おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

仁左さま@産経新聞

2018-04-30 23:27:36 | その他いろいろ(歌舞伎)
 産経新聞の亀岡典子さんのエッセイ「離見の美」(月に一度産経新聞の夕刊に掲載されている)に孝夫さんが登場しました。「悪い男は魅力的」というタイトルで今月の「絵本合法衢」の大学之助と太平次が取り上げられています。劇評ではなくエッセイなんですが、大絶賛です。ま、孝夫さんって誉めるところしかないんですけどね。

 さらに「色悪」の伊右衛門のことも。「すらりとして長身で凄艶な色気のある仁左衛門が演じるからこそ、客席の女性たちは、悪い男であっても伊右衛門にあらがい難い魅力を感じるのかもしれない」と。さすが新聞記者さん、上手に書かはります。本当にそのとおり!

 客席の女性たちは正直と申しましょうか、孝夫さんの舞台の幕間は、常にも増して婦人お化粧室が混むような気がします。マダ~ムの皆さんお化粧直しに余念がありません。かく言うワタシもいつもは放ったらかしなのに口紅を塗りなおしたりしておりますから。当然っちゃ当然の行動ですが。オホホホホ
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竹本住大夫師匠

2018-04-29 00:23:39 | 訃報
 人形浄瑠璃文楽の太夫で人間国宝の竹本住大夫師匠が肺炎のためお亡くなりになりました。93歳でした。

 今朝は文楽劇場へ向かいながら「そういえば、住師匠の引退公演って今ぐらいやったね。何年前のことになるんやろうか。千穐楽も見に行ったよね」なんてことを思い出していたので、幕間でネットのニュースを見てびっくりしました。

 私が文楽に行くようになったのは、例の文楽と大阪市のことがあってからです。大阪市との交渉では住師匠が矢面に立たれ、その最中(でしたっけ?)に脳梗塞を発症、それを見て「歌舞伎の親元である文楽が大変!」ということで少しでも観客動員に協力できたらと思いはせ参じました。住師匠に文楽に誘われたようなものです。

 ただ、時期的に住師匠はご病気回復後からしか存じ上げず、残念ながら絶頂期は聞いておりません。住師匠も、先代の玉男さんも、ご病気前の簔助さんも、大阪にいたのだからいくらでも機会があったのに行けてないのは不覚でした。見に行けるものは行ける時に行っておかないといけません。

 住師匠のご冥福をお祈りいたします。

 
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今日はここ

2018-04-28 15:56:19 | 観たもの
国立文楽劇場に来ております。「五代目吉田玉助襲名披露」です。

第一部は「本朝廿四孝」、でも八重垣姫ではありませんでした。初めてのお話、事前にプログラムも読みましたが、厳しかったです。まあ、もともと義太夫が子守唄になってしまうワタクシ、最前列の真ん中で爆睡してしまいました。とっても失礼な客です。でも、お隣の方も「寝たわぁ」っておっしゃっていたので、馴染みのない演目ってそうなってしまうんでしょうか? と都合よく思っておきます。

「口上」では簑助さんもお出まし、フューシャピンクの裃がよくお似合いでした。ちょうど、私の目の前にいらっしゃってテンション上がりました。

今から第二部です。こちらは「彦山権現」、孝夫さんで見たことがあります。頑張ります。
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歌舞伎座千穐楽おめでとうございます

2018-04-26 23:06:24 | 観たもの
 本日は「歌舞伎座百三十年四月大歌舞伎」千穐楽でございました。誠におめでとうございます。

 孝夫さん一世一代の「絵本合法衢」も本日が演じ納めとなりました。終演後5分経ってもお客様の拍手が鳴り止まず、孝夫さんのカーテンコールがあったようです。孝夫さんは古典歌舞伎ではカーテンコールは“絶対なさらない”と聞いていたので、ちょっとびっくりしました。

 その模様をタカタロさんがブログで「幕が下りてから五分後?」というタイトルでupしてくださっています。動画で拝見できます。タカタロさん、でかしゃった! GJです。楽屋のモニターを動画で撮影されているので、鮮明な画像ではありませんが、カーテンコールの熱気は十分に伝わってきます。本日歌舞伎座へいらっしゃった方、ウラヤマシです。

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帰ります

2018-04-21 19:36:55 | Tokyo
帰りの新幹線です。お弁当は鈴波です。銀だらを食べたかったのですが、ご飯が白ご飯と言われ、普通のお魚にしました。ビールは一番搾り、横浜限定?だそうです。ホップが効いた爽やかなお味でした。

やっぱり一泊二日だと慌しいですね。しかも昨日のお昼は研修だったので、歌舞伎座で終わったって感じです。でも、そう毎度毎度二泊はできません。

2月と3月の盛況ぶりに比べると、今月は落ち着いているような気がします。お化粧室もそんなに混んでないし、めでたい焼きも普通に買えましたから。

夜の部は孝夫さんが出突っ張り、孝夫さんワンマンショーでした。ワタシ的には、白塗りホワホワの孝夫さんが第一希望なので、肌色に近い悪役はちと物足りないと言いましょうか…。同じ南北なら、四谷怪談の伊右衛門をお願いしたいと思いました。

三ヶ月 続いた歌舞伎座通いですが、来月はお休み、次は六月です。
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お江戸へGO!

2018-04-20 10:26:52 | Tokyo
お江戸へ向かっております。久しぶりに快晴の富士山です。冬場のキリッと感がないのは残念ですが、全景を見られるとなんとなく良いことがありそうな気がします。まあ、夜は孝夫さんなので良いことがあるのは確実なんですが。

あ、今回は出張です。昼間はちゃんと研修を受けてきます。
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仁左さま@スポーツ報知

2018-04-15 23:39:31 | その他いろいろ(歌舞伎)
 本日のスポーツ報知に「片岡仁左衛門、『役との別れ』と『殺しの美学』語る」というタイトルの記事が掲載されていました。さすがにスポーツ報知は取ってないので、ネットで読みました。ネットの記事はコチラ

 今月の「絵本合法衢」、10人?15人?殺してしまうお役を演じていらっしゃいます。↑こんなに、にこやかなやさしいお顔からは想像できませんが。「一世一代」ということで、なかなかの充実のお舞台のようで、新聞各紙の劇評も、たもっちゃん初め評論家さんたちのブログも大絶賛の嵐。まあ、孝夫さんなので、当然といえば当然のことなんですが、ここまで言われると、歌舞伎座の1階でちゃんと見ないといけないのかしらという気分になり、戻りをチェックしていたら、上手い具合にステキな席が落ちてきまして、無事getいたしました。2月3月と散財したので、絶対に3階で見ると固く心に誓っていたのですが、そんな決心、あっという間に崩れました。豆腐のような根性です。

 と言うわけで、いよいよ今週金曜は歌舞伎座へGO!です。その前に仕事の山を片付けないといけません。あ、金曜の上京も、歌舞伎見物ではありません。出張なんで、キリッ。(←NHKゼネラル・エグゼクティブ・プレミアム・マーベラス・ディレクター三津谷寛治の決めのポースをやってるつもり)

 
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スーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」

2018-04-14 23:17:30 | 観たもの
 今月、松竹座で賑々しく上演されている「ワンピース歌舞伎」でございます。先週末にまいりましたが、本当にすごい人出で、玄関もロビーも客席もワサワサしていて、「松竹座ってこんなに人が入るねんねぇ~」というのがまず最初に思ったことです。歌舞伎のファンと漫画のワンピースのファンと両方がいらっしゃってるんですね。「劇場に来るのは初めて」っぽい人もちらほらいらっしゃって、前のめりになって舞台をご覧になってて、係員の人から注意を受けていらっしゃいました(松竹座は特にうるさいので。ちょっとでも前傾姿勢になると、すぐ飛んできますから)。テレビを見てるって意識なんでしょうね。

 ワタシは前回の続きの話になるのかなぁと思っていたら、前回とほぼ同じ内容でした。と言っても、何となく「同じ展開やね」とわかってる程度で、細部は全くわからず、歌舞伎ファンの方たちのツイッターを拝見していると、いろいろと変更点はあったようです。

 主人公のルフィが亀ちゃんと右近クンのダブルキャスト、ワキの人たちの方もダブルキャストもあって、4パターンの座組みがありました。さすがに4回も通うほどのファンではないので、とりあえず両方を1回ずつ見ました。新橋演舞場では右近クンのルフィは「麦わらの冒険」ということで、宝塚の新人公演みたいな扱いで、切符代も少しお安く設定してありました。ところが、例の亀ちゃんの事故があって、結局ほぼ全部の公演を右近クンがルフィを勤め、十分一般公演として通用するから、ということで、大阪からダブルキャストになったようです。

 と言われても、やはり同じ見るなら亀ちゃんで見たいよなというのが人情っちゅうもんでして、見終わって「同じ2回見るなら、亀ちゃんルフィで2回見て、下村青さんの歌声を聞きたかったな」ってちょっと思ってしまいました。右近クンもいいんですよ。宙乗りでも身体能力の高さを発揮、「若いっていいね」って思いながら見上げておりましたから。たぶん、右近クンはサディちゃんがはまり役と思っているせいもあります。サディちゃん、本当によかったです。

 右近クンがルフィのときは、サディちゃんは新悟クンになります。新悟クン、今回のバージョンからの参加です。前回、春猿さんがお勤めだったナミとサンダーソニアもなさっていました。すっと背が高くおきれいなんですが、もひとつ肉感的ではないんですよね。春猿さんももちろん男性なんですが、胸のふくらみとかウエストのくびれとかが結構リアルなんですよね。右近クンも案外“むちっと感”があるんですよね。だからサディちゃんが似合うんだと思います。

 タイトルに「スーパー歌舞伎」と入っています。ワタシ、スーパー歌舞伎って、後にも先にも、亀ちゃんの襲名披露の「ヤマトタケル」しか見たことがありません。前回もたぶん同じようなことをなさっていたと思うのですが、今回「あ、これってスーパー歌舞伎やん」ってやっと気がつきました。鈍くてスミマセン。なぜ、こんなことを思ったかと言いますと、見ている最中に、同じ新作歌舞伎の「あらしのよるに」を思い出し、あっちはもっと古典歌舞伎だったなぁって、見た後に「歌舞伎見た感」あったよなぁって。ルフィとハンコックの早替りとか、炎を布で表現するとか、「ヤマトタケル」で見たのを思い出しました。映像を駆使し、音楽も「TETOTE」という主題歌があります。お衣装とかメイクとかは歌舞伎だし、台詞も時々古典みたいになるし、ツケも入るし、歌舞伎の部分もあるんですが。

 「TETOTE」は今回はゆずの歌唱です。アルバムにも収録されたそうです。松竹座でも売ってるんですが、幕間に亀ちゃんが宣伝するし、そして今は亀ちゃんのメッセージカードまで入っているそうです。すごい推しです。

 松竹株式会社はこの「ワンピース」の成功に気を良くしたのか、8月には演舞場で「NARUTO」が歌舞伎になります。巳之助クンとイケメン隼人クンが主演です。このお二人が「NARUTO」のファンで実現したようなんですが、「ワンピース」もこのお二人が最初から読んでたと聞きました(亀ちゃんが指南を仰いだとプログラムに書いてありました)。歌舞伎の演目を増やすのはいいし、新しいファンを開拓するのもいいんだけど、彼らのお母さん世代のワタシからすると「マンガばっかり読んでたらアカンよ」と言いたい!一応、歌舞伎役者なんだからさぁ、お勉強もしてほしいわけですよ。お勉強したかどうかは将来顔に出るからね。マズイって思って慌てて勉強しても一朝一夕で変わるものではありませんから。浅草歌舞伎の世代よ、頑張れ

 
 
 2階ロビーのグッズの売り場です。開演5分前のブザーの後、みんなはけてしまったので、撮ってきました。

 
 お客さんがいるときはこんな感じ。飛ぶように売れていました。

 
 グッズのひとつのタンバリン。ファーファータイム、盛り上がります。

 
 
 劇場の中も外も「ワンピース」です。
 
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七月の松竹座

2018-04-10 23:28:31 | 先々の予定
 7月の松竹座の演目と出演者が発表されました。高麗屋さんの襲名披露公演なので、白鸚さんと幸四郎さん(染ちゃん)がメインで、大阪と言うことで成駒家さんと松嶋屋さんのご一門が総出演ということは予想していましたが、亀ちゃんと中車さん、歌六さんと又五郎さんもおつき合いされます。松竹座にしてはなかなかの豪華版、松竹座GJ、やれば出来る子です。

 孝夫さん、昼夜にご出演です。「勧進帳」の富樫と「御浜御殿」の綱豊卿でございます。正直なところ、あまり目新しさは感じられませんが、綱豊卿のしゅっとした白塗り&怪傑ライオン丸は結構好きなので、ちゃんと1階から見ることにします。久しぶりに花道を見られます(「ワンピース」を見ながら、「そういえば、ワタシって最近松竹座の花道、見てないよなぁ」って思っていたところだったので)。

 でも、1階席は、“襲名”というどさくさに紛れ、2万円です。それの×2、さらに3階で1回ずつ追加しようと思うので、「ひょえ~」って倒れそうになりました。この調子でいくと、南座の顔見世はいったいいくらになるんでしょうね。3万円とか言われたら、もうムリですから。

 「女殺油地獄」、孝夫さんが監修でお名前が挙がっています。染ちゃんと亀ちゃん、お江戸のお二人が上方歌舞伎で共演です。このお二人ならば問題なくこなされると思いますが、何だか複雑な気分ですね。上方歌舞伎の人はいないのかと…。

 「御浜御殿」では孝夫さんと中車さんが初共演です。何年か前の南座の顔見世で共演する予定が、孝夫さんが肩の手術をなさって共演できませんでした。「歌舞伎界お芝居上手いツートップ」のおひとりである孝夫さんとお芝居の上手さで定評のある中車さん、どんな舞台になるのか楽しみです。

 そうこうしているうちに南座の顔見世も発表になるだろうし(その前に10月の松竹座もある。エビサンと亀ちゃんもご出演とツイッターで見ましたが)、こうやって今年も暮れていきますね…。
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特別展「昆虫」昆活マイスター(オフィシャルサポーター)香川照之さん

2018-04-09 23:28:45 | その他いろいろ


 香川照之(市川中車)さんが、国立科学博物館(東京・上野公園)で2018年7月13日(金)~10月8日(月・祝)に開催される 特別展「昆虫」のオフィシャルサポーター・昆活マイスターをお勤めになります。その“熱い”メッセージがyoutubeにupされていましたのでご紹介いたします。
 
 「※テンションと音量に注意してご覧ください」と国立科学博物館から注意書きが加えられているくらい、確かにすごいテンションです。本当に昆虫がお好きなんですね。昆虫愛にあふれたメッセージです。

 そういえば、中車襲名の際の浅草でのお練りで、團子ちゃんが蝶々を見つけて「蝶々取ってぇ~。取ってぇ~。網、持って来たらよかったね」と言ってて、それに対して中車さんが「お練りに網は要りませんっ!」と答えてる映像があり、私はてっきり團子ちゃんが虫捕りが好きなんだと思っていましたが、実はお父さんの方の趣味だったんですね。Eテレの中車さんが企画・演出・出演・実演?の「昆虫すごいぜ」ですが、中車さんの虫捕りの技(わざ)がすごくて、虫捕りの網を何気にシュッと空を切っただけで、中に虫が入ってて、「スッゲー」と思いながらいつも見ています。
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