『入試前に「A評価」決定、県立高で不適切な運用』という記事を見て、東京医科大学の不正入試事件を思い出した。高校の入試でインチキをし、大学入試でまたインチキをし、そして社会人になったら詐欺師になっていく。インチキな人間を高校から造り上げて行ったら日本などのような社会になってしまうだろうか。これは利口だとかバカだとかいう以前の事ではないか。
学校時代は勉強をしたり、部活をしたりして人として普通の人間になっていくことを目指すのではないか。学校時代からインチキをして社会にそのまま出たら、果たして真面目な人間になるだろうか。云いたくはないが、問題は教育委員会にあるように思える。教育委員会は闇の組織になっているとしか思えない。学校関係者だけで組織されている今の教育委員会は、
ヤクザの組織と全く同じである。
教育委員会の弊害が学校教育の健全性を妨げている、という事だ。その大本になっている文部科学省で汚職事件が発生したのも何となく理解できる。一番の元がいい加減な組織だから株はもっとひどいものになっている。一度文部科学省を完全に解体して全く別組織の変えたらどうだろうか。勿論教育委員会も完全に解体する。教育行政がいい加減だといい教育など出来るはずがない。
今、一般社会でも数々の問題を引き起こしている。所謂、企業の偽装である。食品偽装に始まって、自動車の検査偽装、製鉄会社の品質偽装、など多くの偽装事件が発生した。これも教育から始まっているのではないだろうか。いい加減な教育を受け、大学を卒業してメーカーに就職し、偽装することに対する疑念も抱かずに犯罪行為に走る。偽装は犯罪であることに全く気が付いていないのである。
これらはすべて教育から始まっているのではないだろうか。いい加減な教育を受けたことで、知識もいい加減になり、偽装することを是としてしまう。学生時代から人間が歪んでしまったのかもしれない。学問は出来るが精神がダメなのだ。学校教育が生んだ歪みである。適当な人間にしてしまった今の文部科学省は一度解体するのが良いのではないか。出直して良くなるかどうかはそこに付く人がやる気があるかどうかである。骨までダメな人間が遣ったらうまくいかないだろう。