村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

命なりけり小夜の中山

2024-05-07 21:03:12 | お勉強

 西行
年たけてまた越ゆべしと思ひきや命なりけり小夜の中山

若いときに越えた小夜の中山
年老いた今又越えるとは思いも見なかったよ
命があればこそだ

文治2年(1186年)69歳の西行法師が
東大寺再建の勧進のために
奥州藤原氏のもとへ赴く途中で、
若かりし頃、
小夜の中山を通ったことに
思いを馳せ詠んだ

小夜の中山は
旧東海道の
日坂宿と金谷宿の
間にある
小夜の中山峠
急峻な坂の続く
街道の難所
うっそうとした樹木に埋もれ、
当時は山賊なども横行したため、
大の大人でも峠越えは容易ではなかった

大名物漢作唐物の安国寺肩衝は
もと「有明肩衝」といい
また別名を
この和歌から名付けた
「中山肩衝」

今日は読売カルチャー

 

写真は新しく見つけたイタリアンの店

これを見てランチにグラスワイン頼んだ

 

 

コメント
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