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黒川紀章と共生思想

2006-12-21 | 建築と文化
建築家 黒川紀章が 「14Japanese ARCHITECTS」 の中で紹介されていた。

以前、何かのTVCMで出演していたような記憶がある。
といってもかなり前だったような気がするが。
そう言った意味ではご存知の方も多いのではないだろうか。

黒川紀章は、Roland Hagenbergのインタビューの中で、共生についてこう語っていた。

日本文化は完璧な共生文化なのです。
50年後の未来社会で、この共生という文化の概念が世界の標準となっていても不思議はありません。

また、共生については
日本の文化の80%程度は中国から入ってきたものであり、明治維新後は様々な文化の90%を欧米から輸入している。
にもかかわらず、日本人は外国文化を自国の文化の中に吸収してしまった。
なおかつ、日本であり続けている。
これを共生と表現しているのだ。

黒川紀章は、26才で建築の理論運動メタボリズムを結成し衝撃的に世界にデビューしている。

その後、共生、新陳代謝(メタボリズム)、情報、循環(リサイクル)、中間領域、フラクタル(非線形)、生態系(エコロジー)等のコンセプトを、生命の原理という思考のもと45年間提言してきたのだ。
その発想は、建築以外においても共通性を与え、様々な方面で問いかけている。

まずは、黒川紀章の建築にふれてみたい。
そう感じた。


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