NPI(非営利投資)とNPO支援の品川投資倶楽部

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少子高齢化で厳しい日本社会を、高齢者も支えよう!

2006年06月07日 | Weblog
■高齢者や定年退職者の将来は暗いか!
 これから本格化する少子高齢化。国は少子化対策を色々と考えているようですが、お金が無いので大変なようです。老後生活を支える年金制度の行く末も、心配される今日この頃です。
 いま日本の国家財政は、危機的状況です。国の支出を税収入等でカバーできず、赤字国債を発行して賄っているのが日本の現状です。国家経済は正に破綻状態で、年金や社会保障の将来は限りなくグレーです。
 私の知人・友人も続々と定年を迎えつつありますが、多くは再雇用や再就職で年金受給までの期間を乗り切ろうとしています。この場合、肩書きはなくなり、賃金は半分か6割程度に低下します。このため年金受給まで頑張って働こう、というのが定年退職者の現実。これはこれで大変ですが、本当に大変なのは将来の年金減額でしょう。日本の定年退職者、高齢者の将来は暗いようです。
■高齢者は豊かな資産を持っている!
 日本では「老人は貧しい」と思っている人が、まだまだ多いようです。しかし、私の周囲を見渡してみても、殆どの高齢者は豊かです。60歳から支給されている厚生年金と企業年金で、しっかりと収入を確保しています。働き盛りの30歳代よりも、よほど豊かな生活をおくっている高齢者が数多くいます。
 このため高齢者にもしっかりと日本社会を支えて欲しい、と思います。その方法・手段は色々と考えられますが、最初の第一歩はシルバー料金の廃止でしょう。例えば国立演芸場の落語を聴く場合、一般の人は2000円ですが、65歳以上の方はシルバー料金で1100円(学生料金は1400円)です。このため客席はいつも高齢者によって独占されています。
 高齢者にやさしい社会は、大歓迎です。しかし、多くの高齢者が豊かな資産を持っている現実を直視し、適正な負担をしていただくことは必要でしょう。少子高齢化で大変な日本社会を、国と民間、老若男女の協力で乗り切りましょう。
                                 以上