山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

花満開のマルミノヤマゴボウ 令和6年5月26日

2024年05月31日 | 山に咲く花
 2週間ほど前に様子を見に行ったマルミノヤマゴボウと思わしき花はまだ丸い蕾だった。そろそろ見ごろを迎えている頃であろう。今回は少し林道の奥のほうまで探してみたいと思う。

    季節が少し変わっただけで咲いている花もだいぶ変わる。これはコアジサイであろう。

    白い花が咲いている。

    これはガマズミであろう。

    ヒメウツギに変わって今度はウツギの花が見ごろになっていた。

    前回見に来たマルミノヤマゴボウと思わしき花。林道脇に生えていて工事車両に踏まれないかどうか心配である。

    ちょうど満開になっていた花

    良く似たものが生えているがこちらは茎が茶色く花がまだ咲いていない。ヨウシュヤマゴボウであろう。

    さらに林道の奥のほうに進んでみると、大株が生えていた。

    こちらも花が満開

    ちょうど見ごろになっていた。

    さらに斜面を覗き込んでみるとそこにも生えていた。

    上部はまだ蕾の新鮮な花。結実した実を確認すればマルミノヤマゴボウと確定できるだろう。

    法面を見上げていると探しているスゲらしきものが生えていた。

    花穂が少しだけ残っている。

    果胞を見てみると嘴が長くて少し外に曲がっている。これはハシナガカンスゲであろう。

    もうひとつ、気になっていた花を見に行ってみる。地面を這うように伸びていてこれはヤマトグサではないのは確実である。

    花が咲いている株がった。

    これはサワハコベであろう。

 1株しか発見出来ていなかったマルミノヤマゴボウと思わしき花はさらに4~5株発見できた。さらに奥のほうを探せばもっと見つかるかもしれない。おそらくハシナガカンスゲも生育しているのではないかと思う。


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青々と茂ったタニヘゴ 令和6年5月25日

2024年05月29日 | 甲斐百山
 期待していたニシキゴロモ探索は失敗に終わり、気分は下向きである。日没までにはまだ時間があったので、帰り際にタニヘゴを見に行ってみる。4月下旬に訪問した際はまだ葉を展開し始めたばかりだったが、今頃は新鮮な葉を展開している頃だろう。

    湿地の中に生えているタニヘゴ

    期待していた通り、青々とした葉を展開している。

    スリムで流線型のボディが格好良い。

    ソーラスはまだ熟していない。胞膜があり馬蹄形をしているようである。

    幅広くて茶色い鱗片

    近くの森の中を散策してみるともうすぐ咲きそうなササバギンランに数株出会った。

    途中で出会った猟師さんに害獣を捕獲する罠が仕掛けてあるので注意するように言われた。奥に入らずここで撤退。

    水際に生えるラン科と思わしき葉を見に行ってみる。

    群生している様子からカモメランかと思っていたが花穂が付いていない。葉も細いようである。

    葉が2枚付いているものを多く見かけ、カモメランとは違う。

 ランと思わしき葉はまだ花穂が出ておらず、咲くのはだいぶ先になりそうである。どんな花が咲くのか、それとも花を咲かせないのか?今後の経過を追って見て行きたいと思う。


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ニシキゴロモ探索は失敗 大月市 令和6年5月25日

2024年05月29日 | 山に咲く花
 ネットを探索していたところ、大月市の山の稜線にニシキゴロモがあったという少し古い記事を発見した。4月に探しに行ったのだがそれらしきものは発見出来なかった。近似種のツクバキンモンソウはもう咲いているので、もしニシキゴロモが生育しているとすれば、今頃見ごろになっていると予想される。前回は長い林道を歩いて周回したが、今回は最短ルートで現地に直登する。

    白い花が登山道脇にたくさん咲いている。これはマルバウツギであろう。

    別の白い花も咲いている。

    装飾花が3弁である。これはガクウツギであろう。

    これは普通に見かけるホソバテンナンショウであろう。

    仏炎苞が緑色で付属体は細めで膨れない。

    葉の幅が広めの別のテンナンショウが生えていた。

    付属体の先端部が棍棒状に膨れている。おそらくこれはカントウマムシグサではないかと思う。

    似ているが仏炎苞が紫色がかっているタイプのものがあった。

    同じカントウマムシグサと思うが、ムラサキマムシグサと呼ばれるタイプであろう。

    花がほぼ終わっているジュウニキランソウであろう。

    鹿の食害に遭っているのか、下草がほとんど生えていない山の斜面

    稜線に抜け出た。ニシキゴロモはこんな感じの登山道脇に生えていると思うのだが・・・?

    こんなところにあるはずだが・・・念入りに探したつもりだがひとつも見つからない。

    まだ蕾のイチヤクソウ

    これはササバギンランであろう。

    下草が生えておらずツルツルになって乾燥してしまっている登山道沿い。環境の変化で無くなってしまったかも知れない。

    富士山も姿を現さず。

 きっと見つかると期待して訪問した大月市の山だったが、残念ながらニシキゴロモもツクバキンモンソウも見つからなかった。鹿の食害と温暖化による環境の変化を受けて消滅、あるいは激減してしまっているかも知れない。ニシキゴロモ探索は失敗に終わり、来年以降に持ち越しである。


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ホザキヤドリギはまだ蕾 令和6年5月21日

2024年05月25日 | 里に咲く花
 ビロードスゲを観察した後、まだ日没には時間があったのでホザキヤドリギの花を見に行ってみる。昨年は6月中旬に訪問しているがその時にはもう花は散ってしまっていた。ひょっとしたらそろそろ咲いているかも知れない。

    公園内のリュウキンカは花を終えて大きな葉を伸ばしていた。

    サクラソウの花も散ってしまっている。

    白花のクリンソウ。少し痛み始めている。

    ザゼンソウももう終わっていて大きな葉をたくさん茂らせていた。

    ホザキヤドリギが寄生しているハンノキを見上げてみる。

    まだ花は咲いていないようである。

    望遠レンズで捉えてみると、花序がたくさん出ている。

    今年もたくさん花を咲かせてたくさん実を付けてくれそうである。

    トリーミング画像。あと2週間くらいで咲くのではないだろうか。

 日没までにはもう少し時間があったので、昨年発見した池のほとりに咲くドクゼリと思わしき花の様子を見に行ってみる。しかし、現地に行ってみてビックリ仰天である。

    池の水が抜かれて干上がっている。池の改修工事が来年1月まで行われるらしい。

    ドクゼリがあった核心部は木が刈られてしまったようである。

    生き残ってくれれば良いのだが、水辺を好む植物だけにダメージは必至であろう。

    あまり刈られていない場所にあれば良いのだが、双眼鏡で観察したが不明である。

 山梨県内の約20ヶ所の池の改修工事が行われるという話は聞いていたのだが、まさかいきなりこの池で工事が行われているとは思ってもいなかった。たぶん今年はドクゼリの観察は無理なのではないかと思う。水が入る来年までなんとか持ち堪えてくれることを期待したい。


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ビロードスゲ探索 北杜市 令和6年5月21日

2024年05月25日 | スゲの仲間
 昨年偶然に発見したビロードスゲであるが、おそらく発見場所の周辺を探索してみればもっとたくさん生育しているのではないかと思う。午前中韮崎市に出張があったので、終わってから北杜市まで足を延ばしてみる。

    川沿いの田んぼのあぜ道を歩いてみると、あっさりとビロードスゲが見つかった。

    ほぼ熟して果胞が付いている。

    雄小穂の果胞

    トリーミングしてみてみると果胞の表面に細かい毛が密生している。ビロードスゲで間違いないであろう。

    他の場所にも結構茂っていた。

    これほどたくさん生育しているとは想定外だった。

    奥のほうにある広場はすっかり草が刈られて綺麗になっていた。

    ひょっとしたらと思ったが、橋のところにあった昨年発見したビロードスゲは刈られてしまっていた。

    ハンショウヅル

    もうすぐ咲きそうである。

    期待していたサイハイランはまだ蕾だった。

    あと数日で咲きそうである。

    奥のほうにある株は少しほころび始めていた。

    勉強不足でまだ全くダメなイネ科植物。これはイヌムギか??

    たくさん群生しているがヒメノガリヤス??全くダメだ。

 今回探索した河川の周辺にはおそらく広範囲にビロードスゲが生育しているのではないかと思う。下流域はまだ探索しておらず、機会を見て探しに行ってみたいと思う。周辺の他の河川にも生育しているのではないだろうか?


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やっとハコネグミ、しかしこれは・・・ 令和6年5月19日

2024年05月24日 | 山に咲く花
 詳細な資料をいただいておきながら先日訪問したハコネグミ生育地はとうとう発見することが出来なかった。自宅に帰ってもう一度資料を見直すが場所は間違っていないようである。このままでは気が済まない。資料をプリントアウトして持参しながらもう一度探しに行ってみる。
 午前中は我が家の所有する竹林がタケノコの収穫を目前にして倒れた竹でボサボサになっているため、その除去作業を1時間半ほど行い、登山口には午後1時に到着した。天候がいまひとつで既に時々小雨が降って来る。カッパを着ての入山となる。

    本日の富士山はご機嫌斜め。最初から時々小雨が降って来る天気である。

    咲き始めのミツバウツギ

    これは花を終えたヤマボウシであろう。

    花はまだ蕾だが、花序に長い柄を持っており、おそらくヤブデマリであろう。

    これはミヤマガマズミか?

    もうすぐ花が咲きそうなカマツカであろう。

    まだ蕾のツクバネウツギであろう。

    プロペラ状の5枚の萼に蕾が付いている。

    葉の細いイトスゲらしきものが群生している。

    葉が細いうえに果胞が少ない。おそらくこれはハコネイトスゲであろう。

    別のスゲも生えている。

    クサスゲではないかと思うが全く自信無し。

    花の状態の時は雄小穂は白くて長い雄しべを伸ばす。

    現地に到着してそれらしき木の葉を調べてみる。

    これは星状毛だろう、と思ったのだが・・・

    木を見上げてみると花が付いていない。ハコネグミならばこの時期に花が咲いているはずである。

    同じ木の別の葉を調べてみると、鱗状毛が付いていた。これはマメグミであろう。

 探しているハコネグミは前回探した場所でどうやら間違い無いようである。しかし、どう探してもハコネグミの木は見つからない。まさか・・・と思って登山道の反対側、つまり静岡県側を探してみると・・・あった。

    やっと見つけたハコネグミの木。しかし登山道の反対側で、県境ではあるが厳密には静岡県である。

    マツグミに比べるとハコネグミは葉がやや大きくて細長く、柔らかい感じがする。

    花が咲いている。

    ハコネグミの花。まだ蕾も多い。

    ハコネグミの花

    花筒には星状毛がたくさん生えている。

    葉の表側。まばらに星状毛が生える。

    葉の裏側。鱗状毛の中にまばらに星状毛が混じる。

    周辺の山梨県側を探してみる。ブナの大木にドウダンツツジが寄生している。

    これは結実したチドリノキであろう。

    林縁を散策していたところ、富士山の眺望の良い場所があった。晴れていれば絶景だったであろう。

 見つかったハコネグミは厳密には静岡県側に生えていた。山梨県側をそれなりに探してみたのだが、残念ながらハコネグミは発見出来なかった。純粋に山梨県に生えているハコネグミは来年以降に持ち越しになってしまうであろう。少しガッカリしたが、とりあえずは教えていただいたハコネグミの木にはめぐり逢うことが出来た。


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ハコネグミ探索はまた失敗 令和6年5月17日

2024年05月24日 | 山に咲く花
 5月初旬に探しに出かけた山梨県側のハコネグミ探索は失敗に終わっている。今度はかなり詳細な資料を送っていただいたので、絶対に見つかると確信を持って探しに出かける。午前中の仕事を終わらせて午後から甲府を出発したが、歩き始めたのは午後3時になってしまった。

    やや風が強いが天候が良く、午後になっても富士山がスッキリと見えている。

    道路脇にはキンポウゲがたくさん咲いていた。

    ニョイスミレがたくさん咲いていた。

    草地にたくさん咲いているこの花はヘビイチゴであろう。

    良く似た花が森の中にも咲いている。

    花弁の中心部に濃い黄色の部分がある。これはツルキンバイであろう。

    ツルキンバイの大群生

    5月初旬に訪問した時はまだ蕾だったクワガタソウが満開になっていた。

    クワガタソウの群生

    6枚葉の小さな花が群生している。

    これはクルマムグラであろう。

    ハリスゲの仲間

    果胞の付き方からヒカゲハリスゲと思われる。

    期待していたヤマシャクヤクだが大部分は終わっていた。

    咲き残りのヤマシャクヤク

    山の上の林の中ではまだ満開のものが残っていた。

    満開のヤマシャクヤク

    目的地に到着し、ハコネグミと思わしき木を探して葉を調べてみる。これは鱗状毛なので違う。

    こちらも鱗状毛

    星状毛か?と思ったのだがやはり鱗状毛である。

    木を見上げてみる。

    ハコネグミならば今ごろは花が咲いているはずだが花芽も付いていない。これはナツグミであろう。

 場所は間違っていないはずだがいくら探してもハコネグミは見つからない。小さな花が見つからないのは仕方ないかも知れないのだが、2m以上もある樹木が見つけられないのはよほど目が悪いか探し方が悪いか?それとも場所を間違ったか?1時間ほど森の奥のほうも探してみたが見つからず、夕暮れが近付いてしまいかなりガッカリして、さらに自信を無くして撤退してきた。山梨県のハコネグミは来年に持ち越しになりそうである。

    下山したのは7時ごろになってしまった。富士山の空が少し焼けていた。


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クサフジだらけの河川敷を散策 令和6年5月16日

2024年05月22日 | 番外編
 昨年大規模な土手の草刈りが行われた河川敷であるが、その影響でクサフジが大増殖しているらしい。かつてこの河川敷に稀少なマメ科植物が生育していたとの話を聞いたことがあるが、最近は見つかっていないらしい。しかし、現在も熱心に調査を続けられている人も居る。おそらく、不慣れな私が歩いたとしても発見できるような代物では無いだろうが、ひょっとしたらという思いがあって草藪をかき分けて歩いてみた。

    河川敷沿いにたくさん生えているクサフジ

    見下ろす河川敷沿いもクサフジだらけである。これに似たマメ科の植物がかつて生育していたらしい。

    大規模な草刈りによって大増殖したクサフジ

    草むらをかき分けて先に進むが、歩かれたような跡がある。

    たぶんギシギシ

    あまりたくさんではないがカヤツリグサの仲間が生えていた。

    これはミコシガヤであろう。

    イネ科はまださっぱり分からない。

    これはネズミムギか?

    双眼鏡片手に河川敷を覗き込みながら探索したがそれらしき花は見つからず。

    白花のクサフジがちらほらと見られた。

    シロバナクサフジ

    あの橋を渡って対岸を歩いて戻ろうと思ったのだが、工事中で橋は通れず。

 クサフジの群れの中に探し物が隠れているのかどうかは不明であるが、そう簡単に見つかる代物では無さそうである。草刈りでだいぶ環境が変わってしまったようであるが、生き残っていることを期待したい。ひとつの橋は工事中で渡れず、その先の橋まで行こうと思ったのだが遥か遠くて歩き切れず、途中で引き返して車道を歩いて駐車場に戻った。


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芦川スズランの森界隈を散策 令和6年5月14日

2024年05月18日 | 山に咲く花
 予定ではこちらでは無かったのだが、高速道路で考え事をしながら走っていたら下り口をうっかり通り過ぎてしまった。その次のインターで下りたが行く気が失せてしまい、行き先変更して芦川のスズランの森にやって来た。ゴールデンウィークの頃は大混雑で駐車場までたどり着けなかったが、今頃はもう空いているはずである。

    いつの間にか新しい建物が立っていた芦川スズランの森駐車場。カフェになっていた。

    だいぶ伐採されていてずいぶんと様子が変わっていた。

    白樺の木が林立するスズランの森

    スズランはたくさん生えているが花があまり見当たらない。

    今年は花付きがあまり良く無かったようである。

    色の濃いイカリソウが咲いていた。

    ラショウモンカズラ。鹿の食害か、最近はあまり見かけなくなっている。

    咲き始めのフデリンドウ

    これはツクバキンモンソウであろう。大部分花は終わっていた。

    咲き残りのツクバキンモンソウ

    上唇弁が短く、ツクバキンモンソウで間違い無さそうである。

    これはオオヤマサギソウの葉であろう。盗掘に遭ってだいぶ数が減ってしまった。

    これはミヤマザクラであろう。


    まだ咲き始めたばかりである。

    本日見たかったのはこの木

    オオバボダイジュ

    花が咲き始めているのではないかと思ったのだが・・・どうなっているのだろう?

    丸い蕾の塊と思わしきものがたくさん出ている。咲くのは2週間くらい先になりそうである。

 スズランの森駐車場に新しい建物が出来たという噂は聞いていたが、あのような立派なカフェが出来ているとは驚きだった。駐車場も営業時間があって午後4時半にはロープが張られて閉鎖されてしまうようになり、下山が遅くなる場合には登山の駐車場として使えなくなってしまったことは不便になったと言わざるを得ない。
 期待していたオオバボダイジュの花は少し早かったようで、時間がとれるようならば再訪して花を見てみたいと思っている。


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これがハコネグミ 令和6年5月12日

2024年05月16日 | 山に咲く花
 私のブログを見てハコネグミで苦戦していることを知ったのか、花仲間がハコネグミを見に行ってくれた。先日訪問した場所では1本しか生育していないようで、どうやら木を間違えたようである。それとは別に、静岡県側ではあるがハコネグミが生育している場所を教えていただいた。
 この日は河口湖方面に出張だったが仕事が終わったのが午後4時半だった。日没時刻が6時半ごろなのでまだなんとか間に合う時間であるが、空模様がいまひとつで山の上には雲がかかりはじめている。しかもそれなりに風が強い。急いでハコネグミの生育する場所に行ってみるが、到着したのは5時半になってしまった。

    これがハコネグミの木であろう。空が雲に覆われて暗いうえに風で煽られている。

    花がたくさん付いておりちょうど満開である。

    ハコネグミの花。暗いうえに風で揺れるのでまともに撮影出来ない。

    花のマクロ撮影を試みるが全く撮らせてくれない。

    止む無し、花と葉を取らせてもらう。ハコネグミの花筒には星状毛がたくさん生えている。

    葉の表側。黄緑色の葉で辺縁はあまり波打たない。

    これが表面の星状毛である。やや薄茶色をしている。

    葉裏。鱗状毛の中に薄茶色の星状毛が混在する。

    こちらのグミは葉が脈打っている。おそらく先日見たものと同じ、マメグミであろう。

    もうすぐ咲きそうなミツバウツギ

    これは丹沢山系に多いシバヤナギであろう。

    ほころび始めたズミの花

 時間が遅かったうえに天気が悪く風も強かったため初めて見るハコネグミはまともに写真を撮らせてくれなかった。しかし、しっかりと観察できたので次は見間違うことは無いであろう。先日見てきたものは毛深い葉のものも含めて全てマメグミだったのではないかと思う。次はきっと間違うことなく探し出せると思う。山梨県側のハコネグミは今月のうちに再訪してみよう。


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