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ブラックマンデー、アジア危機、そしてサブプライムローン危機!

2007年11月26日 | Weblog
■市場の過剰な盛り上がりや突然の失速は、いつでも起こる現象!
 まもなく11月も終わり、師走の株式市場はどうなるか不明ですが、多くの人たちにとって今年はさんざんな年だったと記憶されるでしょう。
 今朝の日経新聞は、「サブプライムローン 欧米金融 損失7兆円に 20社今年末見通し 想定超え拡大」との見出しを掲げています。サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題の影響は、まだまだこれからも続くようです。
 ところで経済危機は循環するのでしょうか。ブラックマンデーは1987年、アジア危機は1997年、そして10年後の今年はサブプライムローン危機ですから、市場の大きな変動が10年周期で発生しているようにも思えます。
 しかし、私たち長期投資の個人投資家には、関係の無いことです。バブルはいつかは弾けるものですし、バブルとその崩壊で利益を得る人達がいる以上、バブルは起こり、そして破裂するでしょう。
 あの澤上篤人氏は、「われわれ長期投資家は、 市場における上昇エネルギーの過剰なまでの盛り上がりや突然の失速などは、いつでも起こる現象と軽く受け流す。周期とかはあまり意識しない。小さいのを含めれば、市場の変動など数えられないほど発生しているのだから。それよりも大事なのは、ある時期どれほど市場で注目を集めたものでも、いつかどこかで暴落局面という市場のフルイ落としにかけられると認識しておくことだ。市場のフルイにかけられると、適者生存で本物は残るけれども、一時のあぶく人気に乗ったようなものは消えていく。これを市場の浄化作用という。経済の現場に溜まって淀んでくるあぶくを自律的に取り除いていく作業といってもいい」と述べています。
 私たちがやるべきことは、市場の失速を待ち、本物を適正価格で購入することです。本物はしばらくすると浮上してくるのですから。
                                    以上