今年の「晴の会」

　今年のあべの歌舞伎「晴の会」の日程と演目が発表になりました。「伊賀越道中双六」だそうで、「ご存知『沼津の段』を眼目に発端『和田行家殺し』より大詰『伊賀上野の仇討』まで」とあります。以前、国立劇場で吉右衛門さんのチーム播磨屋で「伊賀越」の通し上演がありました。読売演劇大賞を受賞した作品で、その時は「沼津」がなかったように思うので、今回はまた違う「伊賀越」の通しになるんでしょうね。「改訂：亀屋東斎」とあるので、千次郎さんが筆を執って「晴の会」オリジナル脚本のようです。千次郎さん、今月歌舞伎座の「土手のお六」で番頭さん、再来月は南座の「阿古屋」の解説と、大きなお役が続く中での執筆とはお大変です。何年か前の晴の会版「四谷怪談」の通し上演もとても良かったので、今回も期待できると思います。「四谷怪談」の通しは本当にわかりやすくコンパクトにまとまっていたので、松竹座とか南座とかでも演ってくれたらいいのに、って思っているのですが。

　「沼津」は松十郎さんの十兵衛、千次郎さんの平作、千壽さんのお米でしょうか。それぞれのお師匠さん、松嶋屋三兄弟の「沼津」は絶品でした。楽しみです。

帰ります。

帰りの新幹線です。お弁当は銀座三越で買った京都のお寿司、ビールはkioskの冷蔵庫故障のため、いつものエビスビールが買えなくて、アサヒスーパードライです。京都なので鱧と鯖が入ってます。

3日間、春のにざたま祭を堪能しました。「神田祭」は何度見ても飽きません。何なんでしょうね、あの出来てる感は…。絶対、貴方達、付き合ってるよね、って思わせますよね。至福の時間でした。

現実社会に戻れるかどうかちと心配ですが、頑張ります。

お江戸へGO！

お江戸へ向かっております。久しぶりにきれいな富士山を拝むことができました。車掌さんも「左に富士山が見えます」とアナウンスしてました。

なんだかとっても幸先が良いような、っていうか「春のにざたま祭」なので、幸福度はmax、爆上がりなのは絶対なんですけどね。うふっ。

今日は夜の部だけです。その前に、ちょこっと新宿伊勢丹へ行こうかと。SALEでも何でもないので、見るだけだと思いますが。あ、伊勢丹の催事は京都展らしいので、それ見るかも…。

新幹線は相変わらず混んでます。京都駅なんて外国の人だらけでした。東京も混んでるんでしょうね。

仁左さま+玉さま＠7月の予定

　孝夫さんと玉ちゃんの7月の予定が発表されました。残念ながらご一緒のお舞台ではございません。

　開催日順ということで、孝夫さんからです。例年、7月は松竹座の夏歌舞伎と決まっておりまして、今年も松竹座にご出演です。今年の松竹座は中村萬壽・時蔵・梅枝さんの襲名披露だそうです。
【昼の部】
初代中村萬壽 襲名披露狂言
五代目中村梅枝 初舞台
　「恋女房染分手綱」
　重の井
　　乳人重の井　　　時蔵改め萬壽
　　三吉　　　　　　初舞台梅枝

【夜の部】
　「義経千本桜」
　木の実
　小金吾討死
　すし屋
　　いがみの権太　　　仁左衛門

　六代目中村時蔵 襲名披露狂言
　「八重桐廓噺」
　嫗山姥
　　荻野屋八重桐　　　梅枝改め時蔵
　
　今のところ、発表されたのは以上です。出演者としては以下の役者さんのお名前が挙がっています。
　　仁左衛門
　　時蔵改め萬壽
　　梅枝改め時蔵
　　初舞台梅枝
　　歌六
　　鴈治郎
　　扇雀
　　孝太郎
　　菊之助　

　久しぶりに豪華版の夏歌舞伎でございます。そして、ワタシがチラッと期待しているのは、チャリティの「公開舞台稽古」でございます。これまでも大きな災害が起こると、孝夫さんが音頭を取って舞台稽古を有料で公開されています。めったに見ることができないお稽古、カミカミのレアな孝夫さんを拝見することができるんです。でも、5月6日にチャリティイベントを東京で開催されるようなので、大阪ではないんでしょうかね…。

　松竹座は大阪府の半額鑑賞会の対象になっていますが、孝夫さんご出演の夜の部は全て平日ばかりです。土日は勝手にお客さんが入るんでしょうね。いがみの権太もそろそろ仕舞われそうな気がするし、時間休を取って駆けつけましょうか。って、チケットweb松竹で定価でちゃんと予約しろよ、なんですけどね。

　そして玉ちゃんは歌舞伎座で「坂東玉三郎×春風亭小朝　歌舞伎座特別公演」がございます。7月25日（木）の一日限りの公演です。演目は「怪談牡丹燈籠」と「越路吹雪物語」です。「怪談牡丹燈籠」には興味があるけれど、ド平日だし、7月は月初に文学座で上京する予定だし、小朝さんがちょっと、否、かなり苦手なので、これはパスです。“なりきり越路吹雪”も捨てがたいのですが。

　お楽しみが次から次へやってきます。とにかく働きます！

6月と9月の予定

　何だか中途半端なタイトルで申し訳ございません。いろいろと予定が出てくるので、備忘録として記事をupしておきます。

　
　6月の歌舞伎座です。萬屋さんの襲名披露です。現・梅枝さんのお三輪ちゃん、孝夫さんが豆腐買おむらでご出演は既出でしたが、さらに詳細な配役が発表になっています。「いじめの官女」が小川家勢揃い、超豪華な顔ぶれです。とんでもない「三笠山御殿」になりそうです（←褒めてます、念のため）。東京のホテル代も上がってるし、6月はおとなしく一泊二日で昼夜1回ずつと思っていましたが、2回見ないといけないですかね…。

　
　9月の春秋座です。團子ちゃんが初役で「春興鏡獅子」です。これは見なければなりますまい！の案件です。前半の女方の舞踊、いつまでも「体操みたいでいい（楷書できちんと踊る）」っていうわけにはいかないでしょうね。まぁ、昨年から舞台の中心に立っているので、その成果が出てくると期待しましょう。“注目される”って大きいと思うので。

　いずれにしても、いろいろとお楽しみが次から次へとやってきます。その前に来週末の“春のにざたま祭”でございます。いよいよでございます。

　

7月の予定

　
　7月に文学座の「オセロー」を見るために上京しようかと思っています。昨年の「夏の夜の夢」がとても良かったので、文学座のシェークスピアであればまた見たい！と思いまして…。「オセロー」は過去に見たことがあるのかどうか、記憶が定かではありません。「マクベス」とか「ハムレット」とかは何度もいろいろな俳優さんで見ています。「ハムレット」は孝夫さんのハムレットもあります。うふっ。
　
　オセローは横田栄司さん、「鎌倉殿の13人」で話題になった俳優さんです。「欲望という名の電車」ので時にスタンリーでご出演の予定でしたが、体調不良で降板され、その時は見ることが叶いませんでした。今回は楽しみにしています。

　
　で、せっかくお江戸に行くのであれば、歌舞伎座も行きたいなぁと思っていたら、昨日↑「表裏太閤記」の上演が発表されました。夜の部だそうです。昼の部は何かなぁと思っていたら、既にエビサンの十三役早替りの演目が発表されてましたね。発表はチラッと見た記憶はあるけれど、それがいつどこであるのか全く興味もなく、スルーしておりました。

　昼の部も見ないといけなかったら、順列組み合わせはどうしようかと悩むところでした。これで心置きなく？、文学座と歌舞伎座夜の部のセットで見に行くことができそうです。
　

　
　

開場四十周年記念文楽公演

　文楽でございます。今年は日本橋に文楽劇場ができて40周年だそうです。そのお祝いに初日は黒門市場から紅白餅が配られると聞き、それにつられて初日に行ってきました。文楽公演はまだ3部制でして、おそらくメインは2部の「豊竹若太夫襲名披露」かと思いますが、文楽の襲名披露って歌舞伎ほど派手じゃないので、「どうしても見たい！」って気にはなれなくてパス、3部は帰りが遅くなるのでパス、1部だけにしました。

　簑助さんが引退され、咲太夫さんがお亡くなりになり、文楽に対する興味がどんどん薄れていくのですが、伝芸ファンとしては、集客にはご協力せねばと思い、細々と通っております。

　1部は「絵本太功記」でした。「絵本太功記」は「二条城配膳の段」「千本通光秀館の段」「夕顔棚の段」「尼ヶ崎の段」が出ました。前の二つは初めてでした。光秀が信長（春長）に打ち据えられる場面は大河ドラマの「麒麟がくる」で見たよなぁと思いながら、そのあたりは大丈夫でしたが、かなりの確率で意識を失っておりました。義太夫って、ほんと、気持ち良いんです。

　「尼ヶ崎の段」の前は呂勢太夫さんで、見台には夕顔の蒔絵が施されており、さすが見台コレクターのことだけはあると感心しながら見ておりました。呂勢さんはわりと好きなので、わりとちゃんと聞いていると思います。この後の切が千歳太夫さんなんですが、すっごいオーバーアクションで、「太夫さんがそこまで演技しなくても…」ってちょっと引いてしまいました。

　休憩の時間に国立劇場文楽賞、文楽協会賞の表彰式がありました。
　
　
　15列目に座っていたので、舞台から遠くて誰が誰か識別不可能なんですが…。せっかく居合わせたので。咲太夫さんへの表彰は奥様が受けられました。

　
　劇場前の桜です。4月公演で桜が咲いているのは久しぶりのような気がします（ここのところ3月に咲いて散ってしまうことが多かったので）。

　
　
　
　40周年記念の飾りつけ
　
　
　
　
　黒門市場のゆるキャラ「もおんちゃん」といただいた紅白餅

　
　襲名披露のお祝い

　《かべす》
　
　
　仙太郎の蓬のふともちと桜の薯蕷饅頭
　
　

Hanako

　雑誌の「Hanako」です。年に一度の銀座特集をやってます。以前は月2回発行だったので、春と秋と銀座特集がありましたが、月1回発行になってからは春だけになりました。月2回の時は銀座特集の次は京都特集で、続けて買ってましたが、京都特集はなくなってしまったようです（どうも別冊扱いであるようですが）。

　毎回欠かさず買ってはいますが、そのわりに載ってるお店にいくことはほとんどありません。雑誌に掲載されると人が殺到するので、ほとぼりが冷めた頃に行こうかと思っているうちに忘れてしまって…。

　それと、最近はほとんど歌舞伎座にこもりっきり、昼夜を通すことが多く、ほぼ自由時間？がありません。同僚の女性がライブで東京に来られるのですが、ライブって大体夜、昼間は自由に動けるから、○○の焼き菓子とか△△のパンとかいろいろ探検されています。

　特集の「ニュースなスイーツ」のところには、ブノア・ニアン・ギンザの4378円のチョコパとか、虎屋の1958円の焼きたてどら焼きとかが登場して、「へっ、何ですか、それはっ」って文字通り目が点になりました。でもお客さんはいらっしゃるんですよね。さすが銀座です。銀座と言うだけでお財布の紐が緩むんでしょうね。

六月の歌舞伎座

　本日歌舞伎座の初日が無事に開きました。孝夫さんと玉ちゃんは初日から絶好調、ブイブイ言わせてあちこちで悶絶死が発生しているようです。それと、昼の部の愛之助さんの「夏祭」の評判も上々のようで、上方歌舞伎贔屓としてはとても喜ばしく、「これがほんまの『夏祭』やでぇ～。よー見ときやぁ～」ってちょっと上から目線で言っておきます。

　さて、6月の歌舞伎座は萬屋さんの襲名披露というのは既出ですが、昨日全ての演目と出演者が発表されました。なんとまぁ、孝夫さんが梅枝さん（次の時蔵さん）のお三輪ちゃんに豆腐買いおむらでご出演されます。女方でございます。ワタシ、孝夫さんの女方って見たことないような…。とりあえずとてつもなく背が高い女方さんですね。それ以外もとても充実の内容で、楽しみです。やっぱり、お江戸ですよね。一応、行く予定にはしております。

今月のお芝居 （前売り追記）

　4月になりました。皆様、孝玉コンビの4月でございます。うふっな4月でございます。いよいよでございますね～。

　今月のお芝居の予定です。

　今のところ決まっているのはお江戸遠征のみです。
　19日（金）
　歌舞伎座夜の部
　20日（土）
　歌舞伎座昼の部・夜の部
　21日（日）
　歌舞伎座夜の部

　夜の部三連荘です。定額制を利用するかどうかずいぶんと迷ったのですが（締切日の16時55分まで迷ってた）、やっぱり一階席、より近くで見なくては！と思い、19日と20日は一階席、21日は３B です。

　これ以外にシネマ歌舞伎「刀剣乱舞」と文楽をどこかに突っ込む予定です。「刀剣乱舞」は南座で衣装展もあるのでそちらにも行きたいと考えています。

　
　ウチの駅の桜です。先週の寒さのせいで開花が遅れ、ようやく咲き始めました。

　《今月の前売り》
　8日（月）「南座鑑賞教室」「桂米朝一門会」＠南座
　16日（火）「ヤマトタケル」＠松竹座