飲食居抜きソムリエ  山田 茂  飲食を辞める始めるときのブログ                 

飲食店を希望を持って始めたり順調に多店舗化したり、内装設備に費用がかなり掛かります。その投資を回収できます。

3.宅建取引主任士 30

2017-11-21 10:11:01 | 宅建取引主任士

不動産開業は
     定年後が、ぴったりです

        

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 てんぽたんの
 不動産開業顛末記
  「出会い」連載中

   
      

 8.人生観変わる―最終章ー

     69.店主、営業継続      new 

         翌日、日本橋の二階の焼鳥の階段
   を上がっていくと、店主がカウン
   ターに座って新聞を読んでいる後
   姿が目に入ったが、どこか元気の
   ない様子だった。ランチの器も洗
   ってなかった。挨拶をして隣に座
   ると,A4の封書を2通、目の前
   に差し出した。 2通とも店舗のサ
   ブリース会社の物だ。どうして、
   こんな郵送物が来るのですかと、
   不思議がっていた。こちらが聞き
   たいぐらいだった。最近、居抜き
   譲渡店舗先に必ず同じような封書
   が届いている。もしかすると、全
   ての、飲食店に順番に出している
   のかもしれない。それしか考えら
   れない。すみませんけど、やはり
   店は、辞められませんと、店主は
   小さい声でぼそりと、いった。あ
   の人にだけは、引き継いでほしく
   ないんですと、初めて本音をはい
   た。過去になにかあったらしいが
   本人の意思なので了解して、引き
   下がった。その時は、またお願い
   しますと、店主が頭を下げた。秋
   葉原と違って、オフイス街の風景
   は、まったく違う色をしていた。
   入社間もない事務員の制服がやけ
   まぶしく見えた。更新契約の書類
   を飯田橋の賃貸人に届けるために
   向かった。やはり少し咽るので、
   コンビニでのど飴を買って口に含
   むと少し楽になった。
   (次回に続く)

  68.新橋店舗の申込     

         夕方5時少し前に、新橋店舗を内
         見した専務が、店長予定者を連れ
         て来社した。店長予定者は、背の
         高い好青年で繁盛しそうな雰囲気
         持っていた。お茶を入れると、直
         に専務が経緯を話し出した。2週
         間ほど前に今回内見した物件の手
         前角ビルの一階を申し込んだが申
         し込みが複数あり、取れなかった
         と、残念がっているときに当社の
         HPで今回の物件を発見し、急い
         で内見して、今日を迎えたと、嬉
         しそうな顔をしてお茶を一口飲み
         干した。是非、優先してください
         と、念を押されたが、こちらも、
         そのつもりだったので、快諾した。
         今回を入れて4回目の縁である。
         いずれも繁盛していると聞いてい
         る。大手ではないが、中々優秀な
         会社で他の事業も順調といってい
         た。引渡は、8月末の希望なので
         少し余裕があった。現在の経営者
         に早速電話で了承を取り、内定し
         た。凄い短期間で決着がついた。
         一息ついた時、日本橋の2階の焼
         鳥の店主が、申込を保留している
         件を、ふと,思いだした。こうい
         う時は、急がないのが当社の流儀
         だが、かなり切迫している様子だ
         ったので、明日、午後に訪問する
         ことにした。今日は、咽て少し辛
         いので早めに会社を後にした。電
         気街は、メイド系のお嬢さんの掛
         け声が、あちこちで響いていた。
        (次回に続く)

 

  67.新橋の居抜き物件   
 
   5月中旬、新橋駅3分の居抜き物
   件を、会社を出る19時前にHP
   に掲載して帰った。居抜き代金が
   高額なので、おそらく取引が成立
   しないだろうと思いながら講習会
   に参加して、たまたま、同業の知
   り合いも参加していたもので、上
   野で降り、二人で居酒屋で飲んだ。
   同業は、事務所を中心に営業して
   いるが、新規のお客が来ないと、
   ぼやいていた。3年先輩で、以前
   は居抜き店舗が出ると、事前に物
   件情報をもらい、良く客付けした
   ものだった。近頃は、ご無沙汰で
   、お互いに懐かしがった。翌朝、
   昨日の同業の営業マンに挨拶の電
   話を入れながらHPを開くと、新
   橋の居抜き物件の反響が、5件程
   あり、そのうちの1社が既存客で
   、至急、物件送付希望、夕方まで
   に連絡すると、記載があった。そ
   の会社から、午後2時に電話があ
   り、内見と物件を抑えてほしいと
   希望があり、何回か契約している
   関係で信頼関係あり、HPの物件
   登録も抹消して、優先することと
   なった。不思議なもので、送付済
   みの他の4社からの連絡はなかっ
   た。翌日、午後3時の内見は、都
   合で参加せずに造作主に任せて、
   夕方の5時の内見者の来社を待っ
   た。あまり体調は良くなく、少し
   咽る感覚があり、体温が高い気が
   した。
   (次回に続く)

 

      66.HPは、広告       

    同業からHPが、簡単で使いやす
   くて、素晴らしいと褒められた。
   確かに、当社のHPは、情報の発
   信をコンセプトにしているので、
   情報確認がしやすい。HPを広告
   と思ってやっている。念のため、
   同業のHPを検索してみると、入
   り口で希望物件入力の窓があり、
   それに従って入力し、何回が指示
   通りにクリックして、最後に検索
   オスと、希望の物件は、現在あり
   ませんと、表示され、がっかりし
   そのHPを飛ばして他に移動して
   しまう。そんなHPが多かった。
   当社のHPは、広広告をとして見
   ているのは、飲食居抜き売却仲介
   の黎明期から新聞・月刊誌・チラ
   シ等の広告で仲介してきた、経験
   からの継続であり、当然の成り行
   きであった。しかし、HPの本質
   は、情報発信だけでなく、SNS
   的なコミュニケーションやデータ
   管理・市場開発が本質であり、こ
   れこそがインターネットの凄さで
   ある。私個人の能力の限界で組織
   を作らなかった、いや作れなかっ
   た事がやはり残念である。小さな
   成功体験で満足して、先が見えな
   かったのだ。二十数年の経験が、
   一瞬で飛ぶ時もある。とは、言っ   
   ても顧問税理士には、素晴らしい
   決算内容ですと、毎年言われてい
   る。
   (次回に続く)

      65.酒席         

   定時制高校の4年間を共に過ごし
   た、相方との酒席の語らいは、弾
   んだ。お互いに何の遠慮もなく、
   言いたいことを、相方は、今、は
   やりの浜焼き業態の貝の盛合わせ
   が旨いと、お代わりをして、日本
   酒を豪快に喉に流すように飲んで
   いる。お互いにかなり酔いが、廻
   って店を後にした。ほろ酔い気分
   でうろうろしていると、近くの飲
   食店の勧誘にのって、地下店舗に
   入ると、かなり混んでにぎやかだ
   った。間もなくホステスさんが来
   て、水割りを作ってくれたので、
   飲み干すと気持ちよかった。気が
   付くとタクシーの中だった。大分
   飲んだらしく、よく覚えていない
   。相方が川口で降りたらしく、ど
   の辺まで行きますかと、運転手が
   声を掛けてきた。外を見ると、見
   慣れた景色が目にはいてきた。次
   の信号を右折して、コンビニの前
   でお願いしますと返事すると、間
   もなく停車した。清算し降りると
   、近くの知っているスナックのマ
   マに、景気いいのねと、声を掛け
   られて、勢い寄ってしまった。3
   人程、知らないお客さんが、演歌
   を歌っていた。2曲ほど歌って、
   また、寄りますと、店を出た。夜
   空は、星が沢山綺麗に輝いていた
   が、どこか寂しさを持っている光
   だった。
   (次回に続く)

 

      64.事務所移転費用提案   

         決算の内容がほぼ確定して、十分
       ではないが昨年よりも若干上積み
       があり、納得している。経費は、
       ここ数年固定化しているので利益
       は予想できると、想像している時
       、賃貸人の代理の社長から午後の
       来社の予定が入った。事務所近く
       老舗とんかつ店で、早めのランチ
       をたっぷり食べて午後の来社に備
   えた。大げさに思えるかもしれな
   いが5回目の来社である。そろそ
   ろ本音が聞けるかもしれない。気
       負けだけはしたくなかった。5月
       にしては気温が高めの暑い午後だ
       った。今度も、代理の社長は、座
       るといつも通りに世間話をはじめ
       相槌を打つと、いつまでも、ぺら
       ぺらと話し続けている。最近は
       、これは相手の作戦と思えるよう
       なった。珈琲を飲み干したので、
       お茶を追加すると、一口付けてよ
       うやくカバンから書類を取り出し
       説明しだした。これが精いっぱい
       だと思いますと、鋭い視線を向け
       て、書類を少しこちらに押して、
       確認するように促した。確かに従
       来からするとかなり提示額が増え
       検討できると、思った。でも、今
       は、凄く冷静である、先日の決意
       があるので少し余裕があった。凄
   く冷静だあった。間もなく宅建業
   ・賃貸契約の更新が近づいている
   事を改めて伝えた。その夜、北千
   住の駅に定時制高校時代の同級生
   と約束していたので向かった。遉
   に夜になると冷え込んできた。
   (次回に続く)

 

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