おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

六月の博多座

2018-02-28 22:58:07 | 先々の予定
 六月の博多座の演目と配役が発表されました。六月は白鸚さんと幸四郎さんの襲名披露公演となります。

 何気に豪華な内容となっております。孝夫さんも昼夜にわたりおつき合いされます。昼の部は「八汐」、夜の部は「俊寛」でございます。孝夫さんの八汐ってまだ拝見したことがないので、ちょっと心動かされます。実は博多座も行ったことがありません。博多座は劇場(ロビー)がとても充実、楽しい劇場だと聞くのでそれも惹かれます。

 6月は上手くいけば東京出張はありそうなんですが、福岡出張はないでしょうね。東京は行けたら新派の「黒蜥蜴」を見ようと思っているのですが。ただ、西向いて行くのはJR西日本が結構割引切符とかを出しているので、行きやすくはあります。ちょっと考えてみようかと思います。
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歌舞伎座遠征終了

2018-02-25 22:21:49 | Tokyo
歌舞伎座は本日が千穐楽でございました。一昨日から3日連続での歌舞伎座通い、遠征なので仕方ないとは言え、正直疲れました。昨日は、染ちゃん(幸四郎さん)には申し訳ないけれど、「熊谷 陣屋」はパスさせていただきました。「七段目」の幸四郎さん(白鸚さん)、濃すぎます。心の中で「ここもういいから、孝夫さんと玉ちゃんの場面にワープしてくださらないかしら」と、不埒なことを思った失礼な客はワタシです。スビバセンネ。

昼の部の「伊井大老」がとても良かったです。舞台は暗いし、こりゃ寝るしかないかなと思っていたら、どんどん引き込まれました。さすが、歌舞伎界お芝居上手いツートップの吉右衛門さんです。雀右衛門さんともお似合いで、こちらのお二人も夫婦役者なのかなと思いました。

そうそう、千穐楽の「芝居前」、左團次さんがやってくれました。「薔薇の包みの髙島屋」って。それでこそ、「口上」の名手左團次さんでございます。

写真は昼の部でいただいためでたい焼きです。昨日は予約で完売していたのですが、今日は残ってました。これを食べないと、ね。
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今日はここ

2018-02-25 11:27:29 | Tokyo
東京マラソンを見に来ました。←ウソです。歌舞伎座開場前に銀座三越まで行ったら、こんなことになっていました。先頭の選手がこの四丁目交差点を通過するのは10時37分ごろだとか。そんな時間はないので、写真だけ撮って、とっとと退散してきました。大阪にいても、わざわざマラソンを見に行くなんてことはないので、 何だか新鮮でした。

今から染ちゃん(幸四郎さん)の「一條大蔵譚」です。
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富士山

2018-02-23 13:40:00 | Tokyo
富士山の頭だけ見えました。下界は快晴なんですけどね。
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いよいよです!

2018-02-23 12:14:25 | Tokyo
東京行きの新幹線に乗り込みました。いよいよ孝玉コンビ💕に御目文字叶います。ここまで長かったです。ふーーーーっ。

遠征に備え、風邪を引かないように 、転けないように(年のせいだと思いますが、何でもないところで転けるので)、細心の注意を払ってきましたが、今週に入って風邪っぴきになってしまいました。インフルエンザが大流行中だったので、恐る恐る医者に行きましたが、幸いインフルエンザではありませんでした。

当初の予定では、もっと早い時間に上京し、いろいろ行く予定にしていましたが 、ここは体力温存を優先して、今ごろの時間の新幹線になりました。もう少し早いのも乗れなくはなかったのですが 、E席を希望したので、この時間になりました。

今日から3日間、歌舞伎座通いです。行くぞ〜! オーッ!
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エシレのガトー・セック

2018-02-16 23:55:18 | 食べたもの
 姪がこの前の東京見物のお礼にとバレンタインデーにエシレの焼菓子のボックスを送ってきてくれました。ガレット・エシレ(大きいほう)とサブレヴァニーユ(小さいほう)の詰め合わせです。

 ガレットはもっと固いお菓子かと思っていたら、案外柔らかい?ほろほろと口解けがよく、もちろん、エシレバターがたっぷりと使われており、風味豊かな美味しいクッキー(って言ってしまっていいのかどうかわかりませんが)でした。ブラックコーヒーによく合います。2枚目を食べるかどうしようか迷って、1枚にしておきました。とてつもないカロリーのような気がしたので。せっかく姪がくれたものなので、ゆっくりと味わっていただきます。

 
 
 パッケージは↑こんなのです。“フランス”って感じです。
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鶴屋八幡のハート薯蕷

2018-02-14 23:30:13 | 食べたもの
 鶴屋八幡のハート薯蕷でございます。バレンタインデー用のこの時期だけ売ってる薯蕷饅頭です。

 昔はバレンタインデーといえば、チョコレート一色でしたが、チョコレート業界のあまりの盛況ぶりに「こっちだって負けてられん」とばかりに他の業界もバレンタインに向けてさまざまな商品を投入、和菓子から、おせんべい、さらにはハート型の蒲鉾とか豚まんとかまであるようです。

 鶴屋八幡の「ハート薯蕷」もそのクチではありますが、ここ最近ではなく、結構歴史?はあって、30年ぐらい前からあります。前の前の職場では営業っぽいことをやっておりまして、仲良くなったお客さんにこのハート薯蕷を配ったことがあります。自分ではそんな狙ったつもりはなく、チョコばっかりもらうよりお饅頭もいいかなという程度の軽い気持ちだったんですが、もらったほうはすごくインパクトがあったようで、その反応にびっくりした覚えがあります。

 亡くなった父は洋菓子よりも和菓子(小豆系)が好きでした。そして鶴屋八幡のファンでもありました。大阪を代表する「おまんやさん」(和菓子店のことを関西ではこう呼びます)と固く信じており、「百楽」とか「いただき」とかを自分で買ってきて食べていました(もちろん、家族もご相伴に預かるのですが)。

 父の好み×2ということで、今日はこの「ハート薯蕷」を仏前に供えました。そして、お下がりを私がいただきました。半分にしておこうかなと思ったのですが、半分残しておくのも面倒かなと思って、完食しました。さすがに食べ応えがありましたが、美味しかったです。薯蕷饅頭、何か好きですね。

 

 
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三月歌舞伎座のチラシ更新

2018-02-12 22:26:05 | 先々の予定
 今月の歌舞伎座は「七段目」の孝玉コンビで大いに盛り上がっております。高麗屋さんの襲名披露公演であることを忘れてしまうくらいです。ワタクシも日々歌舞伎ファンの皆様のツイッターを追いかけながら、同じようにドキドキワクワクしております。遠征まであと10日、それまでにいろいろ仕事がございまして、舞い上がってポカをしないように、気を引き締めて連休明けから頑張りたいと思います。

 さて、そんな中ではございますが、3月の歌舞伎座のチラシが更新されておりました。中央にドーンと孝夫さんと玉ちゃん。そうそう、こういうチラシを待っていたんですよね。

 見所も紹介されていました。
 「於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)」
  ~悪の凄みを魅力たっぷりに描いた名作~
 莨(たばこ)屋を営むお六(玉ちゃん)の元に、かつてお六が仕えた千葉家の奥女中竹川から、紛失していた重宝の短刀と折紙が油屋にあることがわかったので、それらを取り戻すために百両の金を工面してほしいという内容の手紙が届きます。しかし、短刀と折紙を盗み出したのはお六の亭主である鬼門の喜兵衛(孝夫さん)。思案した二人は、河豚にあたった男の死体に細工をして、油屋を強請って金を手に入れることを思い付きます。お六は油屋へ乗り込みますが…。
 鶴屋南北の『於染久松色読販』は、大坂で起こったお染久松の心中を、舞台を江戸に移して描いた作品です。お六と喜兵衛の悪の魅力あふれる舞台をお楽しみください。

 「神田祭(かんだまつり)」
  ~粋な鳶頭と芸者が魅せる華やかな江戸風情~
 江戸の三大祭の一つで、「天下祭」として知られる神田祭の祭礼の様子を清元の舞踊にした一幕です。江戸の風情漂う粋でいなせな鳶頭(孝夫さん)と芸者(玉ちゃん)が登場し、祭の様子を踊って見せたり、色模様を見せたりと、江戸の情緒をたっぷりに華やかに踊ります。
 江戸っ子の心意気を描く舞台をご堪能ください。

 3月も「うふっ」な歌舞伎座です。
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直木賞物語&芥川賞物語

2018-02-11 21:55:49 | 読んだもの
 もうひとつ読書話題を。

 川口則弘さんの「直木賞物語」と「芥川賞物語」を読みました。川口則弘さんは“直木賞オタク”だそうで、ご自身で「直木賞のすべて」というWebsiteもお持ちだそうです。その中から生まれた本ということになります。非公式なWebsiteなんですが、文庫は本家本元の文藝春秋社から出ています。文藝春秋の懐の深さの表れなのか、あるいは、話題づくりなのか、あるいは、自分のところでしようと思ってたことを代わりにやってくれたから出版したのか…。

 内容紹介です。
 「直木賞物語」
芥川賞と並び称されるも、大衆文学・エンタメ小説が対象の直木賞はいつもオマケ扱い、その時々の選考会でブレまくる選考基準、山本周五郎賞や「このミステリーがすごい!」、本屋大賞など次々とライバルが出現!波乱万丈の直木賞の歴史を、人気サイト「直木賞のすべて」を運営する著者が描く、人間臭さ全開のドキュメント。

 「芥川賞物語」
賛辞も非難もすべて盛り上がりの血肉にしてきた恐るべき文学賞・芥川賞。1935年の創設から八十余年、第1回から第155回まで、受賞者、選考委員、候補者、マスコミが繰り広げてきた壮大なドラマを、著者独自の愛と棘ある視点で描き、“日本一有名”なこの賞の秘密を解き明かす。いちばん面白くて読みやすい芥川賞史を文庫化。

 元文学少女のワタクシとしましては、好き嫌い、読む読まないは別にして、芥川賞・直木賞の受賞のニュースが流れるとつい見てしまいます。芥川賞も直木賞も、数多ある文学賞の中でも、一番権威があるとずっと信じてきました。だから、すごい厳格な贈賞規定のようなものがあって、それに基づいて審査されていると思っていました。でも、この本を読んでビックリ!!!かなりエエ加減、その場その場で基準が変わり、何だかずいぶんとテキトーに決まっているように見受けられます(審査の先生方は真剣なんでしょうけれど)。

 芥川賞は最初の頃は1回候補になると、二度と候補になれないという決まりだったそうで、太宰治は第1回の候補になりながら石川達三に負けたので、この規則があったたため芥川賞はもらえませんでした。今だったら、何回でも候補になれるのに、残念でした。太宰治は芥川賞が欲しくて欲しくて仕方なかったんですよね。

 それでも芥川賞は何となく「純文学」(←この言葉も死語でしょうか)っていうくくりがあるからわかるけれど、直木賞は何が対象なのかよくわかりません。一時「中間小説」っていうのもありましたが、今やそれが何を指すのか全くわからないし。歴史小説はダメという時代もあったそうで、ぐちゃぐちゃです。さらに、上にも書いてるように、最近はいろいろな賞が乱立、直木賞といえどもその地位が脅かされているようで、さらにぐちゃぐちゃになっているようにお見受けします。20年ぐらい前になるでしょうか、宮部みゆきが直木賞を取った頃あたりからだと思うのですが、既に功成り名遂げた流行作家がもらうようになってきて、賞が決まるときのワクワク感のようなものがなくなってきました。

 ま、そういう(ってどういう?)ゴシップ?ワイドショー?みたいなことが満載の本です。審査員の顔ぶれとか候補作を見ていると、「そういえば、あの頃…」とちょっと遠い目になります。知ってる作家だけ見るとか、パラパラと飛ばし読みして、トリビアちっくに読める本でした。ただし、文学に真摯に向き合ってる方にはオススメしません。

 
 
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等伯、永徳、利休

2018-02-10 17:51:29 | 読んだもの
 超絶久しぶりの読書話題です。

 昨秋、京博で開催された「国宝展」、何度も自慢タラタラ書いて恐縮ではございますが、ワタクシ全4期コンプリートいたしました。右を向いても左を向いても国宝だらけ、見所いろいろで、その分キャッチコピーもいろいろありました。その中の一つに「長谷川等伯・久蔵親子の対面!」というのがあって、等伯と久蔵の屏風絵が同じ部屋に展示してありました。京博では何年か前に「長谷川等伯展」もあって、等伯にはちょっと興味を持っており、タイトルがそのままずばりの安部龍太郎の「等伯」という小説を見つけました。上下2巻ということで、読了できるかどうか不安でそのままにしておりましたが、久蔵のことも知りたいし、読むことにしました。
 
 
 

 文庫のカバーは上下で「松林図」の白黒を反転させたもの、なかなかステキです。私は等伯のことを、この「松林図」だけ見て、何となく枯れた人物、達観した人物だと思い込んでいましたが、なかなかすごい野心家というか、ギラギラしていました。「長谷川派」を目指していたそうです。久蔵が若くして亡くなってしまったので、それは叶わなかったようですが。ちょっとびっくりしました。“小説”なので、真実ではありませんが。文庫帯に大きく「直木賞受賞」の文字が躍っていますが、伊達に直木賞は受賞していないなと思いました。本当に面白くて、上下2巻でしたが、あっという間に読めました。

 その続きで読んだのが山本兼一の「花鳥の夢」、等伯のライバル、狩野永徳が主人公です。amazonで本を検索すると、その後も「これも興味がありませんか」と勝手に本を紹介してくれるのですが、それで見つけました。まんまとamazonにしてやられているワタクシ。

 
 「等伯」のほうでは、等伯のライバル、敵役として描かれており、ちょっと「ヤな奴」でした。主人公で描かれたらもうちょっと「よい人」になるのかと思っていたら、そんなことはなく、ヤな奴っぽい奴でした。出自にプライドがあったのでしょう。“狩野派の長”という立場もすごいプレッシャーだったんでしょうね。昨年、サントリー美術館で「狩野元信展」が開催され、NHKの日曜美術館で見ましたが(実際は行ってません)、全体に「元信、すごい!」で終始していたので(←ものすごくざくっとした感想でスミマセン)、その孫である永徳はもちろん才能はあるんだけれど、それ以上のものを求められる(求められていると思っている?)から大変だったんだろうなと本を読みながら思っておりました。

 さらに、等伯と永徳を読んでいると必ず登場する利休。同じ山本兼一で「利休にたずねよ」があったので、そちらも読みました。
 
 

 これって、読み始めてから知ったのですが、エビサンで映画化されたものなんですってね。普通、そういうのを聞くと、何かと影響を受けやすいワタクシはその役者さんを思い浮かべながら本を読んでしまうのですが、エビサンはあまり出てこなかったです。違うような気がするのですが、作者の山本兼一さんは大絶賛だったそうです。それよりも、ワタシの場合、石田三成=山本耕史となっていて、しょっちゅう山本耕史クンの顔が浮かんでおりました。ついでに黒田官兵衛が出てくると、やっぱり、岡田クンですね。

 話がそれました。この本、ストーリーに追い方が海外の推理小説みたいで、「おっ」って感じで読みました。利休の美意識がとにかくすごくて、文字だけで表現するのも大変だろうけれど、これを映像でとなるともっと大変だろうなぁと思いました。

 こういう歴史小説を読んでいると、浜村純の映画解説ではないけれど、本当に“見てきたように”なので、ほんまかいなと思いつつ、引き込まれます。それだけ描かれている人物がドラマチックで魅力的なんでしょう。

 歴史小説、面白くてサクサク読めるので読みたいけれど、何となく、ゴツゴツと読みにくい本も読まないといけないような気がして、何冊か読むとしばらくお休みです。この年になれば、そう無理しなくてもいいんですけどね。何となく、読書に“お勉強”を求めてしまうところがあります。
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