それも日々

趣味と日々の記録

【映画】ふぉーえばー 【ネタバレあり】

2018-12-27 18:53:22 | 特撮




 初日に見てきました、「仮面ライダー 平成ジェネレーションズ フォーエバー」


結論から言うと、
「仮面ライダーを好きになって良かった」&「(色々思うところはあるけれど)東映ありがとう」

です。


そして、情報漏洩をきっちり防いでくれて、本当にありがとう。
私自身、公開初日の朝8時からは、SNS&ネットを遮断して、ネタバレ防止に努めてはいましたが。

実際見たのは、初日の午後最後の回。
公開翌日の、ニチアサ内で流れるCMからばんばん公式が映像を流してくるのは、毎度のことなので、
どうしても初日に見ておきたかったのです。






<< こっからネタバレですよー! >>
ちなみに、役に立つ情報はなにもないですよ!








◇アナザーについて

アナザー電王、W、クウガが出ることは、事前情報でわかってました。

当初ジオウの設定が発表になった時、
ライダー同士が戦うより、アナザーの方がましだと思っていたら、
自分の気持ち的には、そうでもなくて。

アナザーのデザインに怯み、アナザーになるようタイムジャッカーに選ばれてしまう人たち(イマジンと契約させられる人に似てる)の
その背景と、やってしまう事がなかなか辛くて。

これを、電王とWとクウガでやられるのは辛いなとおもっていたら、
まるでそんなことはありませんでした。

アナザーになった状況がわかるのは、電王だけ。これも、不可抗力みたいなもの。
Wはよくわからないままだし、
クウガは、悪役がパワーアップするための力になっただけでした。

ダメージが少なくて済んで、ほっとしてます。


クウガのアナザー体については、マイティバージョンだけ公開されてて
アルティメットバージョンは公開されてなかったので、びっくり。
あれは、太陽が枯れ果てた姿の2018年バージョンなんだなと思うと、とても腑に落ちました。
ああなってしまったら、倒してもらうしかない。

といわけで、アナザー体については結果オーライでいけました。あーよかった。



◇タイムジャッカー ティードさん

大東俊介さん、大活躍!
まるで細かい設定は作り込まれていないのに、あの盛り上げっぷり。見事でした。
やっぱり、敵役はちゃんと悪くて強くないと。

計画は、いい所まで行ってたのにね。
アタルの妄想を具現化したライダーと、自分が消したはずのライダーの区別がついてなかったのか。
わかっていても嫌だったのか、その辺はよくわからなくて残念だったかなぁ。
そこの理屈をこねる時間はなかったし、わからなくても話の流れに問題はなかったけど。



◇タロスに一人追加
フータロスさん登場。
声が、滝藤賢一なのに悪くない。
映画よりも前の時間軸のどこかで、シンゴとアタルを助けたくなってしまったらしい。

どこかで、その辺りの事とか、モモタロスたちとの関わりとか見せてもらえたら嬉しいけどなぁ。
折角新しいスーツも作ったんだし。
風の子太郎でしょうかね。


◇デンライナーと良太郎
デンライナーのアナザーがあるとはね。
悪そうな顔して。

で、本物のデンライナーにはモモ、ウラ、キン、リュウがいて、オーナーもいて、良太郎がいる。
良太郎は特異点だから、必要な時にデンライナーとは出会える。

あの良太郎のセリフは、「仮面ライダー電王」という作品の肝。
大好きな人には、たまらん台詞だったのでは。
そして、モモが良太郎にかける言葉には、どんなに時がたっても、世間から何を言われても、仮面ライダーになって戦った人間のことは忘れないんだという
強い意思が伺えた。
モモの口を借りて、制作スタッフが「そうだよね?」と視聴者に訴えかけてきているような。

オリジナルキャスト出演について、がーがーがーがーうるせー事を言う人が沢山いる、つまんねー記事を書くやつがいる。
そんなの、関係ないんだよ。
作品をキャラクターを演じた役者を大切にしたいという気持ちは、どんな悪事を働こうと奪えないということなんではないかと。


おっと、暑苦しい。反省反省。


◇Wのライドウォッチ

ふーめんの屋台のおじさんに預けたってのは、うまかったですね。
あそこだけ風都なのかいっ!っていう突っ込みはなしで。
地球の本棚もでてきたけど、ウォズが検索してしまって、あー元々の企画では、とは思ったけど、
ウォズの万能感が強化されたと思えば、OKでした。

このままじゃ淋しいなと思っていたら、
Wのライドウォッチを起動する時、ソウゴと戦兎の二人がスイッチを押してくれて。これぞW。二人で一人の仮面ライダーの魂が活きた気がしました。
この絵を見せてくれたので、納得です。


◇20人の仮面ライダー
余計な物語は付け足さずに、心のうちにある彼らを呼んだらそのままの姿で来てくれる。
そういう登場にしてくれたことに、感謝しています。
クウガについて言えば、サムズアップ、マイティキック、バイクアクション。これだけのものを、素晴らしい完成度で見せてくれて感謝しかありません。

オーズについては、一言+ワンカット挟んでくれたことで、そこにちゃんとアンクはいました(思い出し泣きしそうだ)

ずっと見てきた人には、嬉しいカットの数々。
初めて見る子どもたちには、あのかっこいいライダーは誰だろうと思えるアクションの数々。

本当にありがとうございました。

集団で戦う時のグループわけが、なかなかにくい。
キバとウイザードが、そろって逆さになってる絵のかっこよさに拍手したかったくらい。

新規で声をあててくれたライダーもいれば、ライブラリー音源からの差し込みもあり。
うまーく馴染んでいたと思います。
クウガの「おりゃあああああ」に、ついつい反応しちゃったなぁ。



◇ビルド
戦兎が帰ってきたよ。

ジオウが始まってすぐ、Twitterに「戦兎はいなくなっちゃったの?」と泣いた女の子の話が流れてきた。

あの子に、戦兎はいるよ。万丈も、カズミンも、ヒゲもいるよと教えてあげたかった。

そして、戦兎と万丈は、最終回ときっちり繋がっていて。

ヒゲとカズミン、美空の記憶がいったり来たりするのが少しせつなかったけど、
ちゃんと戦兎と万丈のことがわかるようになって良かった。
やっぱり、残酷なことだと思うんです。記憶がなくなるって。


ソウゴが、虚構の自分というものを受け入れられなかった時、戦兎は動揺してなかった。
戦兎は、一度自分たちの世界をなかった事にすることで、もう一つの世界を救ってるから
虚構と現実について、ソウゴよりもずっと俯瞰で考えられるんだと思う。
でもそれも、万丈がいるから、かなぁ。
あそこまでやって世界を救ったのに、独りぼっちになったという絶望を、万丈が明るくひっくり返しちゃったからね。


万丈は、ブラッド属の血が半分入ってるから、特異点になっちゃってるなって思った。


まさか、ここにきてビルドを拗らせるとは思ってなくて、自分にびっくり。




長々と取り留めもなく書いてしまいました。

見る前の心配が、ほぼ杞憂で終わって本当にほっとしています。
そして、作品を見ている子どもも、大人も、作っている人たちも、仮面ライダーを信じている気持ちが共有できた気がしました。
幸せな空間。



それにしても、情報漏洩防止のために、
劇場パンフレットにもスタッフ&キャストが掲載されてなくて、残念。
この部分の情報を、映画公式に後日載せてくれないかな。PDFにしてくれたら、印刷してパンフレットと一緒に保存できるのに。


ちなみに、
特撮詳しい芸人さんが、Twitterで質問してくれたおかげで、
サムズアップしてるクウガが、高岩さん
バイクアクションは成田さん(弟さん)
アクションは富永さん っていうことは、答えてくださってました。


平ジェネFINALのBlu-rayを買いましたが、これも買うなぁ、きっと。




今年のあれこれ

2018-12-19 10:23:51 | 日記



2018年。
終りますよあっという間。


今年は、色々ありました。
一番は、娘ちゃんの高校受験。無事に受かって本当にほっとしました。

1月~3月は、私立受験公立受験、娘ちゃん卒業式、息子君の卒業式。

中学と高校の入学式が同日の午前と午後だったので、猛ダッシュで移動したり。


その合間に、いくつか観劇したり映画館に行ったりしたので、その記録です。




1月

 雪組 「ひかりふる路/SUPER VOYAGER!」 東京宝塚劇場


2月
 
 プラド美術館展 国立西洋美術館


4月

 映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(吹替え版)


5月

 すみだ水族館


7月

 「ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル」 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA


8月

 雪組 「凱旋門/Gato Bonito!!」 東京宝塚劇場

 映画「ビルド/ルパパト」

 特別展「縄文」 東京国立博物館平成館

 映画「銀魂2」

 葛西臨海水族園

 (娘ちゃんのバレエの発表会もありました)


9月

 映画「ちいさな英雄」


10月

 花組「MESSIAH(メサイア)/BEAUTIFUL GARDEN」 東京宝塚劇場

 上野動物園


12月

 映画「ファンタスティックビースト2」
 
 (ライダー映画も見る予定)


こんな感じでした。

雪組が「ファントム」を再演すると発表になったので、
チケット抽選申込をぐっと控えたので、今年は三つしか見られていませんが、悔いはありません!
(いや、「ポーの一族」の抽選に外れたのは、心から残念だけど)

来年も雪組の1月公演見に行きます。

次の花組も、抽選に当たりたい!退団する仙名さんを見送りたい。

2月には、注文してしまった超全集BOXが届いてしまう。嬉しいような、怖いような。


それでは、12月も残り半分。風邪や怪我にお気を付けください。



【映画】黒い魔法使い【ネタバレあり】

2018-12-11 09:57:17 | 映画





見てきました「ファンタスティックビースト2 黒い魔法使い」


そろそろ、書いてもいいですかね。
いつもネタバレ満載なので、未見の方はスルー推奨です。







さて。

大事な事なので、最初に書いておきます。
このストーリーは、1927年のアメリカとヨーロッパの話なんです。

ここを踏まえていないと、

何故あれほど、クイニーが正式な結婚にこだわったのか。
何故グリンデルバルトが、演説の際に戦争の情景を見せたのか、が、ピンとこないんじゃないかと。

私も、最初忘れてて、
クイニー、別に恋人関係でもいいのに、魔法界の法をおかしてまでジェイコブに会いに行って、嘘までついて。
そこまでする?って思ってたんです。

でも、グリンデルバルトが戦争の絵を見せて、
ジェイコブが「戦争は嫌だ」って言うのを聞いて、
あ!1927年だった!ってなりました。


1915年に第一次世界大戦が終わって、ちょうど12年。
アメリカはゴールデンエイジ、焼土と化したヨーロッパもやっと持ち直したくらいの時期かな?多分。
(世界恐慌は、1929年から)


もちろん、ドイツは賠償金でハイパーインフレが起きたんですけど、
まだ、ヒトラーもそれほど大きくなってないし、経済状況もよくなりつつある。

そこに、「このままにしておくと、また戦争になるぞ」と脅すわけです。
ローリングの世界観では、魔法使いも従軍しているので、彼らにとっても戦争は他人事じゃないんですよね。


そういう時代の雰囲気の説明があまりないので、ん?ってなった人もいるかなーって思いました。
私個人としては、クイニーのふるまいが少し不思議だったし。




それとは別問題として、
他人の心が読めてしまうというのは、本当に辛い。
きっと、子どもの頃には、それが理由で嫌われたり「いかれてる」(ジェイコブの台詞より)って散々言われてきたのでしょう。
この台詞に、クイニーがひどく反応してた。

大人になってからは、ちゃんと制御できるようになって、読みに行かないようにしてる。
でも、心が弱ると、周囲の意識が皆聞こえてしまう。
(クウガファンにわかりやすいのは、緑の戦士に変身した初回、5話のような状況です)


あれは辛いだろうねぇ。
そして、クイニーには、全部が自分を責めているように聞こえてきてしまう。
なぜなら、罪悪感があるから。
そこに、ふわっと助けの手が伸びる。
上手い。
悪い人はこうやって、親切顔でさりげなく最も弱いところに手をねじ込んでくるのですよ。
そして、振り払おうと思った時には、がっちり掴まれちゃってるんだよねぇ。

そして、決定的にクイニーをグリンデルバルトの元に走らせるのが、
ジェイコブの言葉。
クイニーを、ジェイコブの元に戻してあげてほしいです。本当に。



話の本筋としては、クリーデンスを狙うグリンデルバルト
そのグリンデルバルトを止めたいダンブルドア
ダンブルドアの言いなりになるのはまずいとわかってても、ティナのためにがんばるニュート。

という所かと思われます。


ちなみに、ハリポタ「死の秘宝」で、アルバスが過去のダンブルドアとグリンデルバルトの関係を説明するところは、
読んでおくとわかりやすいかも。


今回、ナギニ(ヴォルデモートの蛇。まだ人間)が出てきたこともあって、
私以外の家族は結構混乱してた。
どこかで、ヴォルデモートが出てくる?クリーデンス?ってなってたので。
ある程度知識があると、時代が違うし、(今の段階では)ヴォルデモートは関係ないってわかるんだけどね。


あと、できたら、レストレンジの家系図がパンフレットに載ってると良かったな。

今回出てきたのは、リタ。
リタと一緒にいた弟が、コーヴァイ
ユフスとリタは、不幸な異父兄妹



ヴォルデモートの側にいたのは、ベラトリックス・レストレンジだけど、彼女はブラック家の生まれ。レストレンジの男と結婚したのね。
で、その妹がドラコ・マルフォイの母ナルシッサ。
シリウスブラックとは、従姉妹で、
ニンファドーラ・トンクスは、ベラトリックスの姪(もう一人の妹の子)で、リーマス・ルーピン先生の妻。

というわけで、純血の家として、
レストレンジ、ブラック、マルフォイ の三家系あるわけだ。

(※ 覚えている限りなので、間違いがあったらごめんなさい)

そして、グリンデルバルトも純血だというなら、これで四つ目。
純血は、純血同士の婚姻関係が続いていくことが理想だから、ハリーの頃にはかなり血が濃くなってる気がするけどね。


この辺も、人名だけがポンポン出て来て、
混乱したみたい。
そりゃそうだ。


しかも、最後にダンブルドア家というものがどーんと出てきて、続く。なのです。
(あれ?ダンブルドアも純血か?)
(それ言ったら、ウィーズリーも純血か。特権階級意識があるかないか、ですね。つまり)


見終わった瞬間は、あれ?となりました。そこで終わり?って。

続きものとしても、もう少しまとまりのあるストーリーになるかなと思ったら、完全に通過点となりました。
映画を見終わってから、パンフレットを読んで、全5話の2作品目と書いてあって、納得しましたが。


多分、この先を見続けていくのに、この作品は不可欠なんだけど、
すっごく面白いかというとそうでもない。
ビーストたちも少な目だし。

こういう作品を、私はいつも「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」みたいだなぁと思ってしまう。
あの作品も、1と3を繋ぐ大事な作品なんだけど、単体で見るとちょっとつまんない。でも、見ないと3が楽しめないという、
痛しかゆしな感じなんですよ。

おっと話しがそれた。


色々言いましたが、
衣装、美術、CG、その他諸々、お腹いっぱい。
ニューとの地下飼育所には、大型の魔法生物から赤ちゃんまで、沢山いる。
映画冒頭のCGアクションについては、目が追いつかない。
(車酔いする人は、4DX無理だと思う)


グリンデルバルトの底知れない魔法力に加えて、演説の能力。
などなど、
次を期待する要素は満載でしたよ。


あああああ、早く可愛いジェイコブクイニー見せておくれーーー!ラブラブしてくれーー!



というわけで、ニュート役のエディ大好きマンなのに、クイニーの事ばっかり考えてしまった
「ファンタスティックビースト2」でした。
円盤買うよ!!