都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
先日ブログを見ていると「北海道の人はアイヌ語で会話している。自分たちが話しかけると、標準語になった・・・・。」というようなことが書かれていました。何処かの売店での話しらしいのですが、そんなことはありません。
現在アイヌ語は消滅しつつある言語で、話せるのは80歳以上のアイヌの方だそうです。研究者は、アイヌ語は文字を持ちませんので、レコーダーを持って訪問し、ローマ字で書き取り、辞典を作成しています。しかし、相手が高齢のためなかなか作業がはかどらないようです。人により発音や意味に多少の差異があり、大変なようです。
ということで、アイヌ語と北海道弁は全く別の言葉です。アイヌ語の影響を受けているかどうかは、否定も肯定もできませんが・・・。
北海道新聞社「マンガほっかいどう弁」を参考に、北海道弁を紹介しましょう。
「あかとり」寝具のシーツ、敷布のこと。肌着のことを言う場合もある。
「あきあじ」秋に川に上ってきた鮭。秋味。秋以外の鮭は、「ときしらず」
「あずましくない」ゆっくりしない。気持ちが落ち着かない。
「あっためる」隠しておく。盗む。(盗むというよりは、ちょっとと何処かに置く感じ。)
「あっぺ」反対。逆。「あっぺこっぺ」とも言う。
「あまされる」嫌われる。仲間はずれにされる。語源は余されるだろう。
「あめる」食べ物が変質する。例「このご飯すっぱいにおいするよ。」「あめてんだべ。」
「あんかおろす」どっしりと腰を落ち着ける。あんかは英語のアンカー(いかり)のこと。
「あんこ」もともとは、商店の少年店員のこと。転じて小学校上級生から中学生くらいの男の子。
「あんちゃ」「あんこ」より少し上の年齢層の男。
「いいふりこき」見栄っ張り。派手な人。
「いさばや」魚屋。魚の行商人。「五十集屋」と書く。
「いずい」目にゴミが入ってゴロゴロする感じ、又は着物が窮屈な感じを表す形容詞。
「いたましい」惜しい。もったいない。物だけでなく、人にも使う。「いたわしい」とも言う。
「いっちょうまえ」一人前の意味。漢字を当てると「一丁前」
「おがる」成長する。人以外に、動物、植物、毛髪などの成長にも使う。
「おぞい」粗末、劣っているという意味の形容詞。
「おっかない」怖い。恐ろしい。「おっかね」ともいう。北海道弁で「こわい」は別の意味になる。
「おん」家畜の雄のこと。「おんた」ともいう。雌のことは「めん」「めんた」という。
「おんこ」イチイの木のこと。
「おんちゃ」「おんちゃん」弟。次男以下の男の子。
以上、ア行の言葉をかいつまんで、書いてみました。今の子供たちには既に通じない言葉もあります。方言が無くなっていくのは寂しいですね。
したっけ。2009.06.28