それも日々

趣味と日々の記録

心が決まらない

2022-03-16 09:26:47 | 仮面ライダーオーズ

10周年です。完全新作です。完結編です。脇役まで全員オリジナルキャスト揃えました。
監督もパイロットと最終回を演出した田崎さんです。

ここまで揃えられたら、覚悟もします。

誰よりもオーズを愛するなべしゅうが、最後ですよ、終わりますよと言って作った映画。

あ~~~きっとそうなんだろうな~~~。

予告CMを見る

あ~~~~~~~~~~目の色変わっとる~~~~~~~~

公開初日
当然のように賛否両論。だがしかし、信頼してる特撮アカウントの皆さんが、「TV本編をきちんと終わらせるには、これしかない」と太鼓判を押している。

あ~~~~~~~やっぱりか~~~~


というわけで、だいたいなんとなく察しはついてるのですが、
映司の旅の終わりを見届ける勇気がでない。
上映館が増えたので、ちょっと電車に乗れば見に行けないこともないのですが、
怖い。
映画館に行かないとパンフレット読めないんだけど、
怖い。

いわゆる推しが、そのキャラクターの一貫性を保つ形で終わるということが
とてもとてもよくあることなので、慣れてはいるつもりだったけど。

そして、この怖さの一番の原因は、脚本が毛利さんだということ。
わたし、オーズと毛利さんの組み合わせ、苦手なんですよね……。
これが、靖子なら気持ちよく号泣したと思うんだけど。
こればっかりは好みの問題だから仕方がないんだけど。
けど、けど、けど。(しつこい)


そんなわけで、TV本編の感想文を熱く書き連ね、
映司が出てる映画のDVDは全部買い、
いまだに、タジャドルの変身おもちゃやメダルを大事に持ってるくせに、
新作映画、見れてません。

は~~~~~。どうしよう。

クウガはこの心配がないのでありがたいけど、オタク全員がひっそりとした淋しさを抱えて守っているのかもしれないな。 



【オーズ】世界を救おうとした男たち 最終話 DC版

2019-11-22 15:33:40 | 仮面ライダーオーズ




東映公式Youtubeの配信は終了しちゃいましたね。
遅きに失した感は否めませんが、自分用に書いておきます。


ちょこちょこ細かい場面や台詞が追加されてますが、

印象的なのは、

・里中ちゃんが、鴻上会長に「火野君を探して」と言われて、プレゼントボックスを預かる場面
・倒れた映司を連れて戻って来た里中ちゃん。映司が地下に移送される場面
・ウヴァと戦う伊達さんと後藤さん
・最終戦前夜、真木博士の研究室だった部屋で、伊達さんと後藤さんが会話する場面


こんなところかな。

あ、アンクの場面も少し追加されてましたね。


さて。


私としては、後藤さんの成長譚としてのオーズは、このDC版でちゃんと完結するような気がしています。

映司とずっと対比されてきた人で。

警察官僚のエリートと宿無しフリーター。
多分庶民と政治家の孫で実家はお金持ち
世界を守りたいのに実力のない男と、世界を飲み込むほどの大きな器と戦う力を持つ男。
なんなら、
映司はいきなりオーズに変身できたけど、後藤ちゃんは武器を扱うこともできなかった。無念。


最初は対抗心むき出しだった後藤さんが、自分に世界を救う力はないと理解して、トレーニングをつむ。
伊達さんの後をついで、自力でバースの装着者になる。

そうやって頑張って努力して世界を守れそうな所まで来て、
「実は、目の前のたった一人を救う事もできない」と気づくのってやっぱり辛い。
それでも後藤さんは、諦めない。何かできないかと真木博士の残した資料を必死で探る。

そんな後藤さんを、伊達さんは最大限褒めてくれる。
「それに気づいたってことが、一番大事」だよって。


伊達さんは、医者で大人で海外での経験も豊富で。
人の命を救う技術があるのに、救えない命が目の前でばたばた死ぬっていう経験を積んできてる。
だからこそ、映司のからっからの心が歯がゆいし、後藤さんのじたばたぶりを可愛がって育ててくれたんだろうなと思ってる。


そういう人が近くにして、後藤さんのがんばりや気づきを、まっすぐ評価してくれたってのは嬉しいことだなーって。


言うても、そんな後藤さんの上司の里中ちゃんが、人間最強なので。
オーズ作品として、後藤さんの部分ってそんなに重たくならないようにバランスとってあるんでしょうね(多分)


25分×2回という時間的な制約の中で、バース組のカットが多くなったのは仕方がないけど、
こうやってDC版を作って販売してくれたのは、ありがたいなぁと思いました。
ちなみに、販売DVDには、武部P、田崎監督、小林靖子にゃん、渡部秀のオーディオコメンタリーが収録されてます。面白かったです(販促!販促!)


東映公式Youtubeさんが、「将軍と21のコアメダル」も配信してくれるようなので、見てねーーーーーー!!




【オーズ】掴んだ手 届いた手 47話48話

2019-11-01 14:36:52 | 仮面ライダーオーズ



とうとう終わりが来ました。

仮面ライダーオーズは、初めて見た仮面ライダー作品で、大事な作品。
今回配信に合わせて、まとまった感想が書けて良かったです。
気が付いてなかった所もあれば、「ここ好き!」の理由が自分なりにはっきりしたり。

配信版は、TV放送の内容なので、後日ディレクターズカット版についても感想文を書きたいなと思っています。
そっちを見ると、バース組(伊達さん後藤さん)の部分が補完されて、内容が充実してくるので。


では、47話。


諸田監督の海辺の決闘を引き継いだ、田崎監督。

靖子にゃんと田崎監督は相性が良いと思っています。
田崎監督が、心情の流れを暖かめで演出してくれるので、靖子にゃんのヘビーな世界がうまくまとまるのかもしれません。


映司がグリード化するところから。
彼の欲は、世界を救える大きな力。その力を自分一人で背負いたい。
(この欲望は、この後アンクよりもずっと弱い人間の仲間によって否定されて、さらなる広がりを見せるわけです)


アンクが映司に「欲しいものは何だ言ってみろ!」と迫って、「もう、もらってた。ありがとう」という件は、
46話からのリピートなんですが、
「ありがとう」の言い方も表情も、まるで違う。

46話は、客観的に二人を見ての視点。
47話の「ありがとう」はアンクの視点。こんな風に、アンクは受け止めていたんだなと。
そして、思い出される過去が、まー、エモーショナルな場面ばかり。
そう、タカメダルはアンクのもの。


アンクに殴られて変身がとけて、暴走が止まる。
ここで、OP。


アンクと海辺で再会して殴り合いが始まった時には、ちゃんと状況を理解してたはずだけど、
グリード化と暴走の影響で、映司の記憶が一部混濁してて、ほんの数秒前までの殴り合いの記憶がない。
それでも、映司にとって大事な約束は、アンクに今日のアイスを渡すこと。

映司は、グリード化してから、アンクにとっての「アイス」の存在の大きさをきちんと理解したので、
「今日のアイス」を忘れないってことが、アンクの存在を大切にしてるってことにつながるんじゃないかな。

ここにきて、アンクの心情に大きな変化が現れて、明確に真木博士に敵対する立場に立つ。
いや、もっとじりじりと映司側に戻ってきてたのかも。はっきりしたのが、ここだってだけで。

おっとキヨちゃん、海にin。行方不明になっちゃった初代キヨちゃん。

ぶっ倒れた映司は里中ちゃんが確保。

伊達さんと後藤さんが、状況説明完了してるけど、ウヴァがのぞき見してまする。

知世子さんは、おやっさん枠なので、「メダルのお化け」なんてなんでもないのだ。
そしてここで、信吾さんに「欲張ることが映司くんの負担」だと言われていたことを
ばっさりぶった切る。
比奈ちゃんは、当事者ど真ん中の人間として、もっともっとって欲張っていい。良い方向に向かいたいと欲張っていい。
知世子さんは、大人だなぁ。


海でわかれたアンクと真木博士が、森の中で再度遭遇。

真木博士に攻撃されたアンクが、セルメダルを派手に散らした
ガメルの時と同じように、紫のメダルの力で、コアメダルにヒビを入れられちゃう。
(映司はコアメダルを砕いてしまうんだけど、真木博士はヒビを入れるだけ。能力の差というよりも、メダガブリューの有無の差なんでしょうね)
派手に散ったセルメダルは、流血の表現なんだそうです(田崎監督談)
そう思ってみると、ダメージが相当大きいと想像できる。

ここで「満足してる」ってアンクが言う。放送当時、意味がよくわからなかったんだよなぁ。

彼が命を追い求めて、信吾の体を使うことで、人間らしい皮膚感覚を少し知ることができて、
相棒ができて、仲間ができて、心配されて、怒られて、約束を守ってもらって、プレゼントをもらって、命の限りを感じて。
人間みたいじゃん?って。
物なのに、「死んじゃうの?」って悲しまれるまでになった。それなら、アンクとしての自我が消えるだけだったとしても「死んだ」と言えるんじゃないだろうか。
そういう事なのかなぁって。



映司、疲れ切ってるはずなのに、地下室で鴻上会長に説得されているという。お疲れ様。
あのセルメダルは、無機のパワーの塊なんだね。
鴻上会長は紫のメダルがあるままだとセルメダルを限界まで飲み込めないと思ってるけど、映司は、いけると思ってる。
あ、飲み込めないんじゃなくて、紫のメダルがあると暴走してしまう可能性が高いから、鴻上会長は「邪魔だ」って言ってるのか。
同じ力であっても、世界の創造のために使いたいんだからね。


そうやって強くなろうとすることを、後藤さんと伊達さんはやっぱり叱る。
二人は、「自分一人でやろうとするな」ってことを、繰り返し言ってくれてるんだよね。
刑事と医者は、どちらもチームで動く仕事だし、そうしないと死ぬってわかってるから、説得力もある。
怒ってくれる大人、大事にしよう。


映司と真木博士は、グリードとプトティラになって戦闘。
バース組も参戦するけど歯が立たない。更に、映司がグリードに。
そこにウヴァがきて、完全体になる。雷みたいに電気を使えるから、かなり強い。正気にもどってプトティラに戻った映司もふっ飛ばす。つよーい。
元々、伊達さんはウヴァとの戦闘を苦手にしてるのもあって、上手くいかない。

映司が、思いつめていかざるを得ないようになってる。靖子にゃーん。
鴻上会長的には、してやったり。


アンクと比奈ちゃん。
「死んじゃうの?」の問いに「壊れるだろうな」「メダルが壊れたら俺も消える」と答える。でも比奈ちゃんは「それって死ぬってこと?」って重ねて聞いてくれる。
アンクにとって、それは喜びになって、「死に方」を決めたタイミングになったのかな。
「使えるバカ」を助けに行ってくれる。比奈ちゃんは、辛くても悲しくても、見守らなきゃいけない。映司の手を握るって約束したからね。



はい、48話



さて。セルメダルを全部飲み込んだ映司は、重量を増していて、歩くと地面が沈むという。
セルメダルが物質としてそのままあるという表現としては、すごくわかりやすい。
そして、10枚目のタトバコンボメダルで、変身する。
真木博士も忘れてたかもしれないけど、私もすっかり忘れてた。
最初は、10枚ずつ作ったけど何も起こらず、1枚抜いて9枚セットにしたら、不足分を欲してメダルが動き出したって。


ウヴァが負けそうになったので、真木博士が残りのメダルを全部ウヴァに投げ込んだ。
暴走したくないウヴァさんが無様に逃げるのを、笑う気にはなれないなぁ。

真木博士とオーズの間に、アンクが降り立った。間に合ったー!

戻ってきたことに戸惑う映司に、アイスを寄越せと、いつも通りにふるまうアンク。
比奈ちゃんを交えて三人で、夜景を見ながらアイスを食べる。
「何かあった?」って聞く映司の横顔が穏やかで、
状況を説明するアンクの声も穏やかで、
あんまり落ち着いて優しい声だから、比奈ちゃんは不安になる。どうしたら二人の気持ちに寄り添えるのか、どうしたら、二人もお兄ちゃんもって欲張れるのか。
そして、彼女は二人と手をつなぐ。
映司だけじゃなくアンクとも家族みたいに手をつなぐんですよ。夏映画「将軍と21のコアメダル」を見てくれーーーーーーーーー


本当に、鴻上会長はろくでなしなんだけど、時々良いこと言うんだよな。
「今日という日を明日にすることさえ、欲望だ」
毎日新しい日が誕生することは、当たり前じゃない。


それぞれが別れを予感して切なくなってる合間に、ウヴァは強制的に暴走させられてる。
気の毒に。
一番御しやすかったんだろうな。


どうしようっていう比奈ちゃんに「とにかく倒す」っていう映司。万丈なみに筋肉バカ発言だなと思うね、今は。
メダルの暴走を表現するCGがすさまじいんだけど、大量にいる屑ヤミーが本当は四人しかいないってのがびっくりですね。

あれ、そう言えばセルメダル飲み込んだままだ、映司。
足元が割れてたのは、重さのせいというよりも、怒りのせいだったのか。

バース組、来てくれてありがとう。里中ちゃんもありがと。衣装最高。

プトティラとアンクが、空に浮かぶメダルの要塞に向けて飛んでいく。
真木博士を捕まえて地上に落ちてくるんだけど、ここで、映司がセルメダルを飲み込んだ理由がわかる。
そういう事!?って最初驚いた。
桁違いのパワーをぶつけるってことだったのね。
最悪相討ちを覚悟してのことだったみたいだけど、メダル要塞からのパワーで、真木博士がガードされてて不発。
どうすんのー!?ってテレビの前で手に汗握ったことを覚えています。

この時点で、真木博士に三枚、映司に六枚のメダル。でいいのかな?
変身せずにグリード化しようとする映司を、アンクが止める。自分の身を挺して(という意味で、自分のコアメダルを投げて)

ここで映司は、三枚メダルを受け取って、信吾さんが倒れていくのを見て、アンク自身のコアメダルを渡されたことに気づく。
でも、ヒビが入ってることは、わかってない。
ヒビ有と無しの映像が交互に写ってるけど、グリードの視界になってからは、細かい部分が見えてないはずなので、
ヒビ無しが映司の視界(の、はず)


ここの「変身!」
何回もリテイクになったという場面。
映像でも、かなり気合の入った顔をしてるけど、もっと力が入っていたみたいで、
田崎監督からは何度もやり直すように言われたそうです。

この時の映司は「最後」とはわかってないはずで、アンクとも別れることになるとは思ってないから、あんまり悲壮感だしちゃダメみたいなことで。
でも、力入っちゃうよなぁ。見てる方は最後だと思ってみてるんだし。
しかも、「タカ!クジャク!コンドル!」がアンクの声だもん。
ここ、アンク役の三浦りょんくんは、かなり抵抗したらしいんだよなぁ。ちゃんと公式読本読み返さないと正確じゃないけど、
確か、声を入れてくれって言われて、なかなか良い返事をしなかったはず。

でも、視聴者的には、「アンク~~~~~~!!」ってなっちゃう。

幻影のアンクと一緒に戦う映司。
アンクがタジャスピナーになったなって、ああ、メダル7枚入ってたのか。それで、タジャスピナーにぴったり嵌ると。
そして、幻影のアンクと一緒に真木博士を倒して、メダルを全てブラックホールに吸い込まれていく
(このメダルの行方については、「MEGAMAX」を見よう!)


オーズの東映公式サイトってまだ残ってるのかな。
最後の映司とアンクのやりとり場面の撮影については、面白いことが沢山書いてあるので、読んでみるのおすすめ。

アンクの満足について、最後に台詞で説明してくれてる。
映司との一年にも満足していると。
そして、次に進めと促してくれる。アンク、ありがとう。


映司には、今までだってアンク以外の沢山の手が差し伸べられていたけど、
「大丈夫ありがとう」と言いながら、拒否してた。
でも、遠くまで手を届けたいなら、自分一人の力を強くするんじゃなくて、沢山の人と手を繋げばいいんだってことが分かった。
空から落ちながら、掴まれって言ってくれる後藤さんや、地上で待ってくれてる皆の手のおかげで。


比奈ちゃんと映司は、それぞれに砂の上に落ちたアンクのメダルを拾い上げてる。
(砂の上の丸いメダルを拾う二人とリンク)
エンディングの映司はOPの(というより、初回OPの)映司と腕アンクにぐるっと戻る。


すばらしい構造。演出、脚本、編集、音楽、美術、そして、役者。

結果として、火野映司役の渡部秀さんは、めちゃくちゃ拗らせたファン代表のような、オーズ作品の責任者みたいになって、
「平成仮面ライダージェネレーションズFOREVER」で、すっばらしい復活を見せてくれました。
アンクのプロデュースも完璧。
監督の上堀内さんがその意を全面的に汲んでくれたのも大きいけど。

本当にありがとう。
仮面ライダーオーズ。


ああああ。面白かった。
ちょっと切なさが残るハッピーエンド。
クウガとオーズは、人生に必要な大事な作品になってしまったなぁ。

お疲れ様でした。




【オーズ】命の意味と帰って来た男 45話46話

2019-10-24 14:56:06 | 仮面ライダーオーズ



真骨彫アンクが発売になりますね。放送2010年~2011年で、今2019年ですよ。すごいなぁ。




さて。
アンクがアンクロストに取り込まれてからここまで、怒涛の展開。
カザリが消えて、グリードたちのバランスが変化。

映司はバースプロトの後藤さんと、真木博士の隠れ家を急襲する作戦にでたぞ。


消えたカザリを「死んだ」と表現したアンクは、人間に馴染んだと真木博士に揶揄され、
メズールには、「人間の体で感じた割には、物足りないって顔をしている」と嫌味を言われる。
人間よりグリードの方が気に入らないというアンクは、人間の体で人間の生活に入り込んだことで、同属嫌悪をかなり強くしてしまってる。


そこへ、映司登場。アンクと、メダルをはさんでやり合うのはいつものことなのに、状況はまるで違う。

後藤さんと里中ちゃんは、ガメル、メズール、ウヴァを家からおびき寄せて、攻撃。
映司とアンクの戦いの邪魔をさせないためかな。


アンクは、映司の目の前で、カザリのメダルを二枚自分に入れてしまう。
目が黄色く光って、とてもよくない。映司も、戦う気できたのに、思わず「やめろ!」って叫んでる。
アンクは、信吾さんの体を、失くした三枚のコアメダルの代わりにしようとしてた。
コアメダルが、元々人間の欲望でできたものなので、人間の体が代わりになるかもという仮説をたてたわけだね。

あらら。映司がなかなか変身しないから、真木博士出てきちゃったよ。
紫のメダルが欲しい真木博士。

真木博士の腕がグリードになって燃え上がると、キヨちゃんの手も。
いつも取り込んで変身してるから、同体みたいなもんなんだね。グリード真木博士初披露。

威力を示して、退場。

事態が大変よろしくない方向に進んでいるので、里中ちゃんが残業してくれると!ありがとう~~~。
会長も、何か便利なものがあるなら、早くだして。

比奈ちゃんが心配するように、後藤さんも映司のことを心配してる。ついつい、責めてるみたいになっちゃうのも仕方がないよね。後藤さん、ちゃんと謝ってくれるの、よいね。

真木博士とアンクがメダルを分け合ってるのを、他のグリードが見つけた。
メズールのやり方を、「ごっこ遊び」「みっともない」と言う真木博士。言いそうな事だけど、言っちゃいけないやつ。
嫌気がさしたアンクが、皆のメダルをぶちまけて、メズールとガメルは、完全復活。
コアメダルが9枚揃ったメズールは美しい。


アンク。比奈ちゃんがくれたメダルケース、置いてっちゃうのかい?踏みつけはしなかったけど。

そして、メズールがガメルの手を離した。
「愛したい」と「愛されたい」が、それぞれの欲望としてある。うまく設定したなぁと思う。で、ガメルには食欲。メズールには美に対する欲がある。グリードのことも、色々考えていけるなぁ。


完全体になったメズールは、母親と子どもをセットでさらっていく。
親子ごと繭(卵か)に閉じ込めて、そこから愛情を感じることにしたのか。それが、メズールにとっての「人間を食らう」とい事なのね。でも、そうなると、繭の中の親子はそのうち溶けて消えちゃうんだな。

メズールに対抗できる、ラトラーター。バイクも変形させて、最後は、メダガブリューでコアメダルを一撃。
あああ、メズールが。

最期の時に、ガメルが間に合う。それが更に切ない。
メズールが消えたショックで、ガメルが完全体に。すっごいパワー。さて?

はい、46話



ガメルの手元に残ったのは、ウナギ。
残りのメダルを拾った真木博士が、その一枚も寄越せと言うんだけど、当然ガメルは嫌。
ぶつかり合う瞬間、真木博士がグリードになると、五分でよけきれるという。強いな真木グリード。ついでに、腹に一撃いれてるし。
キヨちゃんの眉毛はどうなのwwwwww

前回水に落ちた後藤さんは、川の中から橋に這い上がってきたのに、映司は海まで行っちゃった。

そして、真木博士とは逆の腕がグリードに。そこで初めて、腹の底からの恐怖が駆け上がってくる。ように、見える。
映司も「グリードになるのが、怖い」とちゃんと自覚した。
これ、けっこう大事な瞬間だよね。うん。


それにしても、諸田監督は容赦なく水に落とすなぁ。

アンク、まだ屋上にいた。そして、メダルケースはそのままになってたのね。
博士は、メズールのメダルをアンクに寄越したので、本来ならそのメダルをアンクが取り込む予定。


波打ち際の岩に座って、映司はグリードの腕を元に戻そうと必死。
会長の「君の欲」という言葉から連想したのは、最終的にメダルを投げるアンク。そして、腕も戻った。
アンクの前で、人間でありたいという欲望があったのかな?
ほっと落ち着いたところで、ベルトがない事に気づいた。
ここ、意外と珍しい場面だよね?
平成の仮面ライダー作品で、水に落ちたり戦闘の最中だったりに、ベルトなくすっていう状況、あまり見たことない気がする。


久しぶりに、クスクシエに戻ってきたアンク。
アイスキャンディーを食べて「確かに。しばらくこれが物足りなかったな」ってモノローグ。
だから、いつも「アイス寄越せ」ってイライラしてたんだね。

店の中には、アンクの思い出が沢山。もしかしたら、800年前のアンクには、思い出になるような人間との関わりはなかったのかな。
あのメダルケースをちゃんと持ってきてた。
グリードだけど、信吾さんの体を持ったことで、比奈ちゃんの気持ちがわかるようになってる。そして、アンク自身の意識も変わってきてる。
比奈ちゃんとの会話でも、
「この体、寄越せ」と言うところで、すごく悲しそうな顔をしてる。
アンク、すっごく変わったんだなぁ。


ベルトを探している映司。
気が逸ると、紫メダルが動き出そうとしてしまう。取り乱したり、怒ったり、映司自身が自分のコントロールを見失いそうになる時。
でも、自分の強い意思で使う時には、メダルをコントロールできてる。そこの境目が難しい。


街で暴れるガメル。
人もビルもどんどんセルメダルにして、メズールを復活させようとする。
でも、ウナギだからなぁ。シャチじゃないから。

ガメルの出現で、里中ちゃんが後藤さんにバースのベルトを届ける。リボンのかかった箱もあるぞ。

ここがさー!
車運転してる里中ちゃんと、バイク運転してる後藤さんの間で投げ合って、バースとプロトのベルトを交換するんだ!
で、変身するんだ。
見てるこっちの背筋が伸びるというか、ここからだなって気合い入る。
(五代君と一条さんが銃を受け渡しするところっぽいんですよ)


後藤さんが必死に戦って、最後の賭けにに出ようとしたところで、
伊達明、リターン。

帰って来たーーーーーー!!!
ここから、伊達さんバースは押川さん!!!
押川さん、永徳さんで、伊達さん後藤さんバース!
ガメル、ごめんね。

ブレストキャノンの同時攻撃で、ガメルの弱ってたコアメダルを砕いて、バースの勝利。
なんだけど。
消える間際に人間体になって、一枚だけのウナギのメダルをメズールだと思って、
棒つきキャンディーを置くガメル。
切ないのだ。
愛してほしい、可愛がってほしいと泣く子どもだったガメル。
メズールとその欲望の矢印が合致しなかったのは、どこが問題だったのかなぁ。などと思ったり。


で。
本筋の映司とアンクは、海辺の殴り合い。
名場面だし、名台詞だらけなので、とにかく見てください。

映司の本当の欲。本当に欲しいもの。それは、目の前とか手の届く範囲なんてもんじゃなくて、
どこまでもどこまでも届く、広くて長くて強い腕。力。
器が大きいというより、底が知れない感じ。

で、せっかくいいところを、真木博士が邪魔するんだよ。
紫メダルを、映司の中に放り込む。

紫に操られたまま、アンクからタカメダルを奪ってタトバに変身。
なので、変身したオーズの複眼が紫。

さらにもう一枚追加で、映司がグリードに。
それを見て、アンクもグリード体に。
力と力のぶつかり合いー!
ってとこで、終了。




あああああああああ。
放送当時も、ここから最終話までは録画を残しておいて、
繰り返し見たんだけど、それじゃおさまらなくてDVD全巻買っちゃったんだよねぇ。
最近販売してる、専用ケース入りBlu-rayボックス仕様で、販売しなおしてくれないかなぁ。
中味は、今までのと同じでいいから。文句言わないから。
ああああああああ。


また来週。








【オーズ】君の欲望 43話44話

2019-10-17 15:17:18 | 仮面ライダーオーズ



アンクが戻って来たーと思ったら、不穏な空気。
で、43話です。



前回、アンクロストに集まっていたコアメダルのうち、3枚粉砕されて、
アンクが、解放された。

で、アンクは、両腕に一枚ずつ体に3枚、計5枚のコアメダルを中心にして、
セルメダルで体を作った。


けど。コアメダルが足りない(?)らしく、セルメダルの擬態が維持できない。
なので、泉信吾の体がまだ必要だ。というわけだ。


アンクは信吾さんの体を乗っ取ろうと気絶させようとするんだけど、
お兄ちゃんも、簡単に気絶したりしなくて。
比奈ちゃんに言葉を残してから、アンクに体を明け渡した。

刑事という職業を選んで妹を育ててきたんだから、意志の強い人なのは当然なのかもしれないけど、
泉信吾、なかなかしぶとい人ですね。素晴らしい。


アンクは、映司手持ちの一枚も追加で、コアメダル6枚。
翼が左右どちらも開いて、相当な強さ。
でも、映司が怒ってるんだ。泉信吾の体を、勝手にまた使い始めたことに。
せめて、本人の許可をとれば違ったんだろうけど、アンクはそんな事しないしね。

アンクを取り戻すためにも、アンクを追い出すためにも、迷わず使うプトティラの力。
その力は、変身しなくてもアンクの力を押し返すほどで、グリード化が相当進んでいることを表してる。
後藤さんがめっちゃ焦ってるしね。

それを見てた、目が緑のおじさん。
おじさんにセルメダルを投げ入れて、アンクのヤミーを産んだよ!アンクが空飛んでるよ!で、アバン終了。

情報量多いよっ!


柴崎監督~~。
皆!オーズの夏映画も見てね!暴れん坊将軍も出てるよ!


ヤミーはハゲタカヤミーに。
どうやら、おじさんは、カップルになってるモテる男をねたんでいるようです。

おー。今回のバース後藤さんと里中ちゃんのコンビ、すごくスムーズ。新作衣装も似合ってるー!


一人になって自宅に戻った比奈ちゃんは、自問自答。
いつもこの子は、ちゃんと時間をかけて考えて、まっすぐ前を向く道を見つけるんだよ。
今回は、消える間際のお兄ちゃんの言葉が背中を押してくれる。泉兄妹、善き。


アンクが真木博士に、「俺をメダルの器にしないか」と誘いをかけてる間、

後藤さんは、鴻上会長にご報告。
コアメダルを破壊したら、完全体になれないから世界を食らうことはできないと、人間にとって良い方向を提示しているのに、
鴻上会長は、破壊は許可しない。
それに伴う人間への被害は、「後藤君が防ぎたまえ」だって。

いや、会長って珍しいタイプのキャラクターだよね?
多分、ここまで清濁併せ吞むキャラクターって、珍しいんじゃない?仮面ライダーでは。

人間世界もグリードもコアメダルも必要。多少の犠牲は気にしないで、欲望が循環(螺旋状に上昇しつつ)する状態を維持して、エネルギーを無限に生み出していこうということかしらん?
そして、そんな会長でも、紫のメダルは破壊しなければならないそうです。無を欲するから。


後藤さん、お疲れ様です。


ホームレス映司は、河原でまたたき火して魚を焼いている。
一瞬、腕がグリード化したように見えたけど、その同じ手で焼けた熱さを感じてる。はー。まだ大丈夫。
そこへ、比奈ちゃん。
つい、グリード化したように見えた腕を隠しちゃうのが、切ない。

比奈ちゃんが持ってきてくれたのは、いつもより味を濃い目にしたお弁当。映司が、味覚が鈍磨してるから。

甘くしすぎた玉子焼きは、きっと焼きすぎちゃった。
見た目でわかりにくいおにぎりは、中身の具を教えてくれる。あああああ、泣けちゃうなぁ。

そして、比奈ちゃんの今できることは「映司君の傍にいること」だって。
あああーーーーー( ノД`) 皆ー、夏映画「将軍と21のコアメダル」見てくれーーーー!

大事な話してたら、お弁当を包んでた布が燃えてる!
きっとアドリブだな。うん。(本当のところは知らないんだけど)



はい、ハゲタカヤミーがまた大暴れ。
アンクの計画通りらしいよ?
オーズとバースの連携プレイで、ヤミーを倒したけど、
セルメダルになる瞬間、軽トラの荷台の真上だったのね。落ちてくるセルメダルを受け止めるためだったと。
アンク、セルメダル大量。

映司に、何で?って聞かれてて。どうやら、コアメダルが足りなくても完全体になるため→メダルの器になる→大量にセルメダルを集めて、体(外殻)を丈夫にしようとしてる、らしい。


映司、めっちゃ怒ってるけど、説教は聞き飽きたと切り捨てられちゃう。うーむ。

あ、大量のセルメダルは、ウヴァを復活させるためか!

緑の目のおじさん、コアメダル一枚のウヴァがとりついてたのねぇ。

グリードの隠れ家に全員集合、で、次ー!


はい、44話!

冒頭から、アンクの思惑を、真木博士向け(本音部分)とグリード向け(本音のための手段)で解説ありがとう。

映司は、ニチアサ包帯で巻かれている。
二の腕の打ち身擦り傷メイクが、リアルー!

「映司君の体、なんとかならないの?」という比奈ちゃんの訴えに、
唐突に割り込む鴻上会長(パソコンの画面越し)
ここで、地下保管庫出てくるんだ!!

この地下保管庫。会長が集めてきたオーズグッズ満載ですよ。美術さん素晴らしい!

鴻上会長が、火野映司の「オーズの器」について説明。
大きな器があって、空っぽで。丁度良かったところに、紫のメダルが入り込んでしまったと。



隠れ家にて。
アンクの提案に、最初にのったのはメズール姐さん。腹が座ってる。
こういう時、カザリは合理的な判断よりも、アンクに対する猜疑心とか嫉妬心のほうが勝っちゃうんだよねぇ。

で、すぐ乱闘。あほかー!っつって、メズール姐さんに怒られてんの。
ま、ウヴァはコアメダル二枚取り返したから、プラスでしたね。


知世子さんが、皆の親のようなおやっさんのような。

比奈ちゃんはお弁当作って、後藤さん、映司三人で、遊びに行ってる。「楽しみ」のことをしてみた。
彼の欲を探すために。

丸一日三人で過ごして、ドライブ。映司は、疲れたのか気が緩んだのか、眠ってる。
いつもの橋ー!
グリード5人勢ぞろい。

ここからの戦いが素晴らしい。息をつめるようにして見てしまった。
オーズは、倒れた後、かっこよく立ち上がらない事も少なくない。
高岩さんが、その方が映司らしいと判断してるんだろうなと思う。
お辞儀しちゃうのも、メダル選びに迷うのも、みっともなく転んでバタバタっと立ち上がるのも、全部映司で一生懸命さの表れなんだろうなぁ。

落ちたコアメダルを、すぐに拾って握りしめる比奈ちゃん。アンクとにらみ合って負けてない。
「アンクが本当に欲しいものは?」と問いかけて、「お前たちじゃない」と言われたことで、覚悟が決まった。
お兄ちゃんもアンクも、と揺れていた心と決別した。
映司君とお兄ちゃん。比奈ちゃんの一番大事な守りたいもの。
あああああああ、比奈ちゃん(ノД`)・゜・。


そして、カザリのしょうもない入知恵でガメルがいらん事をしたおかげで、
カザリのコアメダルが9枚揃う。完全体になったカザリが滅茶苦茶強い。
やられてもやられても、少しでも隙を作ろうと立ち上がる後藤さんバースが、かっこいい。


ああああ!ここでっ!プトティラの曲がかかったーーーー!!!!
必死のプトティラが、ライオンコアを粉砕!

よろよろのカザリは、真木博士グリード体に止めを刺されて、割れたコアメダルを残して他は全部持ってかれた。
死に際に街をさまようんだけど、こういう演出は、やっぱり石田巨匠のグロンギの演出が思い起こされる。

グリードやヤミーがセルメダルに還元されてしまった瞬間の、ぺしゃんと潰れる感じが、
「ああ、命じゃなかったんだ」感。
切ない。



余談なんですけどね。
映司が、内戦に巻き込まれて爆弾に吹き飛ばされた女の子を見て泣き叫ぶシーン。
何回も繰り返し出てきますけど。
この場面って、最初の変身の直前からありますよね?
ということは、当時新人の渡部秀さんは、一話を撮影中にこの場面も演じてる。
多分、グリーンバックで。

え?
演技上手いなとは思ってけど、改めて考えるとすごいっていうか、末恐ろしいっていうか。
ほぼ演技未経験で、あの雰囲気出す?

あれからまだ10年弱(2019年現在)
この先が楽しみだなぁ。35歳くらいになった渡部秀、めっちゃ期待してますよ。ほんとに。

では。