峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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心地よい汗を流す

2021年11月29日 | 移住
昨日、朝8時から行われた地区のアダプトによる道路沿い、及び公園の清掃活動に参加しました。これで今年3回目になります。

アダプトとは、道路や公園などの公共空間を住民や企業等が主体となって清掃等、美化活動を行うものです。
何もかも自治体に頼り、任せるのではなく、住民に出来ることは住民自らやろうという考え方が基本にあります。

自治体は、清掃道具等の購入経費として交付金等を出し、その活動を支えます。

佐々町時代、連合町内会が主体となって住民に呼びかけ、清掃活動を行うことになりました。その際、このアダプトを検討しましたが、結局、採用しませんでした。
理由は、わずかな交付金等を受けることで制約や束縛を受けたくなかったからです。もちろん、役員の総意によるものでした。

全くのフリーハンドでした。しかし、町は、清掃活動参加者のためにボランティア保険を用意してくれましたし、ゴミを運ぶための車両を提供してくれました。
何より嬉しかったのは、町長始め、多くの役場職員のみなさんが参加してくれたことでした。

まちづくりは、私たち住民のために行われるものでしょう。だとするならば、私は、私の立場で主体的にそこに関わっていきたいと考えています。

非常識な野菜作り

2021年11月27日 | 移住
移住を機に野菜作りを始めました。
といっても本腰を入れてやろうというのではなく、気の向くままにです。

我が家の食卓に上る野菜は、基本的に無農薬栽培によるものです。
直接口から身体に取り込む食べ物に関して、女房どのはなるべく自然なものをと、無添加の食品を、野菜に関しては無農薬栽培のものを求めています。

そんなことから家で作る野菜は、当然のように無農薬でということになります。その上に無肥料でのトライです。
無農薬、無肥料、加えて野菜作りの知識も無いというのですから無謀な試みにも程があるという話でしょうか。
実際、農業を営んでおられる地区の方からは鼻で笑われています。

しかし、昨年末に植えたタマネギ100本の苗は、そこそこ成長して収穫することが出来ました。
それを吊るして保存し、長い期間に渡り、いただくことが出来ました。

また、春に植えたキュウリとトマトもそこそこ実を付けてくれました。特にトマトは、未だに実をつけています。
その少し後に植えたオクラとピーマンは、驚く程の出来でした。
ただし、白菜・キャベツなどの葉物は青虫にやられ、全くダメでした。

そのような経験から、葉物は諦めようと思っていたのですが、たまたま寄った種苗店のご主人に不織布で覆ったらよいとの助言をいただきました。

お話を伺い、なるほどと思い、早速、キャベツと白菜の苗を5本ずつ求め、助言通りに植付けました。
さらにその後、水菜の苗を10本植え付けました。

植え付けてしばらくすると不織布の上からもはっきり分かるほど育ってきました。
そこで、不織布を開けて中を確認してみると、なんと、葉っぱの上に青虫が‥。

隙間なく不織布を施したつもりでしたが、どこからかチョウ、あるいはガが侵入して、葉っぱに卵を産み付けたのでしょう。
青虫を駆除し、再び不織布をかけ直しておきましたが、やはりだめかという思いに支配されていました。

ところが、白菜が日に日にぐんぐん大きくなっているのが不織布の上からもはっきり分かるようになってきたのです。

昨日、再び、不織布をめくってみると、外側の葉はともかく、中の葉は、虫食いの跡が見られません。結球も始まっています。

そういえば、気温が下がってきたのと同時にチョウやガの姿が見られなくなりました。そのことが幸いしているのでしょうか。
もう少し様子を見てみなければ安心できませんが、なんとかいけそうな感じです。

ミズナも順調に生育しています。
昨日の夕食は、水炊きだというので一束を水炊き用に。もう一束はサラダ用に収穫しました。

農薬を使用せず、化学肥料はもちろん、敢えて有機肥料さえも施さない野菜作りに挑戦して(大袈裟でスミマセン)2年目、なんだか、にわかに自信と勇気が湧いてきています。

師弟対決に向けて

2021年11月26日 | 将棋
昨日記した将棋NHK杯テレビトーナメント、山崎隆之八段対佐々木大地五段戦は、佐々木大地五段が鮮やかに勝ち切りました。

この結果、大地五段は、師匠の深浦康市九段と共にベスト16に進出しました。お二人が次戦を共に勝利すると準決勝進出をかけの直接対決となります。

昨年でしたか、藤井聡太竜王と杉本昌隆八段の師弟対決が話題になりましたが、
共に藤井竜王に勝ち越している佐々木大地五段と深浦康市九段の師弟対決も実現すれば話題を呼びそうです。

ちなみに、藤井竜王に勝ち越している棋士はわずかに5名、深浦康市九段は2つ勝ち越している唯一の棋士として話題になっています。

師弟対決、ぜひ見てみたいものです。
ガンバレ、佐々木大地五段!
ガンバレ、深浦康市九段!

ネクタイ

2021年11月25日 | 将棋
毎週日曜日午前10時半から正午の間、NHKTVで放送されている将棋NHK杯テレビトーナメントを楽しみに視聴しています。

先の日曜日は、山崎隆之八段対佐々木大地五段戦でした。
私たち夫婦にとって、お二人はご縁のある棋士です。お二人にとって、この対局が初手合いということもあり、どんな将棋になるのか、もちろん、どちらに軍配が上がるのか、いつもより数倍ワクワクしながら勝負の行方を見守りました。

我が家では、次女と三女が小学生の頃から将棋を指し始め、小学・中学と県大会・全国大会などに出場する機会に恵まれました。
そのことから、郷土の深浦康市九段始め、多くのプロ棋士のみなさんと交流させていただくご縁を得ました。

山崎八段のことを、私たち夫婦は親しみを込めて「やまちゃん」と呼んでいます。もっとも、2人の間でだけのことですが。

山崎八段は今期、悲願のA級入りを果たしたトッププロです。そのお人柄からファンの多い棋士のお1人のようです。
私たち夫婦も、何度かお会いしてお話をさせていただくことがあり、明るく、さわやかで、ユーモアがあり、その上、謙虚なお人柄にすっかり魅了されたものです。

佐々木大地五段は、さらにご縁の深い棋士です。
各都道府県の予選に毎年3,000人以上の選手が参加するという「小学生将棋名人戦」という大会があります。これまで多くのプロ棋士を輩出してきている歴史のある大会です。

三女のくるみさんは、小学2年生の時に初めて参加したその予選を兼ねる県大会で、並み居る上級生・男の子を次々と撃破し、あれよあれよという間に優勝してしまいました。

翌年、連覇を果たし、3連覇のかかった4年生の時に決勝戦で相対した選手こそ、当時小学1年生だった対馬から参加していた佐々木大地くんでした。
結果は、くるみさんの完敗でした。それまで戦ってきた県内の強豪とは比較にならない程の大地くんの強さでした。

後にプロ棋士になり、その世界でも毎年、高い勝率を誇っている大地五段ですから当然のことではありました。

厳しい奨励会を勝ち抜き、晴れてプロ棋士となった大地くん。故郷でそのお祝いをすることになりましたが、その司会を私が務めさせていただきました。
その時、大地くんに、何かプレゼントしたいけど何がいいかなという話をしました。色々話しているうちにネクタイがいいねということになりました。

その後、このコロナ禍です。イベントなども出来ない状況が続いています。
長崎県に深浦さんや大地くんが帰ってくる際には、お声を掛けていただくようお願いしています。

その折には、遅ればせながら大地くんにお祝いのプレゼントを持参したいと思っています。
もちろん、ネクタイを、ですね。

落語家

2021年11月23日 | 暮らし
午後1時5分から放送された「令和3年度NHK新人落語大賞」を視聴しました。
東京・大阪で開かれた予選を勝ち抜いた6名による若手落語家の日本一決定戦です。

この日、最後に登場したのが大賞に輝いた桂二葉さん、演目は「天狗刺し」。

圧巻の話芸でした。最初から最後まで声を出して笑っていました。
落語を聴いて、こんなに笑ったのは本当に久しぶりのことでした。
審査員5名の採点も全て満点という文句のつけようのないものでした。

女性の大賞受賞というのは、50回を数える同大会の歴史の中でも初めてのようです。まさに快挙です。

様々な分野で女性の進出、活躍が目立ってきましたが、それぞれの道の先駆者となられた方々には大変な苦労があったのだろうと想像します。

芸能の世界も、ついこの間まで「女遊びは芸の肥やし」などと公然と語られたように男性中心の世界だったように思います。
中でも、見習い・前座・二つ目・真打からなる「身分制度」という仕組みが残っている落語界で、女性がその道を極めていくのは並大抵でない苦労が今もあるはずです。

しかし、そのような険しい道を切り開いてきたパイオニアがいて、現在では50名を超える女性落語家のみなさんが活躍しているようです。
また、三遊亭歌る多さんという女性の噺家は落語協会の理事を務めているということですから、時代は確実に変わってきているのですね。

今回の桂二葉さんの大賞受賞は、そういう先達の切り拓いてきた道の先にあるもので、その意味ではご本人は元より、女性の落語家みなさんの喜びではないかと思います。

談志さんの「芝浜」、久し振りに聴いてみたくなりました。

やはり 反骨の人

2021年11月22日 | スポーツ
痛快なニュースが飛び込んできました。
メジャーリーガー・大谷翔平選手が国民栄誉賞を辞退したというのです。

丁度、1週間前、大谷選手について「反骨の人」というタイトルで記事を書いたばかりのところでした。

その記事の中で、イチローさんが4度に渡り、国民栄誉賞を辞退し続けていることについて、突出した反骨ぶりです、と記しましたが、大谷選手の反骨精神も相当なものだと、ひねくれ者の私などは痛快さを覚えるのです。



私の責任

2021年11月21日 | 暮らし
午前中、居間に家族の賑やかな声が響いていました。時折、はじけるような笑い声が混じります。
家族間のLINEのビデオ通話です。
いつの間にか「なぞなぞ」が始まっていました。

その中心にいたのが5歳になる糸葉さんです。
きょうは日曜日ですが、お父さんが仕事で出かけたことからLINEをかけたのでしょう。
私たち夫婦と三女がそれに応じたのでした。

お父さんは、今日だけでなく昨日の土曜日も朝から出勤したそうです。
糸葉さんのお父さんは、中学の数学の教員です。部活動・陸上部の顧問も務めています。
土曜・日曜と競技大会に出場する生徒を引率するために出勤したとのことでした。

私「昨日、お父さんは何時頃帰って来たの?」
糸葉さん「早かったよ6時位だった。」

父親の夕方6時の帰宅を「早い」と捉えているのです。
そうなんです。平日、お父さんの帰宅は夜の9時、10時になるようです。
朝も早いお父さんは、平日、糸葉さんの寝顔しか見ることが出来ません。

それが、一緒に遊べるはずの土・日まで奪われるとしたら…。
これは、糸葉さんと彼女のお父さんだけの問題ではないはずです。

言うまでもなく、人づくりは国家の根幹をなすものでしょう。
その教育現場の最前線にいる教師の劣悪な労働環境の改善は、国の重要な政策課題として位置付ける必要があると考えます。
政府の速やかな着手を望みます。

また、教師のみならず、様々な職場の第一線で働く若い世代の労働環境、同時にワークライフバランスを個人の問題とするのではなく、社会全体で考えていく空気を、彼らより上の世代の私たちは醸成していく責任があるのではとも考えるところです。

青い果実の恵み

2021年11月20日 | 暮らし
完熟前の青い果実を搾油したオリーブオイルを使い始めて何年経つでしょうか。
この季節限定の、美しい若草色した貴重な有機栽培オリーブオイルのご案内を今年もいただくことが出来ました。

我が家では、刺身を食べる際にそれを用います。
刺身の上にこのオリーブオイルをかけ回し、塩を軽く振り、柚子胡椒でいただきます。
また、朝食時のトーストやバゲットにかけてもいただきます。

今朝も、トーストにかけていただいたばかりでした。
ちょうど1年で使い切る量だけ、注文できるようになりました。

子供たち3家族分、合わせて注文するのも恒例となりました。
やはり、偉大な自然の恵みに感謝です。



軽々と超えて行け

2021年11月19日 | スポーツ
大方の予想通り、メジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が今シーズンのMVPに選ばれました。
さしものメジャーリーガーたちも、ベーブルース以降、誰も成し得なかった二刀流での活躍でしたから当然だったように思います。

ところで、大谷さんは、いつから二刀流を目指したのでしょう。

高校野球の春・夏の甲子園大会を見ていると、近年は少なくなったように思いますが、チームのエースで4番打者という選手を見かけることがあります。
それぞれの県を代表するような、身体能力がずば抜けて優れている少年たちなのでしょう。

ところがそれも高校野球止まりです。
プロ野球界入りすると、監督・コーチによってピッチャーでいくか、バッターでいくか、どちらかに決められてしまうようです。大学・社会人、いずれも同様でしょう。

一方、選手たちも、それを当然のように受け止めている節が見られます。監督・コーチの言う通り、そうすべきかのごとく従っているようにみえます。

ところが、大谷さんは、そんな時流を覆したのです。
言葉にするのは簡単ですが、二刀流を目指したこと。また、それを認めさせる実績を積み上げてきたこと、それは、普通に考えると容易ではないことです。

ただ、彼にとってはそうでもなかったのかもしれないとも思うのです。
あの体格、あの身体能力が、既に「常識」ではないのですから。

軽々と常識を超えて行く稀代のメジャーリーガー・大谷翔平選手、来季の彼のプレーが今から楽しみです。

感謝を胸に

2021年11月18日 | 移住
Facebookを開くと、2年前の投稿が表示されました。

引越し業者に託した家財道具一式が、2年前の一昨日に長崎県佐々町の旧自宅から搬出され、昨日、現在の地に到着した旨、記していました。

当時、その後も、向こうの家屋のリフォーム、そして土地・家屋の売却が残っていました。
しかし、それらの処理をお願いした佐々町「ケント不動産」の上野さんは信頼に足る人でした。
LINEと電話のやりとりで事はスムーズに運び、早々に土地と家屋の売却まで済ませることが出来たのです。

佐々町の旧自宅は、両親から譲ってもらった土地に、夫婦で一から建てた家でした。
そこで、仕事をし、3人の子供を育てました。
私たち家族の大切な歴史が詰まった家です。私たち家族が育った家です。

私たちにとって宝物と言えるその家は、まだ小さなお子さんがいらっしゃるご家族に引き継いでいただけることになりました。
有難いことです。

2年前に引渡しを行って以降、このコロナ禍で佐々に行くことが出来ていません。
行けるようになったら、きび団子でも手に、お邪魔させていただこうかと考えています。

色々な方にお世話になり、おかげさまで今があります。