山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

笠富士三昧 三湖台へ  平成29年12月3日

2017年12月05日 | 番外編
 2日続きのダイヤモンド富士撃沈後、朝食目的でsanaeさんご夫妻と朝霧高原から鳴沢のガストに移動した。途中でちらりと見える富士山が次第に雲が晴れて姿を現してきている。そして目的地のガストに到着した時、何重かに重なった笠雲を被った富士山が遂に姿を現した。これはもう朝食どころではない。これを撮らずしていつ撮るのか?近場で手っ取り早く登れる場所ということで、紅葉台に車で移動してそこから三湖台に登った。といっても歩いて10分か15分くらいの移動である。


    三湖台から見る富士山。まだ霧が巻いているが回復してきているのできっと姿を現すはずだ。


    出た!笠富士。4重か5重に重なった笠雲が見事。


    形を変えて今度は2重笠。


    霧が晴れ、綺麗な笠富士を見ることが出来た。


    樹海越しに見る南アルプス


    西湖越しの雪頭ヶ岳(左)と十二ヶ岳(右)


    笠雲の形がだいぶ崩れてきたが、良く見れば雲が色付いている。


    彩雲笠富士。色は薄かったが見られただけでもラッキー。

 笠富士を存分に楽しんだ後に鳴沢ガストに移動する。時間は10時、食事をとりながら早朝山中湖に移動したみちほさんご夫妻がどうしているかと電話してみると・・・なんと、現在河口湖に居るとのこと。ということで鳴沢ガストに呼びつけてまたまた作戦会議を行う。

 お昼頃にはすっかりと雲が晴れて笠雲も消え、すっきりとした富士山が姿を現していた。これならば今日の夕方のパール富士はバッチリのはずだ。しかし問題なのは月が昇って来る時間で、朝霧高原からだと日没から約1時間後の真っ暗な時間になってしまう。しかしそれでもなおこの日の月は1年のうちで最も地球に近付くスーパームーンと呼ばれる月なので撮影するには十分な価値がある。ほぼ無理矢理説得してこの日のパール富士を撮影に行くことにしたが、まだ時間が早いのでちょっと富士山展望地に寄り道しながら目的地に行くことにする。


    本栖ハイランド近傍の東海自然歩道から少し外れた場所から見る富士山。先日下見した時に発見した場所で、現在工事が行われている。早朝ならば問題無し。


    先日オリオン座と大星雲を撮影に訪れたふもとっぱら。ここの池に映るダブル富士は秀逸。

 午後3時、パール富士撮影場所に到着する。まだ2時間半くらい時間がある。空は快晴、今度こそはパール富士を撮影できると思うのだが果たして??
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連日のダイヤモンド富士撃沈 朝霧高原  平成29年12月3日

2017年12月05日 | 番外編
 前日の夕食をsanaeさんご夫妻、みちほさんご夫妻、のぞむ先生、るたんさんと、星見隊豪華メンバーで済ませた後、のぞむ先生と私は朝霧高原道の駅に移動して車中泊する。3シーズンシュラフしか持ち合わせていなかったので寒いのではないかと心配していたのだが、以外にも全く寒さを感じずに良眠できた。目覚まし時計は早朝5時にセットしたが、3時半に目が覚めてしまう。車の外に出て富士山を見上げてみると、月光で照らされた富士山の上に笠雲が出ている。さっそく三脚とカメラを持って展望台に出かける。


    笠雲と言うよりはレンズ雲と言ったほうが良いかも知れない。左側に輝くのがうしかい座アルクトゥールス、富士山左裾に昇って来たのが火星。


    富士山上に出た雲が次々に形を変えて行く。左が火星、富士山頂に現れたのがおとめ座スピカ。


    毛無山に沈んで行く月。

 外は結構寒かったので、30分ほど撮影して車に戻り、シュラフを被りながら軽い朝食をとる。もう少し寝ようかと思ったのだが寝付けそうも無く、再び外に出て富士山の撮影に行く。今度は富士山の右側に明るい星が昇って来た。木星だ。


    薄明が始まり富士山頂と周辺に出た雲が少し赤く染まる。右側に昇って来た明るい星は木星。


    薄明の笠雲と木星


    笠雲が大きくなってきたかと思ったらあっという間に富士山の上に雲が出始めてしまう。これはまたまたダイヤモンド富士は難しそうだ。

 車に戻って明るくなるのを待ち、のぞむ先生と打ち合わせしていた5時半に車の外に出るとのぞむ先生も車から出てきた。同じ頃に同じ笠雲を撮影していたそうだが、場所が若干違っていたために会わなかった。早朝6時、県境付近の駐車場に移動して目的地の竜ヶ岳林道展望地に向かって歩き始めるが、富士山はもうすっかり雲の中に入ってしまい竜ヶ岳林道付近にも暗雲が垂れ込んできている。これはもはや望み無し、東海自然歩道まで行って引き返すことにした。

 sanaeさんご夫妻が7時半ごろに別の場所からのダイヤを狙うために同じ駐車場に来るはずなので、駐車場で待っていると予定通りに到着した。合流してその場所まで行くが、やはり雲に巻かれてダイヤは困難だった。


    うっすらと透かして見えた雲が光っている。そろそろダイヤの時間だが・・・無理。


    少しだけ富士山の山頂が見えた。

 2日続きのダイヤモンド富士撃沈である。止む無し、恒例の鳴沢のガストに行ってモーニングの朝食をとることになり、移動する。すると、ガスト到着した頃に笠雲を被った富士山が姿を現し始めた。裾野には雲が巻いているまたと無い絶景富士だ。これを撮らずに食事は出来ない、ということで食事を後回しにして場所を移動する。(続く)
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ダイヤもパールも撃沈 朝の竜ヶ岳林道と夕方の田貫湖  平成29年12月2日

2017年12月05日 | 番外編
 先週撮影地の下見をした竜ヶ岳林道にさっそく撮影に出かけてみた。剣ヶ峰で割れるダイヤ撮影には若干座標点がずれるがたぶんなんとかなるだろう。撮影ポイントまで歩いて約1時間、撮影場所の位置調整とカメラセッティングに30分かかるとみて、林道ゲートからヘッドライト装着して朝6時に出発する。30分ほど歩いて林道途中で明るくなり、ヘッドライトは不要となった。この頃には富士山がスッキリと姿を現していて、今日はイタダキ、と思ったのだが・・・。


    下に竜神池を見下ろすポイント。ここではスッキリと富士山が見えていたのだが、右側から暗い雲が迫っていた。


    本日の予定地はこのあたり。この頃にはもう富士山は雲に隠れていた。


    若干座標点がずれているので、いちばん右寄りの岩の上に登ってカメラを構えたが、ダイヤの時間になっても富士山現れず。撃沈。


    土砂崩れの斜面を登ってみるとそこにも好展望地があった。

 期待していた剣ヶ峰で割れるダイヤは撃沈となった。斜面を東海自然歩道に下りる良さそうな場所を探しながら下りて、駐車場に戻った。

 その後も富士山はほとんど姿を現さない。朝霧高原道の駅に移動して仮眠して、お昼頃に喫茶店写ば写ばに移動して昼食をとる。撮影仲間が集まったところで午後2時半ごろから田貫湖に移動するが、この空模様では夕方のパール富士も期待薄である。


    パール富士まであと1時間半ほどだが・・・これでは厳しい。


    そろそろ月が出ている頃だ。田貫湖パール富士も不発に終わる。細い筋はカラスの群れ。シャッタースピード0.4秒で切ったので画像が流れている。

 朝のダイヤモンド富士に続いて夕方のパール富士も撃沈。これ止む無し。前回のパールの際に月光彩雲、月光ティアラと撮ったので、そう立て続けにうまくは行かないだろう。その後鳴沢のガストに移動して反省会&今後の作戦会議を行うが、高齢化、かつ腹回りの増えた星見隊はほとんど意見がまとまらず。明朝はのぞむ先生と私は同行するが他のメンバーは別行動となった。そもそも、明朝狙う竜ヶ岳林道の撮影地は場所が狭く人数があまり入れない。かつ、剣ヶ峰ダイヤの座標点から若干ずれている。
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