峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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多読の有紀さん

2018年04月04日 | 子育て日記

有紀さんは、頭痛を訴え月曜日も学校を休みました。先週の金曜日に休んだので4日間続けて、家にいたことになります。昨夜、そのことを話していたら、
「不登校の人の気持ちが分かるような気がする。」「学校より家にいたほうが楽しいもんね。自分の好きにできるから。」と有紀さん。
すかさずくるみさんが、
「エ~ッ!私は学校の方が楽しかけどね~。」
有紀さん、きょうは登校していきました。

有紀さんは、小学2年生から読書が始まりました。今では本の虫です。家にいるときは、ほとんど本を読んでいます。
とにかく手当たりしだい読んでいきます。すでに家中の本は大方読み尽くしているようです。
「ねえ~、おかぁ(女房どののことをこう呼んだりします)、なんか本ない?」これは有紀さんの口癖のようなものです。女房どのはせっせと本を買ってくるのですが、有紀さんの読むスピードも速いのです。
これくらい読んでくれると、いろいろ楽しみがあります。こちらが読ませたいと思うのを買ってきて手渡すと、より好みせずに片っ端から読みます。

過日、女房どのとデートしていて、有紀さんのためにと本屋に入りました。
文庫本のコーナーに行き、それぞれ目に止まったものをカウンターの上へ。
私がシェイクスピアの「ハムレット」・チェーホフの「桜の園」「三人姉妹」・ヘッセの「車輪の下」・ジードの「狭き門」・ヘミングウェーの「老人と海」・ツルゲーネフの「はつ恋」それに「ボードレール詩集」、女房どのが夏目漱石の「三四郎」「道草」「草枕」・下村湖人の「次郎物語」の上・中・下巻・堀辰雄の「風立ちぬ」「美しい村」以上14冊でした。

2,3日前、今、何読んでいるのと訊いたらシエイクスピアの「ハムレット」だと言っていました。
劇の台詞(せりふ)が並んでいると不思議そうでしたから、それは、舞台で上演するのが目的で書かれた演劇の脚本で戯曲(ぎきょく)というんだよと教えると納得していました。
昨日は「次郎物語」を読んでいましたが、今訊くと読み終えたようで「面白かった!」といっています。
今の有紀さんにとっては、難解に思うものもあるようです。例えば、「草枕」・「狭き門」は、難しいと途中で中断しています。
しかし、「『狭き門』は挫折(ざせつ)かぁ。」と言うと、「挫折ではないよ。ちょっと友だちに借りた本を先に読みたかったと。」とは本人の弁です。

                200423日(火)記
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お母さんとなった有紀さん、今は、せっせと娘の糸葉さんに絵本を読み聞かせている。

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