おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

国立劇場伝統芸能情報館

2012-04-18 23:36:30 | Tokyo
 国立劇場大劇場のお隣にある伝統芸能情報館でございます。こちらは平成15年3月19日に設置され、伝統芸能の情報発信のベースとして、情報展示室・図書閲覧室・レクチャー室などを備えているそうです。情報展示室では、国立劇場が収集した様々な博物資料を中心にした企画展示を行っていらっしゃいます。図書閲覧室では、演劇・演芸関係図書などを多数収蔵し、一部の図書を開架し、公演記録写真や錦絵など所蔵資料の貸出しもしてくださるそうです。また、伝統芸能情報館内の文化デジタルライブラリー端末ではインターネットでは公開していない公演記録写真なども閲覧することができます。

 現在、情報展示室では「琉球王朝の華 組踊と琉球舞踊~国立劇場おきなわ収蔵資料を中心に~」が展示されています。幕間の場内アナウンスでこの企画展示の案内があり、以前、玉ちゃんが沖縄の「組踊」に関心を寄せていらっしゃると聞いたことがあり、全くどんなものか存じ上げなかったので、これはぜひ一度見ておこうと思い、ちょっと寄ってきました。

 内容紹介です。
沖縄の伝統芸能「組踊」と「琉球舞踊」は琉球王国時代、中国からの使者の歓待、徳川幕府へ参府する江戸上りなど、国家の行事に組み込まれ、宮廷芸能として芸術性を高めつつ発展した。この展示では国立劇場おきなわで上演された舞台写真と所蔵する衣裳、小道具、楽器などを展示し、琉球王朝の華として発展してきた「組踊」と「琉球舞踊」の魅力に触れる。

 舞台写真や小道具、楽器、お衣裳などの展示とビデオ上映がありました。沖縄版「道成寺」とか「女物狂」とか「羽衣伝説」とか、結構こちらの舞踊と共通している踊りもあるようです。ビデオは「組踊」と「雑踊り」が上映されていました。「組踊」は古典舞踊、お能みたいで、ほとんど表情を動かさず(面はない)、感情を抑えた踊り、それに対し「雑踊り」は庶民の民謡や生活を題材にしているので、明るく躍動感がある踊りでした(←15分ぐらい見た私の個人的印象です)。同じ人が踊っているんですが、全然違っていました。

 「組踊」の内に情念を秘めた踊りは何とも言えずステキで、ぜひ玉ちゃんで見てみたいと思います。そして、きっぱりした色合いの紅型のお衣裳と真っ赤な花笠も、これまでそういうお色目の衣裳ってあまり見たことがないので、そちらも拝見したいものです。玉ちゃんの「組踊」、楽しみです。

 
 なぜか、お手洗いの表示が“琉球”でした。

 
 
 
 今年、国立劇場は開場45周年だそうです。

 
 国立劇場のゆるキャラ「くろごちゃん」です。どこもかしこもゆるキャラです。これは開演前の玄関でお出迎えです。休憩時間もロビーをウロウロしていました。

 
 伝統芸能情報館に向かい合って楽屋口がございました。「組踊」を見て出てくると、まだ出待ちの方たちがいらっしゃったので、私もそれに入れていただき、孝夫さんを待ちました。この日は若手役者の研修発表会のお稽古があったようで、役者さんはこの楽屋口を出て、私たちの前を通り、お隣のお稽古場へ行かれました。左團次さん、孝太郎さん、松之助さんは通られ、「よっしゃー、孝夫さん」と思って待ち構えていたら、孝夫さんだけはなぜか中からお稽古場へ入られたそうで、残念ながら空振りに終わりました。サインしてもらう?握手してもらう?写真撮る?って、めっちゃドキドキしたのに…

 ちなみに「琉球王朝の華 組踊と琉球舞踊」は5月28日まで、午前10時から午後6時まで(第3水曜日は午後8時まで)、会期中は無休、入場無料です。
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