初日に見てきました、「仮面ライダー 平成ジェネレーションズ フォーエバー」
結論から言うと、
「仮面ライダーを好きになって良かった」&「(色々思うところはあるけれど)東映ありがとう」
です。
そして、情報漏洩をきっちり防いでくれて、本当にありがとう。
私自身、公開初日の朝8時からは、SNS&ネットを遮断して、ネタバレ防止に努めてはいましたが。
実際見たのは、初日の午後最後の回。
公開翌日の、ニチアサ内で流れるCMからばんばん公式が映像を流してくるのは、毎度のことなので、
どうしても初日に見ておきたかったのです。
<< こっからネタバレですよー! >>
ちなみに、役に立つ情報はなにもないですよ!
◇アナザーについて
アナザー電王、W、クウガが出ることは、事前情報でわかってました。
当初ジオウの設定が発表になった時、
ライダー同士が戦うより、アナザーの方がましだと思っていたら、
自分の気持ち的には、そうでもなくて。
アナザーのデザインに怯み、アナザーになるようタイムジャッカーに選ばれてしまう人たち(イマジンと契約させられる人に似てる)の
その背景と、やってしまう事がなかなか辛くて。
これを、電王とWとクウガでやられるのは辛いなとおもっていたら、
まるでそんなことはありませんでした。
アナザーになった状況がわかるのは、電王だけ。これも、不可抗力みたいなもの。
Wはよくわからないままだし、
クウガは、悪役がパワーアップするための力になっただけでした。
ダメージが少なくて済んで、ほっとしてます。
クウガのアナザー体については、マイティバージョンだけ公開されてて
アルティメットバージョンは公開されてなかったので、びっくり。
あれは、太陽が枯れ果てた姿の2018年バージョンなんだなと思うと、とても腑に落ちました。
ああなってしまったら、倒してもらうしかない。
といわけで、アナザー体については結果オーライでいけました。あーよかった。
◇タイムジャッカー ティードさん
大東俊介さん、大活躍!
まるで細かい設定は作り込まれていないのに、あの盛り上げっぷり。見事でした。
やっぱり、敵役はちゃんと悪くて強くないと。
計画は、いい所まで行ってたのにね。
アタルの妄想を具現化したライダーと、自分が消したはずのライダーの区別がついてなかったのか。
わかっていても嫌だったのか、その辺はよくわからなくて残念だったかなぁ。
そこの理屈をこねる時間はなかったし、わからなくても話の流れに問題はなかったけど。
◇タロスに一人追加
フータロスさん登場。
声が、滝藤賢一なのに悪くない。
映画よりも前の時間軸のどこかで、シンゴとアタルを助けたくなってしまったらしい。
どこかで、その辺りの事とか、モモタロスたちとの関わりとか見せてもらえたら嬉しいけどなぁ。
折角新しいスーツも作ったんだし。
風の子太郎でしょうかね。
◇デンライナーと良太郎
デンライナーのアナザーがあるとはね。
悪そうな顔して。
で、本物のデンライナーにはモモ、ウラ、キン、リュウがいて、オーナーもいて、良太郎がいる。
良太郎は特異点だから、必要な時にデンライナーとは出会える。
あの良太郎のセリフは、「仮面ライダー電王」という作品の肝。
大好きな人には、たまらん台詞だったのでは。
そして、モモが良太郎にかける言葉には、どんなに時がたっても、世間から何を言われても、仮面ライダーになって戦った人間のことは忘れないんだという
強い意思が伺えた。
モモの口を借りて、制作スタッフが「そうだよね?」と視聴者に訴えかけてきているような。
オリジナルキャスト出演について、がーがーがーがーうるせー事を言う人が沢山いる、つまんねー記事を書くやつがいる。
そんなの、関係ないんだよ。
作品をキャラクターを演じた役者を大切にしたいという気持ちは、どんな悪事を働こうと奪えないということなんではないかと。
おっと、暑苦しい。反省反省。
◇Wのライドウォッチ
ふーめんの屋台のおじさんに預けたってのは、うまかったですね。
あそこだけ風都なのかいっ!っていう突っ込みはなしで。
地球の本棚もでてきたけど、ウォズが検索してしまって、あー元々の企画では、とは思ったけど、
ウォズの万能感が強化されたと思えば、OKでした。
このままじゃ淋しいなと思っていたら、
Wのライドウォッチを起動する時、ソウゴと戦兎の二人がスイッチを押してくれて。これぞW。二人で一人の仮面ライダーの魂が活きた気がしました。
この絵を見せてくれたので、納得です。
◇20人の仮面ライダー
余計な物語は付け足さずに、心のうちにある彼らを呼んだらそのままの姿で来てくれる。
そういう登場にしてくれたことに、感謝しています。
クウガについて言えば、サムズアップ、マイティキック、バイクアクション。これだけのものを、素晴らしい完成度で見せてくれて感謝しかありません。
オーズについては、一言+ワンカット挟んでくれたことで、そこにちゃんとアンクはいました(思い出し泣きしそうだ)
ずっと見てきた人には、嬉しいカットの数々。
初めて見る子どもたちには、あのかっこいいライダーは誰だろうと思えるアクションの数々。
本当にありがとうございました。
集団で戦う時のグループわけが、なかなかにくい。
キバとウイザードが、そろって逆さになってる絵のかっこよさに拍手したかったくらい。
新規で声をあててくれたライダーもいれば、ライブラリー音源からの差し込みもあり。
うまーく馴染んでいたと思います。
クウガの「おりゃあああああ」に、ついつい反応しちゃったなぁ。
◇ビルド
戦兎が帰ってきたよ。
ジオウが始まってすぐ、Twitterに「戦兎はいなくなっちゃったの?」と泣いた女の子の話が流れてきた。
あの子に、戦兎はいるよ。万丈も、カズミンも、ヒゲもいるよと教えてあげたかった。
そして、戦兎と万丈は、最終回ときっちり繋がっていて。
ヒゲとカズミン、美空の記憶がいったり来たりするのが少しせつなかったけど、
ちゃんと戦兎と万丈のことがわかるようになって良かった。
やっぱり、残酷なことだと思うんです。記憶がなくなるって。
ソウゴが、虚構の自分というものを受け入れられなかった時、戦兎は動揺してなかった。
戦兎は、一度自分たちの世界をなかった事にすることで、もう一つの世界を救ってるから
虚構と現実について、ソウゴよりもずっと俯瞰で考えられるんだと思う。
でもそれも、万丈がいるから、かなぁ。
あそこまでやって世界を救ったのに、独りぼっちになったという絶望を、万丈が明るくひっくり返しちゃったからね。
万丈は、ブラッド属の血が半分入ってるから、特異点になっちゃってるなって思った。
まさか、ここにきてビルドを拗らせるとは思ってなくて、自分にびっくり。
長々と取り留めもなく書いてしまいました。
見る前の心配が、ほぼ杞憂で終わって本当にほっとしています。
そして、作品を見ている子どもも、大人も、作っている人たちも、仮面ライダーを信じている気持ちが共有できた気がしました。
幸せな空間。
それにしても、情報漏洩防止のために、
劇場パンフレットにもスタッフ&キャストが掲載されてなくて、残念。
この部分の情報を、映画公式に後日載せてくれないかな。PDFにしてくれたら、印刷してパンフレットと一緒に保存できるのに。
ちなみに、
特撮詳しい芸人さんが、Twitterで質問してくれたおかげで、
サムズアップしてるクウガが、高岩さん
バイクアクションは成田さん(弟さん)
アクションは富永さん っていうことは、答えてくださってました。
平ジェネFINALのBlu-rayを買いましたが、これも買うなぁ、きっと。