goo

ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち

2009-07-11 | ア-トな話し
国立国際美術館
2009.6.23~9.23

主催者の宣伝文句

"ルーヴル美術館の全8部門のうちイスラム美術部門を除く7部門から厳選した約200点の作品で構成され、ルーヴルが所蔵する唯一の子どものミイラをはじめ、日本で初めて公開されるものも多数含まれます。時代は古代から19世紀後半まで、地域的にもヨーロッパにとどまらず、エジプトやオリエントにまで視野を広げることによって、子どもに注がれてきた様々な眼差しを多角的に捉えます。"

あまり期待してませんでした。(笑)

アッチコッチから集めて見ましたが、目玉がないのでミイラはどう?

そんな感じがしてしまいますね。(言いすぎです。スミマセン)

そんな中、この作品は目立っています。

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
《聖母子と聖ステパノ、聖ヒエロニムス、聖マウリティウス》

さすがにティツィアーノ。
しかし、この作品は真筆であるか長く議論されていたという。



ディエゴ・ベラスケスと工房

《フランス王妃マリー=テレーズの幼き日の肖像》

ウィーン美術史美術館にある全身像のレプリカと言われ、部分を切り取った物。



《少女のミイラと棺》

ルーヴルに所蔵される唯一の子どものミイラであり、またミイラと蓋付きの棺がセットで完璧に保存されている貴重品。



ジャン=バティスト・ドフェルネ 
《悲しみにくれる精霊》

う~ん。この展覧会、これで良かったのかな?と悩んでるわけではない(笑)

ショップではガチャポンがありました。
出てきたのがこれです。


《台車にのったハリネズミ》

おもちゃか?という雰囲気で展示してますが。
そんなはずはないですよね。無理やり子供に関連付けです。
中期エラム時代(前12世紀)ですよ。
神に捧げたものでしょう。

ルーヴルて、何でもあるのだなと感心してしまいます。
でも、ふと思うのです、今回展示されているものはルーヴルに行っても
展示されてないのだろうな。
そういう意味では貴重かも知れない。

ルーヴルの博物館展、大英博物館がやってもおかしくない内容です。
そちら方面が好きな人には、絶好の展覧会かも。


同時に、この展覧会もやってます。





やなぎみわ「婆々娘々!(ポー ポー ニャンニャン)」展

やなぎ みわ(1967年 - )は日本の現代美術家。神戸芸術工科大学先端芸術学部メディア表現学科准教授。

兵庫県神戸市生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。学生時代は工芸を専攻。

展示方法は、凝ってます。

細い通路を抜けると、白黒写真のコーナーがあったりします。

パンフレットの作品の展示場所はすごい。
このテーマの作品が5点程、等身大以上の大きさで展示されていて圧倒されます。
黒いテントの中をかがんで覗くと、映像があったりします。

少し前に見た

杉本博司 「歴史の歴史」 国立国際美術館

と感動が違うのですね。何だろう?

「やなぎ みわ」の作品は、作者の意図するところを作っているのです。
だから、良く分かるのですね。
「杉本博司」は自然の作品、もちろん意図して撮ってるのですが。
結果は、見る人によってブレて来ますよね。

良く分からない方が、よりアート性が高いのかも。
goo | コメント ( 2 ) | トラックバック ( 0 )
 
コメント
 
 
 
美術館行かれたんですね~ (ヤスイ オレンジ)
2009-07-13 22:26:50
ジャン=バティスト・ドフェルネ 
《悲しみにくれる精霊》
の写真が、やけに気になります。

前からこの展示は気になってたのですが、
もう行かれたんですね。

結局、安藤さんの展示行けなかったです。。。
 
 
 
投稿ありがとうございます (kazu_san)
2009-07-14 21:03:32
ヤスイオレンジさん初投稿ですね。
建築ファンにしては、安藤さんの展覧会の見逃しは残念ですね。
週末は食べることで忙しいようで(笑)

《悲しみにくれる精霊》

実物は、もっといいですよ。

今日の朝日新聞の夕刊によると

京都のルーブル展は初級者用

大阪のルーブル展は中級~上級者用
だって。

新聞に載る展覧会評は、まったく信用してません。自社の主催展覧会を褒めるだけ。
クチコミの方が信用できますよね。

彫刻に興味あるなら、大阪も、お奨めかも。
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。