おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

ルネ・ヴァン・ダール・ワタナベさん

2011-11-30 23:21:51 | 訃報
 占術家のルネ・ヴァン・ダール・ワタナベさんが11月22日にお亡くなりになったそうです。今日の朝刊の訃報欄で見つけ、ちょっとびっくりしました。「ルネ・ヴァン・ダール・ワタナベ」と書いても、男性の方はあまり馴染みがないかもしれませんが、「西洋占星術」の先生です。ご本名は渡辺幸次郎さん、生粋の日本人でいらっしゃいます(弟さんはデザイナーの渡辺雪三郎さんです)。

 おそらく「西洋占星術」の世界?での草分けのような方ではないかと思います。私が中学生ぐらいの頃からずっとお名前を見ているような気がします。女子って占いが好きですからね。イマドキの男性誌にはひょっとしたら占いのページはあるかもしれませんが、昔は女性誌の専売特許のようなもので、必ず巻末あたりにある“占い”のページがありました。略歴を拝見すると、「non・no」の占いのページを創刊時から担当されていたそうです。それ以外にもMOREや女性自身などいろいろな雑誌の占いのページを執筆されています。確か、昔のCREAとかクロワッサンはその占いを載せてなくて、“ウチは普通の女性誌ではないんです!”というのを主張していました。

 かくいう私も載っていれば必ず見るクチで、「ラブ運好調」なんて書かれてあったらウレシイけれど、その気持ちはその瞬間だけで、雑誌を閉じた途端、占いのことなんかは忘却の彼方でした。星座は12しかなくて、人の運命が12通りしかないっていうのも非常に乱暴な話で、文字通り当たるも八卦当たらぬも八卦なんでしょう。別にルネ・ヴァン・ダール・ワタナベさんの占いが当たらないという意味ではありませんので。

 いずれにしてもルネ・ヴァン・ダール・ワタナベさんが「星占い」というのを世間一般に広めた方であることは間違いのないことだと思います。ご冥福をお祈りいたします。

 
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二月花形歌舞伎の演目と配役

2011-11-29 23:45:28 | その他いろいろ(歌舞伎)
 大阪松竹座の来年2月の「二月花形歌舞伎」の演目と配役が発表されました。二月は愛之助、染五郎、獅童の三人がトップをとります。

 【昼の部】
  一、慶安の狼(けいあんのおおかみ)
    丸橋忠弥
                  丸橋忠弥  獅 童
                  由比正雪  染五郎
                 野中小弥太  愛之助

    「鳰の浮巣(におのうきす)」より
  二、大當り伏見の富くじ(おおあたりふしみのとみくじ)
                紙屑屋幸次郎  染五郎
                  黒住平馬  獅 童
                 信濃屋伝七  愛之助

 【夜の部】
  一、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
   すし屋
                いがみの権太  愛之助
                梶原平三景時  獅 童
            弥助実は三位中将維盛  染五郎

  二、研辰の討たれ (とぎたつのうたれ)
                  守山辰次  染五郎
                 平井才次郎  獅 童
                 平井九市郎  愛之助
 
 個人的に、やっぱり一番の注目は愛之助さんの「義経千本桜」です。いがみの権太の役は19年1月の浅草歌舞伎で一度演じていらっしゃいますが、関西では初めてです。もちろん、叔父様の孝夫さんご指導でございます。9月の巡業の「義経千本桜」もいっしょにご出演で、1ヵ月ずっと孝夫さんが演じていらっしゃった権太をご覧になっていたわけなので、それをどう生かしていかれるのか楽しみです。

 それにしても全ての演目にお三人がご出演とはすごいですね。花形ならではです。朝11時から夜8時半とか9時ごろまで劇場に缶詰です。愛之助さんとか染五郎さんは「歌舞伎に夢中」のイメージがあるので、そういうのは平気、嬉しいような気がするんですが、獅童さんは全然遊びに行けないけれど1ヵ月大丈夫かしら、とちょっと思ってしまいました。って、あくまで私の個人的なイメージですが。悪しからず。

 おそらく劇場はお若い方が多いんでしょうね。でもめげずにまいります!
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ニッポンの書評

2011-11-28 23:22:29 | 読んだもの
 昔は本屋さんに行って、実際に本を見てから買うのが無上の楽しみでしたが、最近は結構「書評」を頼りにすることがあります。とにかく出版点数が異常なくらい多く、その新刊をすべて把握できない、特に新書は「売らんかな」でタイトルをキャッチーにするので、見極められないということもあり、新聞の書評で見て面白そうなのがあればネットで注文して読む、ということが増えてきました。

 ということで、これは本屋さんで見つけた本ですが、豊崎由美さんの「ニッポンの書評」を読みました。(豊崎さんの「崎」は正しくは大ではなく立のほうです)

 内容紹介です。
  いい書評とダメな書評の違いは?書評の役割、成り立ちとは?一億総書評家時代の必読書。

 一応、ブログでこのような“読書感想文”を書き散らかしている身としては、こういうタイトル気になります。もちろん、自分の書いたものは、決して、断じて、絶対書評ではないので、読むこともちょっと気恥ずかしい、あるいは不遜なような気がしないでもないのですが。著者の豊崎さんは、以前「文学賞メッタ斬り!」という本を読んでとても面白かったので、彼女の本ならと思いお買い上げです。彼女の書評に対する「思い」がいろいろあって、個人的にはそのいろいろが“目からうろこ”でした。

 以下、その“目からうろこ”です。

 私は、まずこの本を読んで驚いたのは、書評って、彼女の言葉によれば、「これは素晴らしいと思える作品を一人でも多くの読者にわかりやすい言葉で紹介すること」「作品と読者の橋渡し的存在」「書評家は小説を後ろから押す役目」とありました。要するに売れるように宣伝してあげるんですね。私は字面から「評」のほうに目が行って、短所を書くものだと漠然と思い込んでいました。そう言われれば新聞の書評欄を見ていても、そんなに悪いこと、不利なことは書かれていませんね。

 夏休みの宿題の“読書感想文”を書かされていた頃、粗筋だけ書いていてはダメで、必ず自分の感想も書かないといけないと強要されたトラウマからか、こういった書評も著者の考えを入れないといけないのかと思い込んでいましたが、豊崎さんは粗筋紹介も書評のうちだそうで「極端な話、粗筋と引用だけで成立していて、自分の読解をまったく書かない原稿があったとしても、その内容と方法と文章が見事でありさえすれば立派な書評」と言い切っていらっしゃいます。

 感想文と書評は違う、どう違うのかを説明してくださっています。「プロの書評には『背景』がある。本を読むたびに蓄積してきた知識や語彙や物語のパターン認識、個々の本が持っているさまざまな要素を他の本の要素と関連づけ、いわば本の星座を作り上げる力があるかないか」この部分は“目からうろこ”ではなく、当たり前と言えば当たり前の説明のような気がしないでもないけれど。それを飯のタネにしたはるんですから、それぐらいしてもらわないと、読むほうもお金を払って(新聞代とか雑誌代とか)読んでいるんですから…。

 
 帯の「ガター&スタンプ屋」という言葉はヴァージニア・ウルフが「書評について」という文章の中で書評家を皮肉った言葉で、「ガターとは切り抜き、スタンプとは鑑定。本の内容を短く書き抜いて、○か×の印をつける」という意味だそうです。
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新・ムラ論TOKYO

2011-11-27 23:23:16 | 読んだもの
 隈研吾さんと清野由美さんの「新・ムラ論TOKYO」を読みました。

 内容紹介です。 
ムラとは何か?それは行政上の「村」ではない。人が安心して生きていける共同体のありかであり、多様な生き方と選択肢のよりどころとなる「場所」を、本書では「ムラ」と呼ぶ。したがって、都会にも「ムラ」は存在するし、むしろ存在するべきなのだ。前者『新・都市論TOKYO』で大規模再開発の現場を歩いた二人が、高層ビルから雑多なストリートに視点を移し、「ムラ」の可能性を探る。東京におけるムラ的な場所―下北沢、高円寺、秋葉原。そして、地方から都市を逆照射する新しいムラ―小布施。そこに見えてきた希望とは?―。

 以前、このお二人で「新・都市論TOKYO」という本を出されており、それを読んでいたので、おそらくタイトルのつけ方からしてその続編かと思われます。7月に発行されて、その直後に本屋さんで見かけたんですが、集英社の“思うツボ”になるのがどうも悔しくてスルーしていたんですが、やっぱり気になって10月にお買い上げです。まあ、隈研吾さんは新しい歌舞伎座の設計もしてくださっていることですし、そういうご縁もあるし、ということで…。

 「都市論」のほうは汐留、丸の内、六本木ヒルズと行ったことがあるところも取り上げられていましたが、「ムラ論」のほうは下北沢、高円寺、秋葉原、小布施何れも行ったことはありません。下北沢は本多劇場とかスズナリとか小さい劇場がいくつもあって劇団の“聖地”みたいなところで一度行きたいと思いながら、行けてません。

 ただ、その下北沢は通過したことはあります。もう20年以上前のことになりますが、前の前の会社の同僚が世田谷の経堂か豪徳寺あたりに住んでいて、その子の実家に泊めてもらって東京をウロウロしたことがありますが、小田急を使ってあちこち遊びに行ったので、毎日「下北沢」という駅名を聞いていました。聞くたびに「あー、ここが下北沢ですね」と思っていました。この本を読んで、そんな昔のことを思い出しました。

 さて、本のほうですが、隈さんが各ムラのイントロダクションを書いて、その後隈さんと清野さんの対談という形式は前の「都市論」と同じです。その対談も、実際にその地に行って、いろいろなところを巡りながらあーだこーだとおっしゃっています。話し言葉なので、読みやすく、サクサク進みました。サクサクしすぎて、読んだ後「えーっと、あれ?」となりましたが。

 下北沢と高円寺はどちらも東京の“古きよき”街って感じで、お二方とも結構ノスタルジーに浸っていらっしゃったのに対し、秋葉原はオタクの聖地を巡っていて結構“目が点”状態でした。秋葉原は読んでいるこちら側も“目が点”になったけれど。日本は大丈夫なのか、と私でも思ってしまいました。

 小布施だけ、TOKYOではないし本当の村なので、最初は若干違和感がありましたが、“成功事例”として名前を聞いていたので、興味深く読みました。「旦那衆」の力だとおっしゃっていました。そういえば、先週見た熊本の八千代座のドキュメンタリーでも「旦那衆」が先頭に立ってがんばってここまでにされていました。ふるさとを良くしたいという思いがないと、できないんでしょうね。

 
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勘九郎襲名披露の演目が出ました

2011-11-26 23:24:24 | その他いろいろ(歌舞伎)
 来年2月の新橋演舞場で行われる「中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露 二月大歌舞伎」の演目と配役が発表されました。

 【昼の部】
 一、歌舞伎十八番の内 鳴神(なるかみ)
                鳴神上人       橋之助
               雲の絶間姫       七之助

 二、新古演劇十種の内 土蜘(つちぐも)
           僧智籌実は土蜘の精  勘太郎改め勘九郎
                 源頼光       三津五郎
                侍女胡蝶       福 助
                平井保昌       橋之助
                 巫子榊       芝 雀
                番卒藤内       勘三郎
                番卒次郎       仁左衛門
                番卒太郎       吉右衛門

 三、河内山(こうちやま)天衣紛上野初花
    質見世より玄関先まで
               河内山宗俊       仁左衛門
               松江出雲守  勘太郎改め勘九郎
               後家おまき       秀太郎

  【夜の部】
 一、御存 鈴ヶ森(すずがもり)
              幡随院長兵衛       吉右衛門
                白井権八       勘三郎

 二、六代目中村勘九郎襲名披露 口上(こうじょう)
                      勘太郎改め勘九郎
                           幹部俳優出演

 三、新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)
          小姓弥生後に獅子の精  勘太郎改め勘九郎

 四、ぢいさんばあさん
               美濃部伊織       三津五郎
              宮重久右衛門       扇 雀
              下嶋甚右衛門       橋之助
               伊織妻るん       福 助

 さすがに中村屋さんのご長男の襲名披露だけあって“超”が10個くらいつくほどの豪華さです。「玉ちゃんご出演か?」というウワサもございましたが、残念ながら新橋演舞場にはお出ましにならないようです。でも、このメンバーに玉ちゃんが加わったら“超”が100個くらいつく豪華なな襲名披露公演になりますね。

 その豪華さもさることながら、何と!勘三郎丈と吉右衛門丈が共演されるんです。私はよく知らないんですが、歌舞伎座の閉場式で「お二人がいっしょの舞台で踊った!」ということが評判になっていたので、勘三郎丈と吉右衛門丈は仲があまりおよろしくないのかなぁと漠然と思っておりました。そう言われれば、勘三郎襲名披露公演に吉右衛門丈はご出演ではなかったような気がします。それが、今回ご出演、しかも共演されるなんて、びっくりしました。

 昼の部の「土蜘」は非常にそそられます。だって、ワキに勘三郎、仁左衛門、吉右衛門ですよ。襲名披露ならではの配役なんでしょうね。勘太郎ちゃん、すっごいプレッシャーでしょうね。このメンバーで、来年の南座の顔見世にもご出勤してくださると嬉しいんですが。

 でも、勘三郎、勘太郎、七之助のお三方が新橋にご出演だと、浅草の中村座はどうなるんでしょうか。中村屋さん抜きの中村座なんでしょうか。そちらの演目と配役も気になります。
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立川談志さん

2011-11-24 23:10:29 | 訃報
 落語家の立川談志さんがお亡くなりになりました。

 と書いてはおりますが、私は談志さんの落語は聞いたことはありません。関西でお江戸の落語を聞く機会があまりなく(落語会だけでなくテレビでも)、さらに私が「東京弁の落語なんて、ケッ」と思っていたこともあって、お上手らしいとは聞いていますが談志さんがどんな落語をされたのか、存じ上げません。ただ、お弟子さんの志の輔さんや談春さんを何度か聞きましたが、とてもうまいし、きちんとお稽古もしていらっしゃるようだし、そのお師匠さんならきっとうまいんでしょうね。

 でも、談志さんの人間性?っていうんでしょうか(って直接存じ上げているわけではありませんが)、“上から目線”のあのしゃべり方は苦手です。「何様のつもりなん」って思ってしまいます。亡くなっていたことがわかったのが昨日で、今朝の朝刊にはいっせいにいろいろな方のコメントが載りましたが、皆さん口を揃えて「あれは演技だった。本当はいい人なんです」というようなことをおっしゃっていました。亡くなった方の悪口を言えるのはおそらく当の談志さんくらいで、そのご本人が亡くなったので、そういうコメントばかり並んでしまって、ご本人は草葉の陰で「けっ」と思っているかもしれません。

 以前、枝雀さんの落語は誉めていたというのを聞いたことがあります。それだけは「うーん、談志さん、わかったはるやん」と思った覚えがあります。東と西のこの二人、一門を引き連れて落語協会を脱退したという共通点があるんですよね。不思議です。

 米朝師匠とは心安くしたはったようで、米朝師匠のコメントも出ていました。最近、こういう訃報のコメント欄でしか米朝師匠のお名前を見ることがないような気がするんですが。それはそれでちょっと悲しいです

 立川談志さんのご冥福をお祈りいたします。

 
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銀座4丁目チーズケーキ

2011-11-23 22:34:05 | 食べたもの
 「銀座4丁目チーズケーキ」という名前のチーズケーキをJ嬢が送ってきてくれました。銀座菓楽のお品です。銀座果楽はファッションブランド「genten」と、東京神楽坂にあるフレンチレストラン「L'Alliance」とのコラボレーションによって2008年6月に誕生した、 銀座4丁目にあるパティスリーだそうです。私は“銀座4丁目”というと銀座和光しか思い浮かばず、「えー、銀座4丁目にそんな新しいケーキ屋さんってあったっけ?私は知らんでぇ~」と思ってしまいました。地図で見ると、銀座三越のお隣のUFJ銀行の裏手にありました。いつも中央通しか通らないので、知らないはずです。

 その銀座三越の地下2階ギンザスイーツパークにも出店されており、今回は定番の「銀座4丁目チーズケーキ」に加えて銀座三越限定の「銀座4丁目チーズケーキラズベリー」もいただきました。

 
 ラズベリーです。「銀座4丁目チーズケーキ」自体が、そんなにチーズチーズしてなくて、とても軽いチーズケーキなんですが、さらにラズベリーの酸っぱさとプチプチ感が加わって美味しかったです。ピンク色も可愛らしいです。

 
 パッケージもおしゃれでした。

 次回、東京に行ったら銀座4丁目のお店にも寄ってみたいと思います。J嬢、ごちそうさまでした。

 
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DREAM FOREVER

2011-11-22 22:53:20 | その他いろいろ
 宝塚歌劇100周年に向けての宝塚OGレビューツアー「DREAM TRAIL」、昨夜見るはずでしたが、残念ながら風邪のため行けませんでした

 出演者は鳳蘭、麻路さき、大和悠河、風花舞、星奈優里、初風緑、瑠菜まり、光海あきほ、芽映はるか、南海まり、神麗華、真波そら、凜華せら、夏空李光の皆さんです。と言われても、私が名前を聞いて顔を思い浮かべることができるのは鳳蘭さんだけです…

 というような人間がこういうのに行くのも不思議な感じですが、このOGによるツアーはこれが2回目で、1回目には鳳蘭さんのほか、初風諄さん、杜けあきさん、紫苑ゆうさんなどもう少しお顔のわかる方が出ていらっしゃいました。その初風諄さんが見たくて。初風諄さんは「ベルばら」の初代のマリー・アントワネット役をされた方で、実際の舞台ではありませんが、TV中継で「ベルばら」を見たときの彼女の台詞「マリー・アントワネットはフランスの女王なのですから」が忘れられなくて、ぜひ一度ナマで拝見したいものだと思っておりましたので、がんばってチケットを取りました。

 ところが、その公演日と会社の旅行が重なり行けませんでした。今回はそのリベンジのようなもので…。前回は早くからわかっていたので他の方にお譲りすることができたんですが、今回は突発的なことで、そのまま反故となりました

 どうも、私は宝塚とはご縁がないようです。3回目があっても、もうチケットは取らないでおこうと思います。

 それにしても「寄る年波」には勝てないということを実感しています。先週平日に一日休み、土日も二日間ともひたすら寝ていましたが、なかなかすっきりしません。急に寒くなりました。皆様もお気をつけくださいませ。
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特別展 京の小袖-デザインに見る日本のエレガンス

2011-11-21 19:51:07 | 見たもの
 京都府京都文化博物館で開催されている「京の小袖-デザインに見る日本のエレガンス」を見てまいりました。

 チラシの展覧会の紹介文です。
 
私たちが「きもの」と呼んでいる衣服の原型は、かつて「小袖」と呼ばれ、桃山時代から江戸時代にかけて、日本の服飾文化の中心的役割を担ってきました。京都は国内きっての生産地として、常に最新の文様、最高の技術であつらえた小袖を日本中に送り出し、女性たちを美しく彩りました。
 現在も京都には、伝統ある呉服商がひしめいています。なかでも、株式会社千總、丸紅株式会社は、質の高い染織資料のコレクションをもち、きもの制作に活用してきました。名古屋が発祥である松坂屋百貨店(現株式会社大丸松坂屋百貨店)も、京都の地においてコレクションを大切に管理してきました。
 そしてこの秋、満を持して、三社の貴重なコレクションを一堂に集めて、小袖の歴史を紹介するはこびとなりました。
 これらのコレクションは、きもの制作のデザインソースとして集められてきたものですから、公開の機会は、非常に限られていました。これらが一堂に会する本展覧会は、まさに空前絶後といえるでしょう。
 さらに、友禅染の名匠・五代田畑喜八氏をはじめとする個人や寺社、美術館、博物館から貴重な作品をご出品いただき、重要文化財5点を含む約180点の染織文化財(展示替えの予定があります)を展観して、桃山時代から江戸時代にわたる小袖の時代絵巻を繰り広げます。まさに京都でしか起こりえない奇跡です。ぜひお楽しみください。

 チラシはこちら。 出展されているお着物の写真が多数載っています。

 チラシをご覧いただいたらおわかりになると思いますが、ステキなお着物がいっぱいで、基本「着るものLOVE」なもので、やはりこれは外せまいということで…。時代がお古いお着物はさすがに傷みが激しく、色もずいぶんと抜けているし、さわったらバラバラになりそうで、「美術館で見るもの」って感じでしたが、江戸時代も後半のものは保存状態も良く、今でも十分に着られそうなお着物ばかりでした。どのお着物にも、かなり懇切丁寧なキャプションがついているんですが、それが100点以上となると、エエ加減読むのが面倒になってきて(玉ちゃんのワークショップの後に行ったので、着いた時点で疲れていたせいもあるけれど)、第2章くらいで読むことはあきらめ、あとは「あ、コレ好き、コレほしい。あ、コレはいまいち、うーん、いいわ」ってまるで呉服屋さんの店先で品定めしているような気分での鑑賞となりました。学芸員さんやコレクション持ち主さんの想いが詰まったキャプションに対し、こんな失礼な客で申し訳なく思っています

 江戸城大奥とか、どこぞの大名家のお姫様とか、そういう方たちのためのお着物ばかりでした。そうでなければ「史料」として保存なさらないとは思いますが。「刺繍」といっても全面刺繍、刺繍だけで模様を描いていらっしゃったり、刺繍のなかに疋田があったり、総疋田のお着物はその絞りで鶴とか梅とかの模様を浮き出るようにしてらしたりと、「すごい!」というのは素人目にもわかりました。「ひょぇ~」の世界でした。文字通り「目の正月」ですね。館内には、そういう催しゆえか、お着物姿の方も多数お見えでした。

 会期は12月11日までです。
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橿原ロイヤルホテルのフランス料理

2011-11-20 16:02:34 | 食べたもの
 もう10日前のことになりますが、研修で宿泊したのが橿原神宮駅のそばにある橿原ロイヤルホテルでした。夕食も当然そちらということで、大体、こういう場合は“座敷で宴会”が普通なんですが、今回はフランス料理をいただきました。こちらの橿原ロイヤルホテルがフランス料理の美味しさで有名だから、だそうです。

 
 最初のテーブルセッティングです。かなり本式です。

 
 アミューズです。左上はフォアグラのムースでした。あと2つは失念です。

 
 オードブルの一皿目:海の幸とむかごのゼリー寄せ干瓢巻きビーツの甘酸っぱいソース

 
 オードブル二皿面:フォアグラのポワレ ブルーベリーソース

 
 スープ:茸のクリームスープ

 
 お魚:鱸のグリエ 秋茄子添え 赤ワインのソース

 
 お肉:和牛ロースのステーキ レモン醤油と山葵添え

 
 デザート

 
 コーヒー

 
 お酒のほうは、最初はシャンパンで乾杯したあとは「何でもお好みのものをどうぞ」と言われ、とりあえずビールを頼んだ後は(←日本人ですね)、ワインもあったけれどなぜか日本酒でした。写真は奈良の地酒です。濁り酒で口当たりのよいお酒でした。でも、フレンチには合いませんでした。できれば、ワインを飲みたかったけれど、ソムリエさんがいて選んでくれるのではなく、お仕着せの一種類しかなかったようなので、パスしました。お料理がよかっただけに、できればお酒のほうも…と思うけれど、予算も限られていることだし、仕方ないのでしょう。お給仕の人も、完全にアルバイトで、お料理の質問をしても何も答えられなくて、それもちょっと残念でした。

 テーブルセッティングで予想したとおり“かなり”のフランス料理でした。売りにしていらっしゃるだけあってお味のほうもよろしかったです。一応、お箸もついていて、お箸で食べかけたけれど、これはやはりナイフとフォークでいただかなければなりますまい、と思い直し、ちゃんとそちらでいただきました。最近、フレンチと言っても、もっぱらビストロ系のくだけたところしか行かないので、(失礼ながら)まさか奈良の橿原の地でこういうお料理をいただけるなんて、ちょっとびっくりでした。ただ“需要”があるのか、いささか疑問が残るんですが…。

 この研修、近畿二府四県で持ち回りで、来年は京都、再来年は大阪にまわってきます。大阪って何もないんですよね。今から頭が痛いです。
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