山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

クモマナズナ(アブラナ科)

2021年02月17日 | アブラナ科
亜高山帯から高山帯の岩上を好んで生育する多年草である。花期は6~7月。花のつかない茎は短く、葉はロゼット状に付き、線状披針形で両面に星状毛が密生する。花のつく茎は高さ10㎝前後になり、茎葉は卵形でまばらに星状毛が付く。花は白色で10数個が総状に密集して付く。山梨県では南アルプスと八ヶ岳に生育しており、個体数は比較的多い。

 2018年山梨県絶滅危惧Ⅱ類(VU) 2017年環境省絶滅危惧Ⅱ類(VU)

    クモマナズナ 平成29年7月 八ヶ岳で撮影

    同上

    同上 岩の上を好んで生育する。

    平成2年8月 鳳凰山で撮影。ほとんどが結実している。

    同上 根元の花を付けない葉はロゼット状で辺縁に鋸歯がある。



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ヒメイズイ(クサスギカズラ科)

2021年02月17日 | 絶滅危惧種
 山地帯の草原に生育する小型の多年草である。花期は6~7月。茎は直立し、高さ15~30㎝で稜角がある。葉は楕円形ないし長楕円状披針形で表面は淡緑色、脈上に乳頭状の小突起がある。葉の脇から長さ1.5㎝ほどの白緑色の筒状花を下向きに付ける。山梨県では富士山周辺に生育しているが大菩薩連邦でも生育が確認されている。

 2018年山梨県準絶滅危惧種(NT) 2017年環境省-


    ヒメイズイ 令和2年6月 高座山で撮影


    同上


    同上 固まって生えていたヒメイズイ


    令和1年6月 大菩薩連邦で撮影


    ヒメイズイの花。筒状花で先端は緑色で6裂する。

 ⇒その他の山梨県の絶滅危惧の植物

 ➡山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~

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