問題のシロウトが発言すべきことではないかも知れませんが、かつて民社党(民主党ではありません)という政党が主張していた「駐留なき安保」論を思い出しました。
 日本の安全保障に不可欠な軍事力は、海軍力だけで維持されている訳ではありません。空軍、陸軍との統合運用によるベストマッチングが必要との判断は、軍事のシロウトでも解ります。それ故、「第七艦隊で十分」との小沢発言は、やや無理があるように思います。
 しかし、第二次世界大戦以降、米軍に占領され続け、その延長で現在の米軍基地が存在していること、特に沖縄が過大な負担を強いられていることに思いを馳せるならば、国民の負担が少ない「駐留なき安保」論は一つの選択肢。
 「駐留なき安保」論の現代版が「第七艦隊で十分」発言とするならば、小沢発言は検討の余地があると思います。もちろんこの場合、日本はそれなりの空軍、陸軍を持つ必要があるでしょうし、米国が有事の時、具体的に支援する覚悟を持つ必要があるでしょう。
                                   以上