NPI(非営利投資)とNPO支援の品川投資倶楽部

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「不言実行」よりも「有言実行」!

2008年07月10日 | Weblog
■口数の少ない人は無責任?
 昔の日本人、特に男性には口数の少ない人が多く、「不言実行」と言う言葉が好まれたようです。かつて「男は黙って○○○○ビール」というコマーシャルがありました。男はあれこれ言わず黙ってビールを飲めば良い、と言うことでしょう。
 逆に口数、言葉が多いと嫌われました。格言にも「言葉多き者は品少なし」、「言葉寡きを求めて子の師たらしむ」、「言葉に訥にして行いに敏」などがあり、口数の少ない人が人気でした。また、「口は禍のもと」とされ、「口から高野(口が禍のもととなって、頭を丸めて高野山へ入らなければならない)」とも言われました。
 しかし、「不言実行(あれこれ言わずに、なすべきことを実行すること)」という言葉には、どこか責任逃れの臭いがします。うまく実行できらば「俺がやった」と言い、うまくいかなければ黙っている、というような嫌らしさがあります。
 現代社会で好ましいのは「有言実行」でしょう。先ず責任ある発言をし、次いできちんと実行する、このプロセスが大切です。「不言実行」がこれに続きます。困るのは「有言不実行」であり、最悪は「不言不実行」です。
 ところで「男は黙って」の○○○○ビールさん、「不言実行」それとも「不言不実行」のせいか売り上げが伸びず、最近は△△△△ビールにも追い上げられ、さらにはハゲタカファンドにも食いつかれています。今こそ「有言実行」の時です。
                                     以上