村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

雛祭る

2014-03-05 23:36:42 | 村雨庵 稽古 
雛祭る都はづれや桃の月 蕪村

三月の水曜稽古
朝から、しとしと雨が降っている
雨が降るとお休みする生徒がいる
今日もカズ様とくましょうさんが・・・
さわわさんはお仕事でお休み
と言う訳で昼は生徒ゼロ
稽古日に誰も来ないのも寂しいものだ
ゴロゴロしていたところ
早めにサカチカさんが来た
3月30日に茶事をする
その道具を実際に取合せてみた
今回はほとんど本人の道具をつかう
箱から出して並べて見て一部を変えた
道具を出したり、戻したり
結構な運動量であり、面倒でもあるが
茶事までのこういう作業が実に楽しい
茶の客にはいくつになってもなれるが
茶事や茶会を開催する亭主になるは
年齢や環境の限界がある
そして人生は短い
たから
必死で茶をするのだ・・・
私も


今月は旧暦の三月
稽古は雛まつりの取合せ
水屋にはそれらしき道具を出した
糸巻きの棗 菱形の徒然棚
釜は釣り釜、茶碗は雛の色絵に桃の茶碗
香合は菱餅と雛人形、青磁の桃もある
誰にでもわかりやすい 
それも
ちょっとは楽しいが
毎回、同じでは飽きがくる
飽きないように考えよう


軸は立雛 筆者は鈴木松僊
鈴木松僊は円山派の画家・鈴木松年の長男 
京都に生まれる
明治5年生まれ大正7年 69歳で没す




雪洞のあかりをつけると
ほんのり明るく
なんだかいい気分だ
三月だけの楽しみである



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