NPI(非営利投資)とNPO支援の品川投資倶楽部

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今朝の日経新聞「春秋」は犬に失礼?!

2008年07月01日 | Weblog
■日本人の落書きを批判は結構だが!
 今日から7月、お天気スタートで結構ですが、物価値上げの7月だそうですから、大変です。大変と言えばイタリア・フィレンツの世界遺産地区にある大聖堂への日本人落書き騒動も、大変なようです。
 今朝の日経新聞「春秋」はこのフィレンツの落書き事件を取り上げ、「落首辞典」から筆を起こし、「ラクガキ」の意味を解説(「ラクガキは恣意的であり、個人の心にうかぶことを無反省になぐり書きする」)し、そして落書き学生への厳重注意・停学、高校野球部監督の解任などに言及し、「恥ずかしい限り」と結んでいます。
 まったくその通りですが、気になるところもありました。結びの言葉は、「名所・旧跡を訪れた印に自分の名前を書く『恣意、無反省』は、電柱に後脚を上げる犬と同じ。恥ずかしい限り」と、犬の行為を恥ずかしいことと例示しています。
 しかし、犬が電柱に臭いを付けるのは、自分の縄張りの主張であり、本能に基づく行為であり、生存権の問題です。それを恥ずかしい行為の代表格のように紹介するのは、犬に対して失礼?だと思いますが。
 それにしても新聞のコラム、朝日新聞の「天声人語」と読売新聞の「編集手帳」、何れも紙面刷新の関係でいつの間にか体裁が変更されています。昔の横長姿(11字詰)で出ているのは日経新聞の「春秋」だけで、これはこれで寂しいですね。「春秋」さん、このスタイルで頑張ってください。
                                      以上