一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

都庁の信用回復の道のりは厳しい

2016-10-02 05:32:16 | 日記

小池都知事が豊洲市場に関する調査結果を発表した。都職員の隠蔽体質は中々改まらない。新しい都知事が就任しても真実を語ろうとしない。真実を語るのがそれほど恥ずかしいのか、怖いのか。今、この時になっても未だ真実を隠し通そうという都職員の体質は直ぐに変えることは難しいだろう。どうしたらいいのか。都知事が英断を使ってやらなければならないのか。

信用は一度失うと回復するまでに数倍、数十倍の力と期間が必要になる。都職員はそのことに気が付いていないのだろうか。都一般行政職員の数は1万8千人を超えているという。消防、警察、病院職員は18万人に上る。この膨大な職員を抱える東京都は、一体何を考えているのだろうか。一般行政職員は、東京都という都市を運営する裏方の仕事も行っている。今回の豊洲市場は食料品を取り扱っている中でも最大の市場である。

現時点では不正が発覚したわけではないが、偽装である。本来造ろうとしていたものと異なったものを造ってしまった。それも専門委員会の提言を無視してしまったのだ。一体何のための専門委員会だったのだろうか。建築確認などを司る大本の役所自らが建築確認をしたものとは別のものを造ってしまった。これは法律違反になるのではないだろうか。建築基準法を
どのように解釈して別の建物を造ったのか。

もしも、一般人或いは一般企業が建築確認をしたものと別物を造ったら東京都は何も言わないのか。お咎めもないのか。東京都は、お役所本来のやるべきことをやっていなかった。信用を失うのは当然のことなのだ。単に4階建ての建物を造る、という建築確認を取ったのに、地下室を新たに造って、その上に4階建ての建物を造った。そもそも耐震基準はどうなるのか。

もしも、東京に大地震が来た時に、この豊洲市場の建物は果たして持ち堪えることが出来るのか。地下空間が崩壊してしまうのではないか。建物そのものも海の中に崩壊してしまうのではないか。建物の下にはコンクリート杭を何本も打っているが、果たして持ち堪えることが出来るのだろうか。建物の廻りは液状化現象が起きて、ぐずぐずになってしまうのではないか。

何か恐ろしいことが起きるのではないか、という心配しか出てこない。都庁の信用回復以前に大地震が来なければいいのだが、それは誰にも解らない。今のまま行くと信用回復には10年以上かかるだろう。次の東京オリンピックどころではない。豊洲市場の足元がぐらついているようにも見える。次に広尾病院が控えている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする