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九相図の画家、松井冬子の世界!

2008年07月22日 | Weblog
■いま若い女性に「自傷系アート」が人気!
 3連休中、撮り溜めしていたVTRをいくつか見ましたが、NHKのETV特集「痛みが美に変わる時ー画家・松井冬子の世界」を見てショックを受けました。
 モデルか女優を思わせる美形ながら幻想的で異常な世界を描き、「21世紀の九相図作家」とか「自傷系アート」、「情念の画家」と言われる松井冬子の特集番組です(九相:人間の死体が腐乱して白骨化するまでの九段階を観想すること)。
 なぜ松井が若い女性に人気があるのか、その絵がなにを訴えようとしているのか、私にはよく解りません。口から内臓をはき出す女性や自らの腹を切り裂く女性の絵など、気持ちが悪いばかりですから。
 私がショックを受けたのはその絵画表現もさることながら、内臓のリアルさを表現するために動物の解剖実習をしているシーンでした。画家が実習のために動物を解剖したり、人間の解剖に立ち会う、と言うのは聞いたことがありますが・・・。それにしても芸術家とは大変ですね。
 私は子どもの頃、肉屋の前を通り、解剖(解体)?された牛や豚の肉を見ただけで気持ちが悪くなりました。また、生け花を習っていたとき、ハサミを使って形を整えることが、生命(植物の)を弄んでいるようで自己嫌悪に陥ったものでした。
 このような私には、松井冬子の絵は刺激が強すぎるようです。しかし、彼女の絵はたしかに人を引き付ける何かがあります。今度、本屋で画集を立ち読み(立ち見)しましょう(購入し自宅に置いたら、夢でうなされるかもしれませんので)。
                                  以上