ツークラ関東GUMI

ツーリングクラブ関東GUMI

バイク好き、ボルティー好きの仲間が集まって作ってます。
元Volty関東組

「力が欲しいか?」と脳内に響けば

2019年03月21日 | けんたの部屋

「力が欲しいか?」と脳内に響けば




走行距離1万キロを超え、とうとうタイヤが終わった。
とは言ってもフロントは残っていてまだ走れそうなのだけれど、リアがもうダメなの。






4月の後半からロングツーリングに行く予定なのだけれど、「それを終えるまでなんとかならなかなぁ」と考えるけれど、
途中でカーカスなんか露出しちゃって、土地勘もないところでタイヤ交換できるところを探すのも手間だし、サイズを在庫しているとも限らない。
まぁ元々標準タイヤは固くてあめの日には壊滅的にグリップしないから、多少フロントが残っていても一緒に替えることにするよ。



その日は早くに出て、「ドコかのオープンカフェで、優雅に朝食」と思うも、家で朝ご飯を頂いてしまったからゆっくり出ることに。
が、油断し過ぎて、思った時間より少し遅れてエンジンに火を入れる。
焦って走ると碌なことにならないのは古からの常。
焦らず急いで行くよ。



途中、程よくストレートで登り、頂点で左に曲がり、そのまま下って行く道があって、その少し手前でリッターと一緒になる。
勝負する気もないし、どのみち加速でかなり置いて行かれるけれど、何とか頂点の左カーブのインを取ろうと少し追いかける。
大分差はあって、まったくインを突くことは難しいけれど、立ち上がりで何とかしたいとコーナー1/3程度の辺りから全開にするのだけれど、
リッターはするすると離れていく。

今、マンガみたいに

「力が欲しいか」↜(╰ •ω•)╯ψ




と脳内に響いたとすれば、戸惑いもなく「欲しい」と言うだろう。
でも、こんなことで魂を捧げたり、地獄に落ちることを代償にはしないけれどね。




約束の時間は10時。
10分前についたけれど、お店のシャッターは閉まったまま。
しゃーなしなので、そのままシャッターの前で待つこと数分。
ガラガラとシャッターが上がり、中から店員さんが出てくる。
10時に予約していることを告げると、そのまま待合室へ案内される。
待つこと20分弱で交換は終わったよ。








タイヤはダンロップと決めているの。
ウチの両親が車の商売をいる関係で、バイクはバトラックス、車はポテンザと全部ブリヂストンだった。
ずーっとブリヂストンだったのだけれど、ボルティやZXRでサーキットを走った時にさ、
マイナーなタイヤに対して、ブリヂストンはラインナップがなく、ダンロップだけが対応してくれていたの。
商業的にはブリヂストンが正しいのだろうけれど、ユーザーとしてはダンロップがありがたかった。
だから、それからはダンロップのタイヤばかり履いているのさ。




馴らしも必要だから、適当に小石川辺りをフラフラするよ。
相も変わらず、自分の住んでいるトコロとの雰囲気の違いを見るのは楽しい。




帰り道。
信号に引っかかるついでにすり抜けて、カッコいい外車の前にでる。
「こういった車が本気になると、まったく敵わないんだよなぁ」と思いながら、
遅く走って迷惑にならないよう、青に変わると同時にスロットルをストッパーまでひねる。
途端、視界の端に外車のノーズが入ってきて、交差点を抜けるころには車1台分の差ができ、そのまま加速をやめずに離れていく。
ここでも「力が欲しいか」と脳内に響いたとすれば、戸惑いもなく「欲しい」と言うだろう。
もっとも、バーグマンの車体とタイヤのキャパで、あれに勝てるパワーだと支えきれないよね。

遠ざかるテールランプを見ながら、「いいなぁ。ああいう車もほしいなぁ」と益体もなく思うのであった。





あなたは力が欲しい?
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荒涼とした風景は寒さを一層厳しく感じさせる

2019年03月10日 | けんたの部屋

昨日(9日(土))は突然決まったツーリングに行こうと早起きしたけれど、中止になった。
天気は良くなるというものの、抜けた空では熱も抜けるわけで、非常に寒かったから、中止になったのも結果としては良かったのかもしれない。






荒涼とした風景は寒さを一層厳しく感じさせる



2月26日は仲の良い同僚がドイツへ帰る前の日で、帰る前に何かしたいというコトでボーリングを部のみんなで楽しむことになっていた。
遠いところでやるし、夜遅くなると次の日会社に行くのがつらくなるというコトで、翌日の27日(水)は有給を取っていたのだけれど、楽しいボーリングは意外と早く終わり、帰って来れば翌日がそんなに辛くなるような時間ではなかった。
風呂に入りながら、「これなら会社に行けるなぁ」と一瞬思うが、そんなに会社に行きたいわけではないのでやっぱり休むコトにする。




ゆっくり寝ているつもりだったのに、ちび子がお嫁様を起こすがなり声でいつものように目が覚めてしまった。
「そのまままた寝る」という選択もあったのだけれど、もう寝れないので起きていくと、「あれ、お父ちゃん起きたの?」とちび子に言われるが、あれで起きないヤツがいるなら大したもんだ。


起きたからには何かしなきゃと考えると、特に何もない。
それでも頭をぐるぐる回すと、旧天城峠が思い出された。
別に何世代か前の身内が苦労して峠を越したワケでもないけれど、旧トンネルまでは林道らしく、走りやすいとの噂も聞くので是非行ってみたいと思っていた。
出来れば泊りで行ければよいのだけれど、まぁやる事もないのだし、思い付いたが吉日というコトもある。
そそくさと支度をして外に出てみれば曇り空でもって寒い。



「まだ6時だから」
ここで思い留まってシューティングレンジに行くことにすればよかったものを「せっかくだから」とそのまま出てしまったけれど、大きな通りに出て速度が上がると、ハンドルカバーを付けてこなかったことに気づきすごく後悔する。
なのに戻ってハンドルカバーを付けてくるというのが面倒ときた。
予報は曇りのち晴れだから、「しばらく走って太陽が出てくれば何日か前の天気のように暖かくなるに違いない」と根拠もなく思い込むコトにしてハンドルカバーを付けには戻らない。



普段は246の取り付けまで1時間くらいかかるのだけれど、幸か不幸か30分くらいで246は過ぎていく。
ここからすぐに東名の入り口なのだけれど、角のマックに入り、渋滞にあくせくする車を眺めながら「朝、ゆっくり飲むコーヒーはいいねぇ」などと言い放った後に帰ればよかったのに、そのまま東名にあがる。



高速に上がれば速度が上がり、寒さは増す一方。

この時はいていたオーバーパンツは、実は去年の秋、今まで穿いていた農業用のオーバーパンツ(割引値段で500円)も10年以上経つし、防水もないし、いつ切れたりして使えなくなるか分からないからちゃんとしたのを買おうと、作業用品店で散々悩んで買ったものだった。
これがあまり防寒の役に立っていない。
そりゃ無いよりは全くよいのだけれど、農業用オーバーパンツのほうが温かい。
寒さにやられて気持ちが萎える。
こんなんだから次のICで降りればよいものを、なぜか降りずにそのまま進む。
横浜町田で降りることを考えるも、上り車線は絶賛大渋滞。
保土ヶ谷バイパスも同じと思うと降りる気にならず、次の厚木インターの渋滞はもっと酷かった。
ここで降りて246を行くなんて苦行だ。



高速は標高を上げていくのか、気温はどんどん下がっていく。
比例してテンションも下がる。
こんなに気乗りしないツーリング初めてだ。
適当なSAに入り、パンを齧る。
お腹が充ちれば少しは気力が出るもので、休憩もそこそこにバーグマンを走らせる。
今回も地図を持って行っているけれど、「たまには使わなきゃ」と全線ナビ任せで走ったから、道を全く持って覚えていない。
ナビに云われるまま走り、伊豆縦貫道を降りると桜が咲いていた。
桜を見ると嬉しくなりそうだけれど、酒も飲めなきゃ気温も低いかものだから、大して嬉しくもない。





細い道など抜けたりしていつの間にか林道になり、そのトンネルについた。
林道はフラットでとても走りやすく、ついアクセルを開けたくなるのだけれど、そういうバイクでもないし、そもそもダートでバイクを制御する技術もないから、トコトコと進む。


天城山隧道




ちゃんと石をアーチに組んでいて、同じ隧道でも千葉の物とはエライ違いだ。
こういったトコロは県民性の違いなのか?
千葉県民がいい加減で、静岡県民が生真面目なんていう研究結果はないけれど。
この隧道を眺めていて、どこかで似たような隧道を見た気がすると頭をぐるぐる回してみると、旧笹子トンネルとよく似ている。
山梨県民も生真面目か?でも千葉の方が面白いと思う。
そんな益体もないことはどうでもよく、隧道を抜けてゆく。



次に向かうは「修善寺」。
修善寺には3年前ほど前に行ったことがある。



その時はある集まりの付き合いで行ったのだけれど、どこに行くかとかあまり興味がないためどこに行くかを知ろうともせず、ただバスに揺られて行ったのだけれど、じつはその時の宿は修善寺の近くだった。
宛がわれた5人部屋では喫煙者が多く、とても部屋にいることができずに夕食後宿を出てふらふらしていると、今と違って誰もいない竹の小道なんかを見つけて喜び勇んで写真を撮って遊び、その時にお寺様を見つけて、その翌日は早朝からそのお寺様の写真を取りに行き、近くにある足湯も貸切状態で楽しんだのだった。
そのお寺様がいま思えば修善寺だった。
だから今更観に行くこともないのだけれど、前に行ったときは早朝過ぎてご朱印を頂かなかった。
なのでそれをもらいに行くのだ。



途中、面白そうな脇道に入ると、思った通り林道となっていてどこへ続いているか分からないけれど楽しんで走る。
が、10分も行かないくらいで道はなくなっている。正確にはまだ先があるのだけれど、バーグマンではとても進む気にならない状態だ。







OFF車だったら。と思う。Vストーム250には是非DTCを付けてもらいたい。





修善寺へ着くと、平日にもかかわらずヒトが多い。
観光地だからヒトが来なければ商売上がったりだが。



ご朱印を頂くだけで周りを観ることはないし、バイクだからそこら辺へ停めてもよさそうなのだけれど、「バイクがこんなところへ停めてある。邪魔だ」と思われるのが嫌で駐車場へ入れる。250円。
境内へ入り、ご朱印をもらって戻るまで約10分。
たかが250円。されど250円。何となく損をした気分。


駐車場を出る寸前。そこら辺へ停めてあるバイクを発見する。
なんだかなぁ。と思う。




目的は果たしたから、あとは帰るだけである。
せっかく来たのだから。と伊豆スカイラインを目指すけれど、スカイラインだけに標高がズイズイと上がっていくものだから、どんどん寒くなっていく。
眼に入ってくるのは曇り空と茶色もしくは白いススキの残骸や山肌に張り付いている白いなにか。
荒涼とした風景は寒さを一層厳しく感じさせる。
山を下りれば少しは暖かくなるかと期待をするも、亀石峠を越えてもやっぱり寒い。
しかもお腹が空いた。
適当に地元のお店に入りカレーを食べ、夕方の渋滞に巻かれないように高速を一目散に目指す。


思いつきで横浜町田ICで降り、保土ヶ谷バイパスへ入る。
第三京浜へ乗り継いでもよかったけれど、久しぶりに三ツ沢まで出て帰ってきた。
家についても相変わらず曇り空だけれど、あめが降らなかっただけ幸運だったかもしれない。




綺麗なのは桜だけではなかった。

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