NPI(非営利投資)とNPO支援の品川投資倶楽部

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出生率1.25、自殺者3万2552名!

2006年06月02日 | Weblog
■晩婚化・晩産化が拍車をかける低い出生率!
 厚生労働省が1日に発表した2005年の人口動態統計によると合計特殊出生率は、前年より0.04ポイント低下して1.25となりました。2005年に生まれた子供の数は、106万2604名(前年比4万8117名減)。
 合計特殊出生率とは「一人の女性が15~49歳の間に生む子供の数の平均」で、この出生率が低下した原因として、①25~34歳女性の減少、②経済的問題(子育てにお金がかかる)、③女性の職場進出、④晩婚化・晩産化、などがあるとされています。
 個人的実感としては、①2名以上の子供を持っている家族は結構多い、②しかし、結婚しない男性・女性が増えている、③結婚しても晩婚化であり、必然的に晩産化する、従って子供の数は少なくなる、との感想があります。
 少子化による人口の減少は、将来の年金問題・社会保障に関わるものであり、また日本経済を縮小させる可能性も持っています。しかし、個人としては、日本の国土や米・食料の生産力能力、環境問題などから日本の人口は、6000万人程度が適正だと思いますが。 
■自殺者の57%が50歳以上!
 警察庁がまとめた2005年の全国の自殺者は3万2552名で、8年連続で3万人を超えました。前年より227名増。
 性別では男性が72.3%を占め、また50歳以上の熟年世代が全体の57%を占めました。特徴は、①景気回復を反映して借金苦などの「経済・生活問題」による自殺者が減少したこと、②健康問題による自殺が第一位を占め続けていること、③50歳以上が微減し、30歳代が過去最多となったこと、④高校生の自殺やインターネットなどを介した集団自殺が増えたこと、などのようです。
 経済的理由による自殺者の減少は喜ばしいことですが、それでも40歳代・50歳代の自殺者に限れば「経済・生活問題」が突出しており、経済的困難に直面している中高年齢者が多いことが分かります。
 中高年齢者の皆さん、貧しさなどに負けず、生き抜いてください。経済や借金の知識を深め、しかるべきところ(行政・NPO・各級議員など)に相談に行くなどの努力をして下さい。リストラや借金などに負けないで下さい。いざとなれば借金など踏み倒せば良いのです(合法的に)。また、生活保護制度(東京都は家族三人で16万円位)もあります。
                                  以上