18日、大坂南の道頓堀でビル2棟の火災。
大阪市消防局の二人が消火活動中に亡くなるという痛ましい結果となった。
連日にわたって報道が続いているが、ぼくにはまだわからない点がある。
1 看板類の適否
ひとつはビル前面に張られた看板類のこと。
ニュースで流された火災の様子では、
1階からの炎が急速に上に広がっていくのがわかる。
耐火構造といわれるビルは、
一般に出火しても簡単には上に広がらない構造になっているそうだ。
それがあんなに早く広がったのは看板類が媒介したのではないかということだ。
映像で付近のビルを見ると、看板類がいっぱい。
そうであれば、あの種のビルから出火すれば、今後も同じことが起こりうる。
法制度上の取り扱いはわからないが、
利用客の安全のためには規制すべきと思うのだがどうだろう?
参考だが、2017年6月14日に起こった
ロンドンの24階建て「グレンフェルタワー」では4階から出火し、
またたく間に最上階まで広がり、70人余りが亡くなった。
前年に行った外壁改修で用いた外壁保護材に
耐火性能がなかったこと、それが大火になった原因だと言われている。

2 「通路」の適否
次いで、焼けた2棟のビルをつなぐ「通路」の問題だ。
この二つのビルの間には4階付近に「通路」があり、
工事関係者の話では、それが非常口として相互に移動ができるようになっていると「聞いている」ということだ。
なるほど結構なことだと一瞬思う。
しかし、この通路はどんな構造だったのだろう。
ただ単なる通路であれば、下の階から出火したとき、熱気や煙は両方のビルに広がってしまう。
今回の隣のビルへの延焼はまさにそうだ。
専門家の話では、この種の通路には「常時閉鎖」や
出火時の「自動閉鎖」機能を持つ扉が必要だそうで、そのあたりの事情も知りたいところだ。
末筆ながら、亡くなられた消防関係者のご冥福をお祈りいたします。
大阪市消防局の二人が消火活動中に亡くなるという痛ましい結果となった。
連日にわたって報道が続いているが、ぼくにはまだわからない点がある。
1 看板類の適否
ひとつはビル前面に張られた看板類のこと。
ニュースで流された火災の様子では、
1階からの炎が急速に上に広がっていくのがわかる。
耐火構造といわれるビルは、
一般に出火しても簡単には上に広がらない構造になっているそうだ。
それがあんなに早く広がったのは看板類が媒介したのではないかということだ。
映像で付近のビルを見ると、看板類がいっぱい。
そうであれば、あの種のビルから出火すれば、今後も同じことが起こりうる。
法制度上の取り扱いはわからないが、
利用客の安全のためには規制すべきと思うのだがどうだろう?
参考だが、2017年6月14日に起こった
ロンドンの24階建て「グレンフェルタワー」では4階から出火し、
またたく間に最上階まで広がり、70人余りが亡くなった。
前年に行った外壁改修で用いた外壁保護材に
耐火性能がなかったこと、それが大火になった原因だと言われている。

2 「通路」の適否
次いで、焼けた2棟のビルをつなぐ「通路」の問題だ。
この二つのビルの間には4階付近に「通路」があり、
工事関係者の話では、それが非常口として相互に移動ができるようになっていると「聞いている」ということだ。
なるほど結構なことだと一瞬思う。
しかし、この通路はどんな構造だったのだろう。
ただ単なる通路であれば、下の階から出火したとき、熱気や煙は両方のビルに広がってしまう。
今回の隣のビルへの延焼はまさにそうだ。
専門家の話では、この種の通路には「常時閉鎖」や
出火時の「自動閉鎖」機能を持つ扉が必要だそうで、そのあたりの事情も知りたいところだ。
末筆ながら、亡くなられた消防関係者のご冥福をお祈りいたします。