飲食居抜きソムリエ  山田 茂  飲食を辞める始めるときのブログ                 

飲食店を希望を持って始めたり順調に多店舗化したり、内装設備に費用がかなり掛かります。その投資を回収できます。

2.野菜コーディネーター15

2017-03-28 10:15:47 | 野菜コーディネーター

  

    うどんの研究  
        新連載

          20.参考
     うどんに関する参考になるアクセ
     ス先掲載1~58まで順次掲載

                18.㈱八角 - うまいもん横丁のちゃ  new
      んぽん焼きが「関ジャニ∞横山君が
      選ぶ最も食べたいご当地うどん」に。

      19. http://udon.mu/ うどんミュ
      ージアム
      20.
各地に伝わるふるさとの味として
      、2007年(平成19年)、農林水産
      省により「農山漁村の郷土料理百選
      として選ばれた。
      21.
東洋大学 研究プロジェクト「う
      どん文化の活性化」

      22. 麺のまち「うどんの里館林」振
      興会

      23. 八王子市公式サイト 「食」によ
      るまちおこし事例研究
(PDF) より。
      24.
うどん辞典:全国ご当地うどん
      (金トビ志賀)
 
      25. All Aboutグルメ うどん「冷汁
      うどん」

      27. 武蔵村山のうどん解説
      (次回に続く)

 

              10.軍隊調理法      new
     11.『うどん大全』 旭屋出版、20
     06年
ISBN 9784751105696
 
     12.
『うどん大全』 旭屋出版、20
     06年
ISBN 9784751105696
 
     13.
丸天うどん:福岡県:うどんミ
     ュージアム:閲覧日2017年1月12日

     14.日本麺類業団体連合会ホームペ
     ージ・そばの散歩道
- しっぽく

     15. 日本辞典・卓袱うどん
     16.カレー産業

     17.大日本観光新聞
     ’(次回に続く)

 

               5.麺のルーツを味わう - 奈良公 
      園で索餅まつり

               6.古代人が食べていた!?うど
      ん再現 奈良公園のイベントで
      披露
うどんも、そばも、まんじ
      ゅうも博多発祥って知っていま
      したか?

                7.うどんのルーツに新説-四国
      新聞社
2009年(平成21年)3
      月25日
閲覧
                8.
乾めん類品質表示基準 (PDF)
              9.
生めん類の表示に関する公正
      競争規約
(PDF)
      (次回に続く)

 

     1. 食品自動販売機:自動販売機: 
      ジャパンビバレッジグループHP
      :閲覧2017年1月12日

     2.
熱々うどんの自販機、どんな仕
     組み? 機械の内部を拝見:朝日新聞
     デジタル:閲覧2017年1月12日

     3.うどん発祥の地に名乗り 13日
     に奈良でイベント

     4. 麺のルーツを味わう - 奈良公園
     で索餅まつり

     (次回に続く)

 

          19.その他         

     蕎麦も提供している店舗では、麺
     の加工や茹での工程でそば粉が付
     着するおそれがあり、そばのアレ
     ルギー物質を摂取する可能性があ
     るため、その旨の注意表示を掲げ
     る店舗もある。

     でんぷんうどん

  北海道の農村地域では、小麦の麺
  ではなく、ジャガイモより精製さ
  れたデンプンを用いたうどんが郷
  土料理となっている。白く透き通
  った麺で、強い弾力が特徴である。
  留寿都村では、でんぷんうどんの
  製麺が製造・販売され、うどんを
  提供する店舗もある。

      倶知安町では、家庭で食されてい
      たでんぷんうどんを地元名産の「
      ジャガイモ#男爵薯(だんしゃく
      いも)|男爵」を使用した豪雪う
     どんを開発し、提供する。
     (次回に続く)

    

 

    18.うどん用小麦の作付面積    

うどん用小麦の作付面積(2005年)
順位うどん用小麦品種銘柄主な産地作付面積
(単位:ha)
1 ほくしホクシン 北海道 100,847
2 のうり農林61号 茨城ほか16府県 39,305
3 しろがシロガネコムギ 石川ほか7県 18,931
4 チクゴチクゴイズミ 山口ほか8県 12,804
5 なんぶナンブコムギ 青森ほか5県 2,948
6 しらねシラネコムギ 宮城、長野 2,294
7 ねばりネバリゴシ 青森、岩手、
秋田、山形
1,714
8 いわいイワイノダイチ 栃木、岐阜、
愛知、福岡
1,396
9 あやひあやひかり 埼玉、三重 1,360
10 にしほニシホナミ 福岡 1,355
11 ほろしホロシリコムギ 北海道 1,241
12 ほろしさぬきの夢2000 香川 1,235
13 つるぴつるぴかり 群馬 1,139
14 きたかキタカミコムギ 青森、岩手 1,098
15 きたもきたもえ 北海道 897
16 きぬのきぬの皮 茨城、群馬 862
17 ふくさふくさやか 滋賀、広島 772
18 たいせタイセツコムギ 北海道 396
19 しらさシラサギコムギ 岡山、徳島 386
20 しゆよしゅんよう 長野 368

              (次回に続く)

 

     17.各県の消費量・店舗数      
            (2012~14年の平均値)

都道府県順位1世帯あたり
消費額
順位店舗
総数
順位人口10万人
当たり店舗数
代表的な郷土
うどん

香川県
香川県

1 12,570円 14 630 1 63.96軒 讃岐うどん
あきた
秋田県
2 9,981円 44 118 43 11.24軒 稲庭うどん
やまがた
山形県
3 7,970円 26 308 8 26.99軒 ひっぱりうどん
ぐんま
群馬県
4 7,460円 8 856 2 43.15軒

水沢うどん
・桐生うどん
・ひもかわ
・おっきりこみ

きょうと
京都府
5 7,103円 15 562 16 21.48軒 卓袱うどん
やまなし
山梨県
6 7,059円 25 312 4 36.84軒 吉田のうどん
・ほうとう
ながの
長野県
7 6,788円 16 486 13 22.90軒 おしぼりうどん
・おにかけ
さいたま
埼玉県
8 6,716円 2 1581 14 21.95軒 加須うどん
・武蔵野うどん
・冷汁うどん
・煮ぼうとう
あいち
愛知県
9 6,691円 3 1416 23 19.03軒 きしめん
・味噌煮込
 みうどん
とちぎ
栃木県
10 6,576円 13 676 5 34.04軒 耳うどん
ひょうご
兵庫県
11 6,559円 9 781 34 14.05軒  
とやま
富山県
12 6,472円 28 289 9 26.86軒 氷見うどん
いしかわ
石川県
15 6,367円 20 351 7 30.29軒 小松うどん
とくしま
徳島県
19 6,063円 32 252 6 32.73軒 鳴門うどん
・たらいうどん
おおさか
大阪府
27 5,713円 4 1341 31 15.15軒 かすうどん
かながわ
神奈川県
21 5,993円 5 1185 36 13.05軒  
しずおか
静岡県
22 5,901円 10 760 17 20.41軒  

ふくい
福井県

 

24 5,834円 23 314 3 39.50軒  
とうきょう
東京都
36 5,408円 1 2901 15 21.81軒 武蔵野うどん
ちば
千葉県
38 5,245円 6 1012 29 16.34軒  
ふくおか
福岡県
41 4,987円 7 996 21 19.57軒 博多うどん
みやざき
宮崎県
45 4,375円 29 284 10 25.36軒 魚うどん

     (次回つ続く)

 

  16.日本国外のうどん      new

      ⑦パラオは、戦前に日本の委任統
     治を受けていた事により、UDON
     と称する麺料理がある。日本のう
     どんと同様の醤油味だが、沖縄そ
     ばの影響(過去、沖縄からの移民
     が多かったため)か、汁は少なめ
     で、また現地で入手しやすいスパ
     ゲッティの麺が使われている点に
     大きな特徴がある。

     追記:2009年に日本を訪れた外
     国人旅行者を対象に日本政府観
     光局が行った調査では、日本を
     訪れた外国人観光客が特に満足
     した食事のアンケートで寿司、
     ラーメン、刺し身、天ぷらに次
     いで5位であり、蕎麦は7位であ
     った。
     (次回に続く)

 

              ⑥韓国では20世紀前半の日本統治
              経緯から、現在でも日本式のうど
              んが우동(ウドン・udong)の呼
              び名で知られ、韓国人の好きな日
              本料理の三番目に位置しているが、
              だし汁にコショウが入っているの
              が普通で、味は似て非なるものが
              多い。一方、釜山周辺では日本と
              同様のだし汁ベースのものが有る
            (しかしキムチが盛られている)。
              日本式以外にもカルグクスという
              手打ち麺がある。

              ⑤ベトナムのホイアンには「カオ
     ラウ」(cao lầu)という小麦を
     原料とする太麺の料理があり、1
     7世紀前半の朱印船貿易時代の伊
     勢商人が持ち込んだ伊勢うどんを
     ルーツとするという説がある。

     ④ハワイは、明治から昭和初期
     にかけて多くの日本人の移民先
     となっており、サイミンと呼ば
     れる麺料理が存在する。現在で
     は中華麺が用いられるが、だし
     の味は明らかに和風であり、日
     本人を中心とした各国の移民た
     ちの交流の中で形成されていっ
     た料理であると考えられている。
     (次回に続く)

 

     ③欧米などの日本食ブームによっ
     て、日本食レストランのみならず
     、レトルトや冷凍麺がスーパーマ
     ーケット等で販売されはじめてお
     り家庭料理としても一般的になり
     つつある。

     ②香港では「烏冬麵」と書いて、
     広東語読みで「ウードンミン」と
     発音する。香港の日本料理店で使
     われ始めた表記だが、現在では中
     国大陸でもみかける表記となって
     いる。他に「烏龍麵」という表記
     が使われる場合もあるが、これで
     は読みが「ウーロンミン」と訛る
     。烏龍茶との関連はない。

     ①台湾では烏龍麵、もしくは烏龍
     湯麵
という名称で親しまれている。
     スープはやや現地化されているが、
     基本的には日本のものと大差はな
     い。
     (次回に続く)

 

  15.日本国内に
      おける地方のうどん   

     小麦の生産される土壌、気候、醤
     油などの醸造業や漁業などの地場
     産業、流通を担う商人などの存在
     により、その地域独特の郷土料理
     となっているもの、また村おこし
     の一環として地域の名物となった
     ものなどさまざまな種類がある。

     団子汁         new

     九州一帯で食べられる郷土料理。
     主にみそ仕立ての汁に、団子を平
     らにつぶしたものや、平たい麺が
     入る。大分では「だんごじる」、
     他の地域では「だごじる」と呼ば
     れる。

     魚うどん

     宮崎県日南市周辺の郷土料理であ
     る。太平洋戦争中の1940年代、
     主食不足の頃に代用食として食さ
     れていた。トビウオのすり身に小
     麦粉などを加えて麺状にしたうど
     んで、出汁もトビウオの骨からと
     っている。当地の麺は柔らかくて
     コシがないのが一般的だが、魚う
     どんの麺はコシが強い。終戦後、
     永らく食されることはなかったが、
     1980年に魚料理の普及に努めて
     いた日南漁協婦人部が、土地の老
     人からの話を聞いて再現し、復活
     させた。
     (次回に続く)

 

     あごだしうどん      

     長崎県で食べられている。出汁は
     当地で獲れるアゴでとるため、か
     つおだしよりあっさりした味。長
     崎地方は古く中国大陸との貿易の
     歴史があり、五島手延うどんや島
     原手延そうめんに見られるように
     手延製法が受け継がれている。奈
     良時代の文献には「麦縄」として
     うどんが書かれており、これは長
     崎の五島うどんや島原そうめんに
     見られる「手延製法」と一致する
     と考えられる。

     ごまだしうどん

     大分県の佐伯市発祥。焼いたエソ
     類などの魚の身、ごま、醤油等を
     混ぜ、擂り潰して作られる「ごま
     だし」と呼ぶ物を湯に溶き、つゆ
     として用いる。

     やせうま
   
     大分県で食べられている。弾力あ
     る食感を生かし、きな粉餅のよう
     にきな粉をかけたものである。
     (次回に続く)

 

     ごぼう天うどん     

        福岡県を中心にした地域で食べら
             れている。笹がきごぼうをかき揚
             げにした(もしくはバラバラに揚
             がった)天ぷらが乗っているもの
             で、九州北部地方の大方の店舗で
             扱っている。

             かしわうどん

     福岡県を中心とした九州北部では
     定番の、鶏肉の出汁に鶏肉のそぼ
     ろ(西日本では鶏肉をかしわと呼
     ぶ)を散らしたもの。特に駅弁の
     かしわめしで有名なJR九州小倉駅
     から折尾駅、博多駅を経て鳥栖駅
     にかけての駅立ち食いうどん店で
     は、標準のうどんにかしわがトッ
     ピングされている(つまり「かし
     わうどん」が、かけうどんのよう
     な立場である)。逆に店舗を経営
     している企業によってはかしわう
     どんが存在しない、かけうどんに
     はトッピングがされない場合もあ
     る。大分県などでは鶏肉を煮付け
     たブロック状のものが載せられた
     ものを指す。

     五島うどん

     長崎県五島列島で産する乾麺。厚
     めに丸く伸ばした生地を鎌で渦巻
     き状に切り出した後(この工程か
     ら「鎌切りうどん」とも言われる
     )、そうめんや稲庭うどんのよう
     な手延べ製法で作られる。このた
     め普通のうどんより細く、断面が
     丸いのが特徴。手延べの際に粉を
     ふらず、五島産の椿油を使用して
     おり、微かにその香りがする。伸
     びにくいという特徴もあり、たっ
     ぷりのお湯で茹で上げたあつあつ
     の釜揚げうどんを、醤油やアゴ(
     トビウオ)出汁のたれで食べる「
     地獄炊き」が代表的な食べ方であ
     る。弘法大師伝来を称する讃岐う
     どんに対し、五島うどんは地理的
     に大陸から独自ルートで直接伝来
     したと言われる
     (次回に続く)

     鍋ホルうどん       

     香川県多度津町で食べられている。
     元々国鉄多度津工場の労働者向け
     に精肉店がつくっていた鍋ホルモ
     ンに、しめとしてうどんを入れた
     のが始まりとされている。

      博多うどん

      福岡・北九州方面で食べられてい
     る、腰が弱めで柔らかいものが一
     般的。汁は昆布・鰹節・うるめ・
     鯖節・いりこ・あじこ・あご等を
     使用し薄口醤油で仕上げる。具と
     しては「丸天」や「ごぼ天」が一
     般的である。薬味として柚子胡椒
     が用意されている店も多い。

     丸天うどん

     福岡県を中心とした地域で食べら
     れている。薩摩揚げに類似する、
     魚のすり身を円形にして油で揚げ
     た練り物(揚げ蒲鉾)が載ってい
     る。当地では揚げ蒲鉾一般のこと
     も「天ぷら」と称することに由来
     する。九州地方では、「天ぷらう
     どん」と称する場合、この丸天う
     どんのことを指すことがある。
     (次回に続く)

     鳴門うどん        

     徳島県鳴門市を中心に食べられて
     いる。藩政時代から昭和後期まで
     は塩田地帯として栄えたが、塩田
     での重労働を終えた人々向けに、
     こなれのよい食物として提供され
     たものとされていた。コシのほ
     とんどない細麺で、だしは煮干し
     などを用いたあっさりしたもの。
     具は細かく刻んだ葱・竹輪・油揚
     げなど。市では写真家の中野晃治
     が命名した「鳴ちゅる(なるちゅ
     る)うどん」と言う呼称を使って
     宣伝を行っている。

     たらいうどん

     徳島県北東部の阿波市土成地区の
     郷土料理。ゆで汁ごと大きなたら
     いにあけ、そのたらいを数人で囲
     み、つけ汁に付けて食べる。元々
     は川魚(じんぞく:カワヨシノボ
     リの地方名)で取った出汁がつけ
     汁に使われていた(漁獲が減り近
     年は少い)。江戸末期に宮川内谷
     のきこりが河原にかまどを築きう
     どんをゆで、川魚で出汁をとり食
     べたのがルーツとされる。

     讃岐うどん

     香川県は、全国で県民一人あたり
     消費量トップである。また人口は
     都道府県別で40位であるにもかか
     わらず、うどん用小麦粉使用量で
     2位の埼玉県の2倍以上の使用量で
     全国一位となっている。町おこし
     の一環で、香川県を『うどん県』
     と呼ぶほど、食文化に根付いた
     地域である。讃岐うどんと呼ばれ
     ていて、トッピングや食べ方は多
     種多様であるが、ツルリと滑らか
     な食感が特徴である。
     (次回に続く)

 

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4.定期借地借家アドバイザー 15

2017-03-21 10:42:51 | 定期借地借家アドバイザー

    

空き地・空き家は
定借でイノベーションえを起こせ 

     

    世界半導体製造装置  new 
    中国が世界第3位の市場に 1/2

      SEMIが半導体製造装置(新品)の
           2016年世界総販売額を発表した。
           販売額は対前年比13%増の412億4
           000万ドルとなり、中国が世界第3
           の半導体製造装置市場へと成長した。

           SEMIは2017年3月13日(米国時間)
           、WWSEMSによる半導体製造装置
         (新品)の2016年世界総販売額を発
           表した。販売額は対前年比13%増の
           412億4000万ドルとなり、2016年
           の受注額も対前年比24%とこちらも
           前年を上回った。エレクトロニクス
    製造サプライチェーンの工業会であ
    るSEMIには2000以上の企業が所属
    しており、市場調査レポートの1つ
    として、半導体製造装置の受注額・
    出荷額を世界7地域と22の装置カテ
    ゴリーに分類した「WWSEMS(W
    orldwide Semiconductor Equip
    ment Market Statistics:世界半
    導体製造装置市場統計)」を発行
    している。
           (次回に続く)

 

         地方の焼酎が     new
     10年後に世界一に  最終回12

    川辺のような地産地消の発想

    球磨焼酎に限らず、日本には高い
    酒造技術が多くある。にもかかわ
    らず、「日本酒ツーリズム」や「
    焼酎ツーリズム」は、その勇まし
    いかけ声ほど定着していない。実
    はそこに欠けていたのは、技術う
    んぬんや観光PRうんぬんではなく
    、川辺のような「その土地にしか
    ないものへのこだわり」ではない
    のか。
    現在も川辺は年間でフタケタ成長
    と順調に推移しており、有名なレ
    ストランやバーからの問い合わせ
    も増えているという。人吉球磨が
    ボルドーのように、海外からの観
    光客が酒蔵めぐりに押しかける日
    もそう遠くないのかもしれない。
    (今回最終回有り難うございます)

 

     地方の焼酎が     
      10年後に世界一に 連載 11

      値産地消の本当の意味

      「あなたは岩手の風土の素晴らしさ
          を説明しているのに、なぜ他県の酒
          米を使っているのか」(2015年9月
          1日 朝日新聞)
          その言葉に衝撃を受けた蔵元は現在、
          地元の農家と契約栽培を始めて地元
          の米を使った酒を輸出の主要銘柄に
          しているという。その蔵元の方はこ
          んなことをおっしゃっている。
         「世界に出て行くには、世界で飲ま
          れているワインの常識は避けて通れ
          ない。原点に回帰し、地元農家が一
          生懸命作った米と、土地の水で造る
          酒で海外に挑戦していきたい」
         (同上)
        川辺の味が海外の一流の酒造関係者
          たちをうならせたのは、この酒造り
          が世界で飲まれている酒の常識にも
          とづいているからだ。地産地消とい
          うと、どうしても日本では地域のも
          のを地域の人間がいただく、みたい
          なミニマムな話になりがちだが、土
          地に恵みをもたらすおいしい水と、
          その水が育んだ土地の原料を用いて
           、その土地特有の気候の中で酒をつ
          くるというのは、実は世界で戦うう
          えで大きな「強み」になるのだ。
          そこを見事に打ち出すことに成功し
          たという意味では、川辺はまだまだ
          多くのポテンシャルを秘めている。
         「球磨焼酎」の積み重ねられた技術、
         それを生み出す地域の美しい自然、
          伝統、歴史は、ボルドーワインにも
          決してひけはとらないからだ。
         (次回最終回お楽しみに)

 

 

        地方の焼酎が     
    10年後に世界一に 連載 10

   地産地消的なコンセプトは
   必要不可欠

   まったく同感である。堤社長がお
   っしゃることは、フランスのワイ
   ンづくりにおける「テロワール」
   そのものだからだ。「その土地な
   らではのもの」という意味で、ワ
   イン生産者はテロワールを重要視
   する。だから、世界的なフランス
   ワインの産地では、醸造所周辺の
   畑で取れたブドウを使い、土壌や
   気候、シャトーやドメーヌという
   作り手の質も含めて、その土地に
   あるさまざまな強みをまるっとワ
   インにパッケージングする。その
   土地にしかないものでつくるので
   ブランドになる。その唯一無二の
   価値があるので、ボルドーなどの
   産地にはワイン愛好家だけではな
   く、世界中から観光客が訪れる。
   いわゆる、「ワインツーリズム」
   だ。そんなの常識でしょ、と思う
   かもしれないが、実はこの常識
   は日本ではまだそれほど浸透し
   ていない。例えば、岩手県二戸
   市で、「南部美人」という日本
   酒をつくっている蔵元は、製品
   を米国へ輸出し始めたとき、ニ
   ューヨークのソムリエからこん
   な指摘を受けたという。
   (次回に続く)

 

 

    地方の焼酎が     
   10年後に世界一に  連載 9

   国内外への戦略商品

   かくして地産地消を目的に生まれ
   た限定商品は、全国展開だけでは
   なく海外市場への訴求もできる「
   戦略商品」になったというわけだ
   。ただ、堤社長が川辺にかける思
   いは自分たちの会社のビジネスだ
   けではない。
  「世の中ではまだ『球磨焼酎』と
   言われてもピンとこない人が圧倒
   的に多い。川辺を通じてまずは米
   焼酎を知っていただき、この地域
   に昔ながらの28の酒蔵があるこの
   地域に足を運んでもらいたいんで
   す」(堤社長)
   実は川辺のラベルには、球磨焼酎
   の言葉はない。「純米焼酎」と記
   されている。九州ならば、球磨焼
   酎といえば消費者は想像がつくが
   、全国展開するうえではよく分か
   らないことになる。そこで、球磨
   焼酎の普及を務めたいものの、ま
   ずは商品を手にとってもらうため
   に、熊本の米焼酎を全面に出さな
   い苦渋の決断をしたのだ。川辺を
   入り口に、まずは球磨焼酎を知っ
   てもらいたい――。それは同時に
   、復興へ向けて着実に歩みを進め
   る熊本の「PR」にも役立つはずだ
   、と堤社長は信じている。
   「水がおいしい地域はいろいろあ
   ると思いますが、熊本市内の水道
   はほとんど地下水で、蛇口をひね
   ればミネラルウオーターがでると
   いう贅沢(ぜいたく)な県。そん
   な熊本をPRするために、私たちに
   できるのはやはり地元の水と米で
   つくったこの川辺を打ち出してい
   くことだと思うんです」(堤社長)
  (次回に続く)

 

 

     地方の焼酎が     
    10年後に世界一に  連載 8

      「川辺」にかける思い

      いずれにせよ、きれいな水、それ
        を使ったブランド米を原料にして
        いる酒はほかにあるかもしれない
        が、それを扱う杜氏の技術に「1
        00年の継承」があるのは、繊月酒
        造だけの強みである。最高の材料
        を最高の杜氏が扱えば、最高の焼
        酎として、この地域以外の人々に
        評価してもらえるのではないか。
        狙いは当たった。全国展開した川
        辺は口コミで徐々に広がり、海外
        にも輸出。ニューヨークでも50店
        舗を超すレストランで扱われるよ
        うになった。その勢いを象徴する
        かのように、「BEST OF SHOC
        HU」の栄冠に輝いたというわけ
        だ。「受賞のニュースが流れた翌
        日に売り上げが2倍になって、そ
        の後も3倍くらいになりました。
        ちょうど大手コンビニチェーンか
        ら扱いたいというお話があったの
        で、増産体制を進めていたのでな
        んとか対応できましたが、瓶は間
        にあわず、通常と違う瓶で3カ月
        ほど対応しました」(堤社長)
        (次回に続く)

 

 

        地方の焼酎が     
    10年後に世界一に  連載 7

   技術の継承に正社員化

   日光東照宮など全国の文化財の補
   修を手がける「小西美術工藝社」
   の経営を立て直したデービッド・
   アトキンソン氏が着手した改革の
   ひとつが、「職人の正社員化」で
   ある。なぜかというと、ゴールド
   マンサックスのアナリストだった
   アトキンソン氏が、300年続くこ
   の会社が経営危機に陥った原因を
   分析したところ、「技術の継承が
   なされていない」という問題が浮
   かび上がった。伝統工芸の職人は、
   基本フリーランスだ。安定はして
   いないが、需要が多い時は後継者
   もやって来た。しかし、現代のよ
   うに需要が少なくなると、生活の
   不安から若者が門を叩かない。そ
   こに加えて、昔よりも日本人の寿
   命が延びたことで、ベテラン職人
   の引退はなかなかない。つまり、
   仕事の絶対量が減っているところ
   に加えて、「席」もなかなか空か
   ないので後継者が育たないという
   わけだ。そうなると当然、技術の
   継承ができるわけがないので、い
   かに老舗といえど、仕事の「質」
   が落ちていく。そこで、職人をす
   べて正社員化して、ある程度の年
   齢の方はそれ以上、給料が上がら
   ないようにしてその分を人材育成
   にあてるようにしたのだ。すべて
   は「技術」を守るためだ。つまり、
   このような現代の伝統文化の現場
   で噴出している技術継承の問題を、
   既に100年以上前に、繊月酒造の
   初代社長は予見していたことにな
   る。恐ろしいほどの先見性だ。
   (次回に続く)

 

 

   地方の焼酎が     
    10年後に世界一に  連載 6

    酒造業界の中で画期的な発明

   とはいえ、水がきれいで米がうま
   い、というのはなにも人吉球磨地
   域だけではない。国交省だけでは
   なく、環境省も河川の水質を評価
   しているため、「清流日本一」を
   うたう河川も日本全国にある。同
   様に、我こそは日本一の米をうた
   う地域も多い。にもかかわらず、
   堤社長が「勝機」を感じたのは、
   積み重ねてきた「技術」への絶対
   的な自信があるからだ。
   実はこの繊月酒造は球磨焼酎の世
   界だけではなく、日本の酒造業界
   の中でも画期的な発明をしている。
   それは「杜氏の正社員化」である。
   酒造に詳しい方はご存じかもしれ
   ないが、杜氏はそもそも仕込みの
   時期だけ蔵に招へいされる職人集
   団である。近代になってもそれは
   変わらず、地域には杜氏組合がつ
   くられ、人不足や技術が途絶えそ
   うな蔵に派遣された時代もあった。
   しかし、繊月酒造は違った。初代
   社長が酒蔵を立ち上げた明治時代
   から、杜氏を「専属」として抱え
   込む、というかなり珍しい形態を
   とったのである。そのような「社
   員杜氏」は綿々と続き、現在は6
   代目となっている。
   「仕込みの時期だけ招く杜氏だと、
   その蔵の味を後世に受け継ぎ守っ
   ていくことができません。そこで、
   社員として安定した環境の中で、
   蔵の味を受け継いでいこうと考え
   たようです」(堤社長)
   正直、この発想はすごいと思った。
   (次回に続く)

 

 

     地方の焼酎が     
    10年後に世界一に  連載 5

        10年連続のトップランクの水

         川辺は2007年、人吉市に隣接した
         相良村の米生産者たちから「地元
         の米と水をつかった焼酎をつくっ
         たらどうか」という提案をうけて
         開発された限定商品。つまり、も
         ともと地元の人々を対象とした「
         地産地消品」が、全国で展開する
         有名ブランド焼酎を押しのけて、
        「世界一」の座まで獲得してしま
         ったという構図なのだ。なぜそん
         な驚くような事態が起きたのか。
         実はその最大の立役者が堤社長で
         ある。福岡の広告代理店を辞め、
         父の後を継ぐために繊月酒造へ入
         社した際に彼女は、川辺を地域限
         定商品にとどめておくことがもっ
         たいないと強く感じたという。「
         銘柄にもなっている川辺川は国交
         省の水質調査で10年連続でトップ
         ランク、『最も良好』に選ばれて
        おり、夏は大量の蛍を見ることが
        できる場所としても知られていま
        す。原料の米はその水で育った相
        良村のブランド米『清流相良米』
      (ひのひかり)、ここまで胸を張
        って原料が言える焼酎は今の日本
       でもそんなにありません」
       (堤社長)
        (次回に続く)

 

      地方の焼酎が     
    10年後に世界一に  連載 4

   ガチのティスティングで一番

   「この品評会は、ジャーナリスト、
   ソムリエ、パブやバー経営者、ま
   た蒸留酒製造業者などがブライン
   ドティスティング(銘柄を伏せて
   酒を味わう)でポイントをつける
   審査方法と聞いてますので、そう
   いう意味では、単純においしい
   と評価していただいたのではない
   かと思っています」この手の品
   評会では、出品者がお酒の特徴
   などをプレゼンし、背景を聞い
   たうえで審査員たちがテイステ
   ィングをしていく審査方法もあ
   るが、ガチで「味」だけの評価
   だというのだ。「そりゃすごい
   !」と身を乗り出す方も多いか
   もしれないが、この川辺がすご
   いのはそれだけではない。「実
   はこの商品は今から10年ほど前
   に、地域の米農家さんたちから
   提案をうけ、『地産地消』を目
   的としてつくられたものなんで
   す」(堤社長)
   (次回に続く)

  

 

   地方の焼酎が     
  10年後に世界一に  連載 3

  地産地消品が「世界一」
  の座を獲得

  米国の品評会とはいえ、国内の大
  手焼酎メーカーも多くエントリー
  している。東京の焼酎バーなんか
  じゃ一杯1000円近い値もはるブ
  ランド焼酎の名もある中でこう言
  っては失礼だが、お世辞にも全国
  区とはいえない川辺がなぜ「BES
  T OF SHOCHU」に輝くことがで
  きたのか。なにか他の本格焼酎と
  は異なる特別な製法でもあるのか。
  テレビドラマ『相棒』の杉下右京
  ではないが、細かいところがどう
  しても気になってしまう性格なの
  で、その疑問をスタッフの方に投
  げかけたところ、四代目社長の堤
  純子さんが丁寧に対応をしてくれ
  た。
  (次回に続く)

 

 

  地方の焼酎が     
  10年後に世界一に  連載 2

  川辺ブランド世界一に

    聞けば、繊月酒造の焼酎蔵は見学
      ができるという。観光客用の足湯
      なんかも併設されているので、長
      距離運転の休憩がてらフラリと立
      ち寄ったところ、思わぬ発見があ
      った。なんと「世界一の焼酎」が
      売られていたのだ。それは「川辺
      」という銘柄だ。案内の方が丁寧
      な説明をしてくれる酒造見学を終
      え、試飲場へ行くと、売店の一角
      に大きくディスプレイされていた。
      そこへ近づいてみると傍には、「
      ロサンゼルス ワイン&スピリッツ
      コンペティション」という品評会
      の焼酎部門で、2013年に金賞に
      輝いたとして、賞状とメダルが飾
      られている。この品評会は、世界
      最大規模のワイン品評会IWC(イ
      ンターナショナル・ワイン・チャ
      レンジ)などと並ぶポピュラーな
      もので、80年近い歴史を誇ってお
      り、2013年から焼酎部門が新設
      された。つまり、川辺は初代チャ
      ンピオンというわけだ。いや、そ
      ういのは「モンドセレクション金
      賞」みたいにわりと簡単にとれる
      んでしょ、と思う人もいるかもし
      れない。確かに、この品評会の焼
      酎部門にも原料ごとに金賞がもう
      けられているものの、この川辺は
      その金賞グループ内の頂点にあた
      る「BEST OF SHOCHU」に輝い
      ているのだ。
      (次回に続く)

 

 

      地方の焼酎が     
  10年後に世界一に  新連載1

   米焼酎一筋115年の老舗    

       先日、所用で熊本県人吉市(ひと
       よしし)を訪れたところ、街灯や
       飲食店など町のいたるところに「
       繊月」(せんげつ)という看板が
       あることに気付いた。繊月とは三
       日月よりもさらに細い月の意で、
       看板にその繊月のイラストも描か
       れている。「はて? 仙台の『萩
       の月』みたいな銘菓かなにかかし
       ら」と、地元の方にうかがったと
       ころ、「球磨焼酎」のひとつで、
       ここいらではかなり人気の銘柄だ
       と教えてくれた。ご存じない方も
       いると思うが、球磨焼酎とは、人
       吉球磨地域でつくられる米焼酎。
       現在、日本では数多の本格焼酎が
       乱立しているが、WTO(世界貿
       易機関)から地域名をうたうこ
       とを許されているのは、芋から
       つくられる「薩摩焼酎」、麦か
       らつくられる「壱岐焼酎」、タ
      イ米からつくられる「琉球泡盛」
       、そして米からつくられる「球
       磨焼酎」の4ブランドしか存在
      しない。現在、球磨焼酎を名乗
      ることが許される酒蔵は地域に
      28あるが、その多くは時代の流
      れで米焼酎だけではなく、麦焼
      酎や芋焼酎なども製造している。
     そんな中で、繊月を製造している
    「繊月酒造」は創業115年という
     老舗ながら、米焼酎一筋を貫いて
  おり、そういうブレない姿勢も
  地元のファンから愛されている
  所以(ゆえん)らしい。
              窪田順生 ITmedia
  (今回新連載です)

 

 

                 フランスがIoTで  new
        日本より先行  最終回 10

      日本がIoT市場で生き残るには

      今後、こういったスペースやイン
      フラが、ハードウエアスタートア
      ップが生まれるための良い土壌と
      なるはずだ。土壌づくりは進んで
      いるものの、日本にはそもそもス
      タートアップの数が少ないだとか、
      機能しているハードウエアアクセ
      ラレーターが少ないだとか、まだ
      まだ問題は多い。「正直、日本に
      はまだハードウエアスタートアッ
      プが少ない。フランスがスタート
      アップの量で勝負してくるなら、
      日本は質で勝負したい。ただ、量
      が質を生むことも事実なので、量
      を増やす取り組みも積極的に続け
      ていきたい」と小笠原氏は言う。
      また、フランスの例を見ていると、
      こうした取り組みが世間に知られ
      ることも大切であることがわかる。
      こうしたメディアを通じた発信も
      業界を盛り上げるためには必要だ。
      スタートアップ、大企業、政府、
      メディア、そして私たち自身が協
      力しあい「空気感」をつくってい
      くことこそが、日本のIoTムーブ
      メントをつくっていくことにつな
      がるはずだ。
      (今回最終回有り難うございます

 

       フランスがIoTで  
       日本より先行   連載  9

     旗振り役は誰でもよい

             フランスの場合は、そのコミュニ
             ティづくりを国が促進する仕組み
             がうまくいっただけであり、その
             旗振り役が必ずしも政府でなくて
             も良いということだ。日本でもそ
             ういったコミュニティづくりは進
             められている。DMMが運営する
            「DMM.make AKIBA」は、モノ
             づくりのためのコワーキングスペ
             ースだが、そういったコミュニテ
             ィの形成を促す役割も期待して設
             立された。ここには、日本にある
             ハードウエアスタートアップが集
             い、投資家や官僚が視察に来るよ
             うなエコシステムが整いつつある。
             シャープではスタートアップ向け
             に、大手メーカーの開発現場や量
             産体制のプロセスを学ぶ合宿「Io
             T.make Bootcamp」を3カ月に
             1度開催している。スタートアッ
             プにプロダクトの量産方法を学ん
             でもらい、新しい製品が世に出て
             いくまでのサポートを行っている。
             さくらインターネットでは、メー
             カーやスタートアップ向けに、Io
             Tインフラのことを気にせずにモ
             ノ及びサービスづくりに集中でき
             る「さくらのIoT Platform」の提
             供を開始した。
             (次回最終回お楽しみに)

 

               フランスがIoTで  
       日本より先行   連載  8

              支援政策が浸透してない

             そんな日本の現状を、日本で唯一
             と言っても過言ではないハードウ
             エアアクセラレーターであるABB
             ALab代表の小笠原治氏はこう分析
             する。「日本政府もちゃんとスタ
             ートアップ支援政策を打ってはい
             るのだが、それがキャッチーに見
             えないというのが大きな問題。だ
             からリーチすべき人たちに知られ
             ていない」。また、小笠原氏は「
             そもそも、政府の支援が必須とい
             うより、スタートアップが投資家
             と出会えたり、官僚とスタートア
             ップが結びついたりするようなコ
             ミュニティを育てていくことが重
             要」とも指摘する。
             (次回に続く)

 

            フランスがIoTで  
     日本より先行   連載  7

    支援だけなら日本も負けていない

    このような取り組みを見ていると、
    圧倒的にフランスがリードしてい
    るように見えるが、国の支援だけ
    なら日本も負けていない。
    政府は昨年度より、2020年まで
    に日本のスタートアップを世界進
    出させることと、大学・研究機関
    の研究成果の事業化や、大企業と
    のオープンイノベーションの推進
    を目的とした「ベンチャーチャレ
    ンジ2020」という支援プログラ
    ムを開始している。政府からの支
    援額も数百億円程度と他国に大き
    く劣っているわけではない。福岡
    市では、フレンチテックが発行し
    ているようなスタートアップビザ
    も導入されている。
    (次回に続く)

 

     フランスがIoTで  
     日本より先行   連載  6

     いろいろなコラボを推進

            フレンチテックでは、世界中のテ
            クノロジー企業が多い都市にハブ
            となる「フレンチ・テック・ハブ」
            を創り、その都市の企業とフラン
            スのスタートアップのコラボレー
            ションや、その都市のスタートア
            ップとフランスの企業とのコラボ
            レーションを促進する取り組みを
            進めているようだ。また、昨年度
            には、スタートアップの創業者や
            従業員、およびその家族をサポー
            トするビザ「フレンチテック・ビ
            ザ」の発行をスタートさせ、フラ
            ンスのスタートアップムーブメン
            トに大いに貢献している。実際、
           「フランスのテクノロジースター
            トアップの海外進出を推進する」
             という目的どおり、フレンチテ
             ックの雄鶏のシンボルマークは
             CESの会場でも数多く見かけた。
    (次回に続く)

 

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コメント
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3.飲食店辞める時(26)

2017-03-15 10:57:44 | 飲食店を辞めるとき

   飲食店をやめるとき 得するには
     早めの相談が より効果的です
     ★ブログデビュー1周年記念
      第2弾

      造作買い取り業務開始

    

    寝具業界イノベーション new
    起きていない勝機あり  連載13  

         ――その後、CMなども広告展開
     を拡大されています。

         高岡:2010年の売り上げが約3億
   円でしたが、11年に浅田真央さん
   と契約し広告を打ち始めたことで、
   売り上げが10億円と3倍に伸びま
   した。真央さんがアスリートであ
   る以外に、国民すべてに愛される
   人柄、明るさというアピールポイ
   ントがあったからこそ絶大な効果
   を得られましたが、同時にそれま
   でのブランディングの取り組みが
   花開いたとも言えるでしょう。
   そして、プル型のマーケティング
   が大いに効果を発揮することにな
   りました。売り場にお客様が集ま
   ってくれば、売り場を広くしても
   らう。そこに地域別に広告をかぶ
   せていく。 
   (次回に続く)

 

        寝具業界イノベーション
    起きていない勝機あり  連載12  

          ――次はどのような手を打った
      のでしょうか。

         高岡:さまざまな手法を考えまし
   た。寝具業界は、買うと決めた人
   に売り場で売り込むプッシュ型の
   マーケティングが主流です。しか
   し、私たちは反対にそれをプル型
   に変えようとしました。買うと決
   めないまでも興味のあるお客様に
   売り場まで来ていただくように促
   すのです。そのため、お客様の体
   感できるところでエアウィーヴの
   イメージが得られる環境をつくろ
   うとしました。その一つが、飛行  
   機のファーストクラスの座席でし
   た。すべての航空会社を回って、
   2010年にようやく1件、大手航空
   会社に導入されました。五輪選手
   がエアウィーヴを使っている写真
   をたくさん見せたことが決め手で
   した。航空会社への採用機会は5
   ~10年に一度の機材の切り替えの
   タイミング時ぐらいしかありませ
   んが、アスリートが使ったという
   実績が評価され、大手航空会社の
   重い扉を開けることができました。
   (次回に続く)

 

         寝具業界イノベーション
     起きていない勝機あり  連載11  

   ――そこから、独自のブランディ
     ングやマーケティング戦略を
     始めるわけですね。

   高岡:まずは、どのように商品の
   良さを消費者に伝えていけばいい
   のかを徹底的に考え、2008年北京
   五輪に出場した北島康介さんにア
   プローチしました。なぜオリンピ
   ックアスリートなのかと言えば、
   オリンピック期間中のアスリート
   は最も睡眠にこだわる人たちだか
   らです。商品の良さを証明するに
   は、こだわりのある人に認めても
   らわなければなりません。実際、
   北島さんに使ってもらえることに
   なり、これでエアウィーヴの良さ
   が伝わると思いました。北島さん
   が五輪後に帰国され、空港でカー
   ト上に載ったエアウィーヴを見た
   時は、本当にうれしかった。でも、
   周りにそのことを話しても良い反
   応が返ってきません。これだけが
   んばって五輪選手に使ってもらっ
   たのに、一般の方々やメディアに
   も浸透していない。その時にいか
   にコミュニケーションが大事か、
   PRが大事かと思い知らされまし
   た。
   (次回に続く)

 

   寝具業界イノベーション
     起きていない勝機あり  連載10 

   ――なぜ高反発のマットレスに
     注力しようと思ったのですか。

   高岡:一つは私自身が過去にむち
   打ちになったことで、低反発の寝
   具に不具合を感じていたからです。
   もともと寝返りを楽にするには、
   筋肉のスピードに合わせて寝具が
   反発する必要があります。力学的
   に考えても、寝返り時の筋肉の動
   くスピードよりも遅い低反発は人
   間の体になじまないのです。もう
   一つ、この寝具業界には長くイノ
   ベーションがなかったからです。
   寝具業界をMBA的な視点で見ると
   、寝具という商品への購買行動は、
   買うことを決めた人しか売り場に
   来ない傾向があります。仮に三つ
   の商品を比べて、一つを選ぶとす
   ると、ほかの二つは永遠に体験で
   きません。実際に売り場で睡眠を
   取ることはないからです。触って
   寝転んだ時のフィーリングのみで
   選びますから、本当の意味での比
   較ができないのです。結果として
   寝具業界は、売り場をいち早くお
   さえた、知名度のある会社が勝ち
   です。だから、寝具業界は典型的
   な寡占化の業界なのです。しかも
   、マットに使われるコイルは100
   年以上も変化していないという状
   況です。こうした長くイノベーシ
   ョンが起きてない業界だからこそ
   、勝てると思ったのです
   (次回に続く)

 

 

    寝具業界イノベーション
    起きていない勝機あり   連載9 

   ――そこから上向いていった
     のですか。

   高岡:いえ、そう簡単にはいきませ
   ん。事業をBtoBからBtoCに切り替
   えても、1年目に1億円の赤字を出し
   て、2年目もまた1億円の赤字を出し
   ました。その頃がいちばん大変でし
   たね。そこで日本高圧電気から、私
   の退職金も含めて4~5億円を借りま
   した。しかし、日本高圧電気から何
   度もお金を借りるには限界もありま
   す。そこで、借金せずに済むよう地
   道に経営しながら、09年に日本高圧
   電気からエアウィーヴを分離させま
   した。その後、売り上げは少しずつ
   伸びて10年には約3億円になってい
   ましたが、11年に一気に約10億円
   と3倍に伸びました。これはそれま
   での地道に続けてきたブランディン
 グ、販売活動の成果が出たものだと考え
   ています。
   (次回に続く)

 

 

    寝具業界イノベーション
    起きていない勝機あり   連載8

    ――帰国後、お父様の会社を
      継いで日本高圧電気の社
      長になり、2004年に伯
      父さんが経営する会社を
      引き継ぐことになります。

    高岡:伯父の会社である中部化
    学機械製作所がどうしても立ち
    行かなくなりました。会社をた
    たむのがいちばん早かったので
    すが、やはり地元で長くやって
    きただけに工場を更地にしてし
    まうのはなんとも悲しい。そこ
    で「お前ならやれるだろう」と
    伯父から声をかけられて、引き
    受けることになったのです。
    その時は日本高圧電気の関係会
    社として引き取ったのですが、
    いざ始めてみると、どう考えて
    も従来の事業は時流からはずれ
    ていて、衰退の一途です。それ
    でも会社をやる以上、黒字にし
    なければなりません。そのため、
    もともとあった樹脂素材をもと
    に高反発のクッション材を開発
    し、販売するという業態転換を
    図りました。しかし、2年やっ
    ても赤字続き。そこで黒字にす
    るためにマットレスパッドをつ
    くり始めたのです。この時に、
    日本高圧電気の役員である父と
    の意見の相違がありました。考
    えてみると、会社の性格が違う
    ため当たり前です。
    (次回に続く)

 

 

    寝具業界イノベーション new
      起きていない勝機あり  連載7

    ――当時のシリコンバレーは
      どのようなところでしたか。

    高岡:すでに半導体のテキサス・
    インスツルメンツやアップルがあ
    って、いわゆるコンピュータが小
    型化に向かう時代で、世界中から
    才能ある人々が集まりつつありま
    した。私は87年に卒業したのです
    が、当時のシリコンバレーはまだ
    モノづくりが中心だったと記憶し
    ています。90年代半ばにスタンフ
    ォードに留学した人たちはアップ
    ルなどに入社したり、起業したり
    と華々しい活躍をしています。そ
    んな彼らを見つつ、私はと言えば
    名古屋の日本高圧電気という地味
    な会社を経営している。「もし9
    0年代に留学していれば、ネット
    系の会社を興していたかもしれな
    い。もっと違う人生があったかも
    しれない」。そう思ったこともあ
    りました(笑)。でも、その一方
    で今も自分のDNAの中には、「
    モノづくりこそが事業だ」という
    意識もあります。やはりモノづく
    りが好きなのでしょう。
    (次回に続く)

 

 

    寝具業界イノベーション
      起きていない勝機あり  連載6

             ――留学先のスタンフォード
        大学はいかがでしたか。

             高岡工学部の修士課程に入学した
             のですが、1年は懸命に勉強し、
             卒業のための単位を取ったあとの
             もう1年は遊んでいました(笑)。
             大学のあるシリコンバレーでは、
             1980年代のマイクロソフト、ア
             ップルなど当時の新興企業を間近
             で見てきたのは大きな経験になり
             ましたね。当時はアップルのマッ
             キントッシュが出てきて、マイク
             ロソフトのソフトがNECに採用さ
             れるなど、まさにIT関連企業の勃
             興期。しかも、そこにはベンチャ
             ーキャピタルがあって、ビジネス
             スクールがあった。当時の最先端
             に触れた経験は非常に大きかった
             ですね。私にとっては、外国に対
             するハードルが一気に低くなりま
             した。だからこそ、エアウィーヴ
             というビジネスも最初からグロー
             バルに指向することができたのだ
             と思います。
             (次回に続く)

 

 

            寝具業界イノベーション
      起きていない勝機あり  連載5

            ――2004年にエアウィーヴの前
      身となる中部化学機械製作所
      の社長になるまで、簡単にご
      経歴をお話しいただけますか。

            高岡:私は名古屋生まれの名古屋
            育ち。地元の名古屋大学工学部を
            卒業した後、経営の勉強をしたい
            と思い、慶應義塾大学のビジネス
            スクールに進みました。当時の慶
            應ビジネススクールは8割の人が
            企業から派遣された社会人でした。
            22歳の青年からすれば、そこで優
            秀な大人のビジネスマンに出会え
            たことは大きな刺激となりました。
            卒業後は旧長銀系のシンクタンク
            に内定していたのですが、父から
            反対されて、結局、実家の経営す
            る日本高圧電気に入社することに
            なりました。と同時に、会社の幹
            部から「留学しろ」と言われまし
            た。そこで4月に入社して、その
            2カ月後にスタンフォード大学の
            大学院に留学することになりまし
            た。慶應には、ハーバードやスタ
            ンフォード、ウォートンスクール
            にいた先生も多く、いろいろ教え
            ていただいたし、今考えると慶應
            のビジネススクールに入ったこと
            で世界が広がったと思います。
            (次回に続く)

 

          寝具業界イノベーション
      起きていない勝機あり  連載4  

    受賞の効果はすごい

    また、授賞式のためにプレゼン戦
    略を一緒に練ってくれた会社の仲
    間には感謝しています。彼らの後
    押しがあったからこそ受賞できま
    した。実際のところ、EYアントレ
    プレナー・オブ・ザ・イヤーの受
    賞効果はすごい。たとえば、「ハ
    フィントンポスト」の創業者であ
    るアリアナ・ハフィントンが最近
    刊行した『スリープ・レボリュー
    ション 最高の結果を残すための
    「睡眠革命」』という本がありま
    す。同じ睡眠の研究ということで
    話を聞きたくて連絡を取ったので
    すが、EYアントレプレナー・オブ
    ・ザ・イヤーの日本代表に選ばれ
    たと自己紹介すると、難なくアポ
    が取れてしまいました。こうした
    効果は会社にとって非常に大きい
    ですね。
    (次回に続く)

    寝具業界イノベーション
      起きていない勝機あり  連載3  

    理解してもらい感謝

    実はかつてEYアントレプレナー・
    オブ・ザ・イヤーと似たような賞
    に応募したことがあります。二次
    選考まで進み、審査に関係する大
    学の教授たちからインタビューを
    受けたのですが、私たちのブラン
    ド戦略をなかなか理解してくれま
    せん。ビジネスは面白いと評価し
    てもらったのですが、「5年のう
    ち3年赤字ではダメだ」と言われ
    ました。皆さん、ブランド戦略も
    ベンチャービジネスというものも
    どういうものか理解されてない。
    初年度から黒字になるのなら、誰
    もがやるわけです。われわれの事
    業をわかってもらえないなら、賞
    に出てもしょうがない。そうおも
    っていました。でも、EYアントレ
    プレナー・オブ・ザ・イヤーは違
    いました。審査委員は実際に事業
    を行っているすばらしい方々で、
    ブランドの大切さも、ベンチャー
    の厳しさについてもよく理解して
    くれている。そんな審査員の皆さ
    んに評価されたことは何よりもう
    れしかったです。

 

    寝具業界 イノベーション
      起きていない 勝機あり 連載2  

    ――2016年EYアントレプレナ
    ー・オブ・ザ・イヤーの日本代
    表に決定されました。今のお気
    持ちをお聞かせください。

    高岡:代表に選出されるまでの過程を
    フェイスブックにアップしましてね。
    おかげさまで、今までで最高の「いい
    ね!」がつき、そのうち4分の1の方
    々からコメントをいただきました。も
    ちろんコメント数も過去最高です。そ
    れも2020年の東京オリンピック・パ
    リンピック競技大会のスポンサーに決
    まった時よりも多かったのですから驚
    きです。知り合いには金融系やベンチ
    ャー系の方々も多く、もともとこの表
    彰に対する注目度は高い。中には「日
    本一は仲間の誰も取ってないから、お
    前が取ってこい」という声もあったの
    で、プレッシャーもありました。選出
    されて本当にありがたいです。
    (次回に続く)

 

 

     寝具業界 イノベーション
      起きていない 勝機あり新連載1    
     

     2016年11月に行われたEYアントレ
     プレナー・オブ・ザ・イヤー(EY
     Entrepreneur Of The Year)日本
     大会で、日本代表に選ばれたのはエ
     アウィーヴ会長の高岡本州氏。07年
     に「高反発」という新しいコンセプ
     トのマットレスパッドを発売し、成
     熟した寝具業界においてわずか7年
     で120億円を超える売り上げを達成。
     カテゴリートップのポジション獲得
     と高いブランド力を確立した。高岡
     氏の経営哲学とは。そして、6月に
     モナコで開催されるEYアントレプ
     レナー・オブ・ザ・イヤー世界大会
     では何を目指すのか。
               東洋経済
     (今回新連載です)

 

     小久保工業所が    new
     次々にヒット商品   最終回11

              失敗も広告宣伝費

              小久保: 使わないときには真っす
              ぐになって、ひろげるとハンガーに
              なるんですよね。少しねじるだけで、
              洗濯物を取ることができることをウ
              リにしたのですが……売れませんで
              した。
              土肥: お菓子メーカーが変わった
              味の商品を出すことで、話題になる
              ことがありますよね。「コーンポタ
              ージュ味のアイス」「スイカ味のチ
              ョコレート」といった感じで。
              小久保: 「おさるはん」はヒット
              しませんでしたが、宣伝広告費のひ
              とつとして考えることにしました。
              ちょっと変わった商品を出すことで、
              周囲の人たちはこのように感じてく
              れるのではないでしょうか。「小久
              保工業所って、なんでもやるなあ」
            「変わった商品を出すなあ」と。こ
              うして認知度が広がればいいかなあ
             と。
             土肥: 転んでもただでは起きぬ、
             ですね。本日はありがとうございま
              した。
              (今回最終回有り難うございます)

 

              小久保工業所が    
     次々にヒット商品  連載 10

     転んでもただでは起きぬ

     土肥: 年に100種類ほどの新商品
     を開発して、ヒット商品をたくさん
     出している。しかし、世の中に10割
     バッターっていないと思うんですよ。
     たくさんの新商品を出していると、
     鳴かず飛ばずの商品もあったのでは
     ないでしょうか?
     小久保: 全球ホームランを狙って
     商品を開発しているのですが、残念
     ながら……売れなかった商品があり
     ます。例えば、「おさるはんワンタ
     ッチハンガー」。
     土肥: おさるはん? 何ですかそ
     れは? 使用方法を見ると「(1)
     洗濯物の中に『おさるはん』を通し、
     横に回転させます。(2)洗濯物の
     下から手を入れ、レバーを押し上げ
     て両肩をひろげるように調節します。
     (3)竿にハンド部を平行に押し当
     てながら、挟み込んでセット完了で
     す。(4)取り込む際は、レバーを
     押し下げると、洗濯物がスムーズに
     取り込めます」と書かれいますが、
     うーん……一読しただけではよく分
     からないですね。
     (次回最終回お楽しみに)

 

     小久保工業所が    
     次々にヒット商品  連載 9

     もう一歩努力する

     小久保: はい。ただ、時代はど
     んどん変わっていきます。冷蔵庫
     の扉の部分などに、フックを付け
     ている人がいますよね。裏面に磁
     石が付いているので、扉の部分に
     ペタっとくっつけることができま
     す。ただ、最近の冷蔵庫って表面
     がガラスでできているモノが増え
     てきて、そうした冷蔵庫には磁石
     がくっつかないんですよね。裏面
     が磁石のフックを使っていた人は
     困っていました。「以前の冷蔵庫
     にはフックを使って、必要な書類
     をはさんでいたのに……」と新た
     な悩みがでてきたわけです。必要
     な書類などをはさんでいたのに…
     …といった感じで。そこで、磁石
     に代わる素材はないかと考えまし
     た。それまでの両面テープは一度
     使ったら粘着力が落ちていました
     が、何度も使えるモノはできない
     かと考えました。両面テープを開
     発している会社に相談して、粘着
     力が落ちないモノを開発してもら
     い、それをフックの裏に貼ったと
     ころ、たくさんの人にご購入いた
     だきました。商品というのは「か
     ゆいところに手が届くモノでなけ
     ればいけない」という人がいらっ
     しゃいますが、私は「お客さまに
     かゆいと感じさせてはいけない」
     と考えています。
     (次回に続く)

 

     小久保工業所が    
     次々にヒット商品  連載 8

     お客さまに「かゆい」と
     感じさせてはいけない

     小久保: 例えば、フック。以前、
     フックといえば黒色か白色かウッ
     ド調の色しかありませんでした。
     なぜ色付きのモノしかなかったか
     というと、当時は透明のノリがな
     かったんですよね。つまり、色付
     きのノリを隠すために、フックに
     色が付いていました。しかし、透
     明の両面テープが登場したことで、
     他社から透明のフックが発売され
     ました。
     土肥: 透明のフックだと「ひと
     工夫」がないですよね。
     小久保: そうなんです。透明の
     フックだと、価格競争に巻き込ま
     れるのは目に見えています。では、
     どうしたか。フックの裏に両面テ
     ープが付いているわけですが、そ
     れをめくろうとしたところ、めく
     りにくかったんですよね。「面倒
     」「難しい」と感じたわけですが、
     自分がそう感じたということは他
     の人も同じようなことを考えてい
     るかもしれない。めくりやすくす
     るために、両面テープを少し長く
     しました。
     土肥: 少し長くすることで、「
     面倒だなあ」「難しいなあ」とい
     う課題を解決されたわけですね。
     (次回ぬ続く)

 

       小久保工業所が    
     次々にヒット商品  連載 7

             不便を快適にする

               2015年3月に発売した「ハンガー
               」も好評ですね。「バスタオルを
               干したいけれど、ベランダが狭く
               てたくさん干せない」といった悩
               みを抱えている人も多いのではな
               いでしょうか。そうした人向けに、
               省スペースでもバスタオルを干せ
               るように、伸び縮みするハンガー
               を発売しました。このほかにも省
               スペースに対応したハンガーを発
               売していまして、ハンガー1本に8
               個のピッチを付けることで、靴下
               やハンカチなどを干せるようにし
               たり、ハンガー1本に12個のホー
               ルを付けることで、最大12連にす
               ることができたり。このように世
               の中に出ている商品を「ひと工夫
               する」だけで、たくさんの新商品
               をつくることができるのではない
               でしょうか。ただ、新しい商品を
               つくったらおしまい、というわけ
               ではありません。環境が変わるこ
               とでまた新商品を出すことができ
               ます。
               土肥: どういう意味でしょうか?
               (次回に続く)

 

              小久保工業所が    
     次々にヒット商品  連載 6

             世の中に出ている商品を
    「ひと工夫」するだけ

              土肥: 最近、ヒットした商品はど
              のようなモノですか?
              小久保: 2016年2月に「小麦粉ふ
              りふりストッカー」を発売したとこ
              ろ、ものすごく売れました。この商
              品は「小麦粉をふりかけることがで
              きる」だけ。
              土肥: え、それだけ?
              小久保: 小麦粉をちょっと使うと
              き、スプーンや手でまぶす人が多い
              と思うのですが、均等に付けること
              ができなかったり、粉だらけになっ
              たり、イライラすることがあるんで
              すよね。また、ボウルに入れると分
              量が多くなって余ってしまうことも。
              さらに、使ったボウルを洗わなけれ
              ばいけません。そうした不満に対し
              て、必要なぶんだけふりかける容器
              をつくりました。もちろん、小麦粉
              だけでなく、片栗粉や粉砂糖などに
              も使えます。
              (次回ぬ続く)

 

              小久保工業所が    
     次々にヒット商品  連載 5

     価格競争に巻き込まれない為に

     このことを知る前まで、当社では
     ひと工夫していないモノもつくっ
     ていました。例えば、スポンジ。
     ひと工夫しているスポンジであれ
     ばいいのですが、普通のスポンジ 
     をつくっていると価格競争に巻き
     込まれてしまうんですよね。当社
     が5個100円で販売すると、必ず
     6個100円で販売する会社が出て
     くるんです。そうすると、7個1
     00円で売らなければいけなくな
     る。じゃあ次は8個100円で、い
     やいやウチは9個100円で……と
     いった形で、どこかの会社が行
     き詰まるまでの競争になってし
     まう。そうした競争に巻き込ま
     れてはいけないので、当社は「
     ひと工夫している商品を開発し
     ていこう」と決めました。
     (次回に続く)

 

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居抜き店舗5、浜松町一階17坪中華居抜き・焼肉・焼き鳥可。

2017-03-09 11:13:19 | 飲食居抜き情報

          居抜き売却以来は
          早めの相談が より 効果的です

 

  山手線「浜松町」
 金杉橋南交差点際

   ★タリーズコーヒー前


 1階 17坪
 中華居抜き ダクト完備に付
       焼肉・ホルモン等
       業種転換簡易

 弁当売り場
 店頭に別途あり
   ★一日3つの売り上げ
   1.イートインランチ
   2.店頭弁当販売
   3.夜の部


 造作居抜き代金
 一式  400万円

 その他
 保証金 340万円
 賃料   32万円
 管理費・礼金・消費税別途

 

 お問い合わせは
 本欄左上
 「メセージを送る」
 をクリック
 又は090-3247-4089
   山田迄
 ★物元です

 

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4.売上UP作業計画21

2017-03-08 11:45:54 | 売上50%UP作業計画。

   

売上UP相談は
早めの相談が より効果的です       

        フルグラ等成長   new
      現場主義      連載 4

      ネーミングからスタート

      プロジェクトを進める上でまず決
      めたのはJagabeeというネーミン
      グである。これはジャガイモとカ
      ルビーを組み合わせた造語だが、
       「消費者への調査などを参考にす
      るのではなく、ブランドの意志と
      して新しい時代のスナックを作ろ
      うと、プロジェクトチーム全員で
      決めたもの」だと網干さんは説明
     する。
      次にターゲット顧客の設定だ。当
      時じゃがりこは女子高生がターゲ
      ットだったのに対し、Jagabeeは
      20~30代の働く独身女性とした。
      ちょうどスナック菓子離れが起き
      つつある層を取り込みたいという
      思いがあったという。
     「ポテトチップスのようなスナッ
      ク菓子は卒業したけれども、これ
      なら私にも向いていると20~30
      代の働く女性に思ってもらえるよ
      うな素材感、最適な分量にしまし
      た。また、パッケージデザインも、
      彼女たちの部屋に置いて馴染むよ
      うなものにしました」
      ちょうど網干さんも商品のリアル
      なターゲット層だったので、自分
      の感覚や感性などをどんどん意見
      として出していった。
     (次回に続く)

 

      フルグラ等成長   
      現場主義      連載 3

      「Jagabee」の
     立ち上げメンバーに

       2005年、網干さんに白羽の矢が立
      つ。新商品ブランドの立ち上げメン
      バーとしてプロジェクトに参画する
      ことになったのだ。その商品は「Ja
      gabee(じゃがビー)」。
      カルビーは約10年に一度のペースで
      しか新商品ブランドを立ち上げない。
      その前が1995年の「じゃがりこ」だ
      った。スナック菓子市場が成熟する中、
      カルビーはじゃがりこに次ぐヒット商
      品を作りたいという背景から、素材を
      生かし、じゃがいも本来の味にこだわ
      った商品を目指したのである。会社と
      して久々の新ブランド作りという一大
      プロジェクトに携われる喜びと、一方
      で周囲にそのノウハウを持っている人
      がほとんどいないといった不安が入り
      混じりながらも、2006年の発売を目
      指し、網干さんはメンバーとともに
      熱い議論を重ねる毎日を送った。
      (次回に続く)

 

               フルグラ等成長   
      現場主義      連載 2

              現場を知ることから

              網干さんは1997年、カルビーに新
                卒入社。理系出身だったこともあ
                り、栃木県宇都宮市にある清原工
                場に配属、主にシリアル商品の品
                質管理を担当した。翌年、本社の
                商品部(現マーケティング本部)
                に異動。当時のカルビーで、新人
                がわずか1年で異動するのは珍し
                かったそうだ。商品部では「サッ
                ポロポテト」などスナック系商品
                の担当になったが、最初は苦労の
                連続だったという。「これまで工
                場勤務だったため、会社の仕組み
                や、営業、商品開発など現場のこ
                とも何も分かりませんでした。一
                からすべて学ぶところからのスタ
                ートで、一通りのことを知るまで
                に時間がかかりました」と網干さ
                んは振り返る。そこでどうしたの
                か。網干さんは積極的に現場に出
                ようと決め、商品にかかわるあら
                ゆる部署に足繁く通った。ときに
                は営業担当者に同行して、スーパ
                ーマーケットでの販促を手伝いな
                がら消費者の声にも積極的に耳を
                傾けた。とにかく現場を知ること
                から――。こうした網干さんの考
                え方や行動力が、後々の仕事にも
                大きく生きてくる。
                (次回に続く)

 

            フルグラ等成長  
     現場主義     新連載 1

       カルビーの売り上げ増に女性あり

     女性の活躍を積極的に推進する食
     品メーカー大手のカルビー。202
     0年3月末までに女性の管理職(課
     長以上)を30%以上にすることを
     宣言するなど、ダイバーシティ(
     多様性)への取り組みは日本企業
     の中でも指折りの熱心さだ。また、
     毎日在宅勤務OKの制度などを作り、
     昨今注目を集めている働き方改革
     という観点でも、日本企業の中で
     先頭を走る。実際に、生き生きと
     働きながら大きな成果を出してい
     る女性社員が目立つ。マーケティ
     ング本部 フルグラ事業部 企画部
     で部長を務める網干弓子さんもそ
     の一人である。今やカルビーのビ
     ジネスで重要な柱になっているシ
     リアル商品「フルグラ」。2015
     年度には約221億円だった売り上
     げを、2018年度には500億円に
     まで伸ばす計画である。その成長
     の原動力として網干さんの存在は
     なくてはならないのだ。
                 伏見 学 ITmedia
     (今回新連載です)

 

 

     あのセブンが     new
     朝食セット200円 3月期間限定

     どうなる朝食戦争

     セブン-イレブン・ジャパンは2月
     28日、朝の時間帯にコーヒーとパ
     ンをセットで割安に販売する「朝
     セブン」を3月8日から3月31日ま
     で実施すると発表した。午前4時
     ~11時に、セブンカフェのホット
     かアイスのレギュラーサイズ(各
     税込100円)と、カレーパン(税
     込138円)など8種類のパン(地
     域によって異なる)1つを、セッ
     トとして200円(税込)で販売す
     る。気温が上がって朝の活動が活
     発になる3月に合わせ、時間帯に
     着目した新たな取り組みとして実
     施する。「多様化する生活や社
     会の環境変化に対応し、より一層
      『近くて便利』な店を目指す」と
      している。
      各社大変だー
     (この稿終了です)

 

 

     ネット通販の激増   new
     宅配便崩壊    最終回 

     カギを握るのは
     宅配ボックスの普及

     この時間コストを解決する方策で
     今、注目されているのが、商品を
     受け取るピックアップポイントの
     活用だ。マンションだけでなく、
     コンビニエンスストアや駅などに、
     「宅配ボックス」を設置する動き
     が広がっている。非対面でピック
     アップできる宅配ボックスが全国
     に普及すれば、利用者は自分の都
     合で商品を受け取ることが可能で、
     時間コストを削減できる。同時に
     宅配便会社にとっても再配達コス
     トの削減になる。日本の宅配便は
     世界的にも最高レベルといってい
     い。しかしそれも、ドライバー不
     足や物量拡大、サービスの高度化
     などを受け、持続できなくなりつ
     つある。利用者、販売業者、宅配
     便会社にとって、何が望ましい形
     なのか。このまま手を打たなけれ
     ば、日本の物流は間違いなくパン
     クする。
     追記
     ヤマト宅急便は荷受けの調整で
     労使で話し合いを開始す
ること
     を発表する。
               山田 茂

     (今回最終回有り難うございます)

 

     ネット通販の激増   new
     宅配便崩壊     連載 6

     トータルコストで判断

     消費者がモノを買うにあたり、つ
     ねに考えているのが”購買コスト”
     だ。商品を購入するために要する
     費用であり、店に行くための交通
     費や移動時間、持ち帰りのための
     労力も含めた、トータルのコスト
     である。リアル店舗で購入するか
     ネット通販で購入するかは、こう
     した要素の削減も含めた購買コス
     トを判断材料に、メリットとデメ
     リットを比較している。ネット通
     販を選ぶうえで重視されるのは、
     何といっても時間コストである。
     小さな子どものいる主婦や、仕事
     で帰宅の遅い単身者にとっては、
     時間の制約がどうしても大きい。
     とはいえ、時間帯指定にしたとし
     ても「2時間」という幅があり、
     その間は自宅で待っていなければ
     ならない。到着を待ちきれずに出
     かければ、再配達となり、利用者
     にも宅配便会社にも販売業者にも、
     新たな負担となってしまう。
     (次回最終回お楽しみに)

 

     ネット通販の激増   
     宅配便崩壊     連載 5

     送料無料が当たり前の通販

     負担が重くなっているのは、宅配
     便会社だけではない。「アマゾン」
     や「楽天市場」など、最近のネッ
     ト通販では”送料無料”のサービス
     が増えている。が、これは販売業
     者が送料を負担するので、利用者
     は負担しなくてもよい、という意
     味だ。結局はどこかが被らなくて
     はならない。利用者は送料込みの
     値段で、高いか安いかを判断する。
     1回分の送料は販売価格に含まれ、
     販売価格が高くなれば、競争上不
     利にならざるをえない。ちなみに
     商品の不具合やサイズ、色などの
     問題で、利用者が返品する場合に
     は、返品に要したコストをネット
     通販会社が負担して、宅配便会社
     に支払うのが普通。これは返品率
     なども勘案して、販売価格を設定
     しているからと考えられよう。
     (次回に続く)

 

     ネット通販の激増   
     宅配便崩壊     連載 4

     ”送料無料”でも
     どこかが負担している

     通常のネット通販では、たいてい
     配達日と時間帯を無料で指定でき
     るようになっている。実は”時間帯
     ”指定と”時間”指定とはまったく違
     う。時間帯指定は2時間の幅で設定
     されているが、これは2時間という
     大枠の範囲内で配達するという約
     束であり、既定の配送コースをそ
     の時間内に回ればよい。時間帯指
     定ならば、1度の訪問で配達が完
     了する限り、再配達というムダが
     生じないので、宅配便会社にとっ
     ても効率がいい。ただし時間指定
     となると、ピンポイントの時間に
     行かなければならないため、どう
     しても特別料金になる。もっとも、
     時間帯指定が宅配便会社にとって
     も都合がいいのは、利用者が指定
     した時間帯に在宅してこそ。指定
     された時間帯に訪問しても不在な
     らば、商品を持ち帰って再配達す
     ることになり、それだけ宅配便会
     社とドライバーの負担が増してし
     まう。
     (次回に続く)

 

    ネット通販の激増   
    宅配便崩壊     連載 3

    再配達が最大の課題

    2016年12月の職業別有効求人倍
    率をみると、自動車運転の職業は
    2.70だった(厚生労働省調べ)。
    これは全体の有効求人倍率である
    1.36の約2倍。全体的にトラック
    ドライバーが不足しているが、な
    かでも宅配便のドライバー不足に
    拍車をかけているのが「再配達」
    なのだ。不在による宅配便の再配
    達率は19.1%で、2割弱が再配達
    となっている(国交省調べ)。前
    述のように、2015年度は宅配便
    が1億3100万個増えているので、
    その2割近くが再配達としたら1
    億5720万個増となり、ドライバ
    ーの労働量は2600万個分もよけ
    いに運んでいるのに等しい。こ
    の再配達こそ、宅配便の生産性
    を低下させている原因だ。配達
    車両の走行距離の約25%が再配
    達のためであり、その分、CO2
    (二酸化炭素)の排出も多くな
    る。この再配達に要する労働力
    は、年間9万人ものドライバー
    数に相当するという。
    (次回に続く)

 

    ネット通販の激増   
    宅配便崩壊     連載 2

    毎月毎月、ネット通販
    の取引先が増加

    一方、経済産業省によると、2015
    年のBtoC-EC(消費者向け電子商
    取引)は前年比7.6%増で、1年間
    に9776億円も市場が拡大した。こ
    こからも宅配便増加の大きな要因が
    ネット通販の伸びであることがわか
    る。実際、百数十社のネット通販会
    社からフルフィルメント(受注から
    発送・決済までの業務全般)を受託
    しているある物流事業者によると、
    「毎月2、3社のペースでネット通販
    の取引先が増え、それだけ出荷する
    宅配便の個数が増加している。現在
    のところは遅滞なく配達されている
    が、宅配便は慢性的なドライバー不
    足で、ドライバー一人ひとりの負担
    が増しているようだ」という。
    (次回に続く)

 

    ネット通販の激増   
    宅配便崩壊    新連載 1

    宅配便だけ急増

    最近、宅配便のドライバー不足に
    対する、社会的関心が高まってき
    た。トラックドライバーは全体的
    に不足しているが、企業間取引の
    トラック輸送は一般消費者との直
    接的な関係は薄い。だが、ヤマト
    運輸や日本郵便をはじめ、宅配便
    はいまや日常生活に欠かせない身
    近な存在だ。近年では、ネット通
    販の利用者が増えてきたことも、
    宅配便のドライバー不足に対する
    関心を高めている一因と思われる。
    国土交通省ならびに日通総合研究
    所の調べでは、国内貨物総輸送量
    は2016年度に46億トンで前年度
    比0.5%減。2017年度も同0.6%
    減と予測されている。このうち営
    業用自動車による輸送は、2016
    年度が29億トンで同0.4%増、2
    017年度は同0.0%の見通しであ
    る。国内貨物総輸送量は微減だが、
    営業用自動車に限れば、微増か横
    ばいといった状況だ。ただし、営
    業用自動車を使う宅配便をみると、
    2015年度の取扱個数は37億450
    0万個で、この10年間で27%も増
    えた。宅配便は年1億3100万個も
    増えており、その伸びがますます
    著しい。
    森田富士夫 物流ジャーナリスト
    (今回新連載です)

    

    地下鉄を便利にする  
      東京メトロ次の手  最終回 9

    東京メトロから世界へ発信

    これからの駅や街がどのように進
    化していくのか。その一端を垣間
    見たようなプレゼンだった。東京
    の縮図のような東京メトロだから
    こそ、応募者は東京メトロの構内
    や沿線に留まらないダイナミック
    なアイデアにチャレンジできたの
    かもしれない。受賞企業が決まっ
    たことで、近いうちに実証実験が
    始まるだろう。その結果がどの
    ように現実にフィードバックされ
    るのか。今から楽しみだ。
    (今回最終回有り難うございます)

 

     地下鉄を便利にする  
     東京メトロ次の手  連載 8

          ITなしの企画も

          ITを使わないアイデアを出した
          唯一の企業は株式会社タダク。
          同社では、日本で自国の文化や      
          料理を教えたいという在日外国
          人と受講希望者のマッチングサ
          ービスをしている。現在、登録
          している外国人は70カ国200人。
          東京メトロ沿線に住む人も少な
          くない。そこで、そうした外国
          人の家を訪ねる一種の世界一周
          スタンプラリーの開催を提案し
          た。さまざまな国の人の家を訪
          ねることで外国人に慣れれば、
          2020年に大勢の外国人がやっ
          てきても臆せず親切にできる。
          語学の勉強よりも、まずは外国
          人に慣れることのほうが「おも
          てなし」には有効だというわけ
          だ。これら6社の中から受賞企
          業に選ばれたのは、プログレス
          ・テクノロジー、ログバー、タ
          ダクの3社。高い技術力や、サ
          ービスの新規性が評価された。
         (次回最終回お楽しみに)

   地下鉄を便利にする  
   東京メトロ次の手  連載 7

   ITで「おでかけ」を楽しく

   東京メトロの特徴は、都内の魅力
   的な繁華街のほとんどすべてにア
   クセスしていることだろう。その
   特徴を生かして「おでかけ」に着
   目したIT企業のひとつが、株式会
   社ローカスだ。同社の動画を簡単
   に編集できるテンプレートを使っ
   て東京メトロのデジタルサイネー
   ジを「おでかけ促進型メディア」
   として活用することを提案した。
   たとえば「東京メトロ沿線の花見
   体験」といったテーマを定期的に
   決めて乗降客から動画を募集し、
   それをデジタルサイネージで配信
   すれば、興味をもった人が体験に
   行き、その体験を発信することで、
   さらにおでかけする人が増えると
   いう好循環を生みだすことを狙っ
   ている。一方、訪日外国人がどこ
   で何をしているのかを解析する訪
   日外国人解析サービス「インバウ
   ンドインサイト」の開発・運用を
   している株式会社ナイトレイは、
   東京メトロ沿線での訪日外国人の
   行動を分析することで、イベント
   など新たな誘客施策の実施を提案
   した。
   (次回に続く)

 

   地下鉄を便利にする  
   東京メトロ次の手  連載 6

    求めに役立つIT技術の応用

   「助けたいけど、声をかけるのがち
   ょっと恥ずかしいし、断られること
   も心配だ」……。こんな心理に目を
   つけたのは、キュリオ株式会社。同
   社のヒット商品は、カギのような失
   くしやすいものにつけておく「Qrio
    Smart Tag」。USBメモリくらい
   の大きさで、ケータイを操作すれば
   音が鳴るのでカギのありかがわかり、
   逆に「Qrio Smart Tag」のボタン
   を押せばケータイが鳴るのでケータ
   イのありかがわかる。この仕組みを
   使って体にハンディがある人、高齢
   者、外国人などが困った時のお助け
   システムをつくろうというアイデア
   だ。助けが必要な人に「Qrio Smar
   t Tag」を渡し、困った時にボタン
   を押せば、近くにいるドナーと呼ば
   れるボランティアの人のスマホが鳴
   り、すぐに助けに行くことができる。
   「英語が堪能」「手話が得意」とい
   った人にあらかじめドナーとして登
   録してもらう。親切にしたい気持ち
   をITで後押しすることで、駅の安全
   性・快適性がぐっと高まると期待で
   きる。
   (次回に続く)

 

   地下鉄を便利にする  
   東京メトロ次の手  連載 5

    インターネットを使わない
   音声翻訳デバイス等

   ナビゲーションシステムは、すで
   にロンドンの地下鉄で実施されて
   おり、そのノウハウはシドニーの
   地下鉄にも導入された。当面は、
   そのノウハウを導入し、将来的に
   はカメラを組み込んだメガネを使
   った画像認識の機能も加えたいと
   いう。それによって「混雑してい
   る」とか「そのまま進むと顔をぶ
   つける」といった目の前の情報が
   わかるわけだ。こうしたシステム
   が導入されれば、視覚障害者にと
   って駅は飛躍的に安全で便利にな
   る。訪日外国人客にとって、「駅
   での困った」は言葉の壁だろう。
   オリンピックが開催される2020
   年には4000万人の外国人が訪れ
   ると予測されるが、あと3年で日
   本人の語学力が飛躍的に向上する
   とは思えない。株式会社ログバー
   が提案したのは音声翻訳デバイス
   「ili(イリー)」。インターネッ
   トを介さない音声翻訳デバイスだ。
   訪日外国人が「ili(イリー)」を
   使えば、言語の壁を感じることな
   く自由に旅ができるわけだ。
   (次回に続く)

         地下鉄を便利にする  
   東京メトロ次の手   連載4    

          ITを使って「駅での困った」を
          解決

          最終審査通過企業の提案の半数は、
         「駅での困った」をITによって解
          決しようというものだった。たと
          えば、プログレス・テクノロジー
          株式会社は、ITを使った視覚障害
          者用のナビゲーションシステムを
          提案した。6年間で428件も視覚
          障害者の事故が発生していること
          が提案のきっかけだ。地下ではG
          PSが届かないので、「ビーコン
        (発信機)」を使って、「目の前
         に柱があります」「左手が改札口
         です」といった周辺情報を、スマ
         ホを通じて音声で伝える。ただし、
         イヤフォンで耳をふさぐと危ない
         ので、骨伝導の仕組みを使うとい
         う。
         (次回ぬ続く)

 

         地下鉄を便利にする  
   東京メトロ次の手   連載3        
    審査結果は

         コーディネーターにしてみれば、
         自分が担当した会社を入賞させた
         いと考えるのが人情だろう。何度
         もスタートアップ企業と面談して
         アドバイスをしたり、実証実験に
         関わりそうな部署にヒアリングを
         したり、書類に赤入れをしたり、
         コーディネーターの熱意はかなり
         のものだったようだ。12月5日二
         次審査、12月15日に最終審査が
         行われた。最終審査に残ったのは
         6社。通過するのは3社だ。当日の
         最終審査は、プレゼンテーション
         形式。各コーディネーターが、自
         分の思いも含めて、担当企業を紹
         介するというスタイルでスタート
         した。
         (次回ぬ続く)

         

         地下鉄を便利にする  
   東京メトロ次の手   連載2

   138件の応募

   自分だったら、どの経営資源を使
   って、どんな提案ができるのだろ
   うか。ちょっと想像するだけでも
   ワクワクする。スタートアップの
   起業家なら、なおさらだろう。東
   京メトロは、スタートアップ企業
   と事業会社のコラボレーションを
   支援する会社、Creww(クルー)
   を通じて、応募企業を集めると、
   138件のエントリーがあったとい
   う。昨年11月11日に1次審査が行
   われ、33企業が通過。通過企業に
   対しては、東京メトロの社員が1人
   ずつコーディネーターとしてつい
   た。技術系だったり、企画系だっ
   たり、コーディネーター役の社員
   の所属はさまざまだ。ここから先
   は、アイデア豊富なスタートアッ
   プ企業と社内事情がわかっている
   メトロの社員の二人三脚で、応募
   したプランを実現性のある提案に
   ブラッシュアップしていく。
   (次回に続く)

 

   地下鉄を便利にする  
   東京メトロ次の手  新連載1

   百貨店、遊園地、劇場、球場、レ
   ストランをはじめ、鉄道会社は、
   さまざまな事業を展開しながら発
   展してきた。満足させる主役は旅
   客だったり、沿線住民だったり、
   ターミナル駅で働くビジネスパー
   ソンだったり。こうした施設やサ
   ービスが電車に乗ったり、駅構内
   を歩いたり、沿線の散歩などを快
   適にしていることは間違いない。
   東京メトロの経営資源を使って何
   ができる?
   
鉄道会社ができることは、まだま
   だある。東京地下鉄(東京メトロ)
   がそんな可能性にチャンレジする
   プログラムに取り組み始めた。「
   Tokyo Metro ACCELERATOR
   2016」という、スタートアップ
   企業を対象にした一種のビジネス
   ・コンテストだ。テーマは、「東
   京メトログループの経営資源と社
   外のアイデアで新しい価値の創造
   に挑戦」。では、具体的な経営資
   源とは何か。それは、「1日707
   万人の乗客」「都心部を中心にし
   た地域の玄関口である179の駅」
   「駅構内広告」「デジタルサイネ
   ージ」「337編成の車両」「駅構
   内店舗」「フリーペーパー」など
   だ。
    竹内 美保子カデナクリエイト
   (今回新連載です)

 

 

   セブン沖縄進出  new
   飽和への危機 最終回 7

   NEXTステージが決戦

   そして、その次は何だろうか。む
   しろアマゾンから、省人化のレジ
   レス店舗構想が聞こえてきた。こ
   れまでコンビニが次のステージに
   上がるときには、それぞれ象徴的
   な何かがあった。セブンが最後の
   空白地帯への進出を決めた今、コ
   ンビニ各社のイノベーションが一
   層求められる局面に入ってきてい
   る。
   (今回最終回有り難うございます)

 

   セブン沖縄進出  
   飽和への危機  連載 6

   リアル店舗を変えた

   代わりに、セブン-イレブンは、リ
   アル店舗を変えてきた。前述のと
   おり、これまではおでんのつゆな
   ど、商品を変えたり、陳列の量を
   変えたりするものだった。しかし、
   セブン-イレブンは、もはやセブン
   -イレブンの基本コンセプトもやや
   崩した形でいくつかの店舗で実験
   的に取り組んでいる。商品として、
   弁当をコンビニで買うのは当たり
   前になったし、おにぎり、コーヒ
   ー、ドーナツもこれまでの商権を
   破壊してきた。サービスという意
   味でも、ATMが全国に広がり、E
   Cサイトの商品受け取りから、高
   齢者宅への配送サービスが広がっ
   た。バックヤードのインフラとし
   ては、細かな納品システムが整備
   され、POSシステムが整備され、
   そしてメーカーとコンビニ各社が
   プライベートブランド商品を作っ
   て売る商文化が生まれた。
   (次回最終回お楽しみに)

 

   セブン沖縄進出  
   飽和への危機  連載 5

   コンビニの深い苦悩

   どのコンビニチェーンを見ても、
   共通するのは、人口構成比変動に
   よる消費者の高齢化、そして労働
   者不足だ。そうなると、各社とも、
   効率を上げつつ、一つひとつの店
   舗の収益性と利益を上げる工夫を
   するしかない。セブン全体の話に
   広げれば、現在、鳴り物入りで登
   場した「オムニセブン」もアマゾ
   ンなどの強者の前に、さほど華々
   しい成果を上げられていない。「
   オムニセブン」は今では、既存顧
   客の管理にしか位置づけられてお
   らず、アマゾンのように書籍から
   電化製品、食料品からオムツまで
   といったイメージは広がっていな
   い。現在はスマートフォンのアプ
   リ展開などで巻き返しを図るが、
   これからの推移を見守るしかない。
   (次回に続く)

 

   セブン沖縄進出  
   飽和への危機  連載 4

    差別化

   セブンの沖縄展開の課題はいくつ
   かある。まず、「セブンプレミア
   ム」をはじめとして定評のある商
   品の品質の高さを沖縄でもちゃん
   と担保できる生産・物流体制の構
   築が必要だ。独特の文化を形成す
   る沖縄ならではの地域対応も必要
   になるだろう。たとえば、沖縄の
   コンビニには泡盛を使用したオリ
   ジナルな酒類など地域限定のプラ
   イベートブランド(PB)商品があ
   ったり、おでんに豚足が入ってい
   たりする。こうした需要を取り込
   む現地化が求められる。とはいえ、
   コンビニの地域対応は沖縄だけに
   求められている問題でもない。た
   とえば、冬のおでんは主要3社と
   も、地域ごとにつゆを7~9種類に
   分けている。全国統一の味を提供
   したほうが、生産は効率的だし、
   コストも安価になるが、結局、訴
   求できなければ意味がない。逆に
   いえば、セブンに限らず、それだ
   けコンビニエンスストアがあらゆ
   るところにあり、差別化せねばな
   らない状況にある。
   (次回に続く)

 

   セブン沖縄進出  
   飽和への危機  連載 3

   最後の魅了的な市場

   全国2万店体制に向けて 17年2月
   期も900店の純増を計画するセブ
   ンの勢いが足元で緩んでいるワケ
   ではない。ただ、人口減が進む日
   本において沖縄を除く地域での店
   舗ネットワークは近い将来、飽和
   状態に達する。セブンの沖縄進出
   は最後の魅力的な市場を、このま
   ま放置しておけないという危機感
   の表れでもあるだろう。沖縄は地
   元の住民だけでなく、急増してい
   る訪日外国人客の需要も見込める。
   ファミマやローソンを使うしかな
   かった客で、セブンの全国的なサ
   ービスを利用したいというニーズ
   も取り込めるだろう。
   (次回に続く)

 

   セブン沖縄進出  
   飽和への危機  連載 2

   コンビニ業界が
   踊り場を迎えている

   セブンの沖縄進出を、あえて強引
   に解釈するならば、コンビニエン
   スストアが踊り場を迎えつつある
   象徴といえる。現在、コンビニ全
   店の売上高合算は伸びている。セ
   ブンの2015年度売上高は、約4兆
   3000億円、ローソンは約2兆05
   00億円。コンビニ全体の店舗数
   も6万店に至る勢いだ。数字を見
   ると、順調のようだ。
   一方で、問題もある。店舗の拡大
   によって売上高の総額は伸びてい
   るものの、平均的な店舗の客数は
   いくつかの調査を見ても伸び悩ん
   でいる。
   (次回に続く)

 

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