飲食居抜きソムリエ  山田 茂  飲食を辞める始めるときのブログ                 

飲食店を希望を持って始めたり順調に多店舗化したり、内装設備に費用がかなり掛かります。その投資を回収できます。

3.飲食店を辞める時 35

2017-12-13 11:25:44 | 飲食店を辞めるとき

 飲食店をやめるとき 得するには
      早めの相談が より効果的です
      

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     若者達が再生      new
    「二宮団地」    連載  3    

    団地再生のキーワードは、
    セルフリノベと多拠点居住

    「神奈川県住宅供給公社は、ふた
    つの視点から二宮団地の暮らし体
    験ライターを人選しました。ひと
    つめは、セルフリノベーションの
    スキルがある人材。ふたつめには
    、団地の他にも拠点を持ち、都市
    部と二宮団地を行き来しながら暮
    らす人材です。リノベーションと
    多拠点居住は、今後二宮団地を再
    生していくカギとなる要素だと考
    えています。ですからライターが
    率先して成功事例をつくってくれ
    ることに期待しました」(鈴木伸
    一朗さん)二宮団地は今年 2017
    年から、築  50年の老朽化した建
    物をリノベーションして賃貸する
    試みを始めており、徐々に住人が
    増え始めている。団地で想起され
    る、畳敷きの部屋やバランス釜の
    風呂といった古い設備を一新し、
    無垢材を使った清潔感のあるさと
    やま風の内装や3点給湯など現代
    の設備仕様にすることで、若い借
    り手が増えたという。
    (時期に続く)

 

 

      若者達が再生      
   「二宮団地」    連載  2    

      さとやまライフがキーワード

         そんななか、発信力のある若者を暮
         らし体験ライターとして迎えること
         で、プラス面を引き出し、マイナス
         面を乗り越えようとする団地がある
         。それが、神奈川県中郡二宮町にあ
         る「二宮団地」。“さとやまライフ”
         をキーワードに団地と地域の魅力を
         再発見・発信する再編プロジェクト
         を展開しており、暮らし体験ライタ
         ーはその一環だ。ライターたちは二
         宮団地での暮らしをブログに綴り、
         オンラインで発信している。団地を
         再生する新たな取り組みを、二宮団
         地の事務所にて推進する神奈川県住
         宅供給公社の鈴木伸一朗さんと、暮
         らし体験ライターのチョウハシトオ
         ルさん、岸田壮史(きしだ・そうし
         )さん、大井あゆみさんに話をきい
         た。
         (次回に続く)

 

 

       若者達が再生      
   「二宮団地」   新連載  1

   若者を呼び込み団地を再生!

   皆さんは“団地”という言葉に、何
   を想起するだろうか。懐かしい昭
   和の香りや、家族やご近所さんと
   の親しい人間関係、ゆったりとし
   た共用敷地。そんなプラスのイメ
   ージを持つ人もいるかもしれない。
   一方で近年の団地が抱えているマ
   イナス面に思いを馳せる人もいる
   だろう。1960年代から1980年代
   にかけて各地で団地が建設・供給
   されたが、それから約50年が経ち
   、建物の老朽化が進んでいる。日
   本の人口減少を背景に若い世代が
   入居せず、住人も高齢化している
   。実際多くの団地が膨大な空室を
   抱えて過疎化している現実がある。
     SUUMOジャーナル編集部
   (今回新連載です)

 

 

    加速する「AI型店舗」  new
   現場は、こう変わる 最終回 6

    カスタマイズ製品の普及

         スマホでおすすめ商品を紹介とい
         うと、想像できる範囲内なので、
         従来と大した違いはないと思う読
         者の方もいるかもしれない。だが
         、属性が分かっている来店者を前
         提に商品を構成することと、不特
         定多数を前提に商品を構成するこ
         とには、天と地ほどの違いがある
         。ネットの普及が始まった段階で
         は、ネットとリアルをどう融合す
         るのかが課題だった。だがAIの進
         歩によって、不特定多数を相手に
         する従来型のビジネスモデルは大
         幅に縮小する可能性が高まってき
         たといえる。多くのビジネスが、
         利用者の状況を把握した上で能動
         的に働きかける売り方に移行しつ
         つある。実店舗があるのかWebサ
         イト上の店舗なのかはあまり問題
         ではなく、誰にどのようにして商
          品を売るのかという本質の部分が
          問われている。この流れは、他の
          業界でも同じである。例えば製造
          業の分野では、 3Dプリンタの普
          及によって、高度にカスタマイズ
          された製品を安価に製造すること
          が可能となっている。スポーツ用
          品メーカーのアディダスでは、個
          人ごとにカスタマイズしたソール
         (靴底) を備えた量産品の提供を
          スタートしている。あらかじめよ
          く分かっている顧客に対して、高
          度にカスタマイズされた商品を提
          供するというスタイルは、製造業
          においても標準的となるだろう。
          (今回最終回有り難うございます)

 

 

 

         加速する「AI型店舗」  
   現場は、こう変わる  連載 5

        不特定多数ではなく
  「その人」に売っていく

       一連の取り組みにおける共通項は
         、属性が分かっている特定顧客層
         へのフォーカスである。これは従
         来型小売店とネット通販型小売店
         との対比でもある。従来の小売店
         は、商品を並べておき、不特定多
         数の顧客が来店することを「待つ
         」ビジネスであった。つまり従来
         型小売店は、受動的ビジネスとい
         うニュアンスが強い。ところがネ
         ット通販は同じ小売店といっても
         基本的な概念がまるで異なってい
         る。ネット通販企業の多くは、利
         用者を会員として囲い込み、購買
         履歴を徹底的に分析することで、
         顧客からの売上高を最大化してい
         る。場合によっては顧客の隠れた
         ニーズも見つけ出すので、かなり
         能動的なビジネスといってよい。
         つまりAIを活用した次世代型の店
         舗は、従来の小売店とは異なり、
         限りなくネット通販に近い考え方
         となる。
         (次回最終回お楽しみに)

 

 

         加速する「AI型店舗」  
   現場は、こう変わる  連載 4

    スマホアプリ開発を拡大

   店内においても、今日のおすすめ
   商品が次々にスマホに送られるほ
   か、立ち止まって見ている商品に
   ついては、詳しい商品説明が提供
   される。買い物終了後も、会員の
   属性に応じたクーポンを送付する
   などして次の来店を促す仕組みに
   なっている。ファミリーマートも
   、大株主である伊藤忠商事と共同
   でスマホ向けアプリを開発し、店
   舗情報の提供やクーポンの送付、
   さらには融資といった金融サービ
   スを提供する方針を打ち出してい
   る。このアプリはドンキの顧客向
   けにも提供されるので、ドンキと
   ファミマは一体となって動いてい
   ると見てよいだろう。
   (次回に続く)

 

   加速する「AI型店舗」  
   現場は、こう変わる  連載 3

    ドンキとAI型店舗
   の構築を目指す?

   ユニー・ファミリーマートはLINE
   と組む一方で、ディスカウントス
   トア大手のドン・キホーテ(以下
   、ドンキ)とも資本提携を行って
   いる。ドンキとの提携は低迷する
   総合スーパーの立て直しが狙いだ
   が、中長期的にはAI型店舗の構築
   に関する協業も視野に入っている
   可能性が高い。ドンキもAIを活用
   した次世代型店舗の展開を計画し
   ているからだ。ドンキはポイント
   が使える独自の  電子マネーサー
   ビス「majica」を提供しており、
   会員数は既に500万人を突破した
   。同社のAI活用は majica の会員
   向けサービスが中心となる。同社
   がイメージしているAI型店舗では
   、majica  の会員がアプリをイン
   ストールしたスマホを持って来店
   することを前提にしている。例え
   ばクルマに乗って来店するケース
   では、店舗に近づくとアプリが店
   舗までの距離や時間を通知すると
   ともに、ゲートに到着すると顔認
   証システムを使って自動的にゲー
   トが開く。majicaの会員であれば
   、顔パスで駐車場に入れるわけだ
   。(次回に続く)

 

     加速する「AI型店舗」  
   現場は、こう変わる  連載 2

     AIを軸に融合が進む

   これはアマゾンが米国などで販売
        しているAIスピーカー「Amazon
        Echo(アマゾンエコー)」と同じ
        ような製品で、エコーは既に 250
        0万人の利用者が存在する。LINE
        はアマゾンと異なりネット通販企
        業ではないので、ウェーブは当面
        の間、単にラインのメッセージを
        読み上げたり、天気を知らせてく
        れる便利なツールにとどまるだろ
        う。ウェーブ単体では、サービス
        としてそれほど大きな意味は持た
        ない。こうした対話型AIはモノや
        サービスの販売につなげてこそ大
        きな利益になるので、今回のファ
        ミマとLINEの提携には大きな意味
        がある。例えば、対話型AIスピー
        カーをうまく活用すれば、朝出勤
        する前に、今日コンビニで買う商
        品を顧客に勧めるといったサービ
        スが簡単に実現できる。両社のサ
        ービスはAIを軸に融合が進んでい
        くことになるだろう。
   (次回に続く)

 

 

         加速する「AI型店舗」  
   現場は、こう変わる 新連載 1

   AI時代の到来で小売店も大きく変
   わろうとしている。AIを活用した
   次世代型の店舗は、従来の小売店
   のビジネスをどのように変えるの
   か。先進企業の事例を紹介しつつ
   、解説する。ファミリーマートを
   運営するユニー・ファミリーマー
   トホールディングスは2017年6月
   、IT企業であるLINEと業務提携す
   ると発表した。提携の具体的な内
   容は明かされていないが、ファミ
   リーマートにおける購買データを
   LINEが親会社のNAVERと共同開
   発したAIプラットフォーム「Clo
   va(クローバ)」で分析し、 LI
   NEのメッセージング機能を使っ
   て最適なクーポンを送付するなど
   、個人それぞれにカスタマイズさ
   れた販促活動を行うものと考えら
   れる。LINEは同時期に、対話型A
   Iスピーカー「WAVE(ウェーブ)
   」の販売も開始している。ウェー
   ブもクローバに対応しており、利
   用者が話しかけると、聞きたい音
   楽をかけてくれたり、知りたいニ
   ュースを読み上げてくれる。LIN
   Eでメッセージを送ったり、届い
   たLINEのメッセージを読み上げ
   ることも可能だ。
               加谷敬一 ITmedia
        (今回新連載です)

 

 

   「そっくりスイーツ」  new
   超老舗の仰天技   最終回 8

    7年前から、当主譲る決意

   その後、戦前に見たパリの光景の
   ように豊かな日本を実現するため
   、1965年に洋菓子の製造に着手
   。こうした進取の精神が現当主に
   引き継がれているのだろう。高田
   現社長は 50代半ばだが、2020年
   に創業 400年を迎えるにあたって
   息子に当主を譲ることを明言して
   いる。それも息子が自社ではなく
   他社に勤務していた 7年前にはす
   でに決めていたというから驚きで
   ある。いささか早すぎるのでない
   かとも考えられるが、消費者の価
   値観の多様化やSNS、ネット通販
   の発展など、時代が大きく変わっ
   たことが交代を決意した理由とい
   う。こうした変化に対応しながら
   会社の舵取りをするのは当然容易
   ではない。「ネット環境のど真ん
   中で  育ってきた今の20代の考え
   方は、息子じゃないとわからない
   」と高田社長から本音が漏れる。
   創業当時から続く伝統を守りなが
   らも、時代の流れに対する柔軟な
   精神が、商売を長く続けられる秘
   訣なのだろう。
   (今回最終回有り難うございます)

 

 

   「そっくりスイーツ」  
   超老舗の仰天技   連載 7

   祖父の背中から経営を学ぶ

   高田社長が経営者の手本としてい
   るのは、祖父の14代目当主・高田
   銀一だという。幼少の頃より、職
   人肌の父よりも祖父から「何のた
   めに商売するのか」など多くのこ
   とを学んだ。銀一は和菓子メーカ
   ーの暖簾(のれん)を守りながら
   、戦前にフランスのパリに渡るな
   ど、新しい文化を取り入れる気概
   があった。銀一は、にぎやかなシ
   ャンゼリゼ通りでおしゃれな格好
   をした人々がケーキを食べている
   光景に感銘を受け、フランス人の
   ライフスタイルを取り入れること
   を目指した。戦時中は空襲で福山
   駅前の店と工場が全焼、 5年ほど
   事業停止に追い込まれた。しかし
   、工場が地下にあったことが幸い
   し、戦後更地となった地面を掘り
   返したところ、顧客台帳や材料、
   道具、レシピが見つかった。
   (次回、最終回お楽しみに)

 

 

   「そっくりスイーツ」  
   超老舗の仰天技   連載 6

   手を抜くことは出来ない

   こうした成功を重ねても、高田社
   長は至って冷静だ。「いかにすば
   らしい商品だから作れといっても
   、売れなければ技術は継承されな
   い。きれい事だけではダメだ」と
   話す。加えて、「どの商品をつく
   るときも気持ちは同じでなければ
   ならない」と従業員に檄を飛ばす
   という。一連の商品が一時的なブ
   ームで終わることなく、愛され続
   けているのはこうした経営姿勢が
   あるからなのだろう。
   (次回に続く)

 

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3.飲食店を辞める時 34

2017-11-27 11:12:23 | 飲食店を辞めるとき

    飲食店をやめるとき 得するには
      早めの相談が より効果的です
      

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   「そっくりスイーツ」  new
   超老舗の仰天技   連載 5

   グランプリ受賞する

   こうして生まれたのが、和菓子の
   お弁当シリーズ(春夏秋冬)だ。
   中でも「てまり寿司」(てまりず
   しの見た目をした京風わらび餅)
   は、「お土産グランプリ2016」
   のフード・ドリンク部門で174商
   品の中からグランプリを受賞して
   いる。このコンテストは、国内の
   みならず海外の人にも喜ばれるお
   土産であるかが審査基準となって
   いるが、日本食の定番として認知
   度の高いすしと、日本の伝統であ
   る和菓子を融合させた点が高く評
   価されたようだ。
   (次回に続く)

 

 

   「そっくりスイーツ」  
    超老舗の仰天技   連載 4

    外国人を意識した
   「意外な」新商品も

   そんな高田社長は「単にこの商
   品を見て大笑いした」ことを理
   由に、商品化にゴーサインを出
   した。根拠はそれだけだったと
   いう。売れるか売れないかは問
   題ではなく、お客さんが驚いて
   喜んでくれるだろう、という 1
   点が決め手となったようだ。こ
   うした中小企業ならではのトッ
   プダウンによるスピード感覚が
   さらに商品開発に拍車をかけた。
   シュークリームはヒットを収め
   、その後ミルフィーユやモンブ
   ランなどシリーズ化につながっ
   た。一方で、そっくりスイーツ
   は1000円前後の価格帯の商品
   が多く自家消費需要がメインだ
   ったため、贈答品としても使え
   る季節感のある商品の開発にも
   着手する。
   (次回に続く)

 

 

   「そっくりスイーツ」  
   超老舗の仰天技   連載  3

   会議の夜食のタコ焼きが

   そんな老舗ゆえ、そっくりスイー
   ツの開発当初は会社のイメージに
   合わないことを理由に反対する声
   も大きかった。シリーズ最初の商
   品となるシュークリームは 2003
   年 6月に発売。きっかけは商品企
   画会議中のひらめきだった。同社
   の創業祭がある6月に出す新作が
   決まらず、期限が目の前に迫る中
   、夜食に買ってきたたこ焼きを会
   議室で食べながら雑談をしている
   ときに、アイデアが浮かんだ。ひ
   らめきから製品化までは1週間程
   度。そこには、長年培ってきた職
   人の技がふんだんに盛り込まれた
   。しかし、程なくして開かれた店
   長会議では、半数が会社のイメー
   ジに合わないことを理由に反対し
   た。暗礁に乗り上げかけたそっく
   りスイーツだったが、現社長で 1
   6代目当主の高田信吾氏の意見は
   違った。高田社長は大学卒業後、
   アパレル関連の企業に就職してい
   たが、体調のすぐれない父を支え
   るため  20代後半で虎屋本舗に入
   社。 1994年、31歳のときに 16
   代当主に就任していた。
   (次回に続く)

 

 

   「そっくりスイーツ」  
   超老舗の仰天技   連載  2

        1620年創業の超老舗

   1 番人気のシュークリームは、表
   面にソースを模したチョコレート
   や花かつおに似せた削りチョコレ
   ートなどがトッピングされている
   。さらに中身はカスタードクリー
   ムにタコの食感を思わせるナタデ
   ココを入れるという徹底ぶりだ。
   その精巧な出来栄えから、マスコ
   ミに数多く取り上げられ、SNSと
   も好相性だった。いわゆる 「B級
   グルメ」として面白み先行の商品
   だが、意外なことに虎屋本舗は 1
   620年創業の超がつく老舗だ。福
   山藩主に御用菓子を献上していた
   など、その歴史は長い。丹波の黒
   豆、讃岐の和三盆などと並んで高
   級材料として知られる備後の白小
   豆を使った主力商品の「とんど饅
   頭」は地元では知らない人がいな
   いほどのロングセラー商品として
   、今でも手土産の定番である。
   (次回に続く)

 

 

    「そっくりスイーツ」  
   超老舗の仰天技  新連載  1

         旅行や出張の楽しみの 1つがお土
         産だ。日本各地の駅や売店でご当
         地の銘菓が激しい陣取り合戦を繰
         り広げている。そんな群雄割拠の
         土産市場で、ある商品がSNSなど
         で話題になっている。広島は福山
         の虎屋本舗が開発した 「元祖 本
         物そっくりスイーツ・シリーズ」
         だ。
         「どう見てもたこ焼き」
           のシュークリーム
         
同シリーズでは「たこ焼きにしか
          見えないシュークリーム」や「ざ
          るそばそっくりなモンブラン」「
          うな重そっくりなミルフィーユ」
          「もしかして麻婆豆腐」など、見
           た目と味にギャップのあるスイー
           ツを展開している。
               藤井俊 帝国データバンク
    (今回新連載です)

 

 

       飲食店を救う      new
    「外人接客末端」がスゴイ
           最終回   10

    問題解決に役立つ

   「外国の方の場合、1 人前の量が
   イメージできなくて、たとえば同
   じメニューばかり10個ぐらいオー
   ダーリストに入っているなど、注
   文が明らかにおかしいときもある
   んですね。また、サンチュにくる
   んで食べるという食べ方も、説明
   しないとわからない方もいらっし
   ゃいます」(亀渕氏)現在の平均
   客単価は 8000円。充実したタブ
   レットメニューによって、サイド
   メニューであるピザや一品料理に
   も目を向けてもらい、客単価を5
   00  円でもアップするのが目標だ
   そうだ。これまで導入したレスト
   ランのなかには、たとえば船やバ
   スの発着場が近くにあり、発着時
   間に合わせて一気に外国人が大量
   に店内に入って来る、という店も
   ある。そういった店では、外国語
   に対応できるスタッフや、そもそ
   も店舗の人員が限られていること
   も多い。そのため、ワビサビナビ
   が非常に役立っているという。さ
   まざまなインバウンド向けサービ
   スのなかでも、このワビサビナビ
     は日本の店舗の「課題解決」に的
   を絞っている点で、普及・定着し
   ていきやすいと言えるかもしれな
   い。
   (今回最終回有り難うございます)

      

 

      飲食店を救う      
    「外人接客末端」がスゴイ
           連載   

          店舗の「課題解決」
    に的を絞り対応

         もっとも、店で改めてメニューを
         じっくり読む必要がない、という
         理由もある。平城苑は「一頭買い
         」というコンセプトのはっきりし
         た店だからか、機会来店ではなく
         、目的来店の客が多い。これは外
         国人の客でも同じらしく、店につ
         いての情報はそれぞれ独自に調べ
         てくるわけだ。「それに、特に中
         国のお客様ですね。滞在時間がす
         ごく短いんです。日本人が2~2.
         5時間のところ、外国人は1時間
        です。客単価は同じですから、店
        にとってはありがたいお客様では
        あるのですが」(亀渕氏)また自
        動注文でなく、スタッフと客が直
        接やり取りして注文を受けつける
        点も「逆に助かっている」という
        。
        (次回最終回お楽しみに)

 

         飲食店を救う      
   「外人接客末端」がスゴイ
           連載   

   オーダーの選択には貢献

   平城苑の大きな特徴は黒毛和牛、
   国産牛を一頭買いし、熟成させて
   から提供するという、肉へのこだ
   わり。産地や肉質についてなどの
   詳しい説明をしたり、スタッフが
   その場で肉を焼いて提供すること
   もあるなど、焼き肉というジャン
   ルの中でも接客に重点が置かれて
   いる。しかしカタコトの英語だけ
   では、外国人に質の高い接客を行
   うことができないのが悩みだった
   。この点についても、ワビサビナ
   ビをもっと役立てたいところだと
   いう。「より詳しい情報提供や単
   価アップの面では、今のところあ
   まり効果は得られていないんです
   。というのも、メニューの決定に
   夢中になってしまい、背景の情報
   まで詳しく読んでくださらない方
   が多いためです。メニューの注文
   数も変わりがないですね。ただ、
   外国人のオーダーで取られる時間
   が短縮していることは間違いあり
   ません」(亀渕氏)
   (次回に続く)

 

 

     飲食店を救う      
   「外人接客末端」がスゴイ
           連載   7

     外国人のオーダーに時間が掛かる

   銀座店店長の亀渕秀昭氏は「外国
   人スタッフも配置していますが、
   やはりそれ以上に外国人のお客様
   が多く、オーダーに時間を取られ
   てスタッフが回らなくなってしま
   うことがあります」と、外国人客
   への対応について語る。ワビサビ
   ナビについては、本社の方針で9
   月から導入。まだ目に見える効果
   は出ていないが、翻訳の精度が高
   く、メニューをより正確に伝えら
   れそうなことや、単価アップも期
   待できるのでは、という印象を持
   っているそうだ。
   (次回に続く)

 

 

    飲食店を救う      
   「外人接客末端」がスゴイ
           連載   6
  

   動画が活躍

   「ユニークな利用例としては、う
   なぎのお店でひつまぶしの食べ方
   を動画で紹介しているところがあ
   りますね。また、外国人相手だと
   よくトラブルになるのがお通しで
   す。『なんで頼んでいないものに
   おカネを払わなければならないの
   か』と言われるわけですね。です
   ので、お通しについての説明を載
   せるところも多いです」  河村氏
   首都圏  29店舗をはじめ、関東を
   中心に展開する高級焼き肉  チェ
   ーンの  「平城苑」では  2017
   年より4 店舗でシステム導入を開
   始した。銀座店は日に来店客が6
   0~70人、ランチを合わせて100
   人という繁盛店だが、特に外国人
   客の割合が高く、売り上げの半分
   はインバウンドによるものだとい
   う。
   (次回に続く)

 

 

   飲食店を救う      
   「外人接客末端」がスゴイ
           連載   
  

   客単価が65%アップ
   したというケースも

   日本ユニシスでは、同システムの
   実証実験を約1年前から開始。関
   東のほか、山陰や北陸、東北など
   で展開を進めており、現時点で全
   29 店舗が利用している。焼き肉
   チェーンからアイスクリーム屋ま
   で、業態も料理の種類もさまざま
   で、高級店もあれば、個人の小さ
   な店もあるという。導入店舗では
   それぞれ課題解決に至っており、
   「客単価が  65%アップしたとい
   うケースもある」(河村氏)とい
     う。そうした店舗では、外国人は
   1 オーダーで済ませるのが普通な
   のに「目に見えてセカンドオーダ
   ーが増えた」「楽しく使ってくれ
   る人はたくさん注文してくれる」
   といった反響が得られている。ま
   た、動画のメニューも活用されて
   いるそうだ。
   (次回に続く)

 

 

    飲食店を救う      
   「外人接客末端」がスゴイ
           連載   
  

   コンテンツは個別対応

       導入のための費用は、初期費用10
       万円(応相談)のほか、月額利用
       料1万5000円。このセット料金で
       、店が選ぶ30品目のメニューを任
       意の3言語で掲載できるほか、3カ
       月ごとに5  品目のメニュー更新を
       行うことができる。なお、言語は
       英語・中国語・韓国語・タイ語の
       ほか多言語から選ぶことができる
       そうだ。掲載するメニューやこだ
       わりのポイントなど、伝えたい情
       報が店舗によって異なるので、コ
       ンテンツ制作は個別対応で行う。
       店舗を取材して、ヒアリング、写
       真・動画撮影などを行い、コンテ
       ンツ制作、翻訳など、申し込みか
       ら利用開始までは最短で2週間程
       度かかるという。「申し込みから
       利用開始までの効率化・時間短縮
       が課題ですね。もっとも、飲食店
       ですので、取材のための時間調整
       が難しいといった、お店側の事情
       もあるのですが」(河村氏)
   (次回に続く)

 

 

        飲食店を救う      
   「外人接客末端」がスゴイ
           連載   

   順番待ち中に、スマホで注文

   また、メニューのデータ自体はク
   ラウド上にあり、スマートフォン
   にアプリをダウンロードすること
   で、来店客のスマホ上でもタブレ
   ットと同じメニューにアクセスす
   ることができる。利用法としては
   、店の外で順番待ちしている場合
   などに見てもらい、メニューを決
   める時間を短縮することなどが考
   えられる。たとえば、普通のタブ
   レット型メニュー、いわゆるマル
   チオーダーパネルでは、メニュー
   を選んで注文ボタンを押すと自動
   的に注文できる仕組みになってい
   る。しかしワビサビナビでは、ボ
   タンを押すと店員がテーブルにや
   って来て、お客と直接やり取りし
   て注文を受け付ける。ここで人間
    同士による  コミュニケーション
    が生じるわけだ。このように 「“
   人間系”のシステムを  ワンクッシ
   ョン挟む」(河村氏) のが“おも
   てなしのためのツール” をうたう
   ゆえんだ。
   (次回に続く)

 

 

 

   飲食店を救う      
   「外人接客末端」がスゴイ
           連載   

   日本食文化の詳細を

   こうしたタブレット型のメニュー
   は回転ずしや居酒屋などの飲食
   チェーンなどですでに導入され
   ているが、本システムはどこが
   異なるのだろうか。「より店の
   サービス品質がアップできる。
   おもてなしのためのツールだと
   いえます」(日本ユニシスファ
   イナンシャル事業部の河村徹氏
   )まず、ワビサビナビでは、単
   なるメニュー名や写真を紹介す
   るだけでなく、店のこだわりや
   日本の食文化といった詳細情報
   を伝えるところに眼目がある。
   お客にとっては日本の文化や食
   についてより深く理解でき、食
   事が楽しくなるというメリット
   があり、店側としてはオーダー
   が増え客単価の向上が期待でき
   る。
   (次回に続く)

 

   飲食店を救う      
   「外人接客末端」がスゴイ
          新連載   

   店のこだわりや、日本の食文化
   を伝えるサービス

   外国人目線でのサービスも充実し
   てきている。飲食業界で課題とな
   っているのが、外国語への対応。
   カタコトの英語でもなんとか接客
   はできるが、メニューについての
   細かいニュアンスを伝えられない
   ので、客の消費意欲を喚起できな
   い。対応できる店員がいない、注
   文に時間を取られる、セットメニ
   ューしか頼んでもらえない、1品
   食べただけですぐ帰ってしまい客
   単価が上がらない、などなどの悩
   みを抱えている店舗が多いのだ。
   日本ユニシスでは「飲食店を外国
   人に利用しやすくし、客単価も上
   げる」ための多言語対応の接客サ
   ービス「Wavi Savi Navi(ワビ
   サビナビ)」を開発。各地での実
   証実験を通じて普及を進めている。
   同システムはタブレット型の接客
   支援ツールで、料理や店の特徴を
   写真、動画と「ネイティブレベル
   の外国語」によって伝えられるの
   が特徴だ。
      園岡志麻 フリーライター
   (今回新連載です)

 

 

 

    世界が注目、小さな町の new
   イチゴ革命    最終回 13  

   挑戦し続ける

   ある程度淘汰され、オリジナリテ
   ィのある、強い場所だけが今後残
   っていくはずです」そうした中で
   山元町をこれからも世界で輝き続
   ける場所にしたい。だから岩佐さ
   んは歩みを止めず、次々と新しい
   ことを仕掛けていく。「この地域
   は震災で多くの人が亡くなってい
   ます。生きているわれわれができ
   ることは、挑戦し続けることなん
   です。挑戦しないのは罪だと思っ
   ています」こう言い切った岩佐さ
   んの強い言葉の後ろには、山元町
   でともに奮闘する人たちの期待と
   希望がしっかりと見えた。
   (今回最終回有り難うございます)

 

 

      世界が注目、小さな町の 
    イチゴ革命    連載 12  

   日本がイノベーションを起すため
   重要な存在

         だからこそ、その地域の独自性が
   必要なのだ。そして現時点で強い
   プロダクトがなくても、新しいも
   のを生み出す風土や人などのシー
   ズがあれば、地域経済の活性化は
   十分可能性があるとする。「地方
   というのは、多様性があり、都会
   で暮らす人たちにとってはまだ未
   開の地なので、日本がイノベーシ
   ョンを起こすためには重要な存在
   なのです。逆に日本から地方がな
   くなると画一的な文化になってし
   まうでしょう。地方創生というの
   はそういう意味を持つと思います
   。ただし、地方のすべてが生き残
   るかというと、際立った独自性が
   あり、海外からも興味を持っても
   らうようなものがないと厳しいで
   しょう。もう社会が順調に成長す
   る時代ではないのです。
   (次回最終回お楽しみに)

 

 

 

     世界が注目、小さな町の new
     イチゴ革命     連載  11

          地方が勝つためには

         岩佐さんによると、圧倒的なプロ
           ダクトを作るということは、地方
           の産業を考える上でも重要なこと
           だという。グローバルレベルで魅
           力的で、競争力があれば、間違い
           なくその他のマイナス条件を加味
           してもその地域は栄えるというの
           が持論だ。そして、できればそれ
           は誘致型ではなく地域の独自性を
           持ったプロダクトであれば、世界
           で生き残ることが可能だとする。
           「日本が中長期的にシュリンクし
           ていく中で、もはや『日本の中で
           の地方』という議論は古いです。
           世界の数ある都市やエリアと比べ
           てこの地方はどうだという見方を
           しないと意味がありません。地方
           にいる人は、世界でどう見られて
           いるのだろうという意識を持つこ
           とが大事です」
           (次回に続く)

 

         世界が注目、小さな町の 
     イチゴ革命     連載  10

    世界はオールジャパンで

    日本のイチゴはほぼ国内市場でし
    か流通しておらず、海外展開が遅
    れている。加えて、海外勢の多く
    は 1国1 ブランドで商品展開して
    いるのに対し、日本のイチゴは地
    域間競争が激しいため、海外のス
    ーパーマーケットに並んだとして
    も、例えば「福岡の○○」「栃木の
    □□」などと自国の商品で棚を奪い
    合う状況になっているという。「
    日本のマーケットはそれだけ大き
    いので、国内中心に考えると、そ
    うならざるを得ないのは分かりま
    す。ただし、今後は海外に売れる
    イチゴを“オールジャパン”で作っ
    ていかないといけません」そして
    山元町も、日本の産地の1つとい
    うよりも、世界の中のイチゴ産地
    としてどう生き残っていくか考え
    るべきだとする。
    (次回に続く)

 

     世界が注目、小さな町の new
     イチゴ革命     連載  9

     視線は世界に

    実は、冒頭で述べた 1粒1000円の
    「ミガキイチゴ プラチナ」は商品
    全体の  1%にも満たない。主力は
    そこまで高くない、家庭でも気軽
    に購入できるような商品である。
    「イチゴはあくまでも食べ物です
    から、日ごろから買えるような価
    格でないと誰も買いません。 1粒
    1000 円の商品しかなければきっ
    と駄目でしょう。ただ、商品ライ
    ンアップにそうした圧倒的な価値
    の高いものがあれば、ブランド全
    体を押し上げる効果があります。
    ミガキイチゴ  プラチナは戦略的
    に出した商品なのです」と岩佐さ
    んは説明する。イチゴで山元町を
    元気にするという岩佐さんの思い
    は実を結びつつある。しかし、そ
    れだけでは終わらない。彼の視線
    は世界を向いているのだ。
    (次回に続く)

 

 

    世界が注目、小さな町の 
     イチゴ革命     連載  8

    ミガキイチゴの狙い

    ミガキイチゴの着想はどのように
    生まれたのだろうか。「市場で何
    キログラム何円というように機械
    的に値段が付く農業のコモディテ
    ィーから脱却したいという思いが
    ありました」と岩佐さんは振り返
    る。そうした既存の仕組みから抜
    け出すとともに、今の消費者は「
    これを買ったら面白い」「ワクワ
    クする」といった情緒的なものに
    お金を払う傾向にあり、そうした
    観点でイチゴという商品をブラン
    ディング、マーケティングしたの
    だ。もちろん、イチゴそのものが
    他よりもおいしいのは大前提であ
    る。
    (次回に続く)

 

     世界が注目、小さな町の 
     イチゴ革命     連載  7

    挑戦が不可欠

          ただし、それを前提とした上で、
          もっと必要なことは地域の「刺激
          物」であるということだ。地方が
          活性化するためには、既存の価値
          観ややり方を壊して新しいことに
          挑戦する存在が不可欠である。「
          旧来型の地域社会に迎合してしま
          っては、地方で新しい事業などを
          立ち上げる意味合いが薄れます。
          尖った存在は地域をザワザワさせ
          るかもしれませんが、それが刺激
          になって地域の他の人たちが立ち
          上がるきっかけになるはずです」
          と岩佐さんは強調する。GRAはそ
          ういう会社であるべきだし、そう
          でなければ地域全体が停滞してし
          まうという。実際、GRAのこうし
          た活動は既に成果が出ている。現
     在、山元町のイチゴの年間出荷額
     は約14億円、生産量は 1400トン
     と震災前の水準に戻ったのだ。農
     家数は約60と震災前よりも少ない
     が、裏を返せば栽培面積当たりの
     生産量が飛躍的にアップしたこと
     が分かるだろう。
    (次回に続く)

 

          世界が注目、小さな町の  
     イチゴ革命    連載  6  

    地域と共に発展が絶対条件

   一方、1 社だけが目立つ存在にな
   ると、周りがやっかみで足を引っ
   張るというケースは地方でよく聞
   く話だ。そうしたことはなかった
   のか。岩佐さんは「元々われわれ
   はNPOの活動でスタートし、地元
   貢献、地域活性化ということに最
   優先で取り組んでいます。イチゴ
   作りはその取り組みの1 つにすぎ
   ず、たまたまそこが注目されてい
   るのです。また私自身が山元町出
   身ということもあって、地元の人
   たちとの関係は良好だと感じてい
   ます」と話す。岩佐さんは続ける
   。「そもそも農業は土地にある自
   然のものを使わせていただくので
   、地域とともに栄えるのは絶対条
   件です。1つの農家だけが儲(も
   う)かれば良いという考えはあり
   得ません」
   (次回に続く)

 

     世界が注目、小さな町の  
     イチゴ革命    連載   5  

    技術・ノウハウを共有へ

    人材の教育でもITは生かされてい
    る。オンライン上でいつでも閲覧
    可能なイチゴ作りのオペレーショ
    ンマニュアルを用意するとともに
    、熟練農家の農場での動き方など
    を映像にして、これまで習得する
    のに10年、15年とかかっていた
    「匠の業」を可視化した。こうし
    た素材を使って新規就農者でもあ
    る程度のイチゴ栽培がすぐにでき
    るようになった。こうした取り組
    みをGRAだけにとどめず、山元町
    の他のイチゴ農家にも情報提供す
    る。今後はJA(農業協同組合)も
    含めて地域のあらゆる農家とイチ
    ゴ栽培に関するデータ連携を行い
    たい考えだ。「イチゴ作りは原価
    の大半が人件費です。そうした中
    で個々の小さな農家がさらに研究
    開発(R&D)やブランディング
    に投資するのは難しいでしょう。
    そこをGRAが先行的に行い、彼ら
    が利益を得られるようにその技術
    やノウハウを共有するのは意義が
    あります」と岩佐さんは力を込め
    る。
    (次回に続く)

 

 

    世界が注目、小さな町の  new
     イチゴ革命    連載   4   

    データ化してコントロール

           従来、イチゴを育てる際の温度や
           湿度、二酸化炭素(CO2)量、水
           質などは、イチゴ農家の長年の経
           験や知見によって判断する部分が
           大きかったが、橋元さんのアドバ
           イスを基にそれらを形式知化。農
           場の各所にセンサーを設けてほぼ
           すべてのデータを収集、分析し、
           理論的にイチゴの生育に最適な環
           境を作り上げた。24  時間リアル
           タイムで農場の環境をコントロー
           ルすることで、生産量や品質を高
           めているのである。また、日長時
           間をコントロールできる特別な暗
           室システムなどを用意することで
           、一般的に11月から翌年6月まで
           のイチゴの栽培を通年できるよう
           にした。さらにGRAでは栽培する
           段階でのデータ活用に終わらず、
           収穫したイチゴの糖度や形状、大
           きさ、果皮の固さ、色つやなども
           すべてデータ化して次の栽培に活
            用しているのだ。
           (次回に続く)

 

          世界が注目、小さな町の  
    イチゴ革命    連載   3   
   
    イチゴ農家のベテランを招へい

         そうした活動を続けている中で、
         もう一度町を活性化するには産業
         を興すことが不可欠だと感じた。
         そこで地元の人たちの話を聞くと、
         イチゴを誇りに思っている人が多
         かった。「山元町を再びイチゴの
         町に!」。そう心に誓った岩佐さ
         んはイチゴの栽培事業に乗り出し
         たのである。とはいえ、イチゴ作
         りの経験はない。そこで地元のイ
         チゴ農家で、35 年以上のベテラ
         ンの橋元忠嗣さんをGRAに招き入
         れ、彼の指導を仰ぎながら12年に
         栽培をスタート。岩佐さんは元々
         IT企業を経営していたので、テク
         ノロジーを活用した新たなアプロ
         ーチで、ほかにはないイチゴ作り
         を目指した。
         (次回に続く)

 

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3.飲食店を辞める時 33

2017-10-18 11:03:31 | 飲食店を辞めるとき

    飲食店をやめるとき 得するには
      早めの相談が より効果的です
      

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            バックナンバー

      

   

          世界が注目、小さな町の  new
    イチゴ革命    連載   2

          イチゴは町の誇り

         山元町は古くからイチゴの産地と
           して知られており、隣接する亘理
           町とともに東北を代表するイチゴ
           の産地だった。震災前の年間出荷
           額は約14億円、生産量は1400ト
           ンに上った。ところが、震災によ
           って町は壊滅的な被害を受ける。
           住居や農業用ハウスは津波で流さ
           れ、町内にある常磐線の JR 山下
           駅も破壊。死者は600人を超えた
           。当時130あったイチゴ農家の 9
           5%が廃業を余儀なくされたので
           ある。そんな山元町で震災直後に
           NPO法人を立ち上げ、仲間たちと
           ボランティア活動を日夜続けてい
           たのが岩佐さんだった。泥かきな
           どの作業が一段落すると、地元の
           子ども向けキャリア教育プログラ
           ムなどを実施。町民のため、自分
           の故郷のために何ができるかを考
           えながら、必死に汗をかいた。
           (次回に続く)

 

 

          世界が注目、小さな町の  
    イチゴ革命   新連載   1

          イチゴ1粒1000円――。

        この値段を見て、きっと多くの人
          が高いと思うはず。しかし、この
          高級イチゴが都内の百貨店などで
          売れに売れているという。しかも
          単に商品が売れているだけでない
          。関心を持った人たちがこの生産
          者がいる東北地方の小さな町に国
          内外から押し寄せているのだ。
          「ミガキイチゴ」というブランド
          名でイチゴを生産、販売するのが
          、農業生産法人のGRAである。東
          北一の都市、“杜の都”こと宮城県
          仙台市の中心部から電車で南に 4
          0分。人口わずか1万2000人の亘
          理郡山元町に同社は拠点を構える
          。現在、同社の農場を訪れる人は
          農業関係者などをはじめ年間約 2
          万 5000人。実に町の人口の倍以
          上だ。同社は 2011年3月11日に
          起きた東日本大震災を契機に生ま
          れたベンチャーである。創業した
          のはこの町出身の岩佐大輝さん。
          「失敗してもいい、とにかくチャ
          レンジしよう」。常に社員にこう
          語りかけ、自らをも奮い立たせて
          いる彼の挑戦に迫った。
                            伏見学 ITmedia
          (今回新連載です)

 

 

         ネクソン絶好調     new  
    業界2位の力  最終回 8

     ARで面白くなるゲーム

   ただ、AR(拡張現実)はこれ
   から大きく伸びると 思ってい   
        る。AR技術を使えば、現実の
   中に 新たな世界を作ることが
   できるからだ。たとえば、20
   16  年に配信された「ポケモン
   GO」   はAR技術を使うことで
   現実空間と ポケモンの世界を
   一体化させ、世界的に ヒット
   した。米アップルや米 マイク
   ロソフトが   AR技術の開発を
   積極的に進めており、近いう
   ちによい  AR端末が発売され
   るだろう。現在のオンライン
   ゲームではディスプレー上に
   仮想の世界を作り出している
   が、  メガネ型のAR端末が普 
   及すれば現実世界の中でオン
   ラインゲームと同じ体験が可
   能になる。もう  2~3年もす
   れば面白いゲームが出てくる
   と考えている。
  (今回最終回有り難うございます)

 

    ネクソン絶好調    
    業界2位の力   連載  7

   VRよりもARに期待大?

   ゲーム業界ではVR(仮想現実)
   が注目を浴びている。どのよう
   に見ているのか。

   個人的には、VRにあまり興味が
   ない。私自身、VRゲームを何度
   も試しているが、体験としては
   あまりよくなかった。ゲーム開
   始から15分頃までは面白いが、
   それ以上になると快適さが大き
   く落ちる。さらに、VR  端末を
   付けていると周囲が見えないた
   め、飲み物を飲みながらプレー
   できず、犬や妻が部屋に入って
   きたら対応できない(笑)。ち
   ょっとした問題かもしれないが
   、何時間もゲームをしようとす
   ると必ず出てくる問題だ。
   (次回最終回お楽しみに)

 

 

    ネクソン絶好調    
    業界2位の力   連載  6

          地域別の展開は3パターン

         ネクソンが直近に韓国でリリース
         したスマホゲームの中でも、アク
         ション RPGの「ダークアベンジャ
         ー3  」、アラド戦記と同様、オン
         ラインで多くのプレーヤーが同時
         に参加するRPGの「AxE」 (Allia
         nce x  Empire)が非常に好調な
         立ち上がりを見せており、世界で
         成功する見込みがある。これから
         日本を含めて国際的に展開してい
         きたい。ゲームの地域別展開には
         3 パターンある。1 つは言語対応
         など最低限の調整で売れる場合。
         2つ目はグラフィックやキャラク
         ター  を現地の文化に合わせれば
         売れる場合。3つ目は文化の違い
         が大きすぎて  成功させるのが難
         し い場合だ。 開発したゲームが
         どのパターン  に当てはまるのか
         を見極め、  世界で通用するもの
         には積極的に投資を行う。
         (次回に続く)

 

   ネクソン絶好調     
    業界2位の力   連載  5

          世界でヒットするものを
     見極め、投資する

          かつて出資していたNCSOFT
          社のスマホゲーム「リネージュ
          2 レボリューション」 やBlue
          hole StudioのPCゲーム 「P
          LAYERUNKNOWN'S   BA
          TTLEGROUNDS」など、 最
          近は韓国産ゲーム がほかの地
          域でヒットするケース が目立
          つ。
         
韓国や中国など、アジア地域
         ではゲーム の品質向上が著し
         い。個別の開発者を見ても、
         優秀な人材が次々と出てきて
         いる。韓国にグループ最大の
         拠点を有し、ゲームを他地域
         で展開しているネクソンにと
         っては追い風だ。
         (次回に続く)

 

       ネクソン絶好調     
    業界2位の力   連載  4

          一方、中国などでの人気とは
   裏腹に、日本事業は赤字が続
   いている。

         日本は(ニンテンドースイッチや
   ソニーのPS4など)ゲーム専用機
   が強く、ネクソンが得意とするPC
   ゲーム市場がほかの地域より小さ
   かったことが苦戦の要因だ。ただ
   、今年は前年同期比で増収に転じ
   ており、状況はよくなっていくと
   考えている。牽引役はスマートフ
   ォン向けゲームだ。スマホ端末の
   性能は、ここ5年でPCに匹敵する
   水準に向上している。ユーザーも
   、今までよりさらに複雑で高度な
   ゲームを求めるようになってきた
   。それによって、ネクソンがPCゲ
   ームで培ってきた開発・運用能力
   を生かせるような環境になりつつ
   ある。現在日本で主力となってい
   るスマホゲームは、アクションR
   PGの「HIT」  やガンシューティン
   グの「HIDE AND FIRE」といった
   、国外で開発したゲームだが、国
   内での開発も強化している。 201
   2 年に買収したグループスの開発
   チームに加え、今年に入り開発組
   織も新設した。日本のセンスやス
   タイルを生かしたゲームを開発し
   ていきたい。
   (次回に続く)

 

 

         ネクソン絶好調     
    業界2位の力   連載  3

          アラド戦記以外にも2003年配信
     の「メイプルストーリー」、「
    マビノギ」などの長寿タイトル
    が収益を支えている。

          既存ゲームを運用する大規模な専
          門チームを持っていることがネク
          ソンの強みだ。そこで中国や韓国
          、日本のニーズを吸収し、ゲーム
          の改善を進めている。中でも重視
          していることは、ゲーム内に擬似
          的な世界を作り出すことだ。オン
          ラインゲームは多くのユーザーが
          同じゲーム空間に集い、コミュニ
          ティの形成やアイテム売買が行わ
          れる。それに伴い、ゲーム内で経
          済や政治が発達し、現実と同じよ
          うな世界が形成される。短期的な
          売り上げを追わず、ゲーム内の世
          界を楽しいものにすることが長期
          的な人気につながると考えている。
          (次回に続く)

 

 

       ネクソン絶好調     
    業界2位の力   連載  2

   どうして超ロングヒット
   作を出せるのか?

   2008年に配信してから約9年が
   経つ中国の「アラド戦記」が今で
   も業績を牽引している。日本で
   はあまりなじみのないゲームだ
   が、どのような魅力があるのか。

   「アラド戦記」は多数のプレーヤ
   ーが同時に参加するアクション R
   PGで、グラフィックはシンプルな
   がら深みのある戦闘がゲームの魅
   力だ。1回の戦闘で終わりではな
   く、どのようにキャラクターを動
   かしていくか、という戦略が重要
   なゲーム設計になっている。また
   、長年にわたってコンテンツを追
   加し続けてきたため、ゲーム内で
   できることがほかのゲームよりも
   多い。ただし、成功の秘訣として
   特定の要素を挙げることは難しい
   。ゲームのコンテンツはマップや
   キャラクター、アイテムなど多様
   な要素が複雑に絡み合っているか
   らだ。今後も人気を継続していく
   ためには、ユーザーの要望をつね
   に聞き続け、スピード感を持って
   アップデートし続けることが大切
   になる。
   (次回に続く)

 

 

    ネクソン絶好調     
   業界2位の力   新連載  1

         時価総額は約1.3兆円と非常に大
         きく、東証1部上場のゲーム会社
         でトップの任天堂に次いで2位に
         つける実力企業。それがPCゲー
         ム大手のネクソンだ。日本に本社
         を置きながら開発拠点を韓国に持
         ち、主力事業は中国におけるPC
         ゲームという、変わった事業形態
         が特徴の企業だ。ネクソンの足元
   の業績は絶好調。2017年1~6月
   期の営業利益は中国事業の好調に
   加えて為替による 好影響もあり、
   前年比228%増となる560億円を
   稼ぎ出した。ただ、国内では慢性
   的な赤字が続いており、今  1~6
   月期も  18億円の事業赤字。海外
   の攻めと国内の守りをどう展開す
   るのか。オーウェン・マホニー
   CEOに聞いた。
         渡辺拓未 東経記者
   (今回新連載です)

 

 

        Facebookが注目    new    
    中小企業と地方   最終回 7

    ミッションの変更

   「Facebookは  6月、ミッションを
   『世界をオープンにし、つなぐ』か
   ら『コミュニティーづくりを応援し
   、人と人がより身近になる世界を実
   現する』へと変更した。意義のある
   コミュニティー(地域コミュニティ
   ーや、共通の経験やストーリーを共
   有できるグループなど)に参加する
   ユーザーを増やし、もっと世の中を
   よくしていきたい」(長谷川氏)
   こうしたコミュニティーが増えてい
   けば、地方活性の効果と同時に、セ
   グメンテーションやターゲティング
   が細かくなっていき、マーケティン
   グの効率が上がることも期待できる
   だろう。中小企業との取り組みにつ
   いて具体的な目標は非公開だが、「
   海外に向けたマーケティングなどの
   取り組みも考えている」(井上氏)
   と展望を語った。
   (今回最終回有り難うございます)

 

     Facebookが注目        
   中小企業と地方   連載 6

    新規貨客の6割が

     石川県・加賀市のパーソナルトレ
   ーニングスタジオ「GrantBOSS
     Group」も、トレーニングの雰囲
   気を伝える写真や動画の広告を、
   店舗ごとに適した顧客層に向けて
   配信した。1000~5000円単位で
   順次広告を配信していき、結果と
   して顧客数が5割増加。 新規客の
   うち6割以上が Facebook経由だ
   った。その他にも、  オンライン
   学習プログラムの提供、  事例紹
   介のポータルサイト、  広告代理
   店の紹介サイト・  チャットサポ
   ート窓口の開設などを行い、 中
   小企業の「分からない」 を減ら
   す試みを行っている。 要望が多
   かったことから、 広告費用の支
   払いも「クレジットカードのみ
   」から「銀行振り込み」も可能
   になった。
   (次回最終回お楽しみに)

 

 

   Facebookが注目        
   中小企業と地方   連載 5

   少額で効果的な広告

      「FacebookとInstagram広告は
        、高いターゲット制度や効果的
       な広告クリエイティブによって、
       マーケティング効果を上げるこ
       とができる。それだけでなく、
       1000円という小額から実施でき
       、スマートフォンやPCから簡単
       に出稿できるという中小企業に
       とってのメリットがある」 
                                  (井上氏)
        例えば、長崎県・壱岐島の果物
        店「下條果物」は、「壱岐の島
        の小さな果物屋 下條くだもの
        店」というFacebookページを
        オープン。壱岐と福岡の半径 1
        7 キロのユーザーを対象に広告
        を出した。予算約 3万円で 5万
        人にリーチし、ページや店舗の
        認知度が上がった。ちなみに、
        壱岐島には住民の大部分が加わ
   っている「壱岐グループ」があ
   り、イベントの告知だけではな
   く「犬がいなくなった」という
   地域の情報の書き込みも行われ
   、“島の掲示板”的な役割も果た
   しているという。
   (次回に続く)

 

      Facebookが注目        
  中小企業と地方    連載 4

   日本の中小企業の4つの声

      SMB事業統括執行役員 井上 英樹
  氏は、企業情報やグループ情報を
  掲載できる 「Facebookページ 」
  において、中小企業は全世界で 6
  500万ページを運用していると説
  明する。中小企業の広告主も 1年
  間で約100万社増の500万社に。
  「このトレンドは日本でも起こっ
  ている」という。フェイスブック
  ジャパンに多く寄せられる日本の
  中小企業の声は、以下の4つだ。
  「販路のマーケティングに課題が
  ある」「資金と人が限られる」「
  デジタル広告に興味はあるがやり
  方が分からない」「海外市場(イ
  ンバウンド 越境ECなど)に関心
  があるがノウハウが分からない」
  。
  (次回に続く)

 

 

    Facebookが注目      
  中小企業と地方    連載 3

     国内での戦略は?

    Facebook日本法人のフェイスブ
     ックジャパンは9月14日の会見で
     3 つの方針を発表した。(1) 利
     用者・コミュニティーをエンパワ
     ーする、(2) ビジネス成長のベ
     ストパートナーになる、 (3)テ
     クノロジーを活用して日本社会に
     貢献する――これらの方針のカギ
     となるのが「中小企業」と「地方
     」だ。広告事業では、リクルート
     マーケティングパートナーズ「ゼ
     クシィ」、トヨタ自動車「ルーミ
     ー」「タンク」など、大企業やメ
     ジャーブランドの成功事例が並ぶ
     。しかし代表取締役の長谷川晋氏
     は「効率的なマーケティングは、
     もう人や金が潤沢な大企業のもの
     だけではない。あらゆるビジネス
     の皆さまを支援していき、日本の
     経済の発展に貢献していきたい」
     と語る。
     (次回ぬ続く)

 

      Facebookが注目    
  中小企業と地方   連載 2

  広告の動画スフト等も進める

  特に気軽に動画を投稿できる「St
  ories」機能がユーザーに支持され
  ており、1日のアクティブユーザー
  は2.5億人。動画への関心は強い。
  ユーザー数だけではなく、 売り上
  げも好調だ。 2017年4~6月の業
  績は、全世界で売上高約 1兆 253
  億円(前年同期比45%増)だった
  。日本を含むアジアでの売上高は
  非公開だが、前年同期比53%増と
  「アジアはグローバルの中でも成
  長をけん引し続けているエリア」
  という。また、モバイルシフトは
  加速していて、広告売り上げのモ
  バイル比率は前年同期から 3ポイ
  ント上昇し、87%となった。「S
  tories」に向けた広告も販売を開
  始し、さらなる広告のモバイルシ
  フト・動画シフトを進める。
  (次回に続く)

 

    Facebookが注目    
  中小企業と地方  新連載 1

   Facebook日本法人が国内の戦略
     を発表。個人向けサービスのイメ
     ージが強いFacebookだが、「企
     業のビジネス成長のベストパート
     ナーになる」ことを目指す。カギ
     となるのが「中小企業」と「地方
     」だ。国内では「Facebook離れ
     」と話題になることも多いが、全
     世界の数字を見るとまだまだ好調
     だ。展開するサービスの月間アク
     ティブユーザー数(全世界)は、
    「Facebook」はついに20億人に
     達した。日本国内では約2800万
     人(16年12月時点では 2700万
     人)で、 伸びは緩やかになった
     ものの継続的に成長している。
     その他のサービスの全世界の月
     間利用者を見ると、「Instagra
     m」は7億人、  「Messenger」
     は12億人に上る。特に  Instag
     ramの成長は爆発的で、  16年
     12月の発表から 4カ月で 1億人
     増加した。中でも   25歳未満の
     利用者の 1日の平均利用時間(
     8月時点)は32分以上と長い。
          青柳美帆子 ITmedia
     (今回新連載です)

 

 

     京都の老舗和菓子屋を  new
   救った天才若女将  最終回 9

  ベテラン職人も若女将を認めた!

  由依子さんとバトルを繰り広げて
  きたベテラン職人・山下さんご本
  人に話を聞いてみると、「アイデ
  アがズバ抜けているんですよ。僕
  らが思いつかないようなことを、
  ばっと言うてくれんですね。認め
  ざるを得ませんよね」
  そう、今、2人の関係は
  「また喧嘩せぇいうとんか?
  (笑)」(山下さん)
  「仲いいですよね。めっちゃ怖か
  ったですけど…」(由依子さん)
  「根はやさしいやろ」
  「根はやさしいけど、それが分か
   るまでが怖かった」
  (由依子さん)
  「その時は素直になれへんかって
   ん。  由依子さんのおかげで凄く
   変わったし。  むっちゃ救われた
   ね!」(山下さん)
   お互いを認め合い、  笑顔で話し
  合える仲に。由依子さんの頑張り
  で復活した亀屋良長。今ではご主
  人の良和さんも脳腫瘍から元気に
  復帰した。200年以上続く老舗の
  和菓子屋さんは、女将とご主人の
  二人三脚で今もなお、進化し続け
  ている。
  (今回最終回有り難うございます)

 

 

  京都の老舗和菓子屋を  
   救った天才若女将  連載 8

    年間商品を四季折々の変化を

    実際、「おみくじしるこ」だけで
    は数億円の借金を返せるものでは
    ない。そこでさらに、由依子さん
    は新たなアイデアを思いつく。そ
    れは1年を通して、あまり代わり
    映えしなかった和菓子になお一層
    の四季折々の変化をつけること。
    これも山下さんから猛反対をされ
    ながらも、なんとか頼み込んで商
    品化までこぎつけると、これまた
    若い女性を中心に大ヒットする。
    季節ごとに変わる商品を目当てに
    、1 年を通してお客さんが来るよ
    うになった。夏のこの時期は「銀
    河」「夏祭り」、秋は「山の幸」
    など涼しげで色鮮やかな期間限定
    の品々が、インスタグラム映えす
    る話題の和菓子として若い女性た
    ちの支持を得た。他にも次々とヒ
    ット商品を連発し、業績が大幅に
    回復。今から1年半前には店舗を
    全面改装するまでになった。
    (次回最終回お楽しみに)

 

 

     京都の老舗和菓子屋を  
   救った天才若女将  連載 7

  おみくじしるこ宝入船大ヒット

  由依子さんの誠意が伝わり、「
  懐中おしるこ」をベースに新商
  品として試しに作ってもらうこ
  とに。するともともと 1シーズ
  ン200個だった「懐中おしるこ」
  に対し、 新商品の売り上げは同
  2万5000個にも達した。 なんと
  125 倍である 。いったい由依子
  さんは、 どんなアイデアを加え
  たのか。 生まれ変わった新商品
  は、その名も 「おみくじしるこ
  宝入船」。 お湯を注ぐとおしる
  こが完成するという基本コンセ
  プトこそ従来品と一緒だが、違
  う点がある。それは、桜、山、
  紅葉、ハート、亀と、ランダム
  に入った 5種類のかわいらしい
  ゼリーで運勢が占えるという女
  性のハートをくすぐる遊び心で
  ある。これが若い女性を中心に
  大ヒットした。これで由依子さ
  んの改革が波に乗ったかと思い
  きや、長年の伝統を守ってきた
  大きな山は、そう簡単には動か
  ない。
  (次回に続く)

 

 

   京都の老舗和菓子屋を   
   救った天才若女将   連載 6

  改革したい若女将 VS 
  伝統を守りたいベテラン職人

  まず由依子さんが目をつけたのは
  、長年変えていないという商品の
  見直し。中でも最も売れていなか
  ったのが「懐中おしるこ」と呼ば
  れる和菓子だった。お湯をかける
  だけで、おしるこになる昔ながら
  の商品だが、売り上げは平均 1日
  2個。1シーズンで200個しか売れ
  ていなかったが、これを若者向け
  にアレンジできないかと試行錯誤
  を繰り返し、由依子さんにはある
  アイデアが思い浮かぶ。早速その
  レシピを職人に見せるが、 現在7
  1歳の古株職人、山下さんに断ら
  れる。それでも粘り強く頼み続け
  ると、職人さんが折れた。「じゃ
  あ、1回だけやで」(職人さん)
  (次回に続く)

 

   京都の老舗和菓子屋を   
   救った天才若女将   連載 5

       夫が脳こうそくで倒れる

       味方だと思っていた夫からも、ま
       さかの大反対。全く立ち行かなく
       なってしまった由依子さん。さら
       に悪いことは続く。酔って歩いて
       いた良和さんが突然転倒。すぐさ
       ま病院で検査を受けた結果、夫が
       脳腫瘍を患っていることが判明し
       た。当時、由依子さんは夫が病に
       倒れて現場を離れている中でも、
       早朝から開店準備を手伝い、日中
       は女将としてお店に立つ。そして
       閉店後は夫の身の回りの世話の為
       に、病院へ駆けつける毎日を送っ
       た。それでも、老舗の窮地を救う
       べく「若い客を新たに取り込む」
       という構想をあきらめなかった。
       (次回に続く)

 

     京都の老舗和菓子屋を   
   救った天才若女将   連載 4

        暖簾が壁に

       しかし、老舗の伝統が障壁となる
       。若者向けの新メニューを古株の
       職人に提案してみると「こんなん
       亀屋さんの京菓子ちゃうわ! わ
       しらは亀屋さんの暖簾を守って和
       菓子を作ってんのや! 何も分か
       らんヤツが口を出すな!」(職人
       さん)と一蹴された。さらに、夫
       の良和さんに相談すると…
       「変えへんことが伝統やねん。変
       えてしもうたら、昔からのお客さ
       んが離れてまうかもしれんで。簡
       単に変えられん職人の気持ちもわ
       かるやろ」(良和さん)
       (次回ぬ続く)

 

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コメント
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3.飲食店辞める時 32

2017-09-13 10:23:12 | 飲食店を辞めるとき

    飲食店をやめるとき 得するには
      早めの相談が より効果的です
      

               トップページへ  
            バックナンバー

     京都の老舗和菓子屋を   new
   救った天才若女将   連載 3

   フランス料理の知識を

   その額は数億円にも上っていた。
   主な原因は3つだ。 まずは在庫の
   管理を含む生産ラインが整ってい
   ないこと。 2つ目は新しいお客さ
   んの開拓ができておらず、   売り
   上げが伸び悩んでいたこと。そし
   て店のビルの建築費だった。「不
   安でしたね、この先どうなるかっ
   て……」(由依子さん)。お店に
   残る、歴史を感じる品々。この伝
   統ある和菓子店を自分の代で終わ
   らせるわけにはいかない。「借金
   返済のため、自分に何かできるこ
   とはないか?」。そう考えた由依
   子さんが着目したのは新規顧客の
   開拓だった。このお店にたくさん
   ある伝統的な和菓子を、若い人に
   も知ってもらえば、もっと売れる
   かもしれない。そのために自身が
   学んできたフランス料理の知識を
   和菓子に生かせるかもしれない。
   (次回に続く)

 

   京都の老舗和菓子屋を   
   救った天才若女将   連載 2

   夫の病魔、若女将に次々と
   襲い掛かる壁

   ただ、由依子さんが女将として送
   ってきたこの16年は、まさに戦い
   の連続だった。始まりは、夫・良
   和さんとの出会いにさかのぼる。
   由依子さんは、学生時代から料理
   好き。趣味が高じて本場フランス
   へ留学するほどだった。そして大
   学時代に良和さんと出会った。良
   和さんは当時25歳で、  「亀屋良
   長」の8代目を継いでいた。 出会
   いから3カ月、  2人はスピード結
   婚を果たす。これが由依子さんの
   人生を劇変させた。ほどなく、女
   将として本格的にお店を手伝うよ
   うになった頃、由依子さんは衝撃
   の事実を知る。会計士から見せら
   れた店の資料で、多額の借金を抱
   えていることがわかったのだ。
   (次回に続く)

 

 

   京都の老舗和菓子屋を   
   救った天才若女将  新連載 1

   京都に200年の歴史を持つ、老舗
   和菓子屋がある。その名も「亀屋
   良長」(かめやよしなが)。観光
   客に高い人気を誇るお店で、老舗
   には珍しく若い女性客も多い。
   夜11日オンエアの主役妻は、そこ
   で 24歳から 16年間にわたり女将
   として働いている吉村由依子(ゆ
   いこ)さん(40)だ。

   超貴重!老舗和菓子屋に
   残された伝統の品々!

   お店の3階には、 200年の歴史と
   伝統を感じられる品々がたくさん
   保管される資料部屋がある。まず
   由依子さんが見せてくれたのはあ
   る文書。「これは江戸時代に幕府
   から、砂糖を使って上菓子を作る
   ことが許されたお菓子屋さんの許
   可証です」(由依子さん)。
   上菓子とは、当時高級品だった砂
   糖を使い、宮中に納めたお菓子。
   「亀屋良長」は江戸時代に砂糖の
   使用を認められていた数少ないお
   店だった。そして、150年前の和
   菓子の配合帳、つまりレシピには
   、明治時代に誕生し、長年このお
   店を支えてきた代表的な銘菓・烏
   羽玉の作り方も。お店で炊き上げ
   た小豆のこしあんを丸めて寒天で
   コーティング。仕上げに「けしの
   実」を添える。「亀屋良長」で売
   られている和菓子は、配合帳を元
   に、江戸時代からほとんど変わら
   ぬ製法で、全て総勢10名の職人た
   ちが手作りし、今もなお伝統の味
   を守り続けている。他にも200年
   前の和菓子の木型や、戦時中にお
   店に出していたメニュー表、さら
   に和菓子を献上する際に用いた菓
   子箱もある。
         TBSテレビ取材班
   (今回新連載です)

 

 

 

   ツイッターで人生変えた new
    「ゆうこうの流儀」 最終回 11

   Favstar

   自分のアカウントの人気ツイート
   を調べることができるツールです
   。  今までどんなツイートがどれ
   くらい反応がよかったのか。ラン
   キング形式にしてくれるのでとて
   も見やすいです。他人のアカウン
   トを調べることも可能なので、エ
   ンゲージメント率の高いアカウン
   トのツイートのランキングを見て
   学ぶことも多いです。
   ぜひ参考にしていただけたらと思
   います!
   (今回最終回有り難うございます)

 

 

    ツイッターで人生変えた 
    「ゆうこうの流儀」 連載 10

   Twitterの自己分析におすすめ

   最後に、自分の Twitterの自己分
   析をするうえで使えるサイトを紹
   介します。Twitter Analytics
   Twitter社が提供するログ解析ツ
   ールです。毎月毎月のフォロワー
   の増減数、トップツイート(イン
   プレッションが多いツイート)、
   トップフォロワー(フォロワーの
   中でいちばんフォロワー数の多い
   人)はもちろんですが、自分のフ
   ォロワーは何に興味関心があるか
   、フォロワーの年齢層など、自己
   分析にはぴったりのサイトです。
   (次回最終回お楽しみに)

 

     ツイッターで人生変えた 
    「ゆうこうの流儀」 連載 9

          やめたほうがいいツイート

         発信力のあるアカウントにしたい
         と思うなら、この逆パターンであ
         る「見る意味のないツイート」は
         やめたほうがいいでしょう。
         たとえば「おはよう!」や「ラン
         チなう」などです。
         ここに自分のフォロワーさんに合
         わせた情報を入れ込むのならいい
         のですが、このままですと見る意
         味のないツイートです。自分のフ
         ァンや身内になら意味のあるツイ
         ートかもしれませんが。拡散もさ
         れませんし、こういうツイートが
         続くと、せっかく見る意味のある
         ツイートをしていても、たくさん
         のツイートの中から「見る意味の
         あるツイート」を探すのが面倒に
         なり、しだいにエンゲージメント
         率は減っていきます。
         (次回に続く)

 

         ツイッターで人生変えた 
    「ゆうこうの流儀」 連載 8

   情報を入れるだけで

   もともと男性ファンが多かったと
   きの私だと、「メークが上手にで
   きたよ〜♡! 『ハイライト』っ
   ていうのをたくさん使ったんだ、
   わかる?(笑)」などとツイート
   していたと思います。しかし、メ
   イク好きの女の子に拡散してほし
   い。そう思ってつぶやいたのが、
   先ほどの内容です。写真のハイラ
   イトをフォトショップで消して、
   「ビフォーアフター」としてわか
   りやすく比較して見ることができ
   るようにしたのです。目で見てわ
   かりやすい比較画像、そして情報
   を入れるだけで、なんてことのな
   い自撮り写真が1191RT、  6695
   いいね、ツイートインプレッショ
   ンは58万7335まで伸びました。
   誰かの役に立つと、「それを広め
     たい!」だったり「保存しておき
   たい!」という意味でリツイート
   してくれるケースが多いのです。
   (次回に続く)

 

    ツイッターで人生変えた 
    「ゆうこうの流儀」 連載 7

       

          ②「つぶやき」を「情報」
               に変える

          Twitterは 「見る意味」を考えて
          から発信するといいでしょう。自
          分のTwitterを見て、 見てくれた
          人になにか意味をもたらすのかど
          うか。自己満なツイートばかりだ
          と、見ようと思ってくれる人は減
          ってしまいます。ただの「つぶや
          き」を「情報」に変えることを意
           識してみることが大切です。

           メーク好きの女の子に
           見てもらいたい

         たとえばこのツイート。
         (次回に続く)

 

         ツイッターで人生変えた new
    「ゆうこうの流儀」 連載 6

   リツイートされれば
   いいわけでない

   Twitter はリツイートという拡散
   機能によって、多くの人に知って
   もらえ、フォローしてもらえる場
   です。しかし、むやみやたらに多
   くの人にリツイートされればいい、
   というわけでもありません。それ
   はむしろ逆効果です。エンゲージ
   メント率は下がっていきますし、
   自分のことを好きでもない人に多
   くフォローされると批判的なコメ
   ントが多く来るケースもあり、 T
   witterがどんどん楽しくなくなっ
   ていきます(実体験です)。
   私の場合は、コスメやファッショ
   ンや美容情報が好きなので、10〜
   20代の女の子をターゲットにして
   います。どういう人たちに自分の
   発信するものを見てもらいたいか。
   そこをちゃんと考えてから、その
   人たちに響くような「共感ツイー
   ト」をしていくことが重要です。
   (次回に続く)

 

   ツイッターで人生変えた 
    「ゆうこうの流儀」 連載 5

   代弁的ツイート

   リツイートは、誰かの言葉を自
   分のタイムラインに投稿し直す
   こと。自分のタイムラインに自
   分の言葉として発信し、自分の
   タイムラインを充実させるため
   のものです。
   「思っていた本当の気持ちを代
   わりに言ってくれた」
   「言いたいけど言えなかったか
   ら、、RT。」
   自分の意見を代弁してくれるよ
   うな、代弁的ツイートは、リツ
   イートにつながります。私の場
   合、女の子の本音をつぶやいた
   ので共感を得たのでしょう。そ
   ういう「共感」を得るツイート
   を続けたおかげで同じ価値観の
   人が集まり、続ければ続けるほ
   どエンゲージメント率の高い、
   発信力の高いアカウントに育っ
   ていきます。
   (次回ぬ続く)

 

   ツイッターで人生変えた 
    「ゆうこうの流儀」  連載 4

   2つのポイント

   今回は、どのようにして「発信力
   のある Twitterアカウント」にな
   ったのか。その 2つのポイントを
   お伝えします。

   ①「共感」こそが拡散の原動力
   ②「つぶやき」を「情報」に変え
     る

    この2つに注意するだけで、発信
   力は変わっていったのです。

   ターゲット層に響くような
   「共感ツイート」

   ①「共感」こそが拡散の原動力

   私の場合、月平均250〜350ツイ
   ートをしているのですが、ここ最
   近の私のツイートの中でいちばん
   リツイートされたものはこちらで
   す。

   「好きな男の子に、一日中「好き
   」って、「かわいい」って言われ
   て過保護に生きたい。。」
   
(8月1日現在、1815RT、9575
   いいね、ツイートインプレッショ
   ンは903,559)
   (次回に続く)

 

    ツイッターで人生変えた 
    「ゆうこうの流儀」  連載 3

    自己プロデュースを意識

    その後、Twitterの特徴まで
    考えて自己プロデュースを
    意識して使うようになって
    から約2年。現在は、フォ
    ロワー数18万人。リプライ
    (返信)やいいねをしてく
    れるのは、10〜20代の女
    の子。女性限定のイベント
    を開催すれば170枚程度の
    チケットが即完するように
    なりました。

   (次回続く)

 

    ツイッターで人生変えた 
   「ゆうこうの流儀」  連載 2

   イベントは、たったの3人

   私は、2012年8月22日からTwitt
   erを利用しているので、使用歴は
   約5年になります。もともとアイ
   ドルとして活動していたため、T
   witterを開始した初日でフォロワ
   ー数は約2万人に。

  当時は賛否両論な発言ばかりをし
  てよく「炎上」し、フォロワー数
  は6万人まで増えました。しかし、
  フォロワー数が増えたからといっ
  て、「発信力」があるわけではあ
  りませんでした。エンゲージメン
  ト率も低く、フォロワーが6万人
  いても平均的な  「いいね数」は
  20ほど。イベントを開催しても、
  集まってくれたのはたった3人で
  した。
  (次回に続く)

 

   ツイッターで人生変えた 
  「ゆうこうの流儀」 新連載 1

      発信力のあるTwitter
  アカウントになるには?

      Twitter の国内における月間利用
      者数が 2016年9月に4000万人を
      突破しました。月間アクティブ率
      が70.2% と約  7割を超える、利
      用頻度の高いSNSだといえます。
      Twitterはビジネスにもとても役立
      つと思います。実際、私は自己分
      析を繰り返しながら発信を続けて
      いった結果、現在のように「好き
      なこと」を仕事にすることができ
      ましたし、自分の情報を  18万人
      に発信することができるようにな
      りました。 18万人、いや、リツ
      イートされたりすると、それ以上
      。  18万人以上の人とコンタクト
      が取れるのです。
                 青木裕子(ゆうこす)
  (今回新連載です)

 

 

      焼肉専用コンロ「やきまる」new
    バカ売れ 5倍も  最終回 12

   気楽に家庭で焼肉が

   福士: ご指摘の通り、「小さ
   い」といった声はあります。た
   だ、カセットコンロの場合、ガ
   スの立ち上がりが速く、直火な
   のですぐに焼ける。待っている 
   時間が短いんですよね。次々に
   焼けるので、  3~4人で使われ
   てもあまり問題はないかと。
   開発の際に「カセットコンロと
   同じくらいの大きさ」を目指し
   ました。ホットプレートのよう
   なサイズにすると、机の上がゴ
   チャゴチャしますよね。ビール
   を置いたり、コップを置いたり、
   皿を置いたりする。そうすると
   圧迫感を感じるので、カセット
   コンロと同じくらいのサイズに
   しました。
   土肥: 最後の質問です。やき
   まるは発売当初から売れて、い
   まも品薄状態が続いているとか。
   その要因をどのように分析しま
   すか。
   福士: 多くの人が自宅で焼肉
   を食べたかったのではないでし
   ょうか。焼肉店に行くと価格が
   高い、バーベキューは手間がか
   かる。そんな問題を解消したの
   で、ここまで売れているのかも
   しれません。
   (今回最終回有り難うございます)

 

   焼肉専用コンロ「やきまる」
    バカ売れ 5倍も    連載 11

   大きいサイズは?

        土肥: ランチはトントロばかり
        ?
        福士: そうであればまだいいの
        ですが、仕事なので朝から食べて
        いたことも。実験中は毎日のよう
        に食べていたので、一生分のトン
        トロを食べたのかもしれません。
        いまはちょっと食べることができ
        ません(涙)。
        土肥: やきまるを見て、気にな
        ったことがひとつ。プレートの大
        きさが小さいですよね。パンフレ
        ットには直径233ミリと書いてい
        る。野菜を置いたら、肉は2~3枚
        しか焼けないですよ。「もっと大
        きいサイズを出してよ」といった
        声があるのではないでしょうか。
        (次回最終回お楽しみに)

 

 

         焼肉専用コンロ「やきまる」
     バカ売れ 5倍も    連載 10

   全てを納得して商品完成

   土肥: 開発時に苦労したことは
   何でしょうか。
   福士: 嫌っていうほど、肉を食
   べたことですね(きっぱり)。開
   発チームでもいろんな肉を焼いて
   きましたが、煙がたくさん出るの
   は「トントロ」。 というわけで、
   トントロを使って実験を繰り返し
   ました。会社の近くに肉店がある
   のですが、店員さんに顔を覚えら
   れました。「この人いつもトント
   ロばかり買っているけれど、大丈
   夫かな」と思われていたかもしれ
   ません。実験をしているときには、
   煙が出るか出ないかをチェックし
   ているだけではありません。実際
   にプレート上で焼いて、その肉は
   おいしいかどうかも確認しなけれ
   ばいけません。煙を抑えることが
   できても、おいしくなければダメ
   ですよね。自分の目と舌で必ず確
   認しなければいけませんので、さ
   まざまな肉を、いろいろな場所で
   食べました。そして、すべて納得
   できたので、商品を完成させると
   ができました。
   (次回に続く)

 

   焼肉専用コンロ「やきまる」
     バカ売れ 5倍も    連載 9

         バランスで解決

         土肥: 脂は速く落としたほうが
         いいわけですよね。そうすると、
         プレートは急角度にしたほうがい
         いのではないでしょうか。ジンギ
         スカンのプレートのような感じで。
         福士: 脂を落とすために傾斜を
         つけなければいけませんが、家族
         で焼肉をする場合、サイコロステ
         ーキやウインナーなどを焼きます
         よね。急角度だと転がってしまう
         ので、できるだけ傾斜をつけない
         ようにしました。このように、や
         きまるには最新のテクノロジーを
         使っていません。それでも、なぜ
         煙が出にくいカセットコンロを完
         成させることができたのか。ひと
         ことで言えば「バランス」なんで
         す。バーナーとプレートの距離、
         ガスの火力、溝の形状など、ひと
         つでもバランスが崩れてしまうと、
         肉を焼いたときに煙が出てしまう。
         煙が出ないように、開発チームは
        「一番バランスがとれているのは
        どこか」を考えながら、つくって
        いきました。
        (次回に続く)

 

 

         焼肉専用コンロ「やきまる」
     バカ売れ 5倍も    連載 8

        一生分のトントロを食べた

         土肥: 溝は「く」の字のような
         形をしていますよね。脂を速く落
         とすために真っすぐにしたほうが
         いいのではないでしょうか。
         福士: いえ、真っすぐではダメ
         なんです。脂は速く落ちても、ど
         こかで詰まることがあるんですよ。
         土肥: どういう意味でしょうか
         ?
         福士: 水のようにサーッと落ち
         るといいのですが、脂はドロッと
         しているので、ゆっくりと落ちて
         いく。というわけで、溝を真っす
         ぐにするとどこかで渋滞するんで
         すよね。そして、脂がとどまって
         しまう。いまのように溝を曲げて
         も渋滞は起きるのですが、それ
         でもゆっくり落ちていくんですよ
          ね。
          (次回に続く)

 

       焼肉専用コンロ「やきまる」
     バカ売れ 5倍も    連載 7

         脂の逃げ道を作る

   福士: あらかじめ水皿に注いで
   おいた水の中にとどまるんですよ
   ね。このように設計したところ、
   プレート上に余分な肉の脂が残ら
   なくなったので、煙を抑えること
   ができました。またプレートの裏
   側をみると、厚さ約7ミリの壁が
   バーナーを囲んでいます。なぜこ
   のような工夫を施しているかとい
   うと、脂が落ちたときにバーナー
   にかからないようにするため。火
   に脂を近づけない……防波堤のよ
   うな役割をしているんですよね。
   土肥: 溝の形状をみると、ちょ
   っと変わった形をしていますよね
   。開発の初期段階からこのような
   形をしていたのでしょうか。
   福士: いえ、何度も実験を繰り
   返しました。最初は外側に穴を設
   けて、下に水皿を置いて、溝なし
   で試してみました。うまく脂が落
   ちると煙は出ないのですが、流れ
   落ちないことが多く、煙がたくさ
   ん出ていました。次にどうしたの
   か。溝をつくって脂を落ちやすく
   しました。
   (次回に続く)

 

 

     焼肉専用コンロ「やきまる」
     バカ売れ 5倍も    連載 6

        プレートも工夫

         福士: 先ほど「プレートの表面
         温度を210~250度にコントロー
         ルすることができた」と話しまし
         たが、それだけで煙を抑えること
         ができたわけではありません。距
         離と火力を調整しながら、プレー
        トも工夫しました。プレートに肉
        から出た脂がとどまっていると焦
        げてしまうので、煙が出やすくな
        る。それを防ぐために、効率よく
        脂を落とす通り道をつくりました。
        土肥: プレートの中心部は少し
        高くなっていて、外側に穴があり
        ますよね。
        福士: 肉を焼くと出てくる脂は、
        中心から外側に向かって落ちてい
        きます。プレートには溝があるの
        で、溝に沿って脂が落ちていくん
        ですよね。
        土肥: 落ちた脂はどうなるんで
        すか。
        (次回に続く)

 

         焼肉専用コンロ「やきまる」
     バカ売れ 5倍も    連載 5

         距離に注目

         福士: バーナーとプレートの「距
         離」に着目しました。温度をある程
         度保てて、煙の出ない位置はどこか。
          5ミリの磁石を重ねて、どこがいい
         のか。何度もいろんな距離を試しま
         した。と同時に、「火力」にも注目
         しました。多くのカセットコンロは
         2800~3000klですが、やきまるは
         900klに抑えたんですよね(kl:ガ
         スコンロの火の強さを表す単位。ガ
         スが燃えて発生する熱の量)。そう
         することでバーナーとプレートの焼
         き面の間に適度の熱がこもる構造に
         なりました。結果、プレートの表面
         温度を210~250度にコントロール
         することができ、煙の発生を抑制す
         ることができました。
         土肥: ということは完成?
         福士: いえいえ、まだまだです。
         (次回に続く)

 

         焼肉専用コンロ「やきまる」
     バカ売れ 5倍も    連載 4

   なぜ、今開発されたのか

   土肥: いや、ちょっと待ってく
   ださい。「家で焼肉をすると、煙
   が出る」といった不満は、ずーー
   ーっと前からありましたよね。イ
   ワタニがカセットコンロを発売し
   たのは1969年なので、40年以上
   前から「煙」に不満を感じている
   人はいたと思うんですよ。それな
   のに、なぜこのタイミングで「煙
   がほとんど出ない」商品が完成し
   たのでしょうか。
   福士: なぜ肉を焼くと煙が出る
   のか。調べたところ、250度を超
   えると煙が出てくることが分かっ
   てきました。じゃあ、温度を下げ
   ればいいのか。ただ210度を下回
   ると、おいしくなくなるんですよ
   ね。電気を使っているホットプレ
   ートであれば210~250度をキー
   プできるかもしれませんが、ガス
   を使っているカセットコンロでそ
   れをやるのが技術的に難しかった
   んです。
   土肥: その課題をどのように解
   決したのでしょうか。
   (次回に続く)

 

 

    焼肉専用コンロ「やきまる」
    バカ売れ 5倍も    連載 3

        開発は難しかった

       土肥: 焼肉専用のカセットコン
       ロ「やきまる」が売れていますよ
       ね。発売後、すぐに品薄状態にな
       ったので、営業で使うサンプルも
       用意できなかったとか。やきまる
       の最大の特徴は、やはり「煙がほ
       とんど出ないこと」。実際に、や
       きまるを使って肉を焼いたところ、
       確かに煙が出ない。「自宅で焼肉
       を楽しみたいけれど、煙が出るか
       らできない」といった人には、待
       ちに待った商品かもしれません。
       開発はいつごろから始めたのでし
       ょうか?
       福士: 発売の2年半前、2014年
       に開発を始めました。「焼肉専用
       のカセットコンロをつくろう」と
       なって、焼肉についていろいろ調
       べたところ「家族で楽しみたい」
       「仲間と一緒に食べたい」といっ
       た声がものすごく多いんですよね。
       ただ、不満のトップは「煙」でし
       た。「家の中でやりたいけれど、
       煙が出るしな」「煙のことを考え
       ると、焼肉店に行くしかない。で
       も価格が高い」といった声もたく
       さん聞いていました。そんな不満
       を解消するために、開発チームは
       「煙がでないカセットコンロをつ
       くろう」となりました。
       (次回に続く)

 

 

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3.飲食店辞める時 31

2017-08-04 11:19:43 | 飲食店を辞めるとき

    飲食店をやめるとき 得するには
      早めの相談が より効果的です
      ★ブログデビュー1周年記念
       第2弾

       造作買い取り業務開始

                  トップページへ  
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    焼肉専用コンロ「やきまる」new
    バカ売れ 5倍も    連載 2

   仕組みはシンプル

       「ははーん、最新のテクノロジー
       を使って、煙まで抑え込んだのか
       」と思われたかもしれないが、構
       造はものすごくシンプルである。
       中を開けてみても、センサーやフ
       ァンなどは搭載されていない。脂
       を受ける皿とバーナーがあるだけ。
       どこにでもあるような、普通のカ
       セットコンロなのだ。「焼肉店の
       ように煙の出ないコンロがあれば
       なあ」と思っていた人は多いと思
       うが、なぜこのタイミングでその
       ような商品が登場したのか。また、
       シンプルな構造にもかかわらず、
       なぜ煙を抑えることができたのか。
       商品開発を担当した福士拡憲さん
       に、その秘密を聞いた。聞き手は、
       ITmedia 土肥義則。
      (次回に続く)

 

 

     焼肉専用コンロ「やきまる」
   バカ売れ 5倍も   新連載
  
   煙が出ない

   岩谷産業(以下、イワタニ)が20
  16年8月に発売した、焼肉専用コン
  ロ「やきまる」が売れている。発売
  直後からクチコミで話題になり、い
  まも品薄状態が続いている。「年間
  で3万台売れればいいよね」(同社)
  と言っていたのに、2017年7月末現
  在で15万台を突破。 目標の5倍も出
  荷しているのだ。実物を見たところ、
  カセットコンロの上にプレートが乗
  っているだけ。これと言った特徴は
  ないように感じるが、なぜ「やきま
  る」は売れたのか。その答えは「煙
  」である。自宅で焼肉をすると、ど
  うしても煙が気になる。焼肉をする
  たびに火災報知器が鳴るので、「自
  宅では焼肉をしない」という人もい
  るのでは。そんな悩みを解消してく
  れたのが、やきまるである。つまり、
  煙がほとんど出ないのだ。
                   土肥義則 ITmedia
     (今回新連載です)

 

 

   大手苦戦の中     new
   カーブス急拡大  最終回 13    

      きもは優秀なインストラクター 

      土肥: 会員と地域にどれだけ密
      着することができるかどうかが、
      このビジネスのキモだと。
      坂本: 会員さんに「不満はなん
      ですか?」と聞くと、「大好きな
      インストラクターがいなくなるこ
      と」を挙げる人が多いんです。私
      たちがしなければいけないことは
      なにか。優秀なインストラクター
      を採用して、その人たちが働きや
      すい環境を提供し続けなければい
      けません。
      土肥: ということは、会員が多
      い店舗というのは「立地がいい」
      とか「新しい」ではなくて……。
      坂本: 「優秀なインストラクタ
      ーがいる」ところですね。
     (今回最終回有り難うございます)

 

       大手苦戦の中     
    カーブス急拡大   連載 12    

     「大変だから」運営は難しい

       坂本: 「大変だから」ではない
      でしょうか。
      土肥: 失礼な話をしますが、大
       変ではなくて、むしろ「楽」なの
       では。一般的なフィットネスクラ
       ブと違って、初期費用も10分の1
       ほどで済みますし、営業時間も短
       い。同じような広さで、同じよう
       なマシンを設置すれば、「一丁上
       がり」ですよ。
       坂本: ご指摘の通り、40坪ほど
       の場所を借りて、マシンを置いて、
       女性専用のフィットクラブですと
       いった広告を打てば、営業はでき
       るでしょう。必要な経費は、大き
       く分けて家賃と人件費のみ。その
       人件費ですが、他社はアルバイト
       を雇っていました。当社の場合、
       原則正社員。先ほどもお話しした
       通り、インストラクターは会員の
       名前を憶えなければいけませんし、
       清掃活動に参加しなければいけま
       せんし、お祭りにも参加しなけれ
       ばいけません。ほかにも、さまざ
       まなことをしなければいけません。
       (次回最終回お楽しみに)

 

      大手苦戦の中     
  カーブス急拡大   連載 11    

   居心地いいはダメ

      坂本: はい。会員さんの満足度
      を上げると同時に、成果も出して
      いただく。そうすることで退会率
      を大幅に下げることに成功しまし
      た。ただ、居心地のいい場所にす
      るのはよくないんですよね。
      土肥: どうしてですか? 会員
      にとって居心地のいい場所のほう
      がいいでしょ。
      坂本: カーブスに行くことを楽
      しみにしていただくのはうれしい
      のですが、楽しみにしているだけ
      ではダメなんです。やはり、きち
      んと運動して、自分が考えている
      成果に近づいていただきたい。
      土肥: いまは1801店舗に対し、
      会員数は80万人。ということは、
       1店舗当たり444人。300人の壁
      を大きく超えたことで、このよう
      なことを考える人が出てくるので
      はないでしょうか。   「カーブス
      という店舗が増えている」「儲か
      っているようだな」「ウチらも同
      じようなことをして、ひと山当て
      ようぜ」と。でも、同業他社は少
      ないですよね。しかも、100店舗
      を超えているところはひとつもな
      い。なぜカーブスは店舗数も増や
      せて、会員数も増やせたのに、他
      社はできないのでしょうか。
      (次回に続く)

 

  

 

      大手苦戦の中     
   カーブス急拡大   連載 10   

  会員数を増やすために

  土肥: 2005年に創業したものの、
  会員がなかなか集まらなかった。
  でも、クチコミが広がって、2007
  年の6月には、店舗数481店に対し、
  会員数13万人。いい感じで、伸び
  ていますよね。
  坂本: いえ、ダメですね。損益分
  岐点として会員数は1店舗当たり30
  0人を超えなければいけません。 こ
  のころは270人ほどなので、まだま
  だですね。店舗数は伸びていたので
  すが、300人の数字を突破すること
  ができなくて、苦労しました。
  土肥: 2009年11月の数字をみる
  と、店舗数770店に対し、会員数は
  28万人。1店舗当たり363人なので、
  このころにはチャリンチャリンと儲
  かっているわけですね。
  坂本: なぜ、300人の壁を突破す
  ることができたのか。会員さんの悩
  みは、人によって違いますよね。痩
  せたい人もいれば、運動したい人も
  いれば、腰が痛いという人もいる。
  1人1人の悩みが違うのですが、イン
  ストラクターは全員の情報を把握し
  て、その人に合った指導をすること
  にしました。ちなみに、会員さんは
  下の名前で呼んでいます。
  土肥: えっ、ということは、イン
  ストラクターは400人ほどの名前を
  憶えて、その人の悩みも把握してい
  ると。膝が痛い人がいれば、「この
  マシンは気をつけたほうがいいです
  よ」と声をかけているのですか?
  (次回に続く)

 

 

     大手苦戦の中     
     カーブス急拡大   連載 9   

   口コミで広がる

   坂本: かもしれません。ただ、
   多くの人は「健康になりたい」「
   運動不足を解消したい」と思って
   いるのではないか。ただ、“自分ご
   と”として受け止めることができて
   いないので、動いてくれない。そ
   うした人はどうやったら動いてく
   れるのか。「自分と同じくらいの
   体型だった人が、急に痩せた。ど
   うしたの?」と聞いて、「実は、
   カーブスというところに通ってい
   て……」といった会話をして、初
   めて腰をあげてくれることが分か
   ってきました。つまり、クチコミ
   ですね。当社はフランチャイズを
   導入していて、オーナーさんは地
   元で何らかの事業をしている人が
   多い。そうした状況を生かして、
   各店舗は地域密着に徹してもらう
   ことにしました。例えば、新店が
   オープンする際、地元の商店街に
   は必ずあいさつに行く。お祭り
   に参加する、掃除に参加する、と
   いった地道な取り組みを継続する
   ことで、紹介の輪が広がっていき
   ました。
   (次回に続く)

 

 

     大手苦戦の中     new
     カーブス急拡大   連載 8   

    コンサルの経験通用しない

         先ほども申し上げましたが、私はコ
   ンサル経験があるので、創業前は「
   なんとかなるかなあ」と楽観的に考
   えていました。もちろん、適当な話
   をしているのではなくて、「販売促
   進費をこのくらい使えば、このくら
   いの効果があって」といった数字上
   の予測を立てていました。コンサル
   時代はそれでうまく回っていたので
   すが、いざ自分が会社を運営してみ
   ると、全く通用しないことが分かっ
   てきました。そのとき、気付いたん
   です。だから、大手企業は女性専用
   のフィットネスクラブを運営しない
   のかと。
   土肥: き、気付くのが、遅すぎま
   せんか。
   (次回に続く)

   

        大手苦戦の中     
    カーブス急拡大   連載 7

   だから、大手は参入しない

   土肥: 2005年に創業して、店舗
   数はどんどん増えていきました。ま
   た、会員数も伸びています。施設を
   オープンしたら、会員はすぐに増え
   たのでしょうか?
   坂本: いえ、ダメでした。出店し
   たとき、新聞の折り込みチラシやポ
   スティングなどを行ったのですが、
   ほとんど効果がありませんでした。
   なぜ効果がなかったのか。認知度が
   低いこともあったのですが、若い人
   にとっては“自分ごと”に感じること
   ができなかったんですよね。営業時
   間に行けないので、チラシを見ても
   ゴミ箱に。では、ターゲットにして
   いる人はどうだったのかというと、
   同じように“自分ごと”ではなかった
   んですよ。そもそも運動するつもり
   がないので、チラシを見ても「自分
   には関係ない」と思っていたようで
   す。
   (次回に続く)

 

    大手苦戦の中     
    カーブス急拡大   連載 6

    行かない理由

          土肥: なるほど。話は変わりま
          すが、一般的なフィットネスクラ
          ブには鏡があって、シャワーがあ
          るのに、カーブスにはないですよ
          ね。
          坂本: 他のフィットネスクラブ
          に通った経験がある人は、不満を
          感じるかもしれません。ただ、「
          鏡がある」「シャワーがある」こ
          とは“フィットネスクラブに行かな
          い理由”でもあるんですよね。
          土肥: 行かない理由? どうい
          う意味でしょうか?
          坂本: 「運動をして痩せたい」
          と思っている人って、自分の姿を
          あまり見たくないですよね。あと、
          運動したあとに、シャワーを浴び
          ると、化粧をしなければいけませ
          んよね。そうすると、半日仕事に
          なってしまうので、行かない理由
          になってしまう。ということで、
          鏡をなくして、シャワーもなくし
          ました。一般的なフィットネスク
          ラブって、サウナがあったり、プ
          ールがあったり、ジャグジーがあ
          ったりしますよね。そうすると、
          出店費用がものすごくかかってし
          まうんです。数億円。一方のカー
          ブスは、部屋の中にマシンを置い
          たら「カーブス」になるんですよ
          ね。費用は2000万円ほどなので、
          出店もしやすいのかなあと。
          (次回に続く)

 

 

             大手苦戦の中     
      カーブス急拡大   連載 5

           鏡、シャワーを設置しない理由

             坂本: なぜ平日の営業時間が短い
             のか。また、なぜ日曜・祝日は休み
             なのか。働いていない女性をターゲ
             ットにしたからなんですよね。「働
             いている女性にも……」と考えると、
             営業時間を長くしなければいけませ
             ん。そうすると、既存のフィットネ
             スクラブとの戦いになってしまう。
             土肥: コンサル的に言うと、レッ
             ドオーシャン(競争の激しい既存市
             場のこと)の世界にざぶーんと飛び
             込むようなことはしたくないと?
             坂本: はい。出店場所も多くの人
             が集まる繁華街ではなく、ターゲッ
             トにしている人たちが通いやすい場
             所にしました。例えば、家の近所で
             あったり、スーパーの近くであった
             り。私たちは営業時間を短くするこ
             とで、ターゲットを絞り込みました。
              一方で、「いい人材を採用したい」
              という狙いがありました。
             土肥: どういう意味でしょうか?
             坂本: 私たちはインストラクター
             に、さまざまなことを求めることに
             しました。会員さんとのコミュニケ
             ーションをうまくとってほしい、地
             域との交流を図ってほしいなど。そ
             れを実行してもらうために、正社員
             を採用することにしました。しかし、
             「夜遅くまで働かなければいけない
              」「日曜日も祝日も休めない」とい
             う条件では、優秀な人材を採用する
             ことが難しいかもしれない。このよ
             うに考え、過酷な労働条件にしない
             ことによって、たくさんの人と一緒
             に働くことができました。
             (次回に続く)

 

 

          大手苦戦の中     
    カーブス急拡大   連載 4

          日本国内の店舗は全て統一条件 

          土肥: そこはコンサル的な発想で
          すね。

           坂本: 米国のカーブスは店によっ
          て広さが違ったり、会費が違ったり、
          マシーンの台数が違ったりしていまし
          た。こうした状況をそのまま導入して
          も、日本で成功させるのは難しいなあ
          と感じました。なぜか。例えば、ハン
          バーガーの価格をみると、米国は地域
          によって違いますよね。都市部は高く
          て、地方は安い。でも、日本では東京
          でも北海道でも沖縄でも、同じ価格の
          ところが多いですよね。同じ価格とい
          うことは、同じサービスを提供しなけ
          ればいけません。ということで、広さ
          もほぼ同じにして、会費も同じにして、
          マシーンの台数も同じにしました(会
          費:月6700円、1年契約の場合:月5
          700円【いずれも税別】)。あと、営
          業時間も変えました。米国では店舗に
          よって違っていましたが、日本では平
          日が午前10時から午後7時まで(午後
           1時から午後3時までは休み)。土・
          日・祝日は米国と同じで、土曜日は午
          前10時から午後1時まで、日曜・祝日
          は休み。
          土肥: ちょっと営業時間が短くない
          ですか。午後7時で終わりって。一般
          的なフィットネスクラブだと、その時
          間帯から利用する人が多いような。
          (次回に続く)

 

          大手苦戦の中     
     カーブス急拡大   連載 3

           女子会のような感じ

            土肥: カーブスは米国で1992
            年に誕生して、いまでは世界80
            カ国以上で展開しています。米
            本社からマスターライセンス契
            約を受けて、日本では2005年に
            事業を始めたんですよね。どう
            いった経緯で女性専用のフィッ
            トネスクラブを始めようと思っ
            たのでしょうか?
            坂本: 以前、私は経営コンサ
            ルティング会社で働いていまし
            て、そこでフランチャイズの仕
            事に携わっていました。フィッ
            トネスクラブの仕事はよく分か
            らなかったのですが、「米国で
            女性専用のフィットネスクラブ
            が成功している」という話を聞
            き、気になったので現地に足を
            運びました。現場を見て、衝撃
            を受けました。会員さんは若い
            人ではなくて、40~50代の女
            性が多かったんですよね。運動
            をしながら隣の人とおしゃべり
            をして、多くの人が楽しそうに
            していました。
            土肥: まるで女子会のような
             感じ?
            坂本: ですね。私たちはフィ
            ットネスクラブを運営した経験
            がありませんので、どのように
            すれば米国のカーブスを日本に
            導入できるのかよく分かりませ
            んでした。これまでにない形の
            フィットネスクラブは受け入れ
            られるのか。施設はどうすれば
            いいのか。さまざまなことを考
            えました。ただ、当時は団塊世
            代の多くが定年を迎えていまし
            たので、そうした層をターゲッ
            トにすれば、ビジネスが成立す
            るのではないかと考えたんです
            よね。
            (次回に続く)

 

 

            大手苦戦の中     
     カーブス急拡大   連載 2

     カーブスが大きくなる、なぜ

            施設の中をよーく見ると、いくつ
            か気になったことがある。一般的
            なフィットネスクラブには鏡があ
            るのに、カーブスには1枚もない。
            運動をしたあとに汗を流したい人
            がいるはずなのに、シャワーもな
            い。簡素な設備にもかかわらず、
            なぜ急速な勢いで成長しているの
            か。もう1つ疑問がある。「カー
            ブスの店が増えている」「会員数
            も増えている」「儲(もう)かっ
            ているみたいだ」といった情報を
            聞くと「ウチも似たようなことを
            やってみるか」と山っ気のある人
            がうじゃうじゃ登場してもおかし
            くないのに、同じような業態は少
            ない。あっても、店舗数は100店
            を超えていない。なぜカーブスだ
            けが大きくなって、他社は大きく
            なれないのか。その秘密を知るた
            めに、カーブスジャパンの坂本眞
            樹社長兼COOに話を聞いた。聞き
            手は、ITmedia ビジネスオンライ
            ンの土肥義則。
            (次回に続く)

 

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