峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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もう一つの「化粧」

2021年10月15日 | 音楽
世の中には、何となく気になるという人がいるものだ。

そのうちの1人、ロックバンド・エレファントカシマシのボーカリストであり、近年、ソロ活動に新境地を開いた感のある宮本浩次さんだ。

先日、ミスチルの櫻井和寿さんとのコラボ「東京協奏曲」に心を揺さぶられたと、このブログにも記したばかりだった。

最近、テレビで宮本さんが他の歌手の楽曲をカバーしているのをよく見かけるが、今週火曜日のNHK・TV「うたコン」で中島みゆきさんの「化粧」をカバーするのを視聴した。

 化粧
作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき

化粧なんて どうでもいいと思ってきたけれど
せめて 今夜だけでも きれいになりたい
今夜 あたしは あんたに 逢いにゆくから
最後の最後に 逢いにゆくから

あたしが出した 手紙の束を返してよ
誰かと 二人で 読むのは やめてよ
放り出された昔を 胸に抱えたら
見慣れた夜道を 走って帰る

流れるな 涙 心でとまれ
流れるな 涙 バスが出るまで

バカだね バカだね バカだね あたし
愛してほしいと 思ったなんて
バカだね バカだね バカのくせに
愛してもらえるつもりでいたなんて

化粧なんて どうでもいいと思ってきたけれど
今夜 死んでもいいから きれいになりたい
こんなことなら あいつを捨てなきゃよかったと
最後の最後に あんたに 思われたい

流れるな 涙 心でとまれ
流れるな 涙 バスが出るまで

流れるな 涙 心でとまれ
流れるな 涙 バスが出るまで

バカだね バカだね バカだね あたし
愛してほしいと思ってたなんて
バカだね バカだね バカのくせに
愛してもらえるつもりでいたなんて

「化粧」、オリジナルもいいけれど、その夜は宮本さんの表現が、しんみり心に沁みた。