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坂本龍馬 神戸編

2010-08-20 | 街角の話し
龍馬達が世界への出航を夢見た場所・・・神戸

ここに龍馬関連の場所があります。


神戸市立博物館で美術展を見た後で訪れるのには最適です。



神戸海軍操練所跡

日本海軍の発祥地。
安政2~6年(1855~1859)に長崎海軍伝習所が開設されていたが、この神戸の操練所は、
日本国を防衛するという意識で元治元年(1864)5月開設され、本格的な海軍養成を目指した。

 ここで、勝海舟は、勤王(朝廷側)、佐幕(幕府側)のいずれを問わず、塾生を教育した。
その中から倒幕運動に参加するものもあったが、幕府の重役である海舟は、それに寛大であった。
しかし、開設まもなく、幕府は操練所が勤王派をかくまう場所とみなし、これを元治2年(1865)3月に閉鎖した。

 日本近代化の夜明けを準備し、新しい日本の進むべき道を展望し、
それへの筋道を広い視野で思考し、命をかけて活躍した勝海舟、坂本龍馬をはじめ、操練所に関わった人々がこの地で活躍していたのである。

写真の右に少し写ってるのが、阪神高速です。美術館の入り口から、まっすぐ海に向かって歩くと、ここに来ます。



碑の前に、本のように開いてるのに、碑文が書かれている。長文です。

神戸海軍操練所跡由来

 万延元年〈1860年)一月、幕府は遣米修好使節団を公式に派遣した。
その際、勝海舟は、臨丸〈300トン)の艦長として、万里の波浪とたたかいなが ら一行の護衛と海洋技術習得の大任を果したのである。
これ、日本人による最初の太平洋横断であり、わが航海史上、特筆大書すべき壮挙であった。

 文久三年(1863年)四月攘夷の世論ようやく急を告げ、徳川家茂は摂海防備のため阪神海岸を巡視した。
当時海舟は軍艦奉行並の職務にあって、これに随行し、神戸港が天然の良港であり国防の要港であることを力説した。かくてここ小野浜の地に海軍操練所の創設をみたのである。

 この神戸海軍操練所は兵学校、機関学校、海軍工廠を総合した観があり大規模な組織であった。
勝海舟はここに天下の人材を集め日本海軍の礎を築き、海外発展の基地をつくろうとした.その高風を仰ぎ、来り学ぶ俊英二百の多きを数え、坂本龍馬、陸奥宗光、伊東祐享など幾多有為の人材が輩出したのである。
 元治元年=1864年〉海舟は禁門の変に操練生の一部が反幕軍として参加したため、激徒養成の嫌疑を被って解職され、操練所もまた翌慶応元年(1865年)三月、ついに閉鎖されるの止むなきに至ったのである。
当時は、この「記念の錨」から東へ長くひろがり、南は京橋詰から税関本庁舎を望むあたりの、長方形の入堀約一万坪の一帯が海軍操練所であった。惜しくも現在では阪神高速道路の下に埋めたてられて当時の盛観をしのぶに由もない
 今はただ遠く諏訪山公園からこの地を見守る勝海舟直筆の碑文を仰ぐことのできるのがせめてもの救いである。

ここに当時を偲び郷土を愛する人びとに、この記念碑を捧げる。
昭和四十三年十月建之



ここから、元町の方に少し歩くと、「みなと公園」という小さな公園がある。



海軍営之碑

右が海軍営之碑。左が顕彰碑 こちらが裏側。




海軍営之碑 の表側。

実は、これは残念ながら複製なのだ。
本物は、ここから少し遠いが、諏訪山公園にある。--いつか行ってみたい。

この碑は神戸海軍操練所内に建てる予定で作成中だったが、完成を待たずに閉鎖されてしまった。
そこで、勝の知遇を受けていた神戸村庄屋生島四郎太夫が引き取り、別荘に保存していた。
大正4年11月、神戸市に寄贈されて諏訪山公園に移された。
その後、ゆかりの当地に複製が昭和48年5月に建立された。

碑の上部の文字は、川家達(とくがわ いえさと)徳川宗家16代当主。

碑文は

文久三年歳次癸亥四月二十三日

大君駕火輸船巡覧摂播海浜至干神戸相其地
形命臣義邦使作海軍営之基夫吾邦方今急務
莫急干海軍将以此営為始英旨振起士風実在
干是可謂当時之偉図而千歳鴻基也 願大君
踞床指画之処恐其久而湮没也 臣義邦謹勅
干石以胎永世云

元治元年歳次甲子冬十月八日
軍艦奉行安房守勝物部義邦撰

と書かれている。



公園の直ぐ後ろ。

龍馬の描いた、日本が見えるか?


坂本龍馬を訪ねて 京都洛中編
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