NPI(非営利投資)とNPO支援の品川投資倶楽部

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労働組合の旗が赤(友愛)から青(自由)へ!

2009年03月09日 | Weblog
■連合、7日に春闘総決起集会!
 2~4月は労働組合、労働者にとって春季生活闘争の時期。労働組合のナショナル・センターである連合(高木剛会長)は7日、東京・新宿の明治公園に1万5千人を集め「2009年春闘・総決起集会」を開催しました。
 現在は経済危機、赤字企業が大幅に増加していますので、今年の労使交渉、労働組合の春季生活闘争は大変でしょう。賃上げどころか賃下げ、正社員のリストラまでが視野に入っており、労働者・労働組合の苦難の日々は続きそうです。
 ところで労働組合の旗、最近は赤い旗が少なくなっているようです。7日の連合の集会でも目立ったのは青い旗でした。労働組合の旗は赤く、それは「革命の血の色を表している」との俗説もありますが疑問。キリスト教を出発点に持ち、労使の協議・協力を重視してきた日本の労働組合が、旗の色に「革命」の「赤」を採用したとは考えられません。
 考えられるのはフランスの三色旗(青・白・赤)からの連想。フランス革命の基本理念は「自由、平等、友愛」で、青が自由を、白が平等を、赤が友愛を象徴しています。そして友愛はキリスト教世界のシンボル的な言葉。それ故、キリスト教人道主義を基本理念としてきた日本の労働組合は「友愛、協同、連帯」を掲げ、旗の色に「赤」を採用したと思われます。
 しかし、最近の労働組合の旗は青が主流。旗の色が赤(友愛)から青(自由)に代わったのは労働組合の価値観の変容を示していますが、本当に青(自由)でよいのでしょうか。私のような古い人間は赤(友愛)を大事にしていきたいところですが。
                                 以上