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厚生労働省が過重労働・賃金不払残業解消キャンペーン!

2007年11月01日 | Weblog
■サービス残業撲滅へ労使、行政の協力を!
今日から11月、持ち歩く俳句歳時記も「冬の部」に差し替えます。温暖化が進む昨今、この冬は寒い冬になるのでしょうか。
 さてこの11月、厚生労働省は「過重労働・賃金不払残業解消キャンペーン月間」をスタートします。これは過重労働、長時間残業に伴い発生する「健康障害の防止及び賃金不払残業の解消を目的」としたものです。いま日本の企業に蔓延しているのが、正社員の過重労働、長時間残業であり、これが労働者の健康を損なうとともにサービス残業・不払残業の問題を発生させています。
 残業時間は労働基準法により規制されています。このため企業は労働者の残業労働の一部しか残業代の支払いをせず、残りはサービス残業としています。つまりサービス残業とは企業の不払残業です。平成18年度に全国の労働基準監督署の指導により支払われた割増賃金の合計は、1679企業で227億1485万円に達しています。
 労働組合はサービス残業をなくすために様々な取り組みをしてきましたが、実効はまだまだです。大切なことは労使の協力による取り組みです。厚生労働省もこの点について、「職場の実態を最もよく知る立場にある労使関係者による一体となった取組が行われることが重要」としています。
 サービス残業・不払残業はアンフェアであり、労働者に対する冒涜です。今回の厚生労働省のキャンペーン活動を契機に、過重労働・サービス残業を無くして欲しいものです。
                                     以上