おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

開場四十周年記念文楽公演

2024-04-07 00:05:56 | 観たもの
 文楽でございます。今年は日本橋に文楽劇場ができて40周年だそうです。そのお祝いに初日は黒門市場から紅白餅が配られると聞き、それにつられて初日に行ってきました。文楽公演はまだ3部制でして、おそらくメインは2部の「豊竹若太夫襲名披露」かと思いますが、文楽の襲名披露って歌舞伎ほど派手じゃないので、「どうしても見たい!」って気にはなれなくてパス、3部は帰りが遅くなるのでパス、1部だけにしました。

 簑助さんが引退され、咲太夫さんがお亡くなりになり、文楽に対する興味がどんどん薄れていくのですが、伝芸ファンとしては、集客にはご協力せねばと思い、細々と通っております。

 1部は「絵本太功記」でした。「絵本太功記」は「二条城配膳の段」「千本通光秀館の段」「夕顔棚の段」「尼ヶ崎の段」が出ました。前の二つは初めてでした。光秀が信長(春長)に打ち据えられる場面は大河ドラマの「麒麟がくる」で見たよなぁと思いながら、そのあたりは大丈夫でしたが、かなりの確率で意識を失っておりました。義太夫って、ほんと、気持ち良いんです。

 「尼ヶ崎の段」の前は呂勢太夫さんで、見台には夕顔の蒔絵が施されており、さすが見台コレクターのことだけはあると感心しながら見ておりました。呂勢さんはわりと好きなので、わりとちゃんと聞いていると思います。この後の切が千歳太夫さんなんですが、すっごいオーバーアクションで、「太夫さんがそこまで演技しなくても…」ってちょっと引いてしまいました。

 休憩の時間に国立劇場文楽賞、文楽協会賞の表彰式がありました。
 
 
 15列目に座っていたので、舞台から遠くて誰が誰か識別不可能なんですが…。せっかく居合わせたので。咲太夫さんへの表彰は奥様が受けられました。

 
 劇場前の桜です。4月公演で桜が咲いているのは久しぶりのような気がします(ここのところ3月に咲いて散ってしまうことが多かったので)。

 
 
 
 40周年記念の飾りつけ
 
 
 
 
 黒門市場のゆるキャラ「もおんちゃん」といただいた紅白餅

 
 襲名披露のお祝い

 《かべす》
 
 
 仙太郎の蓬のふともちと桜の薯蕷饅頭
 
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする