いよいよ押し詰まりました。大阪は雪は降っていませんが、風の強い寒い大晦日となりました。
さて、年末恒例「今年のお芝居」です。「44」の数え方ですが、昼夜違う演目は2と数えてありますが、2回見たものは2回目はカウントしていません。2回見たものを足すともう2~3増えそうです。玉ちゃんのトークショーが2回、孝夫さんのチャリティ公開稽古が1回、文楽のイベント?的なものが2回、シネマ歌舞伎が4回は含まれていないので、それまで含めると、平均すると軽く月に4回、週1回のペースで何かしら見ている計算になります。よー見ていますね。松竹歌舞伎会も来年はゴールドになるはずです。ちなみに、このブログを始めてから年末に観劇の数を掲載していますが、2007年は26、2008年は25、2009年は29、2010年は39、2011年は39でした。
内訳ですが、能1、狂言1、落語2、文楽3、歌舞伎ぢゃない6、それ以外は歌舞伎です。統計?を取り始めた2007年は歌舞伎は年に1度しか見ていなかったので、それから比べるとこの5年で歌舞伎観劇はすごい伸びとなっています。
今年特筆すべきはやはり“文楽再デビュー”でしょうか。大阪市の例の騒動を受けて、「(歌舞伎の)親元の一大事!」とばかりに出かけた文楽でしたが、簑助さんにはまりました。まぁーーー、ステキでございました。文楽のお人形がこんなに素晴らしいとは(スミマセン、義太夫がわかるまでには至っていませんので)、これまで見なかったのはどうして?めっちゃ損したわぁと思いました。せっかく地元に文楽劇場があるのだから、がんばって通いたいと思います。将来的には、東京の国立劇場の文楽も歌舞伎とセットで見に行くことができればいいなぁと思っています。
歌舞伎ぢゃないお芝居は6本しかありません。三谷幸喜の「90ミニッツ」、蒼井優ちゃんの「サド侯爵夫人」、久しぶりのシェークスピアの「シンベリン」、久しぶりの野田さんの「THE BEE」、篠井さんと薬師丸ひろ子の「すうねるところ」、毎年見ているさんちゃんと生瀬の「PRESS」でした。さすがに厳選?しただけあって、どれもレベルの高いものだったと思います。この歌舞伎ぢゃないお芝居ですが、途切れずに行ってると、行く度にチラシをもらうので「次、何見ようかなぁ」って考えるんですが、一旦途切れると何をどこでやっているのか全くわからなくて、話題になって行こうかしらと思うとあまり良い席がなくてあきらめてしまい、結局途切れたままでここまで来ました。それとチケット代も結構しますからね。歌舞伎は三等席があるので、それは助かります。
歌舞伎は1月にいきなり東京遠征があって、さらに4月と6月も東京遠征、10月は名古屋遠征がありました。今年は12ヶ月全て歌舞伎を見ていますが、そのうち半分は「襲名披露公演」でした。3月と7月は又五郎・歌昇、6月は猿翁、猿之助、中車、團子、7月・10月・12月は勘九郎でした。松竹株式会社は襲名と追善で稼ぐとは聞いていますが、さすがにこれだけ襲名連発ってどうなん?、有難味も半減しそうです。と書きつつも、それに踊らされているワタクシは来年1月の松竹座と3月の御園座にもまた行くんですけれどね(ついでに4月のこんぴらも狙っています)。
孝夫さんは4月の国立劇場「絵本合法衢」、7月の松竹座、10月の御園座、12月の顔見世で拝見しました。どれもこれも二枚目の孝夫さんはもちろんステキ、「きゃぁ~~~」モノなんですが、7月の道行初音旅の早見藤太が珍しい三枚目のお役、でもご本人はとても楽しそうで、なぜか印象に残っています。
玉ちゃんは1月のお三輪ちゃん、5月と6月は南座で「ふるあめりか」と「阿古屋」、9月の松竹座でした。いずれもお若い方たちとのご共演で、玉ちゃんはもちろん素晴らしいんですが、お芝居は「一人でするものではない」ということを再認識させられました。来春の歌舞伎座の新開場が待ち遠しいです。
その東京の歌舞伎座が開場すると“歌舞伎座建て替えバブル”もいよいよ終わりなんですよね。この3年間はこれまであまり関西にご出勤ではなかった大幹部に方たちが入れ替わり立ち代わりよく関西にいらしてくださいました。私の歌舞伎への急激な傾倒はそのせいもあると思います。来春以降、関西での歌舞伎はどうなるのか、ちょっと心配です。
シネマ歌舞伎も4回見ています。玉ちゃんの泉鏡花シリーズ3部作と、勘三郎さん・玉ちゃん・孝夫さんの「籠釣瓶」です。ゴールデントリオの「籠釣瓶」でございます。歌舞伎座杮葺落公演では、当然、この組み合わせで「籠釣瓶」がかかると信じて疑わなかったのですが…。何度書いても「残念です。無念です。悔しいです」という言葉になってしまいます。歌舞伎座は建て変わったけれど、中身はこれからどうなっていくんでしょうか。歌舞伎界にとってはかなり深刻な問題だと思います。
まだまだ書き足りないような気がしますが、本日のNHKの紅白歌合戦、審査員が勘九郎さん、福山雅治さんの歌のところで(23時過ぎらしい)、亀ちゃんと香川照之さんの「猿之助・中車襲名披露口上」があるそうなので、とりあえず本日はここまで、ということで。
皆様、今年も1年こちらのブログにご訪問いただき有難うございました。さすがに5年も続けていると友人・知人の数をはるかに超える大勢の皆様に読んでいただいておりまして本当に嬉しく、感謝しております。来年も引き続き御愛顧いただきますようお願い申し上げます。良いお正月をお迎えくださいませ。
さて、年末恒例「今年のお芝居」です。「44」の数え方ですが、昼夜違う演目は2と数えてありますが、2回見たものは2回目はカウントしていません。2回見たものを足すともう2~3増えそうです。玉ちゃんのトークショーが2回、孝夫さんのチャリティ公開稽古が1回、文楽のイベント?的なものが2回、シネマ歌舞伎が4回は含まれていないので、それまで含めると、平均すると軽く月に4回、週1回のペースで何かしら見ている計算になります。よー見ていますね。松竹歌舞伎会も来年はゴールドになるはずです。ちなみに、このブログを始めてから年末に観劇の数を掲載していますが、2007年は26、2008年は25、2009年は29、2010年は39、2011年は39でした。
内訳ですが、能1、狂言1、落語2、文楽3、歌舞伎ぢゃない6、それ以外は歌舞伎です。統計?を取り始めた2007年は歌舞伎は年に1度しか見ていなかったので、それから比べるとこの5年で歌舞伎観劇はすごい伸びとなっています。
今年特筆すべきはやはり“文楽再デビュー”でしょうか。大阪市の例の騒動を受けて、「(歌舞伎の)親元の一大事!」とばかりに出かけた文楽でしたが、簑助さんにはまりました。まぁーーー、ステキでございました。文楽のお人形がこんなに素晴らしいとは(スミマセン、義太夫がわかるまでには至っていませんので)、これまで見なかったのはどうして?めっちゃ損したわぁと思いました。せっかく地元に文楽劇場があるのだから、がんばって通いたいと思います。将来的には、東京の国立劇場の文楽も歌舞伎とセットで見に行くことができればいいなぁと思っています。
歌舞伎ぢゃないお芝居は6本しかありません。三谷幸喜の「90ミニッツ」、蒼井優ちゃんの「サド侯爵夫人」、久しぶりのシェークスピアの「シンベリン」、久しぶりの野田さんの「THE BEE」、篠井さんと薬師丸ひろ子の「すうねるところ」、毎年見ているさんちゃんと生瀬の「PRESS」でした。さすがに厳選?しただけあって、どれもレベルの高いものだったと思います。この歌舞伎ぢゃないお芝居ですが、途切れずに行ってると、行く度にチラシをもらうので「次、何見ようかなぁ」って考えるんですが、一旦途切れると何をどこでやっているのか全くわからなくて、話題になって行こうかしらと思うとあまり良い席がなくてあきらめてしまい、結局途切れたままでここまで来ました。それとチケット代も結構しますからね。歌舞伎は三等席があるので、それは助かります。
歌舞伎は1月にいきなり東京遠征があって、さらに4月と6月も東京遠征、10月は名古屋遠征がありました。今年は12ヶ月全て歌舞伎を見ていますが、そのうち半分は「襲名披露公演」でした。3月と7月は又五郎・歌昇、6月は猿翁、猿之助、中車、團子、7月・10月・12月は勘九郎でした。松竹株式会社は襲名と追善で稼ぐとは聞いていますが、さすがにこれだけ襲名連発ってどうなん?、有難味も半減しそうです。と書きつつも、それに踊らされているワタクシは来年1月の松竹座と3月の御園座にもまた行くんですけれどね(ついでに4月のこんぴらも狙っています)。
孝夫さんは4月の国立劇場「絵本合法衢」、7月の松竹座、10月の御園座、12月の顔見世で拝見しました。どれもこれも二枚目の孝夫さんはもちろんステキ、「きゃぁ~~~」モノなんですが、7月の道行初音旅の早見藤太が珍しい三枚目のお役、でもご本人はとても楽しそうで、なぜか印象に残っています。
玉ちゃんは1月のお三輪ちゃん、5月と6月は南座で「ふるあめりか」と「阿古屋」、9月の松竹座でした。いずれもお若い方たちとのご共演で、玉ちゃんはもちろん素晴らしいんですが、お芝居は「一人でするものではない」ということを再認識させられました。来春の歌舞伎座の新開場が待ち遠しいです。
その東京の歌舞伎座が開場すると“歌舞伎座建て替えバブル”もいよいよ終わりなんですよね。この3年間はこれまであまり関西にご出勤ではなかった大幹部に方たちが入れ替わり立ち代わりよく関西にいらしてくださいました。私の歌舞伎への急激な傾倒はそのせいもあると思います。来春以降、関西での歌舞伎はどうなるのか、ちょっと心配です。
シネマ歌舞伎も4回見ています。玉ちゃんの泉鏡花シリーズ3部作と、勘三郎さん・玉ちゃん・孝夫さんの「籠釣瓶」です。ゴールデントリオの「籠釣瓶」でございます。歌舞伎座杮葺落公演では、当然、この組み合わせで「籠釣瓶」がかかると信じて疑わなかったのですが…。何度書いても「残念です。無念です。悔しいです」という言葉になってしまいます。歌舞伎座は建て変わったけれど、中身はこれからどうなっていくんでしょうか。歌舞伎界にとってはかなり深刻な問題だと思います。
まだまだ書き足りないような気がしますが、本日のNHKの紅白歌合戦、審査員が勘九郎さん、福山雅治さんの歌のところで(23時過ぎらしい)、亀ちゃんと香川照之さんの「猿之助・中車襲名披露口上」があるそうなので、とりあえず本日はここまで、ということで。
皆様、今年も1年こちらのブログにご訪問いただき有難うございました。さすがに5年も続けていると友人・知人の数をはるかに超える大勢の皆様に読んでいただいておりまして本当に嬉しく、感謝しております。来年も引き続き御愛顧いただきますようお願い申し上げます。良いお正月をお迎えくださいませ。