LOHASな感じ!

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究極の選択 ~ 原発

2011-06-20 | 宇宙・環境・資源
今朝の朝日新聞に、東北の酪農家が自ら終止符を打ってしまった記事が掲載されていた。
非常に痛ましい内容だ。
多くの人々が犠牲になってしまった今回の原発事故は、一体いつ終息に向かうのだろうか?

日本国内だけでなく海外でも脱原発の動きが目覚しい。
ドイツでは2030年までに原発の完全撤退を謳い、イタリアでは国民投票により原発の是非を問い90%以上が脱原発を支持している。
他国より電力を購入できるという事を踏まえての事だろうが、さて日本ではどうか。

先日、政府では「原発の安全性が確認された」という原発稼動へ向けた発言がなされた。
国民世論として脱原発の動きも当然あるが、日本のエネルギー事情を鑑みるとあまりにも問題が大きい。

マイケルサンデルは、原子力の将来、エネルギーと原子力のあり方をどう考えるのか?
私たちの生き方は原子力とどう関わっていくべきなのかという問いを大震災特別講義の中で投げかけている。

一つのシナリオとして、
原子力の安全性を高めるために、私たちはあらゆる努力を払う。
ただし、リスクをゼロにする事はできない。そのような技術は存在しないからだ。
それでも安全性を高め続けながら、原子力への依存を高め、原子力発電所を作り続けていくというもの。

二つ目のシナリオとして、
今回の危機を受けて、原子力への依存を減らす、あるいは完全になくすというシナリオ。
その結果、私たちは生活の水準を下げなくてはいけないだろう。
それでも原発は支持しないというシナリオだ。

私たちは今、究極の選択を強いられている。
答えは、私たちが見出さなければならない...。


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